今朝一番は、山です。私がここかなと思って仕掛けたワナのところには、イノシシやシカは、この一週間、まったくあらわれていないようでした。
他の場所も歩くと、通った足跡は残っていますが、走り(通り道)がズレていたり、ワナの前でとまって避けて行ったり。鼻で掘ったり、ヌタ場でころがっていると私にもよく分かりますが、歩いた足跡は、猟師さんたちにはすぐ見えますが、私にはまだまだわかりません。写真の上の方にある茶色葉っぱの下にあるのが、ひづめの足跡です。40キロくらいだと。
11月議会質問③は、イノシシ対策です。全国的に深刻化・広域化するイノシシ・シカ被害。岡山市でももう一歩踏込んだ施策を来年に展開してほしいと質問をしました。国が持っているメニューを使って、専門担当者・部署を設け、集落ごとのきめ細かな啓発と、里山での調査・指導を行なってほしいと思います。先日の岡山市イノシシ講演会でも、女性や子どもが参画するところで対策が進むと言われていましたもの。
また、岡山市にとっては、「民主主義」の問題だとも思っています。合併地域、岡山市においてはいわゆる周辺部の少数者の深刻な課題を、岡山市全体の課題としてとらえることができるのかどうかということです。
瀬戸町を囲む、赤磐市、和気町、備前市。シカ捕獲補助金はどこもでていますが、ほぼ同じ地理的条件や被害状況だと思われる瀬戸町では、岡山市ですから出ていないのです。合併しなかった方が町民全体で課題が共有でき、施策が進むとあっては困ります。ぜひとも、その地に住む人の課題を全体の課題として受けとめる姿勢(市政)が必要です。
〈参考〉シカ捕獲補助金、7、8月(赤磐市17000円、和気町10000円、備前市14000円)、今の時期(赤磐市2500円、和気町5000円、備前市10000円)。赤磐市の夏の17000円のうちの8000円は国補助で、多くの資料や煩雑な手続きがいるそうです。