岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

虹色通信 2007.01

2007-01-14 | 虹色通信
おにき のぞみ虹色通信  No.5 2007年1月


                   

  目次

 一人ひとりが輝く「虹色」の街
   ◇「参加」と「自治」の街づくり
   ◇バイオマス利用で農山村の再生を
 進めよう!議会改革

   ◆政務調査費の透明化を 
   ◆やはり必要-議会基本条例

 こんなスポット・「さん太ホール」

 のぞみ日誌から

   ■アフリカ写真展
   ■プロボクサーの我が妹
   ■クリスマス会 with 野宿生活者の皆さん


------------------------------------------------------------
一人ひとりが輝く「虹色」の街

 「虹色通信」の名前には、一人ひとりが輝く「虹色」の街づくりをしたいという私の願いがこめられています。時代の変化の中で、人間関係の希薄化やコミュニティの再生が課題となっていますが、私はこの一年間、岡山という地域のなかで、人と人の絆を紡ぐ市民の豊かな活動にたくさん出会いました。これらが未来の社会を切りひらくものだと確信しています。そして、岡山の自然や風土とともに暮らす「地産地消」の街づくりが大切なことを改めて学ぶことができました。

◇「参加」と「自治」の街づくり
 私は、“食と農”を柱に、フィリピン・ネグロス島の人たちと交流し互いに支え合う活動をしていますが、昨年20周年を迎え、ネグロスの人たちと共にその歩みを祝うことができました。活動のなかで学んだことの一つが、村人が健やかな生活を営むためのカギは、村人一人ひとりが、とりわけ女性が自覚的に村づくりに参加することでした。
 また私は最近、近くの京山公民館の取り組みに時に顔を出し、学ぶようになりました。そして、公民館が地域に根ざしたスペースであることに改めて感嘆しています。
 「しょうがいのある子どもの放課後の居場所づくりシンポジウム」は、印象深い企画でした。「地域の友だちと学校にいきたい」、「親も自分の仕事を続けていきたい」という想いを持っていても、幾つものハードルがあるのが現状です。公民館では、「ほっとスペース放課後」で居場所を提供しています。これらの願いが実現する環境作りをすすめなければなりません。
 KEEP(岡山市京山地区ESD環境プロジェクト)という試みも、地域の人たち、とくに小・中学生の積極的な活動等で注目されています。地域づくり・人づくりについて、子どもたちが真剣に考え、提言し、課題解決に向けて取り組む様子に、はじめは驚かされてばかりでしたが、まさに未来に向かって人を育む「持続可能な」活動だと思います。

◇バイオマス利用で農山村の再生を
 合併にともない、岡山市は森林面積が大きく広がりました。ドイツでは、バイオマス利用によって農山村の新しい役割が生まれています。食料だけでなく、地域で電気・エネルギーをも作り出し、「私たちはエネルギー農家だ」と言い切る農民たちがいます。日本の農山村の疲弊には目を覆いたくなるところもありますが、里山再生に向けて、様々な営みが行われています。大胆な発想の転換で農林業を再生し、地域活性化への可能性につながっていければと思っています。
*   *   *
 私たちが住む町を安心して暮らし続けることができるように、智恵と力を合わせていきましょう。


進めよう!議会改革

 「改革派知事」がいっせいに退場しました。分権改革で権限が強化された知事の不祥事は、それをチェックすべき議会のあり方も問うています。しかし残念ながらチェック機能においても政策立案機能にお
いても、現在の地方議会はあまりにも力不足です。
 「地方分権改革推進法」が成立し、分権改革の第二期が始まろうとしています。議会改革を進め、真の二元代表制を実現したいと思います。

◆政務調査費の透明化を
 東京都目黒区で政務調査費の不適切使用が原因で、公明党区議団六人全員が辞職し、自民党の議長も議長職を退きました。
 そもそも政務調査費は議員活動に不可欠な調査・研究を充実させるための費用です。地方自治法と条例に基づいて交付され、収支報告書を出す義務があります。ところが岡山市を含む多くの自治体では領収書の添付義務がありません。岡山市では月13万5千円が交付されています。市長をチェックする議会が自らを透明にせずして、その機能を果たすのは不可能というべきです。領収書添付の義務づけを求めます。

◆やはり必要-議会基本条例
 虹色通信3号で、北海道栗山町で議会基本条例が制定されたことをお伝えしました。続いて三重県議会が県議会としては初めて議会基本条例を定めました。
 目指されているのは議会機能の強化です。そして条例は、知事と議員は県民から直接選挙で選ばれ、独立・対等の立場と強調。知事ら県執行部への監視機能や政策立案機能の強化をうたい、必要に応じて有識者らによる独自の調査機関を設置できるなどとしています。また、議場での質問を原則として一問一答方式で行うことや、政務調査費の証拠書類を公開し透明性を確保するなどの条文も盛り込まれています。
 自治基本条例、そして議会基本条例をつくり、行政の透明度を高めることで、地域の政治文化を変えていきたいと思います。

後編へクリックReadMore



こんなスポット・「さん太ホール」

 昨年8月、市役所筋に山陽新聞社本社ビルが完成しました。20階建の本社高層棟と6階建の低層棟からなり、間には緑に囲まれた「さん太広場」があります。ほどよく和を取り入れたカフェで広場を眺めながらほっと一息。やさしく流れる滝もあり夏の顔も楽しみです。
 低層棟の1階には300人収容の「さん太ホール」があり、この日はピアノの発表会が開かれていました。また、2階にはギャラリーがあり、誰でも借りることができます。地域文化・芸術の発展を願って作られた施設です。「地域に開かれた新聞社」のコンセプトのもと、地域の人が集まる光、水、風を感じる緑豊かなやさしい空間でした。 (M)

のぞみ日誌から

■アフリカ写真展
 「A Day in the Life of Africa」

 アフリカ写真展が、ユニセフ岡山県支部などの主催で、11月17日~26日に岡山市デジタルミュージアムで行われました。世界の著名な100人の写真家によって、アフリカ大陸53カ国で撮影された250点以上の写真は圧巻です。雄大で美しい自然、ゆったりとした中にリズミカルな暮らしの様子。ありのままのアフリカが丸ごと感じられました。自分自身が本物に出会うことが国際理解で最も大切なことですね。

■プロボクサーの我が妹
 チャンピオンに返り咲き


 12月15日の夜、「勝ったよ。TKO」と、電話に妹・猪崎かずみの弾んだ声が届きました。女子プロボクシング・フライ級チャンピオンだったのですが、6月の防衛戦で敗退。ベルト奪還のリターンマッチでした。「ベルトは国際試合に向けてのパスポート」。二人の子どもをもつ優しく逞しいファイティング・マザーから、いつも元気をもらいます。

■クリスマス会
with 野宿生活者の皆さん


 12月19日、南方公園であった野宿生活者(ホームレス)の人たちとのクリスマス会に参加しました。「岡山・野宿生活者を支える会」に賛同して、「岡山ワイズメンズクラブ」が行ったものです。
 キャンドルサービスをしながら「きよしこの夜」を歌い、祈りを捧げました。
 野宿生活者の存在は、格差社会の広がる私たちの課題です。まず、私自身が理解を深めていきたいと思います。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虹色通信 2006.10 

2006-10-25 | 虹色通信
おにき のぞみ虹色通信  No.4 2006年10月 


◇鬼木のぞみ事務所
 岡山市野田5丁目8-11 かつらぎ野田ビル2F 
 TEL 086-242-5244   FAX 086-244-7724

◇「虹色通信」とは…
 “虹”のように多色・多様な生き方が尊重され、一人ひとりが〈輝く〉ことのできる社会を目指して行動を始めました。「いのち・みどり・平和」が大切にされる街づくりをしましょう。


           

  目次

 “地産地消”の街づくり 
 吉備線のLRT化を
 地域の力を育む「防災マップづくり」
 進めよう!議会改革
 教育基本法を読んでみよう
 こんなスポット・献血ルーム「ももたろう」
 のぞみ日誌から


--------------------------------------------------------------------------------

 “地産地消”の街づくり 


「地産地消」という言葉がよく聞かれるようになりました。「岡山でとれたものを岡山で食する」=地元で作られた新鮮でおいしい野菜を安心して食べるだけでなく、岡山の景観、文化、人間のつながり、活力……。「地産地消」は金銭には換えられない尊いものを守り、育んでくれます。
 岡山市では、この10月から郡地区の遊休農地で農家に菜の花を栽培してもらい、収穫した菜種油をリサイクルして農機具の燃料などに活用する「菜の花プロジェクト」が3年計画で始まりました。資源循環型でエネルギーの地産地消。岡山の街でも広げていきたいものです。


吉備線のLRT化を

 国土交通省は2016年までの10年間で、低床で振動や騒音も少なく、加減速に優れた新世代の路面電車・LRT(次世代型路面電車システム)を、全国10都市で整備していく方針です。岡山でも吉備線のLRT化に注目が集まっています。
 今年4月、富山市に開業した富山ライトレールは、JRの赤字ローカル線を譲り受けたものですが、新駅と運転回数を増やすなどで住民も観光客も利用しやすくなり、乗客数はJR時代の倍となっています。
 路面電車と郊外電車をつなぐことや、バスとの連携強化やパークアンドライド(最寄り駅の駐車場に自動車を止め、公共交通機関に乗り換え)によって環境面での改善も期待大ですし、一定地域をLRTと歩行者に開放するトランジットモールによって商店街の活性化も期待できます。軌道部に芝を植えれば、街中にグリーンベルトが広がります。環境にも人にもやさしい街づくりに、LRT化が有効であることは、各国・各都市での取り組みで明らかになっています。
 利用客や沿線の人々、そして県や市の熱意で吉備線LRT化を実現したいものです。


地域の力を育む「防災マップづくり」

 私は先日、阪神大震災で、女性が男性より1,000人多く死亡し、過酷な環境の中で震災後に1,000人亡くなったことを聞いて愕然としました。男女の賃金格差(住居環境など)や、被災後の避難所などの運営やケアに女性の参画が少なかったことが原因と言われています。日常の街づくりに、まだまだ弱い立場(と言われる人々の)視点・参画が不足しています。
 「防災マップづくり」が広がっています。地域の様々な人が参加して、実際に地域を調査して進めるもので、その過程で地域や街づくりの課題が浮き彫りになります。
 「安全・安心なまちづくり」が重要な課題となっていますが、子どもも含め地域に住む人が力を育む取り組みは、「地産地消」に通じるものがあるのではないでしょうか。



後編へクリック

進めよう!議会改革
●やっと実現か-選挙公報

 来春の岡山市議会議員選挙から選挙公報が発行される見通しです。岡山市は中核市の中で最後尾を走っていましたが、ようやく発行されるようです。
 候補者の政治信条や政策を知らせる、選挙における最低限の情報提供が始まることになります。政策で選ぶ-自治分権時代にふさわしい選挙にしたいですね。

●少し前進-費用弁償見直し

 議員報酬とは別に、議会に出るたびに「費用弁償」(交通費)が支払われています。実費とかけ離れた支給額、また正副議長が公用車を使っても支給されるなど問題がありました。全廃とはなりませんでしたが、2500円の減額、公用車の場合は支給無しとなりました。また領収書提出義務のない政務調査費など、まだまだ議会改革には多くの課題があります(備前市では9月議会で、政務調査費に領収書添付を義務づけ、費用弁償を廃止)。新しい時代の新しい議会へ、さらに改革を。


教育基本法を読んでみよう

 教育基本法改正を最重要課題としてかかげる安倍政権が誕生しました。それにあわせるかのように岡山市議会でもこれまで継続審査になっていた教育基本法早期改正を求める陳情・請願が保守系会派と公明党の賛成で採択されてしまいました。
 「われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。…」
 この前文で始まる教育基本法を、変更せねばならない理由が、私には分かりません。公を後景に、個人を前面に出す基本法の理念は、戦争へと国民を駆り立てた反省に基づいたものでした。個人の尊厳、つまりは「子どもの権利」を根本に置いたところに、戦後教育の大きな転換があったはずです。改悪し、「愛国心」を盛り込むことには反対です。
 教育基本法はわずか11条、1500字にも満たない短いものです。先ず、じっくりと読んでみましょう。



こんなスポット・献血ルーム「ももたろう」

 お買い物ついでにちょっとのぞいてみませんか?
今回は表町の献血ルーム「ももたろう」です。
 明るい声に迎えられ受付をします。8月から献血手帳がカードになり、日本中どこへ行っても簡単に手続きができるようになりました。2005年度国庫補助事業によるリースのタッチパネルでの問診も簡単です。
 2階へ上がると笑顔の素敵な看護師さんに迎えられ献血開始です。今回は成分献血で約45分でしたが、TVを見たり読書をしたりと居心地良く過ごしました。県北から雪の中を来てくれる方もいますとのこと。夕方には高校生の姿もよく見かけます。
 朝10時からで火曜日がお休み。骨髄バンクへの登録も受け付けてくれます。(M)



のぞみ日誌から

■岡山大豆倶楽部
   枝豆収穫祭
 10月1日(日)、岡山大豆倶楽部(エコウェーブおかやま内)の枝豆収穫祭に参加。国産大豆を普及させたいと、6月に総社市清音に畑を借りて大豆を植え、4回の草取りを経ての収穫祭です。甘くて美味しい枝豆でした。 味噌・醤油・豆腐……毎日お世話になっている大豆ですが、自給率は4%。70%強がアメリカ産で、遺伝子組み換え作物の心配もあります。大豆の収穫と味噌造りが楽しみです。


■JDS(財・日本ダウン症協会)
 「ダウン症児の理解と育児」学習会
 9月13日(水)、川崎医療福祉大学でのJDS学習会に参加しました。講師は、ダウン症の医療にご尽力の黒木良和教授(小児科医)。ダウン症の正しい理解や、どのように我が子を受けとめるのかなど、豊富な経験に基づいて話をされ、初めてダウン症児を出産したカップルをケアする仕組みづくりについても提唱されました。


■女子プロボクシングファイト  がんばれ、女たち
 10月1日(日)、岡山オレンジホールで、フジワラボクシングジム主催の女子プロボクシングファイトがありました。試合は、日本ミニフライ級タイトル戦をメインに6試合。私は横浜在住の妹(猪崎かずみ)が女子プロボクサーということもあり、親近感をもって観戦しました。地元のチャンピオン池山直選手が見事に防衛。鍛えられた体力・技術・精神力の闘いは圧巻でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虹色通信 2006.8

2006-08-17 | 虹色通信
おにき のぞみ虹色通信  No.3 2006年8月 前編

  目次

 ◇ 人と自然にやさしい街づくり
 ◇ 変えよう!岡山市議会 市民の広場に
 ◇ こんなスポット・岡山県立図書館
 ◇ のぞみ日誌から

           



◇ 人と自然にやさしい街づくり   

 「モッタイナイ」という言葉の大切さを、改めて教えてくれたマータイさん(ノーベル平和賞受賞者)。「新幹線新駅や巨大ダムなどの公共事業に膨大な税金をつぎこむのは、“もったいない”。琵琶湖の環境を守ろう」がキャッチフレーズになり、この7月に滋賀県では、嘉田由紀子さんが草の根選挙で知事となりました。財政難でカネがないと言いながら巨大開発に税金を使うことに、有権者がNO!の声をあげたのです。「もったいない」という言葉には、人と自然が調和する「生活の知恵」が感じられます。
 
   菜の花パワーで
   地域を元気に 世界を平和に


 5月に高松市で「第6回全国菜の花サミット」が開かれました。サミット会場の電気、移動のバス・電車は、風力発電と廃食油を精製したバイオ・ディーゼル燃料(BDF)という自然エネルギー。ヨーロッパでは、菜の花畑は「黄色い油田」と呼ばれていますが、菜の花は、資源植物=エネルギーとなるのです。ちなみに、日本の食糧自給率は40%、油は2%、菜種油は0.02%です。地球温暖化が叫ばれるなか、菜の花パワーには、農業を活性化し、エネルギーを地産地消する社会に変えていくためのヒントがあります。食糧・エネルギー自給率100%の国は、他国を攻めない平和の証となります。
 会場は、市民団体・行政・企業など全国各地からの800人の参加者で熱気にあふれ、裾野の広がりを実感しました。岡山県内でも各地で取り組みが始まっています。
 岡山国体を前に、昨年、岡山県総合グラウンド(いずみ町)付近では自転車道が整備されました。ドイツを訪問したとき、電車に自転車専用車両があるのに驚きましたが、自転車王国オランダを訪問した友人は自転車道を歩いていると、「そこは駄目よ」と注意されて、びっくりしたそうです。地形の面からも、岡山は自転車利用に適しています。自転車道を整備した特色ある、そして環境にやさしい街づくりができるのではないでしょうか。

   税金の使い方
   まず、セーフティネットを


 岡山県議会で2月に成立した「単県医療費公費負担制度の見直し」予算により、高齢者や重度心身障害者、ひとり親家族などへの医療費負担が増すことになりました。これに対して倉敷市では、独自に助成を行いますが、岡山市では行われません。高齢者は重くなった住民税に悲鳴をあげ、障害者自立支援法は障害者の暮らしを直撃しています。
 未来に向かって安心して暮らしていくため、岡山市でもセーフティネットの検討が重要です。「もったいない」の知恵をうまく活用していきたいものです。


◇ 変えよう!岡山市議会 市民の広場に

   画期的な「議会基本条例」   

 北海道の栗山町議会は、議会の責務などを定めた議会基本条例を制定しました。各地で議会改革が進められていますが、議会改革の視点を取り込んだ形で、基本条例を設けるのは全国でも初めてです。
 条例は前文で、地方分権時代を迎えて、自治体事務の立案、決定、執行、評価における「論点、争点を発見、公開することは討論の広場である議会の第一の使命である」と宣言。そしてこの条例の目的を「分権と自治の時代にふさわしい、町民に身近な政府としての議会及び議員の活動の活性化と充実のために必要な、議会運営の基本事項を定め…持続的で豊かなまちづくり」を進めることとしています。
 具体的には、傍聴者に審議資料を提供するなど町民の傍聴意欲を高めること、議会の情報公開、町民への説明責任、さらに町民の議会参加が大きな柱です。そして質疑応答を一問一答方式で行うなど争点を明確にすること、議員相互間の自由な討議を重視することを通して、町政の課題の明確化と政策提案の拡大が目指されています。
 議会は市民の広場である…その宣言が議会の新しい姿を示しています。

   岡山市議会の情報公開を  

 岡山市議会は本会議も委員会ももちろん公開されていますが、平日の昼間傍聴にいくことはなかなか出来ません。インターネット中継も導入されていいはずです。そして何より、「議会だより」の改革が必要です。今の「議会だより」では、議会質問した議員名が書かれていないため、誰がどんな発言をしたのかまったく分かりません。また議案に対してどういう態度を取ったのかも書かれておらず「非公開」です。
 市民が選んだ議員がどんな発言をし、議案への賛否はどうだったのかという基本的な情報をまず公開してもらいたいと思います。議会に期待される役割の一つは執行部に対するチェック機能です。同時に議会は市民からのチェックを受けるということを忘れてはなりません。
 そして分権時代に果たすべき議会の役割は政策提案です。民意を顕在化させるフォーラムとしての機能、そして討議(熟議)を通して市政の方向性を示していくことが求められています。
 新しい時代の新しい議会へ、岡山市議会を〈市民の広場〉に変えていきましょう。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする