およそ一ヶ月前の回想というのが、あたしにとって丁度よい この場を綴るタイミングのようだ。
実際。舞台踏んで その日一日感じる思いというのは、それこそ物凄い量であって。
朝起きて支度して・・・へとへとになって家に戻ってくるまで、もう目紛しく色んな感情が行ったり来たりするので、舞台終えた夜はなかなか寝付けないほど。
ほとぼり冷めた頃に 一ヶ月前の出来事をそろりそろり思い返すのが、自分には合っている。
2019年最後のらいむらいと、下北沢にて無事終了しました。
毎年この年末の慌ただしい最中に らいむらいとリサイタルなるものをさせていただいてる。
個人的には 寒い季節ちょっと苦手であるし、開放的な気分になる ひまわりの花咲く暑い夏の方が断然好きなんだけれど。
しかし らいむらいとのお祭りは、何故だか 寒いこの年末の時期に合うような気がするのです。
SIONじゃないけれど、何かやり残したようなやわらかな後悔 みたいなものを曝け出したくなるんですかね。2019年も らいむらいと祭りに付き合ってくれた皆さん どうもありがとう。
<一部>
1. 散り際
2. 都会
3. えれじい
4. 泥濘
5. この世の果て
6. 堕落を憐れむ唄
7. 自己嫌悪
8. どうしようもなくブルース
9. 不眠症の羊
<二部>
1. 屋根の上の猫
2. 黒い涙
3. 白い夜
4. 訣別
5. 挽歌
6. 青春の日々
7. 愛のない世界
8. 唇かみしめて
9. 希望の花
10. 夜明けのうた
舞台でも言いましたが。
2019年という年は。2018年の暮れにバンド15周年のお祭りをやって、新しい 散り際 という曲を披露し。丁度そのタイミングで堀野くんがらいむらいとの一員になってくれて。
自分にとって 再び3人となったバンドが もがいてあがいて「散り際なんぞ何処にもない」と叫び散らした正に1年だった という印象があります。
1年間叫び散らして 来たる明日に対し未だ「どんとこい!」といった開き直りの境地には達せず、現在ももがきあがき 頭抱えてばかりの我々ですが。
それでも 前を見据える気持ちだけは今も持ち続けていられてる事が、嬉しい。
昨年は地方へも幾度か出向き、沢山の仲間とのふれあいがあった。
大阪から京都から北海道から らいむらいとを呼んでいただき。中にはらいむらいとの曲を一緒に演奏してくれるやつらもいてくれた。
勿論東京においても。2019年 様々な素敵なイベントにお呼ばれした。
これも舞台で言ったが。ほんとに!多くの仲間に助けられた1年でした。
そして。こうしてもがき苦しんでる我々が 仲間に支えられながら 何とか前だけは見据えてゆこうとしている様を・・相も変わらずあたたかく見守っていただけるお客さんの存在。これもほんとに有り難く思っています。
2019年最後「曖昧な存在と、どうせかりそめの運命だ。それでも僕ら 毒の林檎をかじり、終わらないうたを唄う」と声高らかに叫べてよかった。