むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

11月30日 ヘブン 青山

2017年12月30日 19時54分41秒 | 舞台日記
11月最後の舞台は青山にてらいむらいと。
長い付き合いになるMILKY SWEET主催イベントへの参加だった。
お越し下さいました皆さんどうもありがとう。

青山、普段なかなか我々にとっては馴染み薄い場所という風に思っていたが。
そう言えば以前我々よくシャンソンバー青い部屋に出演していて。その頃なんとなくあたしは南青山に演奏しにゆくという思いを持っていた。
青い部屋って最寄り駅渋谷、住所も渋谷区だったのだけど 目の前に青山学院大学があったし、なんとなく青山という地名が似合うような気がしたのだ。
そんな事をふと思い出しながら、この日現地へと向かった。
外苑前駅からほど近い場所にあるHEAVEN青山、今回我々初めて出演したのだが。舞台の上には素敵なグランドピアノが常備されており、お店の雰囲気自体もどことなく青い部屋を想起させた。
そして、お店の作り出す音というのが やはり奥行きのある繊細な 大人向けの音のような気がした。


我々の演奏が大人の色気醸し出せていたのかどうかはわからないけれど。いつもよりリラックスして 一音一音丁寧に演奏していたように思います、この日。
個人的に 音圧少し抑え気味で・・繊細な音作りを大切にしていただけるお店って好きだ。

1. えれじい
2. 泥濘
3. 堕落を憐れむ唄
4. この世の果て
5. 挽歌
6. 希望の花


最後は出演者の皆さんとT.REXの曲をご一緒させていただいた。

ここでも何か、和やかなムードが全体に漂っているような気がした。
素敵なイベントに誘ってくれたミルキーに感謝です。

ミルキーとはらいむらいとやり始める前からの付き合いになる。あたしが東京に出て来たばかりの頃、彼は名古屋在住だった。
当時あたしはANTIQUE JUANというコテコテのグラムロックのバンドをやっていて。しかしメンバーがなかなか固定せず 常に新しいメンバー探しに明け暮れる毎日だった。
で、確か音楽雑誌のメンバー募集ページで「グラムロック」というキーワード通してミルキーと連絡取り合ったのが 思えばこの長い付き合いの始まりになるのです。
つまり、最初は東京〜名古屋間のお手紙或いは電話でのお付き合いだった!!←今みたいにメールでのやりとりっていうのがまだ一般的ではなかった時代。
音源交換して、いつか何かしらご一緒できるとよいね。みたいな話をよくしていたように思います。
間もなくして彼も東京に出て来て。
そしてあたしは らいむらいと というグラムロックとは少し距離を置くバンドをやり始めた。
それでも、らいむらいと立ち上げて間もない頃の主催イベントに いまVOODOO MUFFINで活躍してる花薬さんとミルキーとのアコースティックユニットに出ていただいたり。
Transexual Boogie ShowというMILKY SWEET主催イベントには 準レギュラーというくらいに毎回あたし出演させてもらったり。MILKY SWEETとらいむらいとの合同レコ発という企画もやった。
ミルキーとあたしとで組んだ 新宿二丁目GOLDEN GUYSというアコースティックユニットでも何度か舞台に立ちました。
それから それから。。
彼と知り合ってから何年経つのか。いまもこうやって何らかの形でご一緒させていただく機会がある事、非常に嬉しく思っています。

あたし、昔を思い返しては バンドを通して培った人との繋がりって 自分にとって財産であるなぁ・・と噛みしめる時間がこのところ増えた。
若い頃は、振り返ってる時間なんて無駄だ くらいに思ってた。
そんな年齢になったんだなぁ。
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11月25日 吉祥寺 ブラックアンドブルー

2017年12月20日 22時28分44秒 | 舞台日記
11月25日吉祥寺でらいむらいと。この日堀野くんは本業ナショヲナルでのライブが入っていたため、久し振りにドラム対アコギ+うたの一騎討ちという形で演奏した。
足を運んでくださいました皆さんどうもありがとう。

みっちゃんはこの日を迎えるにあたって「今となってはレアならいむらいと」「どぎまぎする。。」としきりに発していたが。
あたしは反対に「これが本来の形だ」「いつもと同じく。いや、いつも以上のらいむらいとの世界観見せつけてやる!」くらいの気持ちで挑みたかった。
前述のとおり堀野くんにとってあくまでらいむらいとは副業。それでも時間の許す限り全力でらいむらいとに取り組んでくれてる。
むちゃくちゃ有り難い話なのだが、あたしはどうしてもそこに頼りきりたくなかった。
いつも以上に心込める。いつも以上のらいむらいとの世界観突きつける。そうする事が、そんな堀野くんへの精一杯の礼儀になると思った。


結果、果たして我々この日充分にらいむらいとの世界叩きつける事ができたんだろうか。
1. 白い夜
2. 自己嫌悪
3. 朝日のあたる家
4. 竹田の子守唄
5. 訣別
6. 挽歌
7. 希望の花
8. 不眠症の羊

2日前に神戸で唄った古いトラッド・ソング、帰りの新幹線ずっとあたしの頭の中鳴り響いていたので。東京に戻ってその足で入ったスタジオにて「明日この曲しようと思うんだけど。」とみっちゃんに伝え、この日バンドでの演奏を試みた。
もう14年以上もみっちゃんと共にらいむらいと続けているのだ。こうしたふいに持ち込むあたしのアイデア、やはり他の誰よりもみっちゃんが(戸惑いながらも)直ぐに受け止めてくれる。
その事が、2人の揺るぎないチームワークの証と この日感じ取れたのならば。それでよいではないか。


ご一緒させていただいた出演者の皆さん。他のライブハウスでよく共演する方、久し振りにお会いする方、初めてお会いする方と様々だったのだが。
ここBLACK AND BLUEという場においては不思議と皆 昔から仲良い知り合いのような気分になる。
前に出演した時にも感じたのだけれど。お店のスタッフ(ブッキング担当者さん、音響さん、ドリンク係さん)全員が 入り時間〜リハーサル時から出演者と一緒になってイベントを作り上げてくれるので、否が応でもお店自体アットホームな空間になるのだと思います。
この日も最終列車間際までお酒いただきながらわいわい皆さんとお喋りさせてもらった。
吉祥寺という大好きな街で、またひとつ居心地のよいお店に出会えました。
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11月18日 新橋 ZZ、11月23日 神戸 どん底

2017年12月13日 22時39分45秒 | 舞台日記
11月CAROとらいむらいとを終え。次に弾き語りの公演がふたつ続いた。
両日お会いした皆さまどうもありがとう。

自分にとって弾き語りというのは、わりと何も考えずに身軽にひょいと舞台に立てる感覚がある。
事前に諸々の打ち合わせする事なく(そりゃそうか。ひとりだから)なるべく選曲も前以て考えないようにするんです。
要は、その時々のお客さんの顔見て唄う曲決める。
他の活動に比べてその場勝負のようなところがあり、言うなればあたしにとって1番自由に表現できる場なのかもしれません。
本当はお化粧なしで、お家出たそのままの恰好でふらーっと舞台に上がるというのが理想なのですが。
いまのところ素顔でいざ人前で堂々と唄う・・という自信がまだ持てません。
いつの日か無精髭でよれよれのジーンズのジャケット着て唄ってみたい!!

◎18日は久し振りに新橋ZZでのイベントだった。
吉田ブギーくんと弾き語りでご一緒させていただくというのも前々から楽しみだったし、新橋という土地で演奏してみたい曲というのが漠然と自分の中にあって、それをどのようにぶっつけ本番 披露しようか?というのも楽しみだった。

1. ひとつだけ
2. 愛の亡霊
3. 山谷ブルース(岡林信康)
4. チュウインガム・ブルース(野坂昭如)
5. カレーライス(遠藤賢司)
6. 遠い汽笛(遠藤賢司)
7. 木綿のハンカチーフ(太田裕美)
8. ざんげの値打ちもない(北原ミレイ)
9. ある青春(沢田研二)
10. 希望の花

結果 何となく「東京」を思い浮かべさせるようなうたを徐にぽろぽろと弾き語った。
例えば、木綿のハンカチーフにおいては 恋人が東京駅に降り立つ場面を想像しながら。
チュウインガム・ブルースにおける戦後焼け野原が果たして東京なのかどうかはわからぬが、恐らくこの辺り(新橋)も焼け野原だったんだろうなぁ、と考えたりしながら。
普段よく演奏する場所 新宿や渋谷、中央線沿線での弾き語りだと、恐らくあたしは拓郎や友部正人、甲斐バンドやかぐや姫などを選曲するのだ。・・たぶん。
あと、エンケンさんの曲ですが。
エンケンさんのアルバムにも「東京ワッショイ」というのがあって。その中の1曲 不滅の男 聴いては もう今まで何度も何度も勇気づけられてきたのです。あたし。
今回は カレーライス と 遠い汽笛 大好きな2曲心込めて唄わせていただきました。


最後に。せっかくなんで!という事でブギーくんと すかんちの Mr.タンブリンマン、ジュリーの 時の過ぎゆくままに をご一緒させていただいた。
ぶっつけ本番だったが とても楽しく唄わせてもらって感謝しています。
お付き合いくだいました皆さん、どうもありがとう。

◎そして、今年も神戸三宮どん底でのイベントに参加してきた。
嶋田さんからお誘い受けてここで演奏するの、もう4度目だと思うのだけど。相変わらず雰囲気のよいお店だ、ここは。
今回もJah-Rahさんに用意していただいた音響 照明機材とともに、本当に素敵な空間を皆さんとご一緒させていただけて嬉しかった。

あたしの出番においては、これでもか!というくらい真っ赤な照明にしてもらって。

1. ひとつだけ
2. 愛の花園
3. 朝日のあたる家(浅川マキ)
4. 竹田の子守唄(赤い鳥)
5. この世の果て
6. 不眠症の羊
7. 希望の花

この日も、思い付くまま自由な選曲で徐にぽろぽろと弾き語りました。
先日ラ・ママの社長が「村井くんのうただと、たまにトラディショナルな海外の曲とか混ぜてやってみるのいいんじゃない?例えば 朝日のあたる家 とか。」と言ってくだすったの思い出して、この日 大好きな浅川マキ訳詞でのその曲・・唄った。
結果、どん底の古き昭和の趣きどっぷり残したこの空間にとても合ったような気がしてよかったです。


嶋田さんとJah-Rahさん、もう見事にこのどん底というお店の雰囲気を自在に操るような舞台で素晴らしかった!!
そして、拝見する度にお2人のグルーブ感が増していて 聴いていてとても心地よい。
オカヒロさんは以前何度かバンドでご一緒させていただいた事あるのだが、弾き語りでのスタイル 今回あたし初めて拝見しました。
乾いた大人の色気あるブルースギターの音色を奏でられていて、もうさいこうだった!!思わずお酒がすすみました。


今回もひとり神戸までの遠征だったけど、とても充実した時間を皆さんと一緒に過ごせました。どうもありがとうございました。
どん底。あたしの中でもう勝手に関西のホームグランドであるような気になってる。
いつも誘っていただける嶋田さんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
また、来年もぜひ参加したいなぁ。
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11月14日 代々木 ザーザズー

2017年12月09日 00時07分24秒 | 舞台日記
11月、続いて代々木にてらいむらいとでした。
お越し下さいました皆さまどうもありがとう。

ザーザズー、らいむらいととしてはこれまでさほど頻繁に出演してきたわけではないのだが。自分にとって妙に落ち着く空間です。
例えばみっちゃん所属するLOVE ME DO観に行ったり、お友だちのバンドがイベントするっていうので足を運んだり。そういうのもあって 何かとても馴染み深い場所という感覚になるのかもしれません。
あ、そうだ。あたし自身らいむらいと以外で出演する事も多かったからだ。海老蔵ロックスとか、赤裸々GO GO'sとか。
堀野くんもキャプテンズのスタッフとして しょっちゅうここに顔出したりしてるだろうから。
かくして我々3人 ザーザズーは妙に落ち着く空間となっているのだ。

この日、久し振りに木造建築とご一緒させていただいた。(改名してからは初だったかも)
楽屋では非常にリラックスしてとりとめもないお話などさせてもらって楽しかった。
しかし舞台においては木造建築、メンバーひとり欠けても相変わらずひりひりと緊張感ある演奏。そして聴くものの胸をえぐってくるような言葉たちがとても素晴らしい。

我々も、いざ舞台に上がるとそのような緊張感持てていただろうか。

1. 訣別
2. 都会
3. 愛の花園
4. 堕落を憐れむ唄
5. 自己嫌悪
6. 挽歌
7. 希望の花
8. 不眠症の羊

だが 過去ザーザズーでのらいむらいと。わりと納得ゆく舞台になる事が多かったような気がします。
楽屋やフロアでの居心地良さと舞台での緊張感がバランスよく配合されるようなところあって、我々と凄く相性のいいライブハウスではないのか?と勝手に思い込んだりもしてる。
お店のスタッフの方たちがとても親切だったり、リハーサルでの音作りも安心して任せられたり。それも大きいのではないかなぁ。


この日、我々と木造建築の他にご一緒させていただくバンドがなかなか当日まで決まらず。
店長のマティ氏が、ツアー帰りで疲れているだろうに急遽ベースの弾き語りで参加してくれた。
あたしはその唄声をこの日初めて聴いたのだが。これが なかなかに良かった。
とても彼らしい唄だったのだ。これは彼にしか作れない唄やな。とも思った。
思えばマティ氏との付き合いはけっこう古く。
あたしが20代前半 La.mamaに憧れ大阪でギンギラギンのグラムロックやってた頃、九州博多にとんでもなくイカすグラムロック野郎たちがいるという噂を聞きつけ。当時リリースしていた音源を早速入手して聴いてみると・・もう「これゃ素晴らしい!!」と1発で大ファンになった。
で、我々がホームにしていた今はなき難波ロケッツでのイベントに一緒に出てもらえないだろうか?と向こう見ずなあたくしはどうしても打って出たくなり。メンバーの清水さんに電話で交渉するところまで漕ぎ着けた。
携帯電話なんてまだ普及してない時代なので、恐らく博多のアパート〜京都のアパートでの会話です。
受話器越しのハスキーな声を聞いて「初めまして。音源さいこうでした!いい声されてますね。失礼ですけど、ボーカルの方ですか?」とあたし。当時ヒロさんの唄声はけっこうハスキーボイスだった。
すると「おれ、ベーシストやけど コーラスもとらんけん!」といった返事が返ってきたのを未だに憶えてる。
その。当時コーラスすらしなかった彼が この日ひとりでベース弾きながら九州時代の事を熱唱する姿を観て、何とも胸が熱くなりました。


あの頃知り合った連中が未だ元気に音楽続けてるって 素敵な事やなぁ。と、最近つくづく思います。
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11月4日 五反田 ロッキー

2017年12月01日 21時50分10秒 | 舞台日記
11月に入り、先ず最初の舞台は恒例五反田でのCAROでした。
お越し下さいました皆さまどうもありがとうございます。

この日の演奏曲目、昨年から実行しているのですが。
2014年10月の終わり。マークさんからの最後のメール「次回はこのセットリストでやりましょうね!!」という内容そのままでお送りした。
2014年11月、結局3人での演奏は叶わぬ事となってしまいました。
思い返すと、今まで我々マークさんのサポートを30回近くさせていただきましたが。
大抵はライブ当日 お店で軽くリハーサルし終え、その後楽屋でわいわいと談笑しながら「今日は、どうしましょうねー。じゃあ、この曲この曲やって・・次はこれ、どうですかー。」と、本当に本番直前に曲目が決められたのです。
最後の最後に メールできちんと一部、二部のセットリスト伝えていただけた事。胸を締め付けられるような思いになる。
マークさん「必ず復帰しますからね。待ってていてくださいね。これでいきましょうね!!」って。
もう。この曲目は我々にとって、マークさんの形見みたいなもんです。
今年も心込めて演奏させていただきました


<一部>
1. 一人で行くさ
2. 愛のない世界
3. 旅人が眠る丘
4. GOOD VIBRATION
5. 遠い春
6. 吟遊詩人
7. 西行き列車
8. Ohio
9. 花の伝説
10. 心の鍵
11. Love The One You're With

そうそう。
1曲目いつもの 一人で行くさ 演奏し始め、なぜだかあたしギターの音が途中でふいに聴こえなくなり。そんな事今までになかったものだから「あれれ??」と思わず中断させてしまいました。
しかしモッキーもお客さまもギターの音が途切れた事にまったく気付いてない様子。
ひとり狐につままれたような思いになったのだけど、皆さんに「あー!!これマークのいたずらじゃない??」と笑っていただきまして。
直さまあたしも マークさんの下をぺろって出すあのチャーミングな表情を思い浮かべ。なんだかほっこり嬉しい気持ちになりました。


この日はマスターも体調少し戻られたようで、粋な小噺聴かせてくれました。
またここでもほっこりした気持ちになりました。


<二部>
1. ロージー
2. 散歩
3. 忘れていたもの
4. 木馬
5. Because
6. 冬の花火
7. 一枚の楽譜
8. 学生街の喫茶店
9. ロマンス
10. Teach Your Children
11. Pale Lonely Night
12. Find The Cost Of Freedom

愛のない世界、ロージー。今までもう何度演奏しただろう。
改めて 自分たちは濃密なマークさんとの素晴らしい数年間を過ごす事ができて、本当にかけがえのない宝物をいただいたと思っています。
これからも、この気持ち皆さんと分ち合えてゆければよいなぁ。
次回ロッキーは12月9日。マークさんの3回目の命日です。
今年も12月9日という日にマークさんの曲を演奏できる事 とても嬉しく思っています。
皆さんと一緒にマークさんの残された素晴らしい曲の数々を唄って 楽しい夜にしたいです。
たぶん・・・またマークさんいたずらしに来られるはず(*´ω`*)
何卒よろしくお願いいたします!!
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