ギリシャ神話「パンドラの箱」のお話はご存じでしょうか。
プロメテウスから教えられた火によって生活が向上するにつれ、
傲慢になり神々を敬うことがなくなった人間を懲らしめるために、
最高神ゼウスはある計略を思いつきます。
人間に災いのもととなる女性を送り込むのです。
その女性がパンドラ。
パンドラは、プロメテウスの弟・エピメテウスのところへ嫁ぐ際に
神々からたくさんの贈り物をもらいます。そのひとつに、例の箱がありました。
その箱は決して開けてはならない、そう言いつけられていましたが、
見るなと言われると余計に見たくなるものです。
ついにパンドラは好奇心に屈し、箱を開けてしまいました。
すると、人間にとっての様々な災いが・・ 悪意とか嫉妬とか・・ が、
箱から飛び出し、人間界に広がってしまいました。
驚いたパンドラは必死に箱を閉めようとします。
そして、最後に箱に残ったもの・・それが「希望」でした。
以上がおおよそ一般的に知られているストーリーかと思いますが、
ちょっと考えるとこれ、変ですよね。
だって箱から飛び出した様々な厄災が人間界に広まったのに、
箱に「希望」が残ったままなら、この世に「希望」があるわけないですから。
（え、それで正しいじゃないか、ですって？）
ですから、こんな解釈の仕方があります。
箱に残っていたのは、やはり厄災の一つ、「未来を知る力」であった、と。
「未来を知る力」が広まれば、やがて自分に降りかかる災難を知ってしまう、と。
それが箱に残ることにより、それを知らずに人間は希望を持っていける、と。
こちらのほうが辻褄が合うと思うのですが、いかがでしょうか。
そんなカンジで、知らないほうが幸せでいられる、ってなことが何かとあるものです。
友達や恋人のこと・・ 親戚のこと・・ 仕事のこと・・ 政治や外交のこと・・・
ウィキリークスは企業や国家の内部告発をソースにその情報公開をしています。
その行動については賛否ありますけれども。
これが許されるのかどうかということについては、いろんな意見があるでしょう。
不当な機密の調達かもしれません。
ところが例えば大マスコミをはじめとした既存メディアで言うところの
「スクープ」とか「すっぱ抜き」などと彼らの行動は大した違いがないようにも思いますし。
そういった意味では報道の自由のもとに、保証されるべき行為かもしれません。
一方で公開される情報によっては、それが過度な緊張あるいは誤解を招き、
企業の大きな損失、あるいは国家間の衝突のような、
不幸なことを起こしかねない結果に繋がるかもしれないわけです。
ですから、どの情報を公開するのかしないのかについては、
ウィキリークス側の良心と理性にかかっているとも言えます。
う～ん、そんなことで、ウィキリークスの功罪については、
自分ではまとまった見解ができず、書くことができないのが歯がゆいところです。
権力側は報道機関を操ることによって情報をコントロールすることができますから、
そういった枠組みを超えて活動するウィキリークスのことは煙たいに決まってます。
特に、自分たちに都合の悪いことまで公開されるとわかってしまったのですからね。
それまでは、アメリカなんか、グーグルが中国で制裁されていたときには、
インターネットを規制するな！なんて言ってたくせに、
自分たちのこととなると明らかに逆の行動に出てるのですから。
早速、各国政府がよってたかって圧力をかけて、ウィキリークスの活動と関係ない、
女性への暴行容疑で創設者のアサンジ氏を逮捕しましたが、
場合によっては氏の暗殺だって考えていたとしてもおかしくありません。
しかし、いったんパンドラの箱が開いてしまったからには、元には戻らないのです。
権力側は自分たちだけの情報は、一般大衆に与える必要はないと考えています。
今ではそれが行き過ぎ、マスコミとその報道内容がコントロールされることにより、
知る権利が損われているとの不満を大衆が持っていてもおかしくありません。
そりゃ、国益のためということもあるでしょう。
そうした姿勢は、ゼウスが人間に火は必要ではないとしたことともだぶって見えます。
アサンジ氏は人間に火を与えたプロメテウスなのでしょうか。
プロメテウスはその後ゼウスによって、人間に火を教えた罪で山に磔にされ、
毎日ハゲタカから肝臓をついばまれるという罰を受けることになります。
そんなプロメテウスも、ゼウスにまつわるある秘密を握っていたため、
後にその秘密と引き替えに罰から解放されることになるのですけども。
また、ハゲタカを射落とした、ヘラクレスという仲間も得ていたんですよね。
さて、ウィキリークスの場合はどうなりますか。。
プロメテウスから教えられた火によって生活が向上するにつれ、
傲慢になり神々を敬うことがなくなった人間を懲らしめるために、
最高神ゼウスはある計略を思いつきます。
人間に災いのもととなる女性を送り込むのです。
その女性がパンドラ。
パンドラは、プロメテウスの弟・エピメテウスのところへ嫁ぐ際に
神々からたくさんの贈り物をもらいます。そのひとつに、例の箱がありました。
その箱は決して開けてはならない、そう言いつけられていましたが、
見るなと言われると余計に見たくなるものです。
ついにパンドラは好奇心に屈し、箱を開けてしまいました。
すると、人間にとっての様々な災いが・・ 悪意とか嫉妬とか・・ が、
箱から飛び出し、人間界に広がってしまいました。
驚いたパンドラは必死に箱を閉めようとします。
そして、最後に箱に残ったもの・・それが「希望」でした。
以上がおおよそ一般的に知られているストーリーかと思いますが、
ちょっと考えるとこれ、変ですよね。
だって箱から飛び出した様々な厄災が人間界に広まったのに、
箱に「希望」が残ったままなら、この世に「希望」があるわけないですから。
（え、それで正しいじゃないか、ですって？）
ですから、こんな解釈の仕方があります。
箱に残っていたのは、やはり厄災の一つ、「未来を知る力」であった、と。
「未来を知る力」が広まれば、やがて自分に降りかかる災難を知ってしまう、と。
それが箱に残ることにより、それを知らずに人間は希望を持っていける、と。
こちらのほうが辻褄が合うと思うのですが、いかがでしょうか。
そんなカンジで、知らないほうが幸せでいられる、ってなことが何かとあるものです。
友達や恋人のこと・・ 親戚のこと・・ 仕事のこと・・ 政治や外交のこと・・・
ウィキリークスは企業や国家の内部告発をソースにその情報公開をしています。
その行動については賛否ありますけれども。
これが許されるのかどうかということについては、いろんな意見があるでしょう。
不当な機密の調達かもしれません。
ところが例えば大マスコミをはじめとした既存メディアで言うところの
「スクープ」とか「すっぱ抜き」などと彼らの行動は大した違いがないようにも思いますし。
そういった意味では報道の自由のもとに、保証されるべき行為かもしれません。
一方で公開される情報によっては、それが過度な緊張あるいは誤解を招き、
企業の大きな損失、あるいは国家間の衝突のような、
不幸なことを起こしかねない結果に繋がるかもしれないわけです。
ですから、どの情報を公開するのかしないのかについては、
ウィキリークス側の良心と理性にかかっているとも言えます。
う～ん、そんなことで、ウィキリークスの功罪については、
自分ではまとまった見解ができず、書くことができないのが歯がゆいところです。
権力側は報道機関を操ることによって情報をコントロールすることができますから、
そういった枠組みを超えて活動するウィキリークスのことは煙たいに決まってます。
特に、自分たちに都合の悪いことまで公開されるとわかってしまったのですからね。
それまでは、アメリカなんか、グーグルが中国で制裁されていたときには、
インターネットを規制するな！なんて言ってたくせに、
自分たちのこととなると明らかに逆の行動に出てるのですから。
早速、各国政府がよってたかって圧力をかけて、ウィキリークスの活動と関係ない、
女性への暴行容疑で創設者のアサンジ氏を逮捕しましたが、
場合によっては氏の暗殺だって考えていたとしてもおかしくありません。
しかし、いったんパンドラの箱が開いてしまったからには、元には戻らないのです。
権力側は自分たちだけの情報は、一般大衆に与える必要はないと考えています。
今ではそれが行き過ぎ、マスコミとその報道内容がコントロールされることにより、
知る権利が損われているとの不満を大衆が持っていてもおかしくありません。
そりゃ、国益のためということもあるでしょう。
そうした姿勢は、ゼウスが人間に火は必要ではないとしたことともだぶって見えます。
アサンジ氏は人間に火を与えたプロメテウスなのでしょうか。
プロメテウスはその後ゼウスによって、人間に火を教えた罪で山に磔にされ、
毎日ハゲタカから肝臓をついばまれるという罰を受けることになります。
そんなプロメテウスも、ゼウスにまつわるある秘密を握っていたため、
後にその秘密と引き替えに罰から解放されることになるのですけども。
また、ハゲタカを射落とした、ヘラクレスという仲間も得ていたんですよね。
さて、ウィキリークスの場合はどうなりますか。。
