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アベよ~アベアベ

2014-12-01 21:41:06 | ニュース
流行語大賞が「ダメよ~ダメダメ」と「集団的自衛権」に決まったそうで。
世の中の流行に疎い自分は、「ダメよ~ダメダメ」とか知らなかったのですけども。

だって、ほとんどテレビは見ませんし。
周りでそのフレーズを使っている人がいた記憶も特にありません。
ま、自分が知らないから気づかなかったからかもしれませんが。

そんなことで、「ダメよ~ダメダメ」がどう面白いのか、
その流行った背景などわからないのですけど。

どうなんでしょうね、世の中的にダメと言いづらい空気になってるんでしょうか。
その裏返しで、こうした言葉を借りてダメと意思表示してるのでしょうかね。

なるほど、そういう風に考えていくと流行語ってのはただ流行った、
ってのじゃなく、やはり何か時代の心を映しているのかもしれませんね。


さて、さっきNHKのニュースウォッチ9を見ていたのですが、
この流行語大賞のニュースで、「ダメよ~ダメダメ」のことは
やたら時間を割いて紹介していましたが、もう一つの流行語大賞である、
「集団的自衛権」についてはほぼスルーでしたね。

たまたまそういうニュース企画だったのか、それとも、
選挙を控えた時期で集団的自衛権に触れたくなかったのでしょうか。

アベちゃん自民としては、アベノミクス(笑)や消費税のこと以外は、
選挙の争点にしたくなさげですもんね。

アベちゃん応援のNHKとしては、アベちゃんに不利に働きそうな
集団的自衛権とか特定秘密保護法とか、取り上げたくないでしょうからねえ。


ひょっとして流行語大賞を主宰する自由国民社は、
衆院解散・選挙のタイミングであることを踏まえ、
選挙の際に国民からほったらかしにされないよう、
これも争点にすべきことだと注目を喚起するよう、
集団的自衛権を大賞に選んだ、そんな意図があったりしないでしょうか。
どうでしょうか。

だってですよ、確かによく報道された言葉ではあるものの、
集団的自衛権なんて目新しい言葉でもないですし、
流行語に選ばれることでさえ如何なものか?ってカンジなワケですよ本来なら。

それが大賞にまで選ばれるというのは、
何らかの意思があったからではないのでしょうか。


なんといっても、アベちゃん政権はテレビ局に対して
報道について注文をつけるという、要は報道機関に圧力をかけているとのことで。

文書にされたその内容は、公正な報道をしろとかいう、
まぁそりゃそうだよね、ってなことらしいのですが、
当然の要求と言えば当然と言える中身なんでしょうけど、
政権がそんな注文をつけたら恫喝に等しいでしょ。

わかってるなお前ら?と言いたいのでしょう。
そして、その路線から踏み外したらアサヒる新聞のように攻撃されるぞと、
そう言って圧力をかけているのでは、あーりませんか。


で、この件については圧力をかけられているメディアもほとんど報道しない体たらく。
アベちゃんに右倣え、「アベよ~アベアベ」なワケですよ。

ペンって剣より強いのじゃないでしたっけ?

そんなことですから、集団的自衛権を話題に取り上げてもらうべく、
流行語大賞の場を利用して、こうした意思表示がなされたのでしょうか。


アベちゃんは今回の衆院解散をアベノミクス(笑)解散と称し、
消費税10%増税を延期することについて国民の信を問うというのですが、
同時に将来的には景気条項を廃し、そのときどんな経済状況であっても
10%への消費税増税を必ず行うということでもありますので、

つまり、消費税増税延期について信を問うというよりも、
景気いかんに関わらず必ず消費税増税が行われる、
少なくともそのことについてどうなのかということを、
国民は投票の際に考えないといけないワケです。

それにプラス、集団的自衛権だったり特定秘密保護法だったりTPPだったり、
今の政権の横暴をどう評価するか、考えないといけないワケです。


NHKのニュースウォッチ9は流行語大賞のニュースで「ダメよ~ダメダメ」を
取り上げる一方、「集団的自衛権」は華麗にスルーしましたが、

テレビアサヒるの報道ステーションでは俳優の菅原文太氏の訃報に絡め、
今の政治に対する憂慮や、国の右傾化、特定秘密保護法への批判など、
菅原氏が発した社会的なメッセージについて触れていました。

大マスコミが嫌いな自分でも、この報道姿勢ならまだ評価できると思いますね。

報道ステーションと言えば以前はくだらない番組と思っていましたが、
311以降はやっぱりちょっと変わったのでしょうかね。