むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

10月10日 代々木 ザーザズー

2018年10月26日 22時25分00秒 | 舞台日記
10月10日、続いてらいむらいとで代々木に出演してきた。
お会いした皆さんどうもありがとう。
ザーザズーもらいむらいとのこの15年 よくお世話になってきたライブハウスです。
らいむらいと以外の活動でも、みっちゃんならLOVE ME DOで。堀野くんは本業のナショヲナルやキャプテンズのスタッフで。それからあたしはTHE YELLOW MONKEYのトリビュートバンドで何度もお世話になった。なので、3人それぞれに信頼を置くライブハウスなのでは。

お客さんから観る舞台のイメージ、やはり各ライブハウス特色があって違ったものであると思うが。
演奏する側から見るフロアの景色も、また各ライブハウスで印象が違う。当たり前の話だが。
と言うのも。舞台上から確認できるお客さんの立ち位置や目線の角度で、やはりこちらの観せ方や表現しようとする方向性も多少変化が出てくるのだ。
ザーザズーに関して言えば、今までお客さんの顔をあまりはっきりと確認できず。要はフロアの照明が全体的に少し暗いのだと思います。あ。。もしかするとらいむらいとに限り照明 普段より少し落としていただいてるのかもしれません。
ひとの姿見えないところに向けて唄うというのは、本来なら「どこに目をやって唄えばいい?」と不安要素にもなるんでしょうけど。
それでも、いつもあたたかなお客さんの反応を身体に充分に感じながら演奏を終える事ができる。
結果、舞台を下りる時に我々も何かあたたかな気持ちになれるのです。
自分にとってのザーザズー、研ぎ澄まされた感覚の中でやれてるような感じ。その感じが心地よい。


1. 雨降り
2. 泥濘
3. あ・り・き・た・り
4. 堕落を憐れむ唄
5. 不眠症の羊
6. 希望の花


今回も研ぎ澄まされた感覚の中でやれたような気がします。
あたたかなお客さんの反応、非常に有り難かった。

そうそう。昨今では10月10日って「ドラムの日」なんだそうだ。
何やら10 10をスティック2本と太鼓2つに見立てて、という事らしい。
あたしの頭の中、かつて東京オリンピックの開会式が行われた10月10日=体育の日という意識ばかりまだ幅を利かせていましたが。
というわけでこの日の主役であるドラマーのみっちゃん。かれこれ自分の音楽人生の中で最も長く一緒に音を出すメンバーとなった。
恐らくみっちゃんもそうだ。今まで最も多くあたしの後ろ姿見てドラム叩いてきたのだ。
これだけ長く一緒にやってきても、今も尚スタジオで過去何100回と演奏してきた曲に対し「違う、ここはそうじゃないなぁ!」「やっぱりここのアレンジはこういう方向にしてみない?」と、延々言い合う。納得しない!終わりがない!未だそんな関係。
だからこそ、15年らいむらいと続けて来れたんだと思います。
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10月6日 新宿 スモーキン・ブギ

2018年10月20日 21時49分54秒 | 舞台日記
10月最初の舞台、弾き語りでの出演だった。
新宿2丁目でお会いした皆さんどうもありがとう。
考えてみると久し振りの弾き語りだった。
賀句さんのお店ソウルキッチンが歌舞伎町 区役所通りにあった頃、毎月のようにギター抱えて新宿に立ち寄っていた。今回ギター1本抱えて新宿の街を歩くのが、何かとても懐かしい気がした。

ここ数年、らいむらいとも3人での行動が多くなり。「1人だとちょっと寂しくは ある」ような事呟きましたら。当日堀野くんがふらっと観に来てくれて。何とも心強かったし。嬉しかった。
恐らくあたしの弾き語り、堀野くんに観てもらうの初めての事だと思うので(G-arkでは何度かあったような気もするが)そして、少し照れました。


1. ひとつだけ
2. 自己嫌悪
3. 堕落を憐れむ唄
4. モナリザの微笑(ザ・タイガース)
5. 不眠症の羊
6. 希望の花

照れながら、でもまぁいつもどおり自分らしくやりました。

「この世の涯」というタイトルのイベント。
以前2度参加させていただいた時は夜の涯のヴァルツ、24thDecemberのバンド形態に合わせ、らいむらいととして出演したが。
今回は夜の涯のヴァルツもギター1本。24thDecemberからはマルキ・ド・サリーさん単独の舞台。
お二方拝見しましたら。バンドの時とギター1本と、何ら本質的なところ変わる事なく。
世間にどこか馴染めず、上手に世を渡ってゆく事ができず。不器用ながらものたうち回り。この世の涯があるとしたらそれすらも真正面に受け止めようとしながら。
自分の言葉と旋律でもって 前を向き朗々と舞台で吐いていた。
それから、今回初めてご一緒させていただいた伴野あやめさん、清水舞伎子さん。
自分の娘でもおかしくないような年齢である彼女たちが、夜の涯のヴァルツ、マルキ・ド・サリーと同じく上記したようなうたをまた朗々と舞台で吐き、ギター掻き鳴らす。驚嘆した!素晴らしかった!
自分のような薄っぺらの人生しか歩んできていない人間でも、打ちひしがれるような悔しさ持ったり、どん底に叩き落とされるような思いになった時が今まで幾度かあります。それを自分の言葉で綴り自分の旋律にのせて舞台で吐き出す。そうして何とか自分を奮い立たせ、生きる意味を見出す。
どうやらあたしはそんなうたを唄われる方に心奪われるようです。


今回も素敵なこの世の涯でした。ありがとう!
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9月29日 町田 プレイハウス

2018年10月16日 21時39分22秒 | 舞台日記
9月のらいむらいと、町田プレイハウスにて締め括りました。
お集り下さいました皆さんどうもありがとう。

ここ数年 あたし、舞台下りてからの1杯のお酒をどーうしてもいただきたくて。
渋谷、代々木、高円寺、荻窪、吉祥寺、池袋、下北沢。本八幡までも。電車で向かうようにしてる。
以前 しゃちょうと3人でやっていた頃は機材が多く、逆に必ず車移動だった。
なのだが、今いざ町田へとなった時。自分の住んでる街からだとどう考えても車移動の方が時間短縮、更には往復の電車賃よりも安くつく町田の駐車料金を考慮し。プレイハウス公演は車移動にしてます。
故にお酒が飲めない。
お酒が飲めぬのは少々辛くはあるが。行き帰りの車窓から見える田舎風景を楽しみながら優雅にドライブする事で 気を落ち着かせてます。
この日も車で現地入りし。今まで幾度かプレイハウスでご一緒させてもらったHERSHEY's、ボランドール劇団、Killer Rabbitの皆さん、それから直行くんと(自分はノンアルコールで ←拘ってる)素敵なひとときを過ごしました。


あと、何故だか我々が町田へと足を運ぶ日に限り 雨模様という事が今までに多く。
この日も生憎の雨だったので、1曲目 雨降り をじめっとねちっこく演奏しました。

1. 雨降り
2. 泥濘
3. 自己嫌悪
4. 挽歌
5. 不眠症の羊
6. 希望の花


舞台でも言いましたが。
15年らいむらいと続けてきて 自分としてはその間 何ら進歩、成長する事なく。常に同じ場所でずっと足踏み続けている気分なのだが。
いや寧ろ、変わらぬ事 飽くなき活動 というのが実は大切な事なのかもなぁ。と、今 冷静に思えたりもします。が。しかしです。
多くの方と楽屋で「久し振り!」と声をかけ合い。音楽を通して素敵な時間を共にし。気がついたらこの15年で本当に沢山の仲間ができていた。
この事は、らいむらいと15年やってきた自分にとって本当にかけがえのない財産だと思っています。
この日も沢山の方と楽しく色んなお話をさせていただいた。有り難い限りです。

それから。今回1曲目にやった 雨降り も収録されてる、2010年に出したアルバム「不眠症の羊」がこのイベントを以て完売となりました。
2010年に発売したから8年間か。8年間、多くの方に買っていただき感謝しています。もしかするとインターネット販売のどこかに在庫 残ってるかもしれませんが(Amazonは中古品のみの取り扱いになってるみたい)ライブ会場での販売は一旦終了となりました。
しかし。アルバム発売する度に、段ボールの山でお家のスペースが狭くなり。その山を見つめながら「早く部屋の荷物少なくなればいいのになぁ・・」と溜息さえもついていたのが。こうして総て自分の手元から離れていってしまうと一抹の寂しさを感じてしまうものだ。

今までありがとう。これからは舞台で精一杯演奏してゆきます。

この日。この「不眠症の羊」のレコーディング時からずっとエンジニアとしてお世話になっている西尾さんが、出来立てほやほや「散り際」のマスター音源持ってプレイハウスに訪れてくれた。
西尾さん。ライブハウスPAとしての関わりを考えると、あたしANTIQUE JUANやってた頃からになるから。もう何年のお付き合いになるんだ??
自分の音楽人生。振り返ると本当に沢山の素敵なひとと出会い、その方たちに助けられながら今まで何とかやって来れた。感謝だらけの人生です。
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9月22日 高円寺 グリーンアップル

2018年10月13日 15時47分30秒 | 舞台日記
9月。らいむらいと3本目の舞台は高円寺、グリーンアップルにおいてだった。
お会いした皆さまどうもありがとう。

この日、自分にとって楽しみが盛り沢山という感じだった。
まず。グリーンアップル 我々初めての出演だったのだが。前々から各方面からお店のお噂は聞いており、高円寺という土地にぴったりの昭和の趣き漂う素敵な内装、レトロな機材等。写真で拝見してあたしは心惹かれた。そんなわけで、今回の出演をとても楽しみにしていたのだ。
それから。今までに何度かイベントご一緒させていただいてきたSister Paulのお二方と久し振りにお会いできるのも凄く嬉しかったし、Sister Paulがサポートを務めるRichard Strange(1975〜1978年 英国で活躍した Doctors Of Madnessのメンバー)のパフォーマンスも非常に楽しみだった。
毎年丁度いまの時期 加藤和彦追悼でお世話になっているピート七幅さんと、またいつもとは違った雰囲気のイベントでお会いできるのも新鮮で嬉しかった。

我々が この個性あふれるお店、出演陣に交じり この日どのような表現すべきか。
例えばお店のイメージに合わせたカバー曲を用意する、Richard Strangeさんリスペクトの意を込めたカバー曲に挑戦する。色々検討してみたのだが、結局のところいつもどおりのらいむらいとをやるのがよいのかなぁ。という結論に行き着いた。


いつもどおり。


1. えれじい
2. 泥濘
3. 堕落を憐れむ唄
4. この世の果て
5. 不眠症の羊
6. 希望の花

これらの曲を心込めて演奏しました。

高円寺という土地にそこはかとなく合う、レトロなビンテージ機材で醸し出すご機嫌なガレージロック。マニアックなB級昭和歌謡を情念と色気たっぷりに込めてうたう男女2組ユニット。そうした まさにグリーンアップルという空間で演奏するために存在するような素敵な出演者の方々に交じり、我々どう太刀打ちできたのかわかりませんが。結果 とても気持ちよく舞台を下りる事ができました。
聴いてくだすった皆さまどうもありがとうございます。
最後。どんな場所においても存在感全くぶれる事ないSister Paul、そしてSister PaulサポートによるRichard Strangeの舞台は圧巻だった!!高円寺の一角にある古い雑居ビルの一室で。彼らの演奏を通して、言語、文化、時代性・・それらの相違など一瞬にしてどうでもよくなるくらい。音楽に対する情熱と愛情が、聴いているこちらの心にどうしようもなく響いてくる舞台でした。素晴らしかった!!
我々もこのイベントに参加できた事、とても光栄に思っています。
それから。以前Sister Paulとも一緒にTokyo Gay Rockersというイベントで共演させていただいたNEW TOYZ、更にはCuddly ToyZでもご一緒させていただきましたドラマーのPaddyさんがこの日御来店されていて。久し振りにご挨拶できてよかった!!また、大好きなSister Paul、Paddyさんと何らかの形でご一緒させていただきたいなぁ。


素敵な1日。音楽ってやっぱり素晴らしいなぁ。と感じさせてもらえた1日でした。
どうもありがとうございました!!
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9月15日 五反田 ロッキー

2018年10月09日 21時31分35秒 | 舞台日記
9月のCAROとうたおう!15日 いつもの五反田ロッキーでの開催でした。
お越し下さいました皆さまどうもありがとうございます。
遠方からのお客さまも。いつも本当にありがとうございます。

この日は7月から続けているGAROのレコード1枚丸ごと再現という企画の第3回目。
いよいよGARO3の再現となった。
GARO3のレコードにはちょっとした思い出があります。
このレコードが出た当時 あたし2歳児であるので。まさか2歳児のあたしとそのレコードとの出会いというわけではない。
20歳過ぎ 髪真っきんきんや真っ赤っかにしてたビジュアルショックのバンドやってた頃の事です。
当時あたくしにも10代の頃からお付き合いしていた彼女がおりまして。
20歳過ぎても自分は大学へ通いながらバンドに夢中。彼女はもう立派な社会人となり、しかしあたしのバンド活動に対しいつもあたたかな目で応援してくれていた。
2人生活環境違えども。あたしは時間ある限り、夜 彼女の会社まで迎えに行き。また彼女もこっそりライブを観に来たり 仕事が休みの日はあたしの通う大学やバイト先の喫茶店へ遊びに来たりもした。
若いからお互いエネルギーがある。疲れたなんて言葉 お互いの口から一切出ず。ほぼ毎日。1日の内たった数時間でも必ずどこかで会ってたわいもない会話をした。それが幸せだった。
そんなお付き合いが5年程続いたのかなぁ。
そんな5年経ったある日。彼女が妙にかしこまり「ちょっと、大事な話があんねん。」と切り出してきた。で、その次に出てきた言葉が「あんたとはもう付き合えへんようになってん。実は他にも付き合ってる人がおるねん。その人とあたしもうすぐ結婚するねん。」だった。
自分はその瞬間。狐につままれたような思いを持っただけで、悲しみも寂しさも空しさも怒りも感じなかった。その日彼女と別れた後 電車の中で「あれ??あいつ。いったいどこにそんな時間あったんや??」と何とも不思議な事件に遭遇したような気分だったのを憶えてる。
そんな不思議な気持ちを引きずったまま数日間過ごし。ある日気を紛らわすために京都市内の中古レコード屋さんに寄り、その後 お世話になっている寝屋川のライブハウスへ遊びに行った。
イベント終了後も店長とうだうだお話していて。
店長「なんや、お前 あの娘にふられたんか!!お前も若いねんから次から次 なんぼでもいってまえ!!気にすんな。ええ女まだいっぱいおるで!!」と、何とも気の利いた言葉をかけてくれました。それからあたしが手にしてるレコードのビニール袋見て「あれ?お前何のレコード買うたん?」あたし「あ。GARO3です。京都の寺町の中古屋さんで。」すると店長直ぐさま「あほ!!お前こんな時にそのレコード聴いたらぜったい泣いてまうど!!」と。未だ悲しい気持ちになれない自分がいたので「あ。そうですか?」と返しました。
その日 終電近くで酔っぱらいながらふらふらとお家に戻り。酔いさましに珈琲飲みながらレコードプレイヤーの前にちょこんと座り、GARO3に針を落としたら。
曲が進みにつれ次から次へと涙が溢れ出し、しまいにはひっくひっくと嗚咽交じりの泣き声までも発してしまったのです。
GAROがあたしの心の底にあった感情を見事に引き出してくれたのだ!!
寝屋川ライブハウスの店長恐るべし!!とも思いました。
それ以降、このGARO3を聴く度に 狭い京都のアパートの一室で体育座りしながらおんおんと泣いた自分を思い出すのです。
GAROはやはりすごい。


<一部>
1. 一人で行くさ
2. 涙はいらない
3. 愛の言葉
4. オールド・ファッション・ラプソディー
5. 心の鍵
6. 時の魔法
7. 一人にしないよ
8. 木馬
9. 遠い春
10. ディスカバー・ピクニック
11. 僕のすべて
12. 幸福
13. 明日になれば

今回我々が初披露した ディスカバー・ピクニック と 幸福。
大野さんメインによる楽曲で、今までなかなか手をつけなかったところもあるのですが。
目から鱗でした。
ディスカバー・ピクニック は何とも軽快なリズムで、それから昭和の・・今みたいに便利な物が溢れかえる時代ではないほのぼのとした幸せを感じ取れる曲だったし。幸福 はモッキーのかつてシャンソン唄っていた頃の声質にぴたりとハマり。横で聴いていてあたしぐっと感情揺さぶられました。
やってよかった。


「GARO3」・・・素晴らしいアルバムです。
あたしの20歳過ぎの思いと、今回また新たな思いが加わりました。
今後も大切に演奏してゆきたいです。
お付き合い下さいました皆さまどうもありがとうございました!!


<二部>
1. 蒼いハイウェイ
2. 地球はメリー・ゴーランド
3. 愛のない世界
4. たんぽぽ
5. 君の誕生日
6. 鳥のように
7. ロージー
8. 風にのって
9. 吟遊詩人
10. 散歩
11. 暗い部屋

二部はいつもどおり、会場の皆さんと一緒にGARO、MARKさんの名曲の数々を楽しくご一緒させていただきました。

この日マスターが少し体調崩され、残念ながら名物マスターコーナーはお休みとなったのですが。
また今月、元気に舞台の上で我々をほっこりさせていただける事を心から願って。
次回、CAROとうたおう!は10月12日。
「GARO LIVE」を再現する予定です。何卒よろしくお願いいたします。

10月12日(金)五反田 Rocky
「CAROとうたおう!」
出演:CARO
開場 19:00 / 開演 19:30 2ステージ
前売り/当日 4,300円(2D付き)
お問い合わせ・ご予約 五反田Rocky TEL:03-3491-8170(17:00~24:00)
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