むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

3月24日 六本木 リアルディーバス、3月27日 西早稲田 ブラーブラーブラー

2024年06月29日 18時26分45秒 | 舞台日記

3月後半の舞台日記書きます。


◎3月24日 REAL DIVA'S
六本木にて山本直樹くんと2人 GAROを演奏してきた。REAL DIVA'S=お酒とお料理と音楽を楽しむ大人の為の落ち着いた空間といった感じで 昨年4月の終わりにお世話になって以来あたし凄くこのお店を気に入り、再び此処で演奏できる事が嬉しかった。六本木は日頃滅多に足を運ばせる機会なく 未だ見慣れない景色にどきどきするが、東京タワーをわりと近くで眺められるのが よい。
今回のイベント、題して「ガロに心を奪われて」。普段Naoくんとは駒沢でフォークソング関連の企画をよくご一緒させていただくのだが、その中でGAROも今まで幾つか取り上げてきた。それで 何時だったかのイベントでNaoくん「GARO、いいっすね〜!今度はGAROのイベントやりましょう!」と言ってくれて、この度 15曲を2人で演奏する事となったのだ。およそ5年に亘るGAROの歴史を満遍なく堪能するが如く7枚のオリジナルLPから各2曲ずつ 1枚のライブ盤LPから1曲といった形でデビューから解散に至るまで順を追って演奏し、またその各LP 各曲に纏わるこぼれ話や マークさんとの思い出話などもさせていただきました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

この日なんせ一気に15曲ものGAROを合わせるわけだから 事前にリハーサルしておいてもよかったのだが、結局は今回もぶっつけ本番となった。会場入りし諸々準備して開演まで小一時間。あたし「今日はけっこう集中せんとあかんね。お酒止めとく?」Naoくん「じゃあ一杯だけにしときましょか!」という事で近くの居酒屋へ行き、そうなるとやはり我々一杯では済みませんね。したたか飲んで ふと時計見ると「ありゃ!もうこんな時間!」結果 ほろ酔い気分ご機嫌さんでイベント開始となりました。



1. たんぽぽ
2. 小さな恋
3. 学生街の喫茶店
4. 四葉のクローバー
5. 時の魔法
6. 遠い春
7. 忘れていたもの
8. ロマンス
9. 二人だけの昼下がり
10. 曲馬団
11. 空中ブランコ
12. 個人的メッセージ
13. 吟遊詩人
14. 仕事のあとは
15. さいごの手紙

これまで 駒沢で散々フォークソング奏でてきた我々「せやけど 今回ばかりはちょっとハードル高いやろ。。」と思っていたが、流石!百戦錬磨のNaoくんです。一筋縄ではいかぬGAROの曲たちを繊細 且つ感情豊かに、素晴らしいギターアプローチで届けてくれた。横で演奏していて、感極まる瞬間幾度もありました。ハーモニーも気持ちよかった!


例によって全てのLPレコードも持参し それを紹介しながら一頻りGAROの素晴らしさについて語り Naoくんと2人楽しく演奏できたのは、あたしにとって非常に充実したひとときでした。今回のイベントで味を占めた我々 今後もまたちょくちょく2人でGAROやってゆきたいなぁと考えています。

今まで マークさんご本人、最鋭輝、山﨑怠雅くん伊藤昭彦くん達とGAROを演奏してきたあたくしであるが。今回 新たに山本直樹くんとGAROを共有できたのは やはり自分自身とても刺激になったし、思いがまたひとつアップデートされたような気がします。3月24日、嬉しい一日となりました。


◎3月27日 BLAH BLAH BLAH
3月最後の舞台 西早稲田にて弾き語りでした。あたし BLAH BLAH BLAH今回初出演だったのだが。前々から色んな場所で此処のお店の噂は耳にしており いつの日か出演したいなぁと思っていた矢先、滝さんから「タキとゆかいな仲間たち」なるイベントのお誘いをいただき とても嬉しかった。BLAH BLAH BLAH 主にアコースティックイベント主体のお店と聞いていて こぢんまりしたバーを想像していたのだが、実際に訪れてみて ゆったりしたその解放的な広いスペースに驚いた。

余談になるが、明治通りと早稲田通りが交差する角っこに かつてスガキヤラーメンのお店があった。関西出身のあたしは子供の頃からこのスガキヤラーメンが好きでした(関西ではスーパー内の飲食店として多く存在し、学校の帰り 遊んだ帰りによく立ち寄った)。名古屋が本店なのだが、東京に出てきて全く見かける事なくなってしまったスガキヤラーメン、唯一西早稲田にお店があるのが嬉しくって たまに車で食べに行ったのです。しかしそのお店も2006年に閉店してしまった。この日 高田馬場駅からお店へと向かう途中 あたしはスガキヤラーメンに思いを馳せるのだった。余談過ぎてすみません。



1. ひとつだけ
2. この世の果て
3. Don't Cry My Love
4. 希望の花
5. 赤い青春

初めてのお店での演奏、いつものように自分らしくやれていたのならよいのだが。応援に駆けつけて下さいました皆さん どうもありがとう。そうだ。滝さんとは昨年10月 下北沢RHAPSODYで長渕剛を唄いまくって以来。あの日の興奮未だ冷めやらぬ という事で あたし Don't Cry My Love やりました。すると滝さん「長渕返しだ」と 夢破れて 唄ってくれました。シビれた。


「タキとゆかいな仲間たち」このイベントは毎回 滝さんが1人男性シンガーに声をかけ お店側が女性シンガー2組をセッティングし、いつも男女4人のイベントとして進行されるようだ。滝さん曰く「まぁ、言わば合コンのようなイベントだね(笑)」という事だが。今回初めてご一緒させていただいたニャコチジエンズさん、なつめってぃさん、拝見していて 音楽に対する真摯さが随所に感じられ 大いに刺激を受ける事となりました。滝さんが最高なのは 言わずもがな。結果、非常によき合コンとなった。ご一緒できて光栄でした。ありがとうございました。

BLAH BLAH BLAH、清潔感のある雰囲気のよいお店で お酒もお料理も凄く美味しかった。お店スッタフの方々も親切で、最後まで気持ちよくイベント参加できました。ありがとうございました。また、此処BLAH BLAH BLAHで演奏したいなぁ。その度毎に スガキヤラーメン食べたくなるが。

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3月10日 大久保 くじら号、3月17日 高円寺 ムーンストンプ、3月20日 新宿 カバチヤ

2024年06月18日 22時43分52秒 | 舞台日記

「らいむらいと 20周年記念リサイタル」から先の舞台日記書きます。
3月5日以降 一先ずバンドは少なくとも1ヶ月お休みしましょうという事になり、その代わり自分個人の活動に関しては この時期のオファー 可能な限りお受けした。リサイタル振替公演を無事終えているのならば 幾らか穏やかな気持ちでいられるだろう・・日頃お世話になっている皆さんからのお誘い、有り難く引き受けよう。そんな心境だった。そして実際 何とか20周年イベント終了する事できたので、ほっと胸を撫で下ろすような気持ちにもなりました。


◎3月10日 くじら号
2020年3月1日 くじら号の柿落としに参加して以来、毎年 お店の3月最初のイベントに弾き語り出演させてもらっていたが「今年、できれば5日以降でお願いできますか?」と無理を言い、ひと足遅れの「4th Anniversary くじGIG」例年通りマルキ・ド・サリーちゃんと2人でお祝いさせていただく事となった。この日 お店の扉を開けると、サリーちゃん オーナーのゆかりさん「20周年 とてもよかったです!!おつかれさまでした!!」と言って下さいました。先日のリサイタル、お二方とも足を運ばせてくれたのだ。嬉しかった。今度は 自分がくじら号の4周年をお祝いする番。

1. 訣別
2. 雨降り
3. 堕落を憐れむ唄
4. 一本道
5. 花菱にて
6. 青春の日々
7. 赤い青春

先日のリサイタルで唄わなかった らいむらいとの曲を中心に、友部正人の 一本道、長渕剛の 花菱にて のカバー含め 精一杯あたしからのくじら号4周年の祝賀とさせてもらった。10代の頃 剛を通じて知った 一本道。それから 死んだお父ちゃんとのちょっとした思い出として今も心の奥にこびり付いている 花菱にて。自分にとって節目節目で勇気付けられてきたこれらの曲、心込めて唄いました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

最後はサリーちゃんと 1年の総まとめのような形で剛の HOLD YOUR LAST CHANCE、Myself、SITTING IN THE RAIN を唄い上げた。この日 堀野くんが応援に駆け付けてくれたので、藤子不二雄 大好きの堀野くんも知っている HOLD YOUR LAST CHANCE を咄嗟に選びました(実写化された「まんが道」で、 主演の竹本孝之 歌唱によるこのうたが主題曲として用いられていたのだ)。そして最後の最後、サリーちゃんが10代の頃に強く影響を受けたという尾崎豊の 十七歳の地図 大合唱し「4th Anniversary くじGIG」はお開きとなった。全く打ち合わせ無し くじら号ならではのセッションになったような気がして嬉しかった。興奮した。あたしは、こうした出演者同士 素の部分が思わず出てしまう此処くじら号というお店が大好きだ。数日後 6月の「くじGIG」、Devilさん サリーちゃんとまたジュリー演奏できるような気がして 今からわくわくしている。


◎3月17日 MOON STOMP
続いて高円寺にて弾き語り。昨年1月にELKさんからお誘い受け 初めて出演させてもらった高円寺北口にあるライブキッチンバーMOON STOMP、今回もELKさん企画「Let's Spend the Night Together」なるイベントへの参加だった。ELKさんとの付き合い、もうかれこれ10年位になるだろうか。渋谷のSONGLINESで初めてご一緒させていただき 意気投合し、それから 日々お互い忙しくしている中でも常に連絡を取り合い こうして今もちょくちょくイベントのオファーを頂戴している。有難い事だ。

1. 散り際
2. 都会
3. 祭りのあと
4. なにもない
5. 赤い青春

あたしは今回、20周年記念終えた心情を たくろうの 祭りのあと 唄う事で表現してみた。広島出身のELKさんのイベントで吉田拓郎の曲を取り上げるのは、自分にとってまた楽しみのひとつであるのかもしれません。岡本おさみ作詞による大好きなこのうた、心込めて唄いました。そうだ、確か昨年1月は此処で 外は白い雪の夜 やったんです。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


以前くじら号でご一緒させてもらった成瀬昭さん、今回初めて共演させていただくmamioさん、主催のELKさん。皆それぞれに心籠った演奏を届けてくれました。素敵な夜でした。参加できてよかった。


◎3月20日 KAVACH-YA
続いて歌舞伎町にて弾き語りだった。今回 Giragira Akiraくんからお誘い受け KAVACH-YAでの2度目のGiragira Akira企画への参加だったのだが、この日のイベントタイトルが「歌舞伎町ストラット」というわけで「新宿行きの切符買って〜」と軽快に口ずさみながらお店へと向かう事と相成りました。



1. 堕落を憐れむ唄
2. 都会
3. 不眠症の羊
4. 唇かみしめて
5. 赤い青春

この夜 Giragira Akiraくんが 堕落を憐れむ唄 やってくれたので(とても嬉しかった!!)あたくしもこの曲から始めさせてもらった。次に イベント「歌舞伎町ストラット」に合うような曲って何だろう?世の中に「新宿」を舞台にした曲 数あれど、自分なんかは甲斐バンドの そばかすの天使 や、それこそ 新宿 あたりを先ず思い浮かべるかもなぁ。と「ドブ川に真赤なバラを落としたようなここが吹溜まり 新宿さ」という節に 幼い頃 強い感銘受けた事を思い出した。そして、20数年前 関西から東京に出てきたあたしは 不眠症の羊 という曲を作り その中で「望みなんて遠い昔に この街のドブ川に流した」と吠えたのだ。こうしてこの夜、自分の思い描く大東京 新宿をモチーフにした 不眠症の羊、都会 を唄う事となりました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

前回KAVACH-YA Giragira Akira企画においては かつて知ったる出演者と和気藹々というような時間だった。しかし、今回の「歌舞伎町ストラット」は あたくし初めてご一緒させていただく方ばかり。拝見させていただいた共演者の舞台 どれも素晴らしく、この夜 沢山の刺激を貰いました。昨年辺りから 弾き語り バンドで度々Giragira Akiraくんにはお世話になっているが、改めて 彼の人脈の広さには驚かされる。3月3度目の弾き語りイベント、よき夜となりました。
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3月5日 渋谷 ラ・ママ

2024年06月02日 21時38分25秒 | 舞台日記

2024年3月5日「らいむらいと 20周年記念リサイタル」の舞台日記書きます。この日の事 いまも色々と思うところあるのだが。とにかく・・無事に終了してよかった。
昨年のお盆の時期に あたしコロナ感染し、予定していた9月5日のリサイタルを延期という事態にさせてしまった。2023年9月5日という日は らいむらいとが人前で初めて演奏してから丁度20年目という記念すべき日、大いなる拘りを持って定めたイベントであったのに!それをあたしは易々と「中止」にさせてしまったのだ。それから半年間「もう次、延期はないからな」と自分に言い聞かせ、それでも「3月、絶対に成功させる」といった確たる自信は持てず、日々どきどきしながらびくびくしながら生活送るようになった。と同時に 今まで以上に体調の事気に掛けるようにもなりました。40キロ台まで落ちていた体重も、何とか50キロ台まで持ち上げた。3月5日、無事にやり切る事で あたしはようやく成仏できるのだ。正しくそんな思いだった。

そうして迎えた当日。荷物が多いので久し振りに車を出して渋谷へと向かい、La.mamaに荷物を下ろした後 10年前よく利用したパーキングまで車を駐めにゆくのを伊藤くんが同乗してくれた。この日を迎えるにあたり相当ぴりぴりした心情の自分であったが、車中の僅かな時間での伊藤くんとの会話が、あたしを一気に安堵するような気持ちにさせてくれた。彼は、昨年夏の終わりにコロナ感染した事伝えると「延期に決まってんだろ!とにかく治さないと。完治してから20周年やろう!」と真っ先にあたしに「気にするな」といった連絡をくれた。そういうやつなのだ。


本番直前、お店裏口で記念撮影をした。結成してから10年間 何度も何度も此処で待機した3人、その後の10年間は また別の3人が此処で何度も何度も待機したわけだが。この日 この4人が此処で一緒に待機したのが何とも感慨深い気持ちだった。





<一部>
1. えれじい
2. ひとつだけ
3. 愛の亡霊
4. 愛の花園
5. なにもない
6. 自己嫌悪
7. 白い夜
8. 泥濘
9. この世の果て

普段なら本番直前「自分達が納得ゆく演奏やれればええから。(ブッキング形式の場で)自分達に興味ない人の話し声がフロアの後ろでうるさくっても気にするな。お客さんに振り回されるな。」とあたしはメンバーに言い放ち舞台に上がっていた。しかしこの日、本番 明らかにお客さんの為に演奏している自分がいました。イベントを延期させてしまった後ろめたさや ご迷惑をお掛けしてしまったお客さん関係者に申し訳ない気持ちで一杯だったのは当然の事だが、とにかくバンド20周年イベント ここまで多くの方々に駆けつけていただけたのが本当に嬉しかったのだと思います。ひとつだけ 演奏中に、全ての音が途切れる(ミュートされる)一瞬があった。あたしは「この曲を好きでいてくれる方の為に、もう1回!」正にそういった気持ちで また初めから演奏し直しました。











<二部>
1. 八月の濡れた街
2. 桜吹雪
3. どうしようもなくブルース
4. 都会
5. 黒い涙
6. 夜明けのうた
7. 散り際
8. 不眠症の羊
9. 青春の日々
10. 希望の花
11. 唇かみしめて
12. 赤い青春

二部、八月の濡れた街〜夜明けのうた まで伊藤くんが参加してくれた。やはり彼のギターは彼にしか出し得ない魅力があるのだ と改めて思ったし、安心感と非常によき緊張感を舞台で味わう事となった。10年振りに一緒に演奏できて本当によかった。そうだ。この日 ふと伊藤くん「今日はしゃちょうって呼ばないんだね」とあたしに言ったのだが。実は らいむらいとを共にした10年、彼はあたしをお嬢とは呼ばず いつでも「村井さん」だった。こうして再び同じ舞台に立ち 自分も「伊藤くん」と呼ぶ事で、ようやく対等な関係でいられるような気がした。15周年の時は まだ彼も舞台に立てる状況でなかったらしく出演を断られたのだが、今回は彼の方から「弾きたい」と言ってくれた。今回の20周年で、今まで以上に伊藤くんとの絆みたいなのを自分は感じる事となったのです。嬉しかった。


9月初めの暑い時期だから、記念グッズはこれやろなぁと思って発注したタオル。まだまだ寒い3月に沢山ご購入いただきどうもありがとうございます。


とても素敵なお花、お客さま一同 関係者の皆さまからいただきました。お祝いの素敵な贈り物も、この日 大勢の皆さまからいただきました。本当にどうもありがとうございます。

レコーディング〜PAエンジニアでお世話になった西尾さん。撮影、物販を引き受けてくれたスタッフの皆さん、それから結成以来お世話になりっぱなしのLa.mama。延期公演を快く承諾して下さり 本当にありがとうございました。そして集まって下すったお客さま 関係者の皆さま、この日舞台でも言いましたが 本当に皆に支えられて我々これまでやってこれたのだと痛感しています。感謝の気持ち 言い尽くせません。本当にありがとうございます。
そして。記念すべき日なのに「撮影NG」で窮屈な思いをさせてしまった皆さん いらっしゃいましたら誠に申し訳ございませんでした。それから。この日 予想以上の多くの方々にお越しいただき 入場に時間が掛かり、20分近く開演時間が押してしまいました。それに伴い終演の時間も遅くなり、帰宅時間がシビアな遠方からのお客さまをハラハラした気持ちにさせてしまいました。重ね重ね 誠に申し訳ございませんでした。この場を借りて深くお詫び申し上げます。

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