むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

9月5日 池袋 手刀

2018年09月24日 17時40分19秒 | 舞台日記
2018年9月5日。池袋手刀でらいむらいとだった。
お越し下さいました皆さまどうもありがとう。

この日の舞台に立つにあたり、あたしは。いつもどおりやろう。気負う事なくいつもどおり。我々にしかできないものをただ叩き付けて終わらせよう。このような心持ちだった。
実際はどうだったのだろうか。実際、いつもどおり。淡々とらいむらいとの絶望節を手刀の舞台に叩き付けて終えたような気がします。
何故少し身構えるような事をここで今回述べるのかというと。
2003年9月5日 六本木のライブハウスでらいむらいとが初めて人前で演奏して、この日で我々丸15年という節目を迎えたのだ。
通算418回目の舞台。よくもまぁ飽きもせず、15年色んな場所で演奏してきました。
この日を終え。「ようやったなぁ」と、珍しく自分たちを少しだけ褒めてあげたい気分になった。
後日、ふと第1回目のらいむらいとの事が気になり。普段 まず過去の映像など観返す事ないのだが、恐る恐る15年前の映像を覗いてみた。

2003年9月5日 六本木 morph
1. 表通りの恋人たち
2. 向日葵
3. 裏切りの花
4. 色仕掛けブルース
5. 気まぐれな天使と悪魔の憂鬱
6. 春の雨

3人ぎごちなく。たよりなく。それでも精一杯このバンドの原型を作り上げていた。
驚いたのが、色仕掛けブルース 演奏前にちょっとした寸劇みたいなのをやっていて。
しゃちょうの渋いブルースギターと掛け合いで「今夜もあたしは男に抱かれながら夢をみる。この暗い洞穴のような地下室でみる夢は。遠い故郷の丘に咲いた希望という花を摘む夢ばかり。・・もう 戻れやしないのに。」というような台詞をあたしは吐いていて。
なんか表現しようとするところ、最初っから一貫してるような気がして少し嬉しくなりました。
因に。2003年9月5日六本木のイベントにおいて他の出演バンドのサポートで堀野くんが参加していたのも、また驚くべき事実でありまして。まさに運命のような気がするなぁ。

あの日から丸15年という月日を歩いてきた らいむらいと。


2018年9月5日 池袋 手刀
1. えれじい
2. 泥濘
3. 自己嫌悪
4.この世の果て
5. 不眠症の羊
6. 希望の花


初めて 色仕掛けブルース を人前で演奏した時の気持ちと変わりなく、どんづまりの人生の中のひと欠片の希望 をこの日も唄えたような気がします。
こんなバンドを、相も変わらず応援してくれるかたがた。どうもありがとう。
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8月31日 吉祥寺 ブラックアンドブルー

2018年09月17日 15時10分25秒 | 舞台日記
2018年夏の終わり、らいむらいと吉祥寺に出演してきた。
お会いした皆さまどうもありがとう。
この夏 とんでもなく狂ったように暑い日が続き。それから各地で地震や台風や豪雨の災害が相次ぎ。更には 9月に入っても北の大地で大きな地震が起こった。
振り返ると。心配、悲しみ、やるせなさだらけの季節だった印象が強く残るのですが。
そんないたたましい夏の最後。吉祥寺の街の一角にあるライブバーで数々の獣たちが吼えました。


1. 八月の濡れた街
2. 泥濘
3. 堕落を憐れむ唄
4. どうしようもなくブルース
5. 不眠症の羊
6. 希望の花


我々も、この現状を どうしようもなくブルース にして心を込めて力いっぱい吼えた。
八月の濡れた街も 泥濘も 堕落を憐れむ唄も 不眠症の羊も 希望の花も。らいむらいと流のブルース。
憤りや嘆きや悲しみや憂鬱をそれらの曲たちに目一杯託して 唄い 演奏した。


今回このイベントに我々を呼んでくれたVOODOO MUFFINの花薬さん。個人的にはもう随分と長いお付き合いになりますが。
何故か、花薬さんとはこのけだるい夏の終わりにご一緒させていただく機会多いような気がするのだ。
とは言いつつ、昨年イベントのお誘いを受けたのは確か梅雨が明けたばかりの頃だった。
何故だろう?・・そうだ。いつぞや、同じような8月終わりに新宿御苑近くのライブバーでイベントご一緒させていただいた事があるんです。その日もけだるく蒸し暑い夏の終わりの夜だった。なんか、帰り ぼんやり悲しく切ない気持ちになったのを憶えてる。
あたくしは、花薬さんの それこそイベントタイトル美獣乱舞に相応しいワイルドで圧倒的なパフォーマンス!!自分にとってのカリスマであるくらいなんだけど。しかしそれと相対するセンチメンタルでロマンチックでやさしいメロディ、詞が大好きだ。
恐らく 花薬さんのそのメロウな部分が、物悲しい夏の終わりと結び付いてるのだろう。自分の中で。
この日もやはりぼんやり悲しく切ない夜だった。

今年も 美獣乱舞 ご一緒させていただけた事。とても嬉しく思っています。
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8月25日 五反田 ロッキー

2018年09月11日 21時54分44秒 | 舞台日記
8月のCARO。25日、いつものように「カロとー うたおうー♪」という掛け声とともに始まりました。
よい1日となりました。お越し下さいました皆さまどうもありがとうございます。

この日は 前回会場でお約束したとおりGARO2の全曲演奏を我々試みたのですが。
なかなか!!B面の洋楽カバーに関しては今までほぼ手つかずであったので。難儀しました。
しかしモッキーもそうだったと思うが。やろう!と決めた事を実行するにあたり お家でひたすら打ち込む→悩む→くじける→後悔する→開き直る→閃く→再度打ち込む。といった繰り返しの作業は、苦しくはあったけども本当に充実した時間であり。
終えてみて いま純粋に、やってよかった。と思っています。
それは 恐らく2人とも不器用ながらも精一杯、一生懸命に練習して場に挑めたから。そして、時々天国のマークさんにも「これで・・大丈夫ですか、ね?」とお声かけさせてもらったから。
お付き合い下さいました皆さまどうもありがとうございました。


一部の始まりはいつものように先ずご挨拶がてら 一人で行くさ を。続き、GARO2をレコードの曲順どおりに演奏しました。

<一部>
1. 一人で行くさ
2. 美しすぎて
3. 水車は唄うけど
4. 学生街の喫茶店
5. 蝶が飛ぶ日
6. 四葉のクローバー
7. BABY I'M WANT YOU
8. LET IT BE
9. MY LADY
10. BECAUSE
11. GOOD MORNING STARSHINE


今回GARO2を聴き込み、演奏して改めて感じたのですが。
ほぼメンバー作詞作曲によるファーストと、外部の人(主にプロの作詞家作曲家)が手掛けたA面+洋楽の日本語カバーB面からなるセカンド。意外にも近い世界観を持つレコードだなぁと思ったのです。
アコースティックな音使いを基本として、幻想的で、透明感があり、瑞々しさを 2枚ともに感じます。
あと、例えばファーストの 人は生れて と、セカンドのカバー曲 LET IT BE の、人生をうたう壮大なスケール感とか。どこか共通するものを感じる。
この2枚のレコードって、きらびやかな装飾物がまだ存在せず。60年代終わりの反戦活動、ヒッピー文化、ウッドストック、フラワームーブメント。そんな時代背景から派生していった音。というか。
セカンドの最後で、GARO結成前にマークさんとボーカルさんが参加したミュージカルHAIRに使われたGOOD MORNING STARSHINEをカバーしてるのとか!なんかよいですよね!
誰もが知っているGARO最大のヒット曲 学生街の喫茶店 も。その時代背景を関連させて聴くと、ラジカルなメッセージが浮かび上がってくるような気がします。
そしてサード以降、キラキラとした装飾物がだんだんと曲の随所に散りばめられていく。だけど、それ以降の・・大衆性、都会的なイメージ、エレキギターでロック掻き鳴らしたり、更には大流行した四畳半フォークに便乗した時も、それぞれがGAROの魅力であったのだと思います。
なんか、色々思い巡らせてしまいました。今回。

一部が終わり、この日はワントリックポニーがゲストで演奏してくださいました。
生前マークさんがお二方のためにプレゼントした曲に詞をのせ、初恋のメロディ という曲が完成し。
この度そのCDが発売される事になったのです。マークさんとの思い出の場所ロッキーで是非ともレコ発を!という事で参加してもらいました。

モッキーの ロージー もそうだし、愛のない世界 はマークさんご本人もコーラスで参加してくださりCAROで音源作りました。更にはらいむらいとでも 愛のない世界 アルバムに入れさせてもらった。
こうして、マークさんの手掛けた楽曲が世に出るというのは本当に素晴らしい事だ。
初恋のメロディ。とてもやさしい曲で、とてもやさしい詞で、思わずマークさんの事思い出しました。
素敵な曲です。泣けた。

二部は、いつものように会場の皆さんと一緒にGARO、マークさんの名曲の数々をうたいました。
勿論、愛のない世界、ロージーも。心込めて演奏しました。
<二部>
1. 蒼いハイウェイ
2. ロマンス
3. 愛のない世界
4. 鳥のように
5. 君の誕生日
6. 吟遊詩人
7. ロージー
8. 風にのって
9. 散歩
10. 暗い部屋
11. 涙はいらない


最後は ワントリックポニーの皆さんにも舞台に上がってもらい、涙はいらない を。

8月も。GARO、マークさんの曲をそれぞれの思いで愛している皆さんと一緒に、こうして楽しいひとときを過ごす事ができた。いつも本当にありがとうございます。
次回、9月15日。いよいよGARO3を全曲演奏します。前述したような きらびやかさ、ポップな面も加えながら。大衆に受け入れられ 時の人となってゆくGAROの姿を表現できればなぁと思っています。
マスターコーナーもあります!!
何卒よろしくお願いいたします。

9月15日(土)五反田 Rocky
「CAROとうたおう!」
出演:CARO
開場 18:00 / 開演 18:30 2ステージ
前売り/当日 4,300円(2D付き)
お問い合わせ・ご予約 五反田Rocky TEL:03-3491-8170(17:00~24:00)
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8月22日 高円寺 ショーボート

2018年09月01日 20時42分16秒 | 舞台日記
8月22日、高円寺Show Boatにてらいむらいとでした。
お集り下さいました皆さまどうもありがとう。

この日はサイケ、グラム、ニューロックというキーワードを掲げて活動しているバラナンブと我々との2組だけの共演。
ここでベースを担当してる山崎怠雅さんとは以前に我々何度かイベントでご一緒させていただいており。で、あたし個人としては彼と弾き語りでの共演があったり、お互いのGARO好きが高じて3声でハモるユニットやらせていただいたり・・と、ちょくちょく色んなところでお世話になっていた。
しかし、今回およそ1年振りにお会いするという事に気付き。あれ?そんな久しく会ってなかった?と少し意外な気持ちになりました。もうちょっと頻繁に会ってるような気がしてた!
更に。バラナンブとは渋谷のスタジオで遭遇する機会も多かったので このバンドの存在をいつも気にはなっていたし、共演をとても楽しみにしていたのだ。あたしは。





1. 八月の濡れた街
2. あ・り・き・た・り
3. 泥濘
4. マキシーのために
5. 堕落を憐れむ唄
6. 不眠症の羊
7. 希望の花
8. この世の果て

この日も前回に引き続き、自分としては非常に落ち着いた気持ちで舞台に立てた。ぴりぴりとした緊張感は、持たずだった。
いまのあたしには、ぶっきらぼうに叩き付けて黙って去ってゆくというやり方が 何となく重荷に感じてしまうのかもしれない。そういう時期なのだ。でも、それでよい。
バラナンブの素晴らしい演奏を聴いて、純粋に舞台で「今日は良き日だ」「彼らと一緒にイベントできる事がとても嬉しい」といった発言をしたのは、いまの自分にとってまったく無理のない とても素直な行為だったのだと思います。
バラナンブが演奏したPYGの もどらない日々 とてもよかった!!
後で思い出したのだが、怠雅さんも藤井さんも賀句さんのお店ソウルキッチンに出演されていた方で、PYGやジャックスの あの独特の時代の音楽をお互いリスペクトする共通点が見えたのも嬉しかった。
井上堯之さん、残念ながら今年お亡くなりになられましたが。あたし2014年の丁度同じような夏の終わりにソウルキッチンで光栄にも堯之さんの前座を務めさせていただいた事があって。その日の日記読み返すと、あたしも もどらない日々 唄ってた!!
そういう共通点が何だか凄く嬉しかったです。

それから今年もお盆を過ぎ、個人的には無事父の新盆を迎え終えて少しほっとしていた所なのだが。
11年前の暑い暑いお盆に旅立たれた二丁目ゴールドさんに向けて マキシーのために を演奏しました。
舞台で、心の底から 魂震わせて唄う二丁目さんのマキシーのために、13階の女、蛹化の女。あたしは大好きだった。
二丁目さんのように心の底から唄えるかどうかわからないけれど、毎年こうして彼が愛した曲たちを演奏させてもらっている。
空に向けて精一杯心込めて唄いました。



堀野くん、翌日に本業のナショヲナルの舞台が入っていたため、一足先に帰ってしまったのだが。
終演後、この日を名残惜しむかのようにバラナンブの皆さんとわいわい楽しいお話をさせていただき。

このようにとてもピースフルな記念写真まで一緒に撮ってもらいました。
次回までに グワシ!綺麗にできるようにしておくぞ。と固く心に誓うのでした。
またの機会を楽しみにしています。ありがとうございました!!
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