4月28日 池袋 手刀

昨夜は池袋でライブでした。
観に来てくれた皆様どうもどうもありがとう！！！

手刀。
夜の東京池袋シティー。
ライブ・ハウスの周辺、何やらいかがわしいお店が連なっておりなかなか素敵な所です。

搬入後、リハ前にぼくら近くの定食屋で腹ごしらえして手刀に戻ってみると、犬と散歩中のじいさんが手刀入口の「本日の公演」の看板を見て立ち止まっている。
ん！？何やら興味津々の御様子。
そこでしゃちょう「どうっすか？？今夜観に来ませんか？？」って誘ってみると、じいさん。
「いやぁー、演歌とクラッシックは好きなんやが、最近のむにゃむにゃむにゃ・・・ってぇのはどうも・・・」
すかさずしゃちょう、「ぼくらシャンソンしますよ。」と再度勧誘。
さすがです。
ぼくら女の子への営業はちょっぴり苦手なんだけどお年寄りには優しく対応するんだぜ！！
しかししゃちょうの丁寧な勧誘の甲斐なく、じいさんその言葉の終わる間に我々に背を向けて立ち去ろうとしておりました。

ん～。
でもそのじいさんの言った「むにゃむにゃむにゃ・・・」っていうの解る気がするな。
大体ぼくもライブ・ハウスに行ってバンドの演奏聴いて歌詞って聴き取れない事多いもんな。
しかしなー。
ライブ・ハウスって歌を聴きにだけ行く所でもないしな。
でもなー。
でもじいさんの言う「むにゃむにゃむにゃ・・・」ってバンドにぼくらはなりたくないなーなんてその時真面目に思ってしまったですよ。
うん。
じいさんも聴けるロック。
真剣にそれ目指そうと思いました。
おれだけか？

まぁともあれ昨日はいい天気でよかった。
道中前を行くトラックが

でした。
いや、ホッピーが美味しい季節になって来たなって事で。
そして出番直前のわれら。

これでじいさん受けを狙うってのはどうか？？？って事やろ。
まぁその辺が今後の課題ってとこではあるわな。
がんばる。

4月28日　池袋 手刀　演奏曲目
1. 白い夜
2. 黒い涙
3. 愛の亡霊
4. ひとつだけ
5. 夜明けのうた

N.S.P

こないだフォーク・デュオの定義なるものを考えていたせいで最近、あの当時のいわゆる叙情派フォークを夜な夜な聴いている。

そんな情けない男の唄を奏でる最たるグループはN.S.Pだったと思います。
その名もニュー・サディスティック・ピンク！！
名前の由来はなんなのか。
デュオではないのだがアコギ二本とベースという初期アルフィーと同じ編成。

このグループ、ヤマハのポプコンでデビューして80年代後半活動休止するまでの15年間、一貫して青春をテーマに唄い続けた連中で、これがまったくほんと情けない男の子の気持ちを唄った曲ばかりなのだ。
そう。
溢れんばかりの若き情熱を吐き出す暑苦しい青春ではない。
内省的で湿っぽく、いじいじ感満載、ダメ男っ振り炸裂。
そんな青春。

N.S.P最高。

前略おふくろ様

今度の連休には帰ろうと思っています。

しかし万年貧乏のぼくには新幹線で優雅に帰るのは今回も無理そうです。
深夜高速バス。
観光バスを改造したようなやつならなんと京都まで片道3,000円～4,000円。
新幹線の半額以下やもんな。
いや３分の１以下や。
リクライニング殆どしなくてろくに寝れないんやけどなー。

しかしそう言えば何時ぞやのお盆の時期やったかな。
夜行バスってだいたいこっち22時～23時位に出発して向こうには朝5時くらいに着くもんだが、時期が時期だけに（所謂帰省ラッシュっていうやつですわ）なんと京都に到着したのがお昼の1時って事があった。
その時は高速が混んでただけやなく、もうインター目の前ってところで乗ってたバスが前の車に接触事故起こしたんやけどね。
それでまーた時間喰ってね。
真夏の最中、バスの冷房も効かず蒸しぶろ状態でね。
よう暴動起きへんかったなー。

それでも懲りずにまたバスで帰るつもりなんですけどね。

高速上で大変な事故とかもあるし恐いけどね。
タイヤ飛んで来るかもしれへんし。
いや、それ言うたら電車だって飛行機だって事故ないわけやないしな。

やはり貧乏なぼくは高速バスになってしまうのです。

待ってろ、かぁちゃん。

H2O

友人から「H2Oの 想い出がいっぱい、あれいい曲っすよね～。今度貸して下さいよ～。」って言われていたので、昨夜はH2Oのレコード引っ張り出してせっせと編集録音しておりました。
なんか久し振りにH2O集中して聴きました。

どうしてもH2Oってあだち充の漫画がつきまとってしまうなー。
ヒットしたからな～。
確かに「想い出がいっぱい」ええ曲なんやけどね。

しかし！！
あまり知られてないかもしれんがH2Oってその前の柳沢きみおの漫画「翔んだカップル」の実写テレビドラマの主題歌「僕等のダイアリー」って曲。
こーれが最高なのだ！！
来生えつこ、来生たかおコンビによるこの曲、
「♪キスの味はレモン・パイ　肌の香りラベンダー」加えて「♪甘い言葉セクシーで　のぼせすぎてグロッキー」あげく「♪その気にさせてラブ・パンチ」
と、死語炸裂なのだが、これがまたいい！！
まさに胸キュン・恋愛ソングなのだ！！
実は、たまにぼく弾き語りライブする時こっそりこの曲唄ったりする。
それくらい好き。

更に、そのテレビドラマ自体もタレント駆け出し中の柳沢慎吾や轟二郎が出演。
くだらぬギャグを連発させていてもう最高なのだ。
ぼく、翔んだカップルに関しては薬師丸ひろ子、鶴見辰吾の映画版よりもこのテレビドラマ版の方がおもろかったと思う。

いや～なんともH2Oで一人で盛り上がってしまった。
盛り上がりついでに・・・そう言えば、この時代、H2Oのようなハーモニーの上手な男性フォーク・デュオって結構いたなー。
チャゲ＆飛鳥とか雅夢とか。少し前の世代の人になると ふきのとう とか とんぼちゃん とかね。
チャゲ＆飛鳥なんてデビュー当時ほんま叙情派フォークって感じやったもんな。
ええよな～。
好きやったなー。
今の時代も同じような編成のグループいたりはするけど、なんか違うよな。
何が違うんやろ。
今の人たちってちょっと元気よすぎるんかなあ。。。
ハーモニー上手な人はいっぱいいるんやろうけど。
ん～、情けなさみたいな部分に欠けとる。
そうだ！！！
フォーク・デュオって、壊れそうな繊細さ、軟弱さ、泣き言みたいな部分が重要なんです！！
昨夜H2O聴いていてそんなフォーク・デュオの定義まで考えてしまった。

そしていざ編集していてそのH2Oだけだと曲数が限られてメディアに残り録音時間が出来てしまうので、空いたところに海援隊とチューリップの曲を入れておいた。
何の脈絡もないんですけど。
しいて言えばそれ渡す友人が九州男児だって事で。

そして今日、「H2O録ったよ。余ったところに海援隊とチューリップ入れておいたから。」って渡すと「え！？」って一瞬迷惑そうな顔された。
・・・が、気付かぬ振りをしておきました。

いやー

まいったぜー
治んねぇぜー
咳が止まらんぜー。
たまらん たまらん たまらんぜぇ～♪
たまらん コケたら みなコケた～♪
・・・どうやら風邪通り越してどっか呼吸器官やられてるようです。

なもんでおとなしく最近は家に早く帰り、過去のリハ録音したものや、自分の部屋で思い付いたまま弾き語ってる音源やら、簡単に宅録したデモ音源などを整理してます。
気が付くとそれが物凄い量で、いざ聴き返すのに結構時間と労力が要るようになっており、今まで溜めっぱなしの状態だった。
家でゆっくりしてるいい機会やから、と聴き返し始めるとこれが思いのほか楽しい・・まぁ、完全に忘れ去っているものとかに妙な衝撃をおぼえたり、あの曲最初はこんな曲やったんや。。。と、作った当初のイメージと現在のアレンジとの違いがおもしろかったり。

いや、なんかな。
今までなーんも考えてないようでいて実はいろいろ考えてたんやな。
とか思ってしもたわ。

秘蔵音源集みたいな形で編集して誰かに聴いてもらいたいくらい。
おもろいの、結構ありました。

・・・しかし結局桜の木の下で一杯っちゅうのは出来なさそうだなー。