NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

教えること 定着させること

2007年04月05日 22時42分06秒 | 学習塾経営
春休み期間中、連日、新年度のお問い合わせをいただいている
(ありがとうございます)。
うちの場合、学習塾と言っても先生が主役ではなく、生徒1人1人が主役になっている。
本人たちが進まなくては先に行けないし、過酷と言えば過酷なのかもしれない。

でも僕は本当に伸びる学習方法がここにあると思っている。
知らないことを知るのは本来すごく楽しいことであるはずなのに
子どもたちを見ているとそんな感じが全くない。
これ以上、新しい事なんて知りたくないよ!といった雰囲気だ。

僕も経験があるのでその気持ちはよく分かる。
それを否定しようとも思わない。
なら、どうやって定着させればよいのか?
たとえベテランの授業がうまい講師の指導でも一方通行の授業では残念ながら定着しない。

春休みの期間中、今度中2になる生徒の数学を見ていて
「証明しなさい」の問いにかなり手こずっていたので、粘り強く何度も書くことを指導した。
最初はすごく書くのを拒んでいた(よくわからないから仕方ないが)が、
今日見てみると、何とスラスラ解いている!

思わず「おっ!すごいやん!やれてる、やれてる。完ぺきやん!」と大きな声を
出してしまった。(笑)
その子も気分が良くなったようで、その後の問題もスラスラ解いていた。

教える(定着させる)こととはこういう事だと再認識。
我々スタッフも子どもたちからこうやって、自信とやる気をもらっている。
「教育は共育(共に育つ)」だ。