NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

やり方を教える

2007年07月13日 09時59分51秒 | 学習塾経営
サマースクールが始まるが、生徒1人1人、そのニーズはちがう。
高校入試を目的とする人もいればそうでない人もいる。
この地域の場合、僕は入試よりも高校に入ってからの事に重点を置いて考えている。

うちのサマースクールを受講して卒業していった高校生に話を聞いていると
「自分で勉強しなくちゃいけないのがよくわかる」と言ってくれる。

高校生の中には定期試験前になると必ず塾の自習スペースを使って6時間ほど
勉強しに来る生徒がいる。
彼ら、彼女らの根底には中学の時に身につけた勉強方法がある。
自分でやってわからないところを教わる。また、学校や塾で受けた授業を
何度も復習しないとテストでできるようにはならない。
ということを知っている。

全く当たり前のことのように見えるが、意外と出来ない子が多い。
効率よく、相当量の問題を与え、わかりやすく説明することは
塾として当然の事ではあるが、学習塾に依存しきってしまっている生徒は
必ず頭打ちする。学習塾を卒業したら成績が急降下、なんて事にもなる。
僕はそれだけでは学習塾としての存在意義は無いと思っている。



お腹を空かせた我が子に、魚を釣ってやる親と、魚の釣り方を教える親がいる。
前者はすぐに空腹を満たせるが、いつまでも親離れができない。
後者の場合、最初はなかなかうまくはいかないが
やがて自力で食欲に対応することができるようになる。

何かの本に書いてあった、お気に入りの言葉の1つだ。