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ピーチジョン presents 押尾の薬物パニック

2009-08-09 21:39:50 | ニュース
FM横浜の番組に、"リンダのHappy Panic"という番組がある。毎週土曜19時から1時間放送の番組で、ピーチジョンがスポンサーとなっている。この番組のナビゲーターはピーチジョンでアタログなどのアートディレクターをしている、リンダという女性だ。番組の内容はゲストを呼んでのトークを中心に、音楽をかけたりリスナーからのメッセージを紹介したりしている。リンダさんはおそらく40代くらいで、自分のお姉さん世代っぽいので、語り口は落ち着きがあり、音楽にもそこそこ詳しいと見え、選曲も今どきのヒット曲というより彼女なりのセンスが感じられる構成になっている。

ピーチジョン提供の番組だからといって若い女性たちがキャピキャピしているような感じではない。まあ、ゲストによってはキャピキャピしてしまって自分にとっては聞くに堪えない回もあるにはあるのだが。ゲストに呼ばれるのは、彼女の仕事などの交友関係で縁のある人が多いようだ。ちなみに、第1回目のゲストは吉川ひなのであった。

もちろん自分は男性であって、女性の下着メーカーであるピーチジョンというブランドにはなーんのシンパシーもないが、リンダさんの話にはそれなりに大きな仕事に携わっている女性の信念や視点・知性といったものを感じて興味深い事もあるし、"Happy Panic"というコンセプトがおもしろいと思って、聞ける環境にあれば土曜のこの時間のラジオのチューニングを合わせて番組を聞いている。"Happy Panic"とは聞き慣れない言葉だが、パニックに陥るくらい嬉しい事がある状態、のことと思ってもらえればいいだろう。

さて、押尾容疑者の薬物事件があって、一緒にいた女性が裸で死んでたという六本木の部屋は、ピーチジョンの社長のものであったことがわかり、さて、8日の土曜放送の番組にどんな影響があるのか、、 不謹慎かもしれないが興味があったのだ。

実際聞いてみて、いつもと変わらず普通であった。
ま、ピーチジョン自体はこの事件とは関係がないと発表はしてるので(実は少しカンケーあるんですよ~なんて言えるわけないし)、特別な措置を今の時点でとることなどないのでね、予想通りと言えば予想通りだったのだが。

番組途中にはいつも通り、社長が自ら語るCMも普通に流れていた。「裸の恋がしたいなら、下着はいつもピーチジョン」ってね。
それが、自分のマンションで下着もろくにつけていない女性の死体がころがっていたのだから、何というオチであることか。押尾容疑者か誰かと、裸の恋はしてたのかもしれないけどね。。

さて、薬物絡みの事件というと昨夜出頭・逮捕されたのりピーであるが、昨夜のサンミュージックの社長のコメント発表のときには、自分もそれだけかよ?と思ったのは確かだが、なんでしょう、あのマスコミの記者たちのヒステリックな詰め寄りようといったら?

「なんで、社長は出てこないんですかっ」
「社長はどこにいるんですかっ」
「社長の会見はいつですかっ」

わかりますがね、事務所の社長からいろいろ言葉を引き出したいってのは。サン・ミュージックはその翌日に会見を開くことにはなったけどしかし、そうしたら押尾事件に関して、マスコミはエイベックスやピーチジョンの社長の会見をここまで要求したっけ? 社長自らの言葉を引き出す取材はしてるんだっけ? こっちは人が一人死んでるんだぜ?

まあ、このへんの態度の違いは芸能人としての格の違いと言えばそこまでだろうけど。のりピーの場合はその前に失踪していて身の安全が心配される状況だったっことはあるし。それに、こう言っちゃ亡くなった女性には申し訳ないが、ホステス一人の命や、パッとしない俳優兼ミュージシャンの押尾なんかより、のりピーのほうが視聴率が稼げるもんねえ。

世間の目がのりピーのほうにより向けられるのはある程度仕方がないとして、それによって押尾の事件の追求がトーンダウンしてしまっては困る。実際、今のところでは報道にさかれる割合は圧倒的にのりピーのほうが大きいようだ。が、押尾の人となりを追ったところでおもしろくもなんともないのはわかるが、人が一人死んでるのだ。それに、関与者もいろいろと多そうだから、押尾というトカゲの尻尾だけ切って済ましてもらいたくはないのである。

酒井容疑者の入手ルートは?(読売新聞) - goo ニュース