岡山市議会は決算特別委員会。2022年度決算の2人以上の各会派からの代表質疑でした。この改選期から始まった仕組みです。(今回、長文)
会派〝みらいえ〟からは、私が行いました。3人以上の会派は20分、2人は14分です。
この後、分科会として、各常任委員会ごとでの審査になります。総務委員会は9.29から、10.2と10.3はすべての委員会でです。
実際に行って、代表質疑では、横断的な審議ができるのがメリットだと思いました。そして、各分科会においての審査ポイントへの学びにもなりました。
でも、分科会では、1人1日20分間という発言時間の制限があり、これでは十分に審議ができないと私は思うので、代表質疑で時間をとるよりは、分科会での十分な審議の方がいいと思います。
なお、決算は、チェックとともに、今後の施策をよりよくしていくものだと考えますが、今後に向けての質疑の仕方が難しかったです。
また、決算特別委員会は委員会であり、議長と監査委員は参加をしておらず、市長は答弁者ではありません。
傍聴に来られた市民の方(私だけでなく、幅広く聴かれました)からは、難しいとのご意見をいただきました。工夫が必要だと感じました。
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私たちからは、大きくには2つ。
新型コロナと物価・光熱費高騰という、2022年度の大きな課題にまつわってです。
①財政的には岡山市は堅調なことを確認。
その上で、
② ✳︎県社協の貸付状況や寄り添いサポーターへの相談件数で、コロナのなかでの生活が厳しい方々がいらっしゃること、
✳︎また、コロナのなかで生まれたり拡充した生活支援事業の成果を確認をし、
今後も継続の必要性を要望しました。
2022年度で言えば、学習事業、居場所づくり、ひとり親家庭等相談支援事業、家計改善支援事業などです。
もう一つは、物価高騰・光熱費高騰のなかで、電気代に注目し、LED化と断熱化を強く要望しました。
①2021年度と2022年度における光熱水費を比較。例えば、公民館では、7,200万円余と約1億2,100万円余。小学校では、約5億9,400万円余と約7億5,800万円余。答弁によると一般会計全体で、25億2,000万円余と32億5,000万円余で、29%アップです。
②国はLED化・断熱化など、脱炭素事業に有利な財源を作っています。それがどこまで活用をされているのかと、事前に調査をすると、LED化の進捗率があまりにも低いので、驚きました。
答弁のなかではその一部ですが、小学校では13%、公民館は全館LED化済みが37館中4館(全館、照明の修繕時には交換)、コミュニティハウスでは新築のときの更新で82館中6館です。
岡山県では計画のなかで2030年度までにすべての県有施設のLED化を行うとしています。岡山市でも計画を立て、期限を決めて、具体的な実行を強く望みました。
蛍光シーリングライトとLEDでは、消費電力が50%減。電球型LDランプでは86%減です。光熱費の大幅減とその分の地球温暖化防止になります。
他にも、✳︎コロナを通しての課題とそれを今後にどう生かすのか、✳︎岡山北斎場の運営状況、✳︎各区のまちづくりにおいて若者との協働など、2022年度の実績を踏まえて、課題や成果、今後への要望を行いました。
正直なところ、決算特別委員会での代表質疑とはなんぞや?と、何を取り上げたらと、悶々と過ごす時間が長かったです。直前の一般質問とあまり被ってもいけませんしね。
お弁当は、夫作の豚ハムと煮卵がメインでした。美味しい。
夜には、〝DV防止サポートシステムをつなぐ会〟での、勉強会。岡山県が作成中の「岡山県困難な問題を抱える女性支援計画策定」についてです。県担当課からお話を伺いました。岡山市ではどうするのか。確認をしたいと思います。