11月議会に先立ち、全員協議会が行われ、高谷市長が政令市移行について「3区」を提案しました。
現在の福祉区ではC区となる吉備・御南について、福祉区を検討した上でA区とする。B区についての区役所は西大寺で、人口の多い東区には区役所分庁舎を置く。C区の区役所は場所が確定するまでは灘崎支所を仮区役所とするとのことです。
政令市調査特別委員会には何の報告もなく発表されました。
福祉区の変更にあたっては条例改正とともに諸手続きが必要ですが、全員協議会の後にもたれた保健福祉委員会では、何の提案もありませんでしたし、当局においても検討がなされていないのではと思われました。福祉区の検討をまず行わねばなりません。また、区役所分庁舎という新しい機能が登場しました。いったいこれはどんな権限のあるものなのか。
そして、大前提として、県からの権限や財源委譲について、協議は「大詰め」段階であるとの言及のみでその内容はまったく明らかになっていません。政令市移行にむけて、その前提となるものがほとんど検討されていない状態で、区割の議論にはならないのではないでしょうか。
この3ヶ月間、足踏み状態が続いています。ビジョンをもって足元から進めないからではないでしょうか。その後、保健福祉委員会がもたれました。課題は山積みです。