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即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

納豆問題

2007年01月28日 13時02分51秒 | メディア
今回のことの発端は、「納豆ダイエット」に関して疑問を持った『週刊朝日』が質問状を関西テレビに送ったところから始まったとのことです。
疑問を持ったことからの大スクープ。

週刊朝日編集長登場、見てください。
その顛末、裏話がポッドキャスティング配信されてます。

記者が、なんで疑問を持ったか、そして、どのようにその疑問を解き明かすために行動したか、具体的にわかってとっても面白いです。
そして、関西テレビのいい加減さが、さらに浮き彫りにされます。

ダイエット関連の取材をしょっちゅうしている、神田記者。
納豆がダイエットに効くって、本当にそうかな、と単純な疑問を持ち、各方面に調査したら、怪しい部分が続出。
関西テレビに質問状送付。
事実に基づいたことで、問題なし、との回答。

そして、取材は続き、アメリカのデータや教授のことも調べたけど、インチキが判明。
さらに判明したことを質問したら、調査中、とか、あいまいな返事。
ノラリクラリ。
何か調べる毎に、また疑問が大きくなり、また質問、電話。
そして、何度も核心に迫る質問が来て、もうやばくなったのでしょう。
記者からの電話に『これから会見をします。』ガチャン!

なんですって。

頭来たので、『いきなりガチャン!はないでしょう、広報対応どうなってるのか?』
と文句言ったら、
『こっちだって大変なんだから。』
って逆切れ!されたとのこと。

ほんの3、4日の取材で、全部バレバレになるような捏造。
でっちあげにしても、あまりのレベルの低さ。

あきれちゃいます。
これほどまでにいい加減で、めちゃくちゃなんですね。

でも、ここまでわかると、今までの回で取り上げたことも全部でっち上げ、大げさ、演出過多、じゃないか、って思えちゃう。
いや、あるある以外の他の番組も、似たりよったり、じゃないか、って。

今回のことで絶対に言えること。

今回が初めてではない!!

何度も今のテレビ番組のこと制作スタッフのこと、書いたけど、根本的に考え直した方がいいですね。

まず、ゴールデンの番組は、視聴率の呪縛っていうのがある。
視聴率を取るにはどうしたらいいか、って発想で番組の企画が始まる。

でも、深夜番組は、自分が作りたい番組を作れる、作っていられる、ってことがある。
それで、面白い番組ができる。

今の『トリビアの泉』もそうだし、ずいぶん深夜の番組がゴールデンに格上げされている。またそうなると駄目になっていくんだけど、そもそもの、やりたいことやろうよ、って発想の深夜番組は、マニアックではあるけど、面白いものが多かった。

昔やってた、カノッサの屈辱、好きだった。
忘れちゃったけど、その他にも結構面白い番組、ありましたよね。

つまり、スポンサーの意向、局の編成の意向など無視して、
自分が見たい番組、自分が絶対に面白いと思う番組
作ってくださいね、制作マンの方々。
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お詫び放送・こういうの最近よくあるある

2007年01月21日 21時12分47秒 | メディア
今やってました。

なんでですかね、こんなにたくさん捏造箇所。

一つだったら、まっいいか、ってこともあるけど、

一つの番組内で、これだけいっぱいあるとなると、

やけくそ?

やる気なし?

どうでもいい?

これじゃあ、どうやっても、バレるでしょ?

バレて当たり前じゃないの?

早晩バレるってこと、なんでわかんないのかな。

そこがわかんない。

本当の現場の一握りの人だけなのか、もっと上までが絡んでるのか、そこも重要。

極端だけど、テレビで言ってること、いや、マスコミからの情報、もう何も信じられないね。

じゃあ、何が信じられるかって?

周りの人、信じられる人の意見・情報、
そうブログも含めて、どんどん集合知の時代になりますね。
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マスコミの横暴

2007年01月16日 23時10分51秒 | メディア
先日、テレビ局の相互浸透、という記事を書きました。

『制作現場の質も落ちていると思いません?』

と、その時のコメントでスタジオおじさんも指摘しています。

最近のテレビ局って本当にいいかげんって思えちゃう。
丸投げでアウトソーシングしてるので、いわゆる下請けの制作会社が、ほとんどの番組を作っている。
そういうところのスタッフって、もちろんちゃんとした人もいるのだけど、かなりの確率で、いい加減で仕事できない奴が多い、という実感。

それに加えて、なんであんなに偉そう、というか、無神経、というか、モラルがないのか、って思えちゃう。

お前ら、TV出たいだろ、じゃあ、言うとおりにやって、みたいなタカビーな感じがする。

そんな体験談を二つ。

1.
某マイナースポーツの協会の広報業務のお手伝いをしています。
もちろんボランティアで。

過去、何度も取材依頼が来て、対応した時の話。

取材場所のスポーツクラブのコートをお願いして、押さえて、そして、出演してもらうトッププレーヤーにも無理に時間を取ってもらって、約束の取材の時間に待っていたら、取材クルー、いつになっても現れない。

1時間半後、やっときたら、かなりの若造のディレクター、大したお詫びのコメントもなく、前の取材で時間かかっちゃって、、、ってなもんで、早速開始。
段取りもいい加減で、こちらでこの方がいいんじゃないですか、っていうと、はい、じゃ、それで、って。
何も考えてない。
こんなんでいい番組できるの?

そして、こちらが頭下げてお願いしたスポーツクラブやトッププレーヤーに何かお礼的なことがしたいわけだけど、予算ないってことで、却下。
それだったら、もう少し、感謝しろよ!その姿勢を見せろよ!

さらに、もうひとつの違うエピソード。

同じように、全日本チャンピオンを取材したいという依頼が番組制作会社より。

ちょうど彼は、アメリカプロツアーに参戦のスケジュールが決まっていたのだけど、なかなかいい番組だったので、それをキャンセルしてまで、時間の都合つけてもらって、直接会ってもらった。
若いディレクターが、それほど事前の下調べもなくやってきて、このスポーツの醍醐味とか収録時の段取りなどを打ち合わせした。
そして、2,3日したら、他のスポーツを取り上げることになったので、今回の話は無かったことに、と、お詫びの電話。
自分の企画が通らなかった、って。
プロツアーをキャンセルしたのは、どうしてくれるわけ?
すみませんの一言で、おしまいなわけ?

ということで、広報担当の僕の顔も丸潰れ。

2.
次に以前記事書いた、銀座のベトナム料理店「ラ・スコール」のベトナムおじさんの話。

何度かTVにも雑誌にも取り上げられて、やはりそれなりに反響もあり、取材依頼もひっきりなし。

そして、ここのところ何度もあったそうだけど、電話などでやりとりして、、約束の●日○時に取材準備して待っていると、キャンセル。

それが、二度や三度じゃなかったらしく、さすがのベトナムおじさんも、怒り心頭。

本当に勘違いしてるような、決してプロとは言えないような、というより人間としてどうなのか、って思えるような、若い制作スタッフたち。

企画や準備に時間と手間をかけること、を知らない。

時間も予算も誠意もないので、イージーに事務的に作っているのが丸見え。

愛情を込めて、いい番組を作りたいという、強い思いや情熱はないのか。
自分の作った作品を、できるだけ多くの人に、ぜひ見てほしいというロマンはないのか。

基本はすべて人材。
こんな三流の制作現場の人ばかりでは、いい番組など、できるわけはない。
そういう人や会社に丸投げして、番組を作っているTV局は、これでいいと思っているのか。
逆に言うと、そう思っているからこそ、こんなスタッフしか育たなくなってしまったのかも。

まあ、さっきの環境の話に比べたら、些細なことなんだけど、この流れも止まらないんだろうか?
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テレビ局の相互浸透

2007年01月10日 23時16分22秒 | メディア
何度も書いてるけど、地上波のTVって、本当にこれでいいのかって話題。

民放は、すべて、視聴率ありきってことで動いている。
局によっての個性もほとんどない。

年末年始とか特にだけど、何でもかんでも同じようなお笑いとか、バラエティの人たちが出てきて、わあわあ仲間内で騒いでいるような番組のオンパレード(死語かな、この言葉)。

スポーツの取り上げ方も同じ。
大したコメントもできないような、タレントが出て、賑やかしをして、アナウンサーもワイワイ騒いで盛り上げて、ガンバレニッポン、とか、真央ちゃんすごい、と持ち上げるだけ持ち上げて、みたいな作りの番組だらけ。

それから、各局が使っている視聴率稼ぎのせこい手法は、いろいろあるけど、
まず、いいところで、CMになる。
CM明けは、前の部分をまた繰り返してから、いいところになる。
(繰り返すの無駄じゃないの?)
それから、しゃべっているのに、大きな文字の同じテロップが出る。
事前に囲い込みたいので、●時54分から始まる番組、なんてせこいことをする。
温泉やグルメのレポート番組も、こぞってやってるし。
こんなプロっぽくない仕立ての番組なんて、僕だってできるよ、って言いたくなるのがいっぱい。

以前はそうでもなかったようにも思うけど、今は何でもかんでも同じ。

田坂さんの言う相互浸透なんでしょうか?

教育の問題も含めて、視聴率による弊害、すごくたくさん挙がってます。

最近のニュース。
ジリ貧と言われていたTBSが、昨年の年間視聴率で、躍進。
ゴールデンで3位→2位。プライム4位→2位。全日3位→2位。
原動力はスポーツ、格闘技、ですって。
亀田兄弟の持ち上げ方、騒ぎ方、そして、バレーボールとか、ですね。
(ちなみに三冠王はフジテレビ。)

要は、スポンサーがついて、高く売れて、儲かればいい。
いい加減、儲かる番組というのでない、視聴率狙いの番組でない、いい番組を作って欲しい。
まあ視聴者はいろいろいるわけで、いい番組というのは難しいけど、それは最大公約数とか、そういうことじゃないと思う。

それは、番組作りの姿勢、ポリシーということか。

うちの局はこういう番組を作りたい、こういうポリシーで行きたい、ということ。

つまり、短絡的に言えば、一年中バラエティばかりやる局があってもいいし、報道にばかり力を入れる局があってもいいし、ここがうちの売り物ってところを作って欲しい。
報道とドラマのTBSなんて、昔言われていましたよね?

例えば、スポーツは、このような視点でこういう番組を作りたいってことで、同じサッカーでも他局と全然違うように見せて欲しい、選ばせて欲しい。

企業が、株主の目を気にしすぎていて、思い切ったことができにくい世の中になっているのと同じように、TVも視聴率という、悪魔の呪縛のせいで、面白い質の良い番組が少ない。

NHKですら、紅白が何%行くかどうか、なんて言ってるので、そういう呪縛があるような気もするが、民放よりはまだましであろう。不祥事なんか起こしてる場合じゃないし、NHKスペシャル、とか、当時のプロジェクトXとか、一般企業ではないことを生かして、視聴率関係なく、がんばってほしいものです。

企業は利益を出すことが一番。
所詮はサラリーマン社長なので、スポンサーの目、株主の目、がある。
本当はもっとこうしたい、こうできれば、というのが、TOPも現場もあると思うのだけど、うまくいくかどうかわからないし、自信がないから、決断できない。

そして、弱気になって、他局でやってちょっとよかった手は二番煎じでも拝借する。
ちまちま同じように縮こまっていく。

いっそのこと、MBOでもして、株主の目を気にしないで、思い切った改革をやったらどうかとも思う。
株主は昔のように、その企業を応援してくれるという目的で株を買ってくれている人ばかりならいいけど、昨今のように、自分の儲けのために株を買っている人たちの目なんか、企業は気にする必要はないと思うし。

信じたことをやってください。
周りの目を気にしないで。
本当に作りたい番組、作ってください。
TVマンになりたいって、子供の頃思ったのは、あんな番組作りたい、あんな番組作りに関われたら、ってことだったでしょ?
今までにはないけど、こういう番組なら、自分は見たいし、見たい人が絶対にいるはず、って感じで作ってください。

なんてえらそうに、書いてるけど、最近テレビ、ほとんど見てないものねえ。
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