12月の始めに北海道へ、弾き語りの演奏旅行してきた。そして、東京に戻ってから暫くして あたくし風邪をこじらせてしまった。12月13日、山田晃士さんとのイベント「白い毒」番外編 中目黒にて無事終えたのだが。どうやら晃士さんも北海道から戻って体調を崩されたようで、2人いつになくハスキーな唄声での舞台となった。あたくし その後も何度か舞台に立つ機会あったのだが、声帯を傷めてしまっている時なりの唄い方というのを現在習得しつつあります。友部正人やSIONのような嗄れた声に憧れを抱いている自分というのが昔から存在するので、もう暫くはこの声で 精一杯唄ってみようと思っています。ご心配おかけしてしまっている皆さん 本当にごめんなさい。
9月以降の舞台日記書きます。
◎9月17日 くじら号
2023年9月5日「らいむらいと 20周年記念リサイタル」を延期する決断をし、その後 毎週に亘る発声練習 灯りちゃんに付き合ってもらった。コロナ感染してから1ヶ月が経ち 何とか声が出てくれるようになってきたので、予定していた9月の「くじGIG」とにかく参加してみようと思い至った。この日の共演者であるサリーちゃんDevilさんから「体調どう？決して無理しないようにね！」と ご心配の連絡を前以ていただいており、当日ぎりぎりまで参加するか否か思い悩んだのだが。堀野くんからも前日「どうです？いけそうですか？」とLINEありました。皆、やさしい。。結果、この日 無事大久保で唄えた事 自分と致しましては今ほっと胸を撫で下ろすような気持ちでいます。
前回 Devilさんサリーちゃんとくじら号でご一緒させていただいた時、終演後ジュリーの話で盛り上がり「次回はジュリーナイトだね！！」という雰囲気になっていた。幸い沢田研二のうたのキー 自分には若干低いといった部分あるので、現場復帰としてジュリーの曲を唄うというのは わりと好都合だったのかもしれません。無論、今回あたくし 大好きなジュリーの曲メインでお送りしました。
1. 時の過ぎゆくままに
2. 君をのせて
3. あなただけでいい
4. 追憶
5. 赤い青春
6. ママリンゴの唄
それでもやはり 追憶 の最後のサビは綺麗に声出てくれなかった。唯一自分の曲である 赤い青春 も、最後のサビは声枯れ果ててしまっていた。しかし この夜 精一杯唄えた事、本当に本当に嬉しかった。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。
サリーちゃんは コバルトの季節の中で を熱唱。Devilさんは なんとこの日ジュリーの曲オンリーという選曲でお届けして下さいました。恋のバッド・チューニング、酒場でDABADA、最高だった！！
当然の如く 最後のセッションもジュリーに決まってる。危険なふたり、おまえがパラダイス、そして もはや全国民が振り付け憶えてしまっていると言っていいであろう 勝手にしやがれ を。会場の皆さんと一緒に大合唱して 楽しい時間はあっという間に過ぎてゆくのだった。
コロナ感染後 現場復帰が此処くじら号で良かったと、いま改めてそう思っています。よい意味で、気負いする事無く リラックスしてマイクの前に立つ事できたような気がするから。くじら号は自分にとって 何かほっと安心するような場であるんだろうなぁ。どうもありがとう。
◎10月5日 La.mama
続いて10月5日 La.mamaにて らいむらいとだった。
前回 弾き語りやってみて まだまだ唄う事への不安は残っていたし、この時期 バンドでの表現となると 益々不安は募る一方だった。事前にリハーサルを2時間設けたのだが、納得ゆく唄い方というのを掴みきれず。しかし 20周年記念リサイタルの振替日のお知らせが9月5日から丁度1ヶ月経った10月5日、この日にアナウンスできる事となり。もう、それだけで自分のモチベーションは上がり「ご迷惑をおかけしてしまった皆さん 申し訳ありません。10月5日此処La.mamaの舞台から、来年3月5日の20周年記念リサイタルに向けて また前を向いて進んでゆきます！！」といった気持ちになるのだった。
1. えれじい
2. なにもない
3. 散り際
4. この世の果て
5. 赤い青春
6. 唇かみしめて
実際、今迄どおり らいむらいとの表現をこの夜できたのかどうかわかりません。でも。観に来てくれていた灯りちゃん「声2ヶ所くらいひっくり返ってたけど（笑）全然気になんなかったよ！」と言ってくれたし、応援に駆け付けて下すった外丸さんのお姿も拝見できてとても嬉しい気持ちになり、結果 自分的には何とか納得ゆく舞台となりました。お付き合い下さいました皆さん、配信ご覧になった皆さん どうもありがとう。そして何より今回のイベント、大好きなバンド THE MONOLITH主催というのが自分にとって非常に心強かった。共演のメルティースマイルと共に 気心知れた大勢の仲間とご一緒できた時間は、自分を安堵するような気持ちと奮い立たせてくれるような気持ちにさせてくれた。
2023年10月5日「ここからだ。。ここからまた前に進んでゆこう。。」と、自分に言い聞かせる夜になりました。「GLITTERS OF THE NIGHT」参加できてよかった。どうもありがとう。
◎10月7日 the cave KOBE
La.mamaから1日置いて、今度は神戸三宮へと出向き 山本直樹くんとのイベントにあたくし参加してきました。この日は昼、夜2公演という事で入り時間が早く、結構早い時間帯の新幹線に乗り込んだのだが。優雅に缶ビール飲みながら西へと向かう感じが とても心地よかった。三宮は、以前 嶋田さんのエゴタルツアーにおいてセンタープラザ地下にある 洋酒喫茶どん底 であたし毎年お世話になっていた。今回、久し振りに神戸の地に降り立つと 何だか懐かしい気持ちになりました。エゴタルツアーも コロナ以降開催が見送られていたのだ。
初めて出演させていただくthe cave。ビートルズも活動初期に出演したというイギリス リヴァプールのThe Cavern Clubをモチーフにして作られており、ビートルズマニアであるマスターの拘りを随所に感じさせてくれる とても素敵なお店でした。それからこの日、エゴタルツアーにおいていつも機材搬入搬出、物販でお世話になっていた関根さんが ふらっと応援に駆け付けて下さいました。嶋田さん灯りちゃんとの夏の関西ツアー以来 およそ3ヶ月振りの再会が嬉しかった。リハーサル終え 少し時間があったので、Naoくん関根さんと3人で 近くの喫茶店でとても美味しい珈琲をいただきました。
1. えれじい
2. ひとつだけ
3. 白い夜
4. 自己嫌悪
5. 八月の濡れた街
6. 赤い青春
今年4月の終わりに六本木でNaoくんと開催した「さみしいよる」。今回 続編「さみしい昼下がり」を神戸三宮で行うというのは、それだけで もうわくわくした気持ちだった。
わくわくした気持ち何とか抑えながら、先ずは あたくしがさみしいうたを幾つかお届けいたしました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。
Naoくんの心籠った演奏を堪能し、その後2人で 朝日樓、帰らざる日々、灰色の瞳、赤色エレジー等をセッションしました。三宮での昼下がり とても素敵なお店で これらのさみしい曲をお届けするというのは、自分たちにとっても非常に贅沢な時間だった。
昼公演が無事終了し 夜の部まで再び少し時間ができたので、Naoくんと近くの居酒屋さんで日本酒をいただきました。2人「ええ気分やなぁ」と言いながらほろ酔い気分でお店に戻り、夜公演「さみしい夜にレコードを」開催される事となりました。
神戸出身のシンガーと言えばこの人かな。と、先ずはアン・ルイスの グッバイ・マイ・ラブ を皆で聴きました。続けて同じく神戸出身の井上堯之の 一人 とか、同じく神戸出身である大村憲司が在籍した赤い鳥の「祈り」というアルバムかけたりしました。西宮出身の村上"ポンタ”秀一もこの頃 赤い鳥に在籍していたんです。三宮で聴く 赤い鳥、とてもよかった。それから、西宮出身 小坂明子の あなた とか。あなた は元々GAROの大ファンである彼女が「本人たちに唄ってもらえたら逢う事ができるかもしれない」という一心で作り上げた曲というエピソードがあります。マークさんから その当時のお話伺ったりもしたんですよ、あたし。そして、神戸ではないが 関西出身の大好きなフォークグループと言えばこの方たち！とアリスのアルバム流したりもしました。この日Naoくんと 帰らざる日々 演奏したし、アリスやっぱり最高やなぁ！と言ってた数日後、チンペイさんの訃報を知る事となりました。レコードは流さなかったけれど、もんたよしのりさんも神戸の出身ですよね！というお話もしました。子供の頃に少なからず影響を受けたミュージシャンが旅立たれるというのは、やはり何とも切ない。「さみしい夜にレコードを」というイベントを終え、いま改めて そんな寂しい思いに浸っています。それから。夜の部ではお店の常連さんが多く顔出して下さり、Naoくんと2人思いつくままギター抱え演奏したりもしました。非常に心地よいひとときだった。三宮でお会いした皆さん 本当にどうもありがとうございました。おかげさまで素敵な1日になりました。
2024年4月6日に、Naoくんと2人 またここthe caveでイベントさせていただく予定をしている。あったかくなってきた頃の神戸。その日を今からとても楽しみにしています！！
