即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

老人の逆襲

2007年11月12日 00時36分55秒 | 雑感
先日書いた記事の続きです。
作家の嵐山光三郎さんの話。

今、書こうとしてる小説の内容を話してくれました。

とっても面白いんですが、
出版社からそれは止めた方がいいのでは、と言われ、暗礁に乗り上げているとのこと。

それが、「老人の逆襲」という小説。

今、不要なものとして切り捨てられている老人世代。

すっかり世代交代になり、汚い、臭い、と邪魔にされている。

ただ、若けりゃいい、若さが正義、とまるで勘違いしている。

団塊の世代と言えば、つべこべ言うだけで、実行力が伴わない。

世代の戦いだ。

60歳以上の世代は、まだまだ元気で体力も十分。

やろうと思えばなんでもできる。

若い世代に代わってやれば、絶対にそれ以上のことができる。

そういう老人パワーを終結し、クーデターを起こす。

溜まり溜まった怒りを全部吐き出す。

《戦車に乗ったジーちゃんバーちゃんが、若者の町渋谷を急襲。
パワフルに機関銃を乱射して制圧してしまう。》
という小説。

最高に気持ちいい。

その映像を想像するだけで、おかしくなってしまう。

嵐山さんのニヤリとした顔を思い出してしまいます。

道路でしゃがんでんじゃねーよ、
携帯の画面ばかり見て歩いてるんじゃねーよ。

何が、おしゃれなフレンチだ、
何が、イベリコ豚だ、
ざけんじゃねーよ。

『早く昔に戻りたい。』
と言う嵐山さんです。
コメント
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