新潟県魚沼市、千葉県白井市で、女性市長が誕生しました。女性なら誰でも……とは言いませんが、女性市長が増えていくことは嬉しいですね。
一方で、来年度、浜松市役所から「男女共同参画課」の文字が消えることになりそうだというニュースも入ってきました。今は、どの政令市にも専属部署があります。行革でユニバーサルデザイン(UD)課と統合し、UD社会推進課に改組するためのようですが、浜松市は女性管理職の登用率が 全国政令市でワースト1という市だそうです。
11月議会の議案にあがっている「岡山市基本構想」においても、男女平等、男女共同参画の項が外れています。
内閣府の男女共同参画白書を読んでいますと……。女性が政治及び経済活動に参加をし意思決定に参加できるかどうかをはかるものとして、ジェンダー・エンパワメント指数があるのですが、近年、世界経済フォーラムが「ジェンダー・ギャップ指数」を出しているのを知りました。GEMは達成レベルではかるので、その国の社会・経済発展度に数値が左右される場合がありますが、ジェンダーギャップ指数は、男女比(格差)をもとに計算されるもので、測定可能な115カ国で出されています。2006年の日本のGEMは42位、ジェンダーギャップ指数は79位。私の一番友人の多い国フィリピンのジェンダーギャップ指数は6位。日本は女性が低く置かれていると言われるのがうなづけます。「男女共同参画」の文字が消えてもいいとは思えません。