7月前半の舞台日記書きます。
7月も らいむらいと、CARO、ロマンチック飛行船、弾き語りと満遍なく予定が入り 非常に充実した月だった。もう2ヶ月以上も前の話になるが・・思い出しながら綴ります。
◎7月3日 U.F.O.CLUB
今年も 夏の始めに、U.F.O.CLUBにらいむらいとで出演してきた。
ここ数年、7月の頭に必ず 赤と黒がゆらゆらと揺れ動く暗い地下室で唄っている記憶がある。
この時期に出演するタイミングを計っているわけでもないのだけれど、今年も出演できてよかった。
1. えれじい
2. 泥濘
3. 堕落を憐れむ唄
4. なにもない
5. 希望の花
6. 唇かみしめて
およそ1年振りのU.F.O.CLUB。
なにもない を新たなレパートリーに加えた2022年型のらいむらいととして、精一杯やりました。
お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。
共演させていただいた方々 皆 純粋に音楽を奏でるといった舞台で、拝見していて心打たれた。
久し振りにお会いした京子さん、普段弾き語りでよくご一緒させていただくヨースケくん、アキラくん、初めてお会いする菊池ともかさん(GAROがお好きと聞き その辺りのお話をさせていただきました)と 楽屋で和気藹々お喋りさせてもらったのも とても心地よいひとときだった。
次にU.F.O.CLUBに出演するのはいつの日か。自分にとってとても思い入れのある場所なので、またここで演奏できる日を いまから心待ちにしている。
◎7月9日 mono
続いてらいむらいと、池袋にできた新しいライブハウスmonoに出演してきた。
以前 大阪西九条BRAND NEWでのイベントでお世話になった主催バンド 即ち性。のメンバーから今回のお話をいただき、我々monoでのイベントに参加させていただく事となった。
実は、そのメンバーさんからは 2020年大阪堺市でのイベントのお話もいただいていて。残念ながら丁度コロナ禍で そのイベントは実現せずに終わってしまった。
世の中まだまだ大変な状況は続くが、こうしてまた彼と再会できる事が嬉しかった。
1. この世の果て
2. 不眠症の羊
3. 希望の花
4. なにもない
音楽性もヴィジュアルも ちょっと一癖二癖ある楽団大集合というようなイベント(白塗りしている人間の割合も多かった)我々、その場を大いに楽しんだ。
しかし 7組もの楽団が参加する長丁場、お越し下さいました皆さん 誠にありがとうございました。
それからこの日。有り難い事に 共演させていただいたバンドの方から「らいむらいと、以前より存じ上げております」「CD持ってます」「持ってないCD、買います」果ては「G-arkに行きましたよ」というようなお言葉かけていただき、もう 泣けてくるくらい嬉しかった。
我々 細々と、それでも頑に表現したい世界曲げる事無く そして19年1度も止まる事無くらいむらいと続けてきた。この先いつまでやれるんだろう・・不安に駆られる事もしばしばであるが。このように我々の存在を気に掛けてくれる方がいらっしゃるというのは 本当に励みになります。
池袋でお会いした皆さん どうもありがとう。この日 あたしは沢山の勇気をもらいました。
◎7月17日 Club MERCURY
7月半ばの連休、ロマンチック飛行船で大阪へ演奏旅行に行ってきた。
まずは 17日堺筋本町でのイベントがスケジュールとして決まっていて。
神戸三宮どん底で知り合った萬屋学人さんから 「お嬢さん。どのような形でもいいので7月17日 50歳の生誕祭イベントに是非参加してもらえませんか?」とお声かけていただき、昨年秋にロマヒコも既に京都でお世話になっていたので「今回はロマンチック飛行船でお祝いさせて下さい!」とお返事させてもらってたんです。
その日は嶋田さんも参加。ならば、前後にNAOKI SHIMADA+ロマンチック飛行船のイベント入れてしまおう!と3人盛り上がり、翌日のPOTATO KID 嶋田さんが直ぐさま押さえてくれました。
かくして 例年より早くに梅雨が行き過ぎ、夏本番を正に迎えるといった7月17日〜18日。我々ロマヒコ2人と嶋田さんとの大阪演奏旅行が確定したのであった。
今回は時間に余裕持っての行動がよくない?せっかくなんで向こうで美味しいもん食べようぜ!
というわけで我々16日の朝早くに東京を発ち、夕方にはホテルにチェックイン。 夜は 梅田〜難波を練り歩き。お酒もよい感じでいただき 美味しいものもたらふく食しました。
若干二日酔い気味のClub MERCURY出演当日の朝。やっぱり新世界は行っておかないとだめでしょ。という事で 自分にとっては懐かしい(浪人生であった19歳、予備校 天王寺のYMCA通ってたのでよくこの辺りで遊んだ)新世界で、またいい具合にお酒飲んで美味しいもの食べて。
夕方 いざClub MERCURY「萬屋学人生誕50周年感謝祭 音満同心」へと、ロマンチック飛行船 挑むのだった。なんか前日からのお酒が結構身体に残っていたようで あたくしふわふわした感じで演奏してたみたい。灯りちゃんから「カポ付け忘れとるがな」と笑われるくらいこの日何度か本番中ぽかをしてしまいました。
1. 時計じかけのLOVE SUMMER
2. かくれんぼ
3. 春の雨
4. 南の島に雪が降る(LOVE ME DO)
5. さようならもう一度 迷うならもう二度と
6. 二つの空
大阪初日。萬屋学人さんのお誕生日を多くの方でお祝いする非常にあたたかい時間となりました。
出演されたすべての方の演奏 皆ハートが籠っていて、観ているこちらも凄く幸せな気持ちになった。
萬屋学人さん、改めてお誕生日おめでとうございます!!
そして 我々この日 お会いした皆さんに大変お世話になりました。どうもありがとう。
◎7月18日 POTATO KID
17日のイベント終り「明日お世話になります!」と ご挨拶がてらポテキに寄り ここでも美味しいお酒をいただいた。ホテルに帰ってからも 灯りちゃんの部屋であたしまだお酒飲んでたみたいで(この辺りになると少し記憶が欠けてる)
またしても二日酔い気味の18日。朝は梅田阪急三番街で美味しいお肉をいただき、その後嶋田さんと「ROCKETSの跡地にちょっと行ってみない?」という話になり、難波へと向かった。
この日、ROCKETSが存在しない南海電鉄高架下を初めて目にした。
ROCKETS。自分にとって 間違いなく20代前半から30手前まで一番お世話になったライブハウスだし、関西に住んでいた頃 正にここがホームグラウンドだった。
20代前半 堀野くんとやってたバンド、幾度ここに出演した? ANTIQUE JUANも 何度も主催イベントやらせてもらった。嶋田さんのやっているバンドも、ここで何度か拝見しました。
「もうROCKETSで演奏する事はないんだ」と、幾らか感傷的な気分になってしまった。
20歳そこそこ 初めてオリジナルバンド組んで幾度もお世話になった心斎橋BAHAMAの前も寄りました。入り口扉がまだ残っていて、胸が締め付けられるような思いになった。
だけど。振り返る事も大事だけど、今は前を見据える事が自分には必要なんだ。と己に言い聞かせると、少し気持ちが楽になりました。
そして18日 POTATO KID。
マスター、イモちゃんと久し振りにお会いできた事がとても嬉しかったし、このアットホームな空間が非常に心地よかった。いつにもましてロマヒコ、リラックスして演奏できたような気がします。
1. 七つの海と空
2. サマータイムブルー(らいむらいと)
3. 南の島に雪が降る(LOVE ME DO)
4. かくれんぼ
5. 春の雨
6. 人形の家(弘田三枝子)
7. この世の果て(らいむらいと)
8. さようならもう一度 迷うならもう二度と
9. LONDON CALLING
10. 二つの空
最後。大阪の街を後にするの寂しいなぁ・・名残惜しさを胸に抱きつつ 大阪で生まれた女 3人でセッションしました。嶋田さんのハープも なんか寂しさが滲み出ていてよかった。そして、あたくし目一杯ショーケンっぽく唄ったはずなのに、灯りちゃんから「それ、剛」って言われたのが可笑しかった。
終演後のお客さん交えたパーティーもよき時間でした。お店のお料理、とても美味しかった。
2日目POTATO KID、お会いした皆さん どうもありがとう。
本当に名残惜しい気持ちになりながら、この後 車に乗り込み3人東京へと帰るのだが。
今回 ホテルの手配や移動手段、何から何まで嶋田さんにお任せしてしまい お世話になりっぱなしの旅となった。そしてあたしに関して言えば、今年の頭に腸を悪くしてしまい「食」に対し不安を抱えていた時期が長かったのだが。今回 気心知れた2人と一緒に3日間時間を共にし、美味しいものをいただく事に また喜び感じさせて貰えるようになった。何か、一歩前に進めたような気がした。本当に。。個人的には 沢山の感謝の気持ちを噛みしめる7月の連休でありました。
この30年。音楽を通して知り合えた多くの仲間は、あたしにとってかけがえのない財産だ。