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昨日の「アベよ~アベアベ」の続き

2014-12-02 22:29:06 | ニュース
テレビ東京の50周年にあたり、特番で「永遠の0」が放映されるそうです。


 テレビ東京 開局50周年特別企画 ドラマスペシャル


こういう企画って、原作者の百田センセーが経営委員を務める、
NHKでやりゃいいんじゃね?

とも思うんですけど、テレ東がやりたい、書籍や映画のヒットにあやかりたい、
そう言うのであれば別に構いませんけども。

まぁ日本経団連新聞グループですからね。
ここで戦争美化に一役かって自民党を応援しよう!
ってことなのかとツッコミを入れたくもなるものですが。


さて昨日1日は流行語大賞の発表がありましてね。
「集団的自衛権」と「ダメよ~ダメダメ」が大賞となったのですが。


 流行語大賞に「集団的自衛権」「ダメよ~ダメダメ」

 (前略)
 この日東京都内で開かれた表彰式に受賞者が出席。
 日本エレキテル連合は、大ブレークしたコントにならって
 「今年だけじゃなく来年以降も使い続けてくれなくちゃ……」
 「ダメよ~ダメダメ」と、コントさながらのやりとりで会場を沸かせた。

 「集団的自衛権」は対象者が受賞を辞退。
 主催者は「受賞を打診した対象者は公表しない」としているが、
 選考委員を務めた「現代用語の基礎知識」の清水均編集長は、
 「昨年トップ10入りした『アベノミクス』でも辞退されたあの方の顔を
 拝見することができなかったのが心残り」とあいさつ。

 選考委員のジャーナリスト、鳥越俊太郎さんは
 「特定秘密保護法から始まってアベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働も、
 国民が反対しているにもかかわらず政府は少しずつ推し進めた。
 それに対して国民の気持ちを最もよく表すのが『ダメよ~ダメダメ』」と総括した。
 (後略)


ほほう。

選考委員の鳥越氏によると、「ダメよ~ダメダメ」の大賞受賞は、
今の政権への「ダメ」出しだたとのことですね。

なるほど、こうしたアワードにもやはり時代や政治への
もの申したい精神があったってことなんですかね。


それにしても、「集団的自衛権」についても、なんと受賞者がいたらしいですが、
いや、そりゃいるのでしょうけど、出席を辞退したとのことですね。

しかも、昨年の「アベノミクス」でも辞退した人、とのことなんですが、
いったい誰が受賞者だったのですかねえ。どきどき。


さて今日2日、衆院選の告示がされ、選挙戦が本格的に始まったのでありますが。

それに先立ち、アベちゃん政権がテレビ局に恫喝まがいの
報道に関する要望書を出していたのは既に知られておりますが。

その要点とは以下のようでして。


 1. 出演者の発言回数や時間を公平にする
 2.ゲスト出演者の選定についても中立公平を期すこと
 3.テーマについても特定の出演者への意見が集中しないよう公正を期すこと
 4.街角インタビューなどの映像で偏った意見にならないよう公正を期すこと


まぁねえ、公正中立な報道を求めるとして、
要望の内容的には当たり前のこととも言えますが。


んで、2日の日本経団連新聞なんかを見てみますと、
1日の党首討論を特集したページはこんなカンジです。


 


おやあ?

各党が掲載されているものの、扱いが平等ではないですね?
明らかに自民党のスペースが大きいですね?
特に、自民党と社民党とを比べたら、どうですか、扱いの違いたるや?

これは、テレビ局に政治的に公正中立な報道にしろと要望を出した
アベちゃん政権としては、日経に文句を言うべきところじゃないのですかね。


まぁ、政党支持率や議席数などを勘案したら、こうした扱いで公正だ!
むしろ野党が得じゃんか!なんて言い分も考えられはしますけどね。

でも、公正中立な報道を、って観点からすれば如何なものでしょうね。


そんな日経も、社会面で菅原文太氏の訃報を取り上げています。


 菅原文太さんが死去 俳優、「仁義なき戦い」

 映画「仁義なき戦い」「トラック野郎」シリーズなどの豪快で型破りな
 演技で知られる、俳優の菅原文太さんが11月28日午前3時、
 肝不全のため東京都内の病院で死去した。81歳だった。
 告別式は近親者のみで行った。喪主は妻、文子さん。
 晩年は農業に取り組み、新しい生き方を示した。

 宮城県出身。早稲田大中退後、ファッションモデルなどを経て1958年に
 「白線秘密地帯」で本格的に俳優としてデビューした。

 73年から続いた深作欣二監督の人気シリーズ「仁義なき戦い」では、
 戦後の混乱期を生き抜く広島やくざを荒々しい演技で好演。
 俳優としての魅力を開花させ、一躍トップスターとなった。

 75年からの「トラック野郎」シリーズでは一転して喜劇的な役回りを熱演。
 ネオンで飾られた派手な長距離トラックを運転して繰り広げる人情劇が受け、
 10回続くヒット作に。2つのシリーズが菅原さんの人気を不動のものにした。

 NHK大河ドラマ「獅子の時代」に主演。「徳川慶喜」「利家とまつ」でも
 個性的な役を演じた。このほか、宮崎駿監督のアニメ「千と千尋の神隠し」に
 釜爺(かまじい)の声で出演した。

 98年に岐阜県に移住し、野菜作りを始めた。
 2007年にぼうこうがんを発症したが、治療で回復。
 その後、山梨県に拠点を移し、農業生産法人を立ち上げて代表に就任。
 同県が農業の担い手を呼び込むために設けた「農業協力隊」のコーディネーターも務めた。

 「農業の基本は土を愛し、土と格闘すること」と話し、
 農薬や化学肥料に頼らない自然農法を志向。
 生産した野菜は市場や高級レストランなどに出荷した。
 講演会などでは里山の自然の大切さなどを訴えていた。


ん~でも、ほぼ映画人としての紹介だけですかねえ。

夫人の言葉の引用において、戦争反対については紹介していましたけれども、
政治の無力さ、国の右傾化、特定秘密保護法や沖縄の基地問題への批判など、
近年の社会的言動・行動には触れずじまいでしたね。

ま、日経ですからね。

そうした菅原氏の社会的メッセージのどれもがアベちゃん政権に
反する類いのものと言えますからね、ここはスルーしませんとね。