むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

4月10日 高円寺 ショーボート

2018年04月29日 23時06分15秒 | 舞台日記
4月、らいむらいと唯一の舞台は10日高円寺ショーボートにてでした。
お越し下さいました皆さんどうもありがとう。

この日は女性が唄い手というユニット2組との共演だった。
片や、伴奏がベースのみという今まであまり拝見した事のない編成の女性2人ユニット。
素晴らしい声量のうたと自由自在な音域で彩られるベースで心地よいグルーブを醸し出していた。
引き込まれました。
もう片や、すかんちのベーシストshima-changがうたを担当する男女混合ユニット。
すかんちと言えば関西発グラムロックバンドのカルト的存在。20代の頃あたしも相当夢中になったし アルバム発売されると必ず購入するくらい大好きで、憧れのバンドだった。
余談になるが、20代 関西に居た頃よく高槻の練習スタジオを利用しており(あたしは京都に住んでいて他のメンバーは大阪在住だったので、間を取って)高槻に立ち寄る都度「ここがすかんちの生まれた場所かぁ!」と 自分も関西のバンドである事に何か誇らしげな気持ちになったものです。
そのshima-changが数年前 不慮の事故により現在日々リハビリ生活を送られているというのはこちらも存じ上げていた。
不自由さを抱えながらも舞台に立ち、大好きな音楽を心から楽しむ姿。更にはそんなshima-changを笑わせながら気遣いながらとても優しい笑顔で支えるメンバーの皆さん。
観ていて涙が溢れ出た。そこには 自分が長年音楽をやってきて忘れてしまっているようなきらきらとした輝きが散りばめられていて。感激とか感動とか通り越して・・観ているこちらがひたすら勇気づけられるような気持ちになりました。


1. 訣別
2. 挽歌
3. 愛の花園
4. 自己嫌悪
5. 不眠症の羊
6. 青春の日々
7. 希望の花
8. この世の果て


選曲。何となく今回、自分の中でフィクションでない部分で書いたうた のみという形になった。
ノンフィクションだから気持ちが入る。逆に絵空事唄う時は上辺の気持ち。という単純なものではないのだけど。
この日、唄っていて感極まるところがいつもより多かったような気がします。
堀野くんも 珍しく終演後真っ先に楽屋で「多少荒い部分もあったけど、エモーショナルなよいライブだったような気がする!!」って興奮気味に言ってた。
常に冷静な堀野くんがこういう事言ってくれるのってあまりないんですよ。嬉しかった。
shima-changの舞台を拝見して、自然と我々 心が浄化されていたのかもしれません。

音楽を続けていて。大作映画を1本観終える、一冊の本を読み終える、恋人とお弁当持ってピクニックに行く、知らない街を当てもなくドライブする、といったのと同じくらい・・いや、それ以上に心が大きく揺さぶられる瞬間というのがやはり自分には舞台の上にあって。
そうした気持ちをまた感じたいから、こうして懲りずに音楽やってるのだと思います。あたしは。
5月は、高槻で一緒に練習したバンドメンバーの20年目の命日の月です。
心込めて唄います。
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3月29日 高円寺 ハイ

2018年04月28日 00時09分28秒 | 舞台日記
3月最後の舞台、高円寺にてらいむらいとでした。
お越し下さいました皆さんどうもありがとう。

HIGH。過去に何度も足を運んだ事のあるライブハウスだが、出演するのは初めてだった。
木造建築主催イベントへの参加だったのだが、あたしはこの誘いを二つ返事でお受けした。
木造建築とは今までに何度かご一緒させていただき あたしはこの楽団をとても好きになったし、毎度彼女たちのやらんとする表現に強いシンパシーを感じる。
自分のむすめでもおかしくないような年齢のメンバーで構成されるこの木造建築、あたしにとって非常に刺激的な存在なのだ。

イベントタイトル「神仏カルト美術館5階」というのもよかった。
出演した様々な独自の世界観を持つ楽団。ともすれば混じり合うのを拒むような癖のある楽団同士 この日木造建築をとおして共有した時間というのが、とても神仏カルト美術館たるように感じた。
そもそも木造建築というユニット名のセンスがよい。そんなセンスいい彼女たちが提供した神仏カルト美術館なのだから面白くないわけがない。
参加できた事、とても嬉しく思っています。


1. えれじい
2. 泥濘
3. あ・り・き・た・り
4. この世の果て
5. 不眠症の羊
6. 希望の花


天井の高い広々とした舞台での演奏、自分としては心地よい時間だった。
らいむらいとにお似合いの演奏スペースって恐らく 薄暗くて湿っぽい・・蝋燭の灯りがゆらゆらと揺れているような閉塞感のある重苦しい雰囲気の場所という気がするのだが、HIGHのように清潔感があり開放的な空間で演奏してみて 稀に心地よさを感じる時がある。
最近だと町田The Play Houseや西川口Hearts、思い返すと天井の高い空間で自分自身納得ゆく演奏できる機会多いような気もします。
実は らいむらいと=薄暗く湿っぽい地下室がベストというのは思い込みで、ひょっとすると例えば我々青空の下 野外ステージというのも似合うのかも。
嘘です、飛躍し過ぎました。けれども どのような場所においても揺るぎない世界観を出せるようなバンドでありたい とは思う。なぁ。

この日の模様を少しだけですが動画として載せたので、よろしければご覧になってください。
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3月26日 渋谷 ラ・ママ

2018年04月13日 21時36分07秒 | 舞台日記
3月26日、渋谷ラ・ママでの「桜満開の季 - 東日本地震復興支援東北酒飲み放題 - 」というイベントにらいむらいとで参加してきた。
お集り下さいました皆さまどうもありがとう。

あれから7年です。
確か震災2日後だったと記憶しているが、ラ・ママから 今夜チャリティーイベントを開催するから参加できるなら今から渋谷に向かって!という電話をもらい、その日ギター1本持ってお店に駆けつけた。
電気を極力使わない生声生演奏、灯りも殆どともさず。といった空間を多くの方と共にし、何か少し落ち着いた気持ちになった。
参加費の一部を被災地への義援金に。という急遽決まったイベント。
何もできない自分へ「とりあえず動いてみよう」という機会与えてくれたラ・ママにとても感謝した。
今回も 東北の美味しいお酒を皆でいただいて復興への思いを分かちあおうという趣旨であったと思いますが、ラ・ママのこうした震災復興支援イベントに参加できた事がとても嬉しい。
今でも思い出すのだが。
震災から4日後にらいむらいとワンマン企画が別のお店で決まっていた。
余震続く中 交通機関もままならぬ状況で やるのかやらないのか?ほんとぎりぎりまで悩んだ。
で、最終。やはりやろう!と決断を下した。当日の売り上げを被災地に寄付するという形で。
2日前ラ・ママのイベントに参加した事が、自分をそう踏み切らせたところあったように思います。
しかしこの日ワンマン決行した事への賛否両論やはり多々ありましたし、こんな我々も 数日間で色んな多くの事考えさせられ 学びました。


3月26日  演奏曲目
1. 桜吹雪
2. 白い夜
3. ひとつだけ
4. 夜明けのうた
5. 堕落を憐れむ唄
6. 希望の花

らいむらいとの曲って、よく「絶望を称賛するうた」とか「絶望讃歌」だとか例えられる事が多い。
自分たち自身もそうした看板背負ってやってる部分もあるが。
ですが、舞台でも言いましたが。
あたしはらいむらいとの曲すべて、実は 絶望のその先にある僅かな希望の光をしっかりと見据えて精一杯生きてゆく といったうたばかりだと思ってます。
震災の丁度1年後、アルバム「この世の果て」の制作に取りかかった。
その中の1曲 夜明けのうた は、自分なりの生きてゆく事へのひたむきさ 逞しさ 尊さ をうたった曲です。絶望に打ちひしがれるのではなく。頑張れ!という希望 目一杯託して その曲を盤に吹き込んだ。
この日、北の空に届くよう心込めて 夜明けのうた 演奏しました。


らいむらいと。
不器用な我々ですが、この先も。自分たちの信じた道 ゆっくりだけれど しっかり踏みしめてゆこうと思ってる。
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3月17日 五反田 ロッキー

2018年04月07日 16時38分07秒 | 舞台日記
先日の本八幡ルート14から1日置いて、17日は五反田でCAROでした。
お越し下さいました皆さまどうもありがとうございます。

モッキーはこの日の舞台終え 数日後に声帯ポリープ切除手術を受ける事になっていた。
なので、とにかく無理のないよう・・喉にあまり負担かからぬよう・・色々と考えてみたのだが。
もう。五反田でのこのイベントにおいては、もし声を出すのが辛かったら唄わなければよいではないか!!という結論に至った。
つまりお客さんに目一杯唄って助けていただく。ともすればお客さんの方が我々よりもGAROの3声に関してとても熟知していらっしゃるので!!
こんな心強い事はありません。
生前、マークさんご自身も体調のあまり優れない時には「マークちょっと風邪気味でねぇ。。ですので今日は皆さんを頼りにしてますからねー!!じゃんじゃん唄って助けてくださいねー!!」と、こんな感じで空間を和らげ 見事にお客さんと共に舞台を作り上げていた。
結果、この日 いつにもまして皆さんとの一体感を得られたような気がします。
本当に。ありがとうございます。


<一部>
1. 一人で行くさ
2. 風の館
3. ピクニック
4. 愛のない世界
5. 旅人が眠る丘
6. たんぽぽ
7. 一人にしないよ
8. オールド・ファッション・ラプソディー
9. 木馬
10. 吟遊詩人

モッキーの負担が幾らか軽くなるよう、この日はトミーさんメインの曲も久し振りに多く演奏した。
マークさんも好んでよく取り上げてらした曲です。旅人が眠る丘 や 一人にしないよ、「いい曲ですよねぇ!!嫉妬しちゃう(笑)」と言いながらほぼ毎回っていうくらい MARK&CAROで演奏してたんじゃないかなぁ。
お二人、ほんとに仲良しだったんですね。


「じゃあ、今日はいつもより曲減らしていいよ。その分マスターコーナー長くするから(笑)」などと、和ませて 笑わせて・・マスターも優しく我々を助けてくれました。ありがとうございます。。

<二部>
1. 蒼いハイウェイ
2. 涙はいらない
3. 鳥のように
4. 君の誕生日
5. ロージー
6. 人は生れて
7. ロマンス
8. 風にのって
9. 散歩
10. 暗い部屋

次回4月14日「CAROとうたおう!」も、モッキーの喉の術後経過の様子を見てになりますので、また大いにお客さまに助けていただく事になるかもしれません。
是非とも。GAROの名曲の数々を楽しみながらご一緒いたしましょう。
何卒よろしくお願いいたします。

4月14日(土)五反田 Live & CAfe Bar Rocky
「CAROとうたおう!」
出演:CARO
開場 18:00 / 開演 18:30 2ステージ
前売り/当日 3,800円(2D付き)
お問い合わせ・ご予約 五反田Rocky TEL:03-3491-8170(17:00~24:00)
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