2月議会初日でした。
岡山市議会基本条例が可決しました。推進会議で検討された(案)とはかなりかけ離れたものになったので、正直、残念でしかたがありません。
残念…にはいろいろとありますが、何より、「議会報告会」、「請願・陳情者の意見陳述」という言葉がなくなったことです。議会基本条例は、議会・議員のためにではなく、市民目線で、市民自治を進化・深化させるために作るものだと思うのです。
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市長の所信表明がありました。2月議会は、来年度の機構や予算を決める大切な会議です。
機構で嬉しかったのは、政策局事業政策課のなかに「移住・定住支援室」ができたことです。11月議会の宿題になっていたものが形になりました。これまで、避難者への施策等をなげかけても課題によっては検討する部署がないという有り様だったのです。
また、財産管理課に「施設活用マネジメント室」ができました。単なる維持管理業務から、施設情報の収集・一元管理、計画的保全による施設の長寿命化や施設の有効活用への取り組みを進めるところです。2010年9月議会で「公共施設マネジメント」についての質問をしたのですが、答える部署がなく、読谷山副市長が答弁したのを思い出します。
そして、各区役所の総務・地域振興課のなかの係の名前が、「区政企画係」、「地域づくり推進室」と変わりました。昨年度9月議会に、大区役所制にふさわしい区づくりのためへの区役所の役割強化を質問しました。全体としてはまだまだですし、事務分掌もみてみないといけませんが、その方向性を示しているということでしょうか。
また、「生活保護・自立支援課」が、今まで「福祉援護課」内にあったものから課となりました。街路交通課のなかに「自転車先進都市推進室」ができました。集中的に力を注ぐのなら、課にして、より人員も増やしたら市民に分かりやすかったと思います。
局では、「ESD最終年会合準備室」を「局に」、また、新たに「岡山っ子育成局」が保健福祉局からこども・子育て部門を分離独立させ設置されます。幼稚園事務補助執行により「保育園・幼稚園課」が設置されます。教育委員会との権限関係は具体的にどうなるのか。調査していきたいです。
この布製ボールは、2月16日(土)に朴君愛さんがワークショップで使われたものです。触り心地抜群でした。キャッチボールしながら、男の子と女の子の一生をみんなで作っていきます。キャッチボールしながらのためか、自分の口からでてくる言葉・発想が、ありのまんまの私や周りの状況が反映され、ジェンダーにとらわれたものであることがよく分かりました。
機構改革や街づくり。未来にむかって、安心&活発に、そして市民自治が深まるよう、自由闊達に考えたいです。