12.11、私の一般質問日でした。
質問項目は次の3つ。
①公共交通
②性暴力防止に向けて(おもに学校・教職員)
③学校における食物アレルギー対応
正直なところ、終わってから、久々にドーンと落ち込んだのですが、「学校における食物アレルギー」について、身近に感じた、当事者の子どもや家族に寄り添っての温かい視点でした、食物アレルギーへはこんなアプローチも必要と、感想やご意見が次々と届き、励まされるとともに、困っておられる方、がんばっていらっしゃる方の多さを改めて感じました。
:::(以後は長くなります)
①公共交通
この11月に岡山市公共交通網形成協議会に示された「バス路線再編計画素案」のポイントや今後の展開について聞きました。期待をしています。
そして、岡山市のこの10年間の交通インフラ事業費のグラフを示しました。緑色が道路建設事業費、青色が道路維持費、赤色が公共交通です。この10年間をみると、公共交通の割合は2%です。
道路建設は必要なものについては進めないといけませんが、右肩上がりです。議会では公共交通にまつわる質問が本当に多く、公共交通にもバランスをもって進めるべきだと問題提起をしました。
高齢社会•地球温暖化防止を考えると、渋滞緩和にあたっては、車を減らすという肝心の視点について再質問に入れる予定でしたが、言い損ねました。
②学校における性暴力防止に向けて
この9月から10月にかけて、岡山市教育委員会は、わいせつ行為を行った3人の教員の処分を行いました。 2022年4月に「教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律」が施行され、一朝一夕には進まないかもしれませんが、取り組みが強まっているはずにもかかわらずです。
この3件の事案を受けて、岡山市教育委員会は、秋から研修に力を入れておられます。また、子どもたちからの相談は学校だけでなく、「岡山市いじめ相談ダイヤル」を用いての相談窓口の体制のあり方を検討しておられます。
ただ、私が研修内容や配布チラシを見たときに、•教員の倫理性を問う割合が高く、もっと性暴力についての研修を深めてほしいこと、•相談窓口の充実をしてほしいことを再質問で問うつもりでしたが、時間不足になりました。時間配分に反省をしています。
③学校給食における食物アレルギー対応
岡山市立小中学校には、4174人の食物アレルギーの子どもたちがいます(2022.5.1)。このなかで、完全弁当が78人、一部弁当が1098人です。
今回は、ご家庭の経済的負担軽減からの質問をしました。
全国をみると、お弁当のご家庭には、学校給食公費負担にあたる部分の経費支援をしている自治体がけっこうあることを知り、検討をしていただきたいです。
また、岡山市は、食材をみて、予め、給食を食べないことを伝えても、連続でないと給食費は保護者負担になります。保護者は、給食費とお弁当材料費と二重に負担をすることになります。
その給食分を配慮している自治体もあり、そのようにと質問をしました。
食物アレルギーの子どもさん、ご家庭の皆さんには、経済的な負担とともに、置き去りにされているのではという精神的な負担もあることを、ご相談を通じて知りました。質問では問題提起にとどまりましたが、献立も含めて、ぜひ、寄り添った対応をしていただきたいと思います。
なお、新学校給食センターでは、卵と牛乳•乳製品の除去食対応となるそうです。