NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

夢 ~何になりたいか、ではなく~

2009年11月13日 22時33分37秒 | 子ども
今年国立大学へ進学した生徒が遊びに来てくれました。
高校生の頃まで持っていた夢が変わったということで
話を聞いていました。

当時、お母さんからは
「そんなにあまい世界じゃないよ」
「それでは将来やっていけないと思う」

と、現実を聞かされていた彼なのですが
大学へ行って1人暮らしなどを体験していくうちに
世の中の厳しさ、みたいなものを
感じるようになったみたいで、、、

『高校の頃に母親が言っていた意味がやっとわかりました。』

と、笑って話してくれました。

そんなもんなんですよね。
枠の中にいるうちは、外の意見は聞こえません。
卒業して初めて母親の意見を受け入れられるのですね。


子どもたちは高校生と言えど
生まれてからたかが10数年しかまだ経っていません。
自分の枠の中でしか考えることが出来ませんから
将来の夢を持つことは至難の業だと思います。

ましてやその夢を親が反対しようものなら
それこそ強情になり、益々盲目になり
横道に逸れていってしまいます。



だからこそ、達成できそうにない夢を持っていたとしても
それを糧にがんばれるのなら僕は全力で応援したいと
思っています。


彼は今、なりたいもの、やりたいことが何なのか
わからないそうです。
将来何をしたいのか、これからゆっくり考える!
と言っていました。

僕は「何になりたいのか」を考えるのではなく
「どのようになりたいのか」を考えると良いよ!
とアドバイスしました。(~賢者の書より~)