むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

9月1日 町田 プレイハウス

2017年09月29日 23時40分23秒 | 舞台日記
1ヶ月遅れの更新になってる。
すっかり蝉の声も鳴き止み、金木犀が薫りだした。・・秋です。
実は今年の7月からCAROのアルバム発売に向けてのレコーディングが始まったのだが。
エンジニア付けずにモッキーと2人だけで作業を進めているものだから、色々とやる事が多い。
今回スタジオでの録りのナビゲートをモッキーが務めてくれて、あたしはその録った音たちをお家のパソコンでミックスする作業に追われている。
そのミックス作業というのが大変なんだけど非常に楽しくて。
一旦ミックスした曲をiPodに入れて持ち歩きながら聴いてると「あ。ここの音、もうちょっと右に寄ってた方が良さそう!」「ん。。ここの音なんかタイミングずれてるなぁ。お家帰ったら真っ直ぐに修正してあげよう!」とか。とめどなく作業が増えてゆくのです。終わりがない。。
なので最近 夜に用事がない場合は、お家に戻って真っ先にパソコンの前に座り 黙々と夜中までミックス作業繰り返している始末です。
あたしは子供の頃からそうだった。何かに夢中になると朝から晩まで狂ったようにそれを続ける。例えばプラモデルに夢中だった頃、休みの日になると部屋に閉じ籠ってご飯も食べずに一心不乱に塗料を塗りたくった。シンナー中毒になってしまうのではないか?と親に心配かけてしまった。ごめんなさい。

というわけで。
1ヶ月前の事となってしまったが、9月1日は町田プレイハウスにてらいむらいとでした。
お越しくださいました皆さまどうもありがとう。
前回の舞台で夏に終わりを告げたはずの我々でしたが、未練たらしく 冒頭に夏のうた3曲立て続けに演奏しました。
あたしは 結局この日も半ズボン穿いて夏を名残惜しんだ。

1. 八月の濡れた街
2. サマータイムブルー
3. この世の果て
4. 訣別
5. 不眠症の羊
6. 希望の花
7. 夜明けのうた


プレイハウスは毎度出演者の皆さんと楽屋でわいわいとりとめもないお話させてもらえて心が和む。
広々と明るくて 非常に清潔感ある楽屋なので会話も弾むのかもしれません。
本番においても この日最後までとても気持ちよく演奏させていただいた。
プレイハウス。いつもお世話になってます。どうもありがとう。

このところ我々、町田や本八幡 都心から少し離れたライブハウスへも積極的に出演してる。
9月でとうとう15年目を迎えたらいむらいとですが。今後今まで以上に色んな場所へ演奏しに行って、より多くのひとにらいむらいとの事知ってもらいたいなぁ・・と思っています。
実際あとどれだけやれるかわかんないけど!!
でもここにきて新しい曲がぽつぽつと産まれつつあるので、もう少し枯れずにいてくれるのかなぁ と、未知なる希望を持って。15年目、がんばります。
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8月28日 荻窪 クラブドクター

2017年09月21日 23時08分41秒 | 舞台日記
8月最後の舞台は28日 荻窪にてらいむらいとだった。
我々なりの物悲しい夏の終わりの旋律を奏でました。
最後まで聴いてくだすった皆さんどうもありがとう。

確か去年この時期、賀句さんのお店ソウルキッチンでの井上陽水トリビュートイベントに出演したのを憶えてます。お誕生日が8月30日なのだ。
あたしは陽水の 夏の終わりの何とも言えぬ寂しさや、狂ったように暑い夏のけだるさをうたった曲がとても好きで。「夏まつり」や「かんかん照り」を弾き語りしたのだった。
一般的には80年代の玉置浩二とのデュエット曲「夏の終わりのハーモニー」、90年代に映画の主題歌として大ヒットした「少年時代」等が 陽水の夏の曲と言えば。という捉え方をされてると思うが。
勿論それらの曲も郷愁感漂っていたり切なさが表現されていたりしてとても素晴らしいのだが。
しかし、あたしはポリドールレコードからデビューした頃の 喪失感、倦怠感、更には狂気をも感じさせるような陽水の夏の曲が好き。
装飾された豪華なバックサウンドを極力抑えた 基本アコースティックギター1本で淡々と演奏する楽曲というのも、あたしの感性に刺さってくるところなのかもしれません。
今回「夏まつり」を3人で演奏したのだが。始まりと終わり部分にどうしても ちんちりりん・・ちんちりりん・・といった風鈴のような音を入れたくって。
本番直前 みっちゃんに無理言って、それを表現するような鐘を買ってきてもらい。本番、その鐘で尚一層この曲に何とも言えぬ寂しさを注入しました。
堀野くんのベースも寂しく悲しい音を奏でてくれました。
というわけで 陽水の「夏まつり」を挟んだクラブドクターでの演奏会をもって我々の夏は終わりを告げたのでした。


1. 八月の濡れた街
2. あ・り・き・た・り
3. 訣別
4. 夏まつり(井上陽水)
5. 自己嫌悪
6. 不眠症の羊
7. 挽歌
8. 希望の花
9. 堕落を憐れむ唄



久し振りの共演者ELKさんは 今回ウッドベースを加えたユニットでの出演だった。
この編成初めて拝見させていただきましたが、弾き語りの時とはまた違った音の幅や奥深さが出ていて良かった!!
しかしELKさんの唄は いつも聴く側と同じ目線の位置で語りかけてくるので、やさしさや力強さが胸にすっと入り込んでくる。
揺るぎないELKさんの言葉とメロディーが存在するから、どんな楽器編成であっても伝わってくる部分というのは変わらない。
凄いなぁ。。。素晴らしい。
あたしも、例え弾き語りであってもみっちゃんと2人の一騎討ちであっても。らいむらいとの曲を奏でれば 何ら変わらぬ揺るぎない言葉とメロディーを皆に届ける事ができるようになりたい。
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8月13日 東高円寺 U.F.O.クラブ

2017年09月15日 11時57分47秒 | 舞台日記
9月も半ばとなった。
最後の力を振り絞って蝉がまだ鳴いてます。夏の余韻がまだそこかしこに残ってる。
1ヶ月も前の事となったが、今年のお盆はU.F.O.クラブのアングラカーニバルへの参加だった。
お集りくださいました皆さまどうもありがとう。

アングラカーニバルというイベント、前にも1度参加させていただいたのだが。
様々なアングラという解釈の表現があるものだなぁと毎回考えさせられる。
アングラ音楽。元々は京都の大学生だった加藤和彦、北山修らのフォーククルセダーズというグループが卒業解散記念?にと作ったレコードの中の1曲「帰って来たヨッパライ」が大ヒットし。
今までに聴いた事ないような 実験的なアレンジを繰り返すその曲が、「これぞあんぐらフォークの決定版!」みたいに騒がれ・・その辺りからアングラ演劇、アングラ映画、アングラ族、アングラ喫茶等、日本の所謂アングラブームがじわじわと浸透していったみたい。
アンダーグラウンドの略だから、既存する音楽と一線を画すものといった意味で「帰って来たヨッパライ」をそういう風に例えたのでしょうね。

我々、アングラをテーマにした楽団という強い志しを持っているわけではないのだけど。
高度経済成長末期の独特の日本文化に得も言われぬ魅力を感じてるところはやはり大いにあって。
この日。お店の鈴木さん、YASUがDJで流してくれた あの時代の素晴らしい音楽と共に、真っ赤にペイントされたU.F.O.クラブの妖しい地下空間でアングラカーニバルを楽しんだ。



1. この世の果て
2. 愛の亡霊
3. 愛の花園
4. 13階の女(あんぜんバンド)
5. ひとつだけ
6. 希望の花
7. 夜明けのうた
8. 不眠症の羊


2日前の本八幡での淡いブルーの照明とは対照的な、ゆらゆらと蠢く真っ赤なライトの中で我々らしく演奏しました。

それともうひとつ。
お盆である8月14日という日は、あたしの中で現代における素晴らしいアングラフォーク楽団として認識している へどらのめ の唄い手 二丁目ゴールドさんの命日。
らいむらいと結成後間もなくして知り合い、2007年の8月14日に他界してしまったので とても短いお付き合いだったが。
今でもその素晴らしい音楽とパフォーマンスは くっきりとあたしの頭と胸にこびりついている。
毎年このお盆の時期は、二丁目さんに話しかけながら舞台に上がる。
生前よくカバーされていた 13階の女 を心込めて演奏しました。


2007年5月 最後にご一緒させていただいた手刀の楽屋での写真。
あれからもう10年になるんですね。
らいむらいと、相変わらず続けてますよ。
また新しい曲ができたら 聴いてください。
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8月11日 本八幡 ルート14

2017年09月03日 11時44分26秒 | 舞台日記
8月の11日。多くの皆さんにとって今年のお盆休みの始まりであったろうこの日、我々 山には登らず(11日って最近定められた山の日という祝日なんですってね)
いくつかの川を越え本八幡まで行ってきた。
お会いした皆さまどうもありがとう。

この日、我々含め5組の出演者で作り上げるイベントだったのですが。
最後までエレキギターの使用が一切ない、暗黙の アコースティックな表現による場となりました。
ですが。
数ヶ月前ソウルキッチンのお別れパーティにおいて弾き語りでご一緒させていただいた雨本ふみさん。
モッキーからお噂を伺っていた 鍵盤を叩きながら唄い上げる扇愛奈さん。この日はドラムと一騎討ちという編成でした。
女性ならではのとてつもない独自のオリジナリティと、男性に負ける事のないとてつもないスケール感のあるお二方で。素晴らしかった。
しみったれたアコースティックイベントという雰囲気がまったくしなかった。
楽屋においても皆さん 屈託のないからりとした人柄で、こちらも楽しく会話させていただきました。
それから。
あたしにとってはもう10代の頃からテレビや雑誌で幾度となく拝見していて 憧れのひとであるKoREDSさん、中村義人さん。
まさに80年代後半からいままで現役で活躍されているお二方。
そんなお二方がこの日同じ舞台に上がるというのは。言うなれば 夏休み東映まんがまつりでマジンガーZとデビルマンが同じスクリーンで闘ってるといったようなもんで。
そんな方々とこの日ご一緒させていただくのをとても楽しみにしていた。
アコースティックギター1本抱え舞台に立つ。その瞬間からやはり説得力があって、力強い言葉が胸に響いた。流石でした。素晴らしかった。
しみったれたアコースティックイベントという雰囲気がまったくしなかった。

我々は らいむらいと らしく夏のけだるさを表現しようと思った。

1. 八月の濡れた街
2. あ・り・き・た・り
3. 泥濘
4. ひとつだけ
5. 不眠症の羊
6. 希望の花







ブルーの照明が 八月の濡れた街 によく合っていた。
この曲、この季節によく演奏するのですが。
20代の時に村上龍の「限りなく透明に近いブルー」を読んで衝撃を受け。そんな・・ぐちょぐちょに荒廃してゆく儚い若者の青春を自分なりに表現した曲なんです。
タイトルは石川セリの曲から拝借してますが。あぁ。。でも藤田敏八監督の「八月の濡れた砂」も好きな映画です。
「限りなく透明に近いブルー」に感銘を受けて作った曲。といった注釈をお店の方に伝えたわけではないのだけど。なんか、照明がそんな雰囲気で嬉しかった。

この日もとてもよい1日となった。
素敵な共演者の皆さんと本八幡という場所で素敵なひとときを過ごし。
山へは登らなかったけど。相変わらずけだるい らいむらいと であったけど。
爽快な気分で家路へと辿り着きました。
どうもありがとう。
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