むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

9月10日 渋谷 ソングラインズ

2016年09月28日 23時42分48秒 | 舞台日記
9月、第2週目の土曜日は渋谷にてらいむらいとでした。
お越しくださいました皆さまどうもありがとう。
素敵な差し入れや。ビールもたくさんご馳走になりました。いつも恐れ入ります。

9月。人知れずひっそりと14年目を迎えていたらいむらいと。
この日 とにかく14年目第一回目の舞台だった。
といっても、特に気負いせずいつもの調子で挑んだんだけど。
忙しい合間を縫って急遽この日参加してくだすった野口薫さんと一緒に、まったりゆったりやらせていただきました。
最後、ガロや松山千春なんかも薫さんと即興でご一緒させていただき、楽しい夜だった☆


1. ひとつだけ
2. 挽歌
3. えれじい
4. 色仕掛けブルース
5. どうしようもなくブルース
6. 自己嫌悪
7. 不眠症の羊

気負いせず と言いましたが。
なんとなく 13年前の9月にらいむらいととして初めて舞台に立ち演奏した「色仕掛けブルース」をやりました。たぶん10周年のワンマンぶりです。
このところ久しく演奏してなかったのは・・なんというか、自分の身を削るような思いをその曲に直接こめていなかったというところなのかもしれません。
「黒い涙」や「色仕掛けブルース」って 例えば古い洋画のワンシーンや、トラディショナルな曲の訳詞なんかをモチーフにしていて。
そういう曲たちと、いまあたしが 悔しかったり 悲しかったり うちひしがれたり そういった感情を吐き出す曲たちとに、どこか距離ができてしまっていた。
でもね。実際演奏してみるとやはり当時作った時の事なんか思い出して これはこれでとてもドラマチックな曲だなぁ!と思いました。
聴いてくだすった皆さんどうもありがとう。
あー。
色々思い出した!!
14年前 みっちゃん、しゃちょうと知り合い。
当時2人は派手なグラムロックボーカリストを探していて、「一度合わせてみない?」と誘われ。
でもその時あたしは今までやってきたギンギラのグラムロックとはまた違った表現をしたいという強い意志があり、その誘いをずっと断っていたのです。
2人から何度か呼び出し喰らって。
みっちゃんが「どういうのを実際にやりたいの?」って尋ねてきた時、あたしは断る気満々で「ガロや甲斐バンドのようなフォークロックがやりたいんです!」って確か答えた。
するとみっちゃん「おれ、初めておこづかいで買ったレコード甲斐バンドだよ!」と。最終 喜ばせてしまう結果に(笑)
しゃちょうはね。「そっかーグラムロックはやる気ないんだね。例えばこういう曲はどう?」と、いつも真っ正面からいま作っている曲をあたしに投げかけてきた。
その中の1曲が後に 色仕掛けブルース となるコード進行で。あたしはそれを聴いた時に「浅川マキっぽい雰囲気でやれそう」って思ったんです。
あと、銀河鉄道999の映画での機械伯爵の女のイメージ。酒場でギター弾きながら唄うシーンがあって その雰囲気も合いそうだった。
しゃちょうも999大好きでね。
そういったやりとりしていたら いつのまにか3人で舞台に立つ日が訪れていました。
そうだ。
いま思うと「色仕掛けブルース」がらいむらいと誕生のきっかけだった。

やっぱりどういった曲にもドラマって存在するんだなぁ!!
14年目のはじまりに、このような事考えれてよかった。
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9月3日 五反田 ロッキー

2016年09月24日 00時11分44秒 | 舞台日記
9月、先ず最初の舞台は五反田にてCAROでした。
お越し下さいました皆さまどうもありがとうございます。
いつも差し入れ、ビールのご馳走 恐れ入ります。
この日は遠方からのお客さまも見えられました。
本当に有り難いです。。

やはりここ最近CAROの日はとてもお天気がよく。
この日も夏が舞い戻ってきたかのように暑い1日でした。さすが!MARKさん(*´ω`*)
五反田の9階で名残惜しい夏の夜を皆さんと一緒に楽しみました☆


<一部>
1. 一人で行くさ
2. ディープ・ブルー
3. 愚かな遊び
4. 個人的メッセージ
5. 地球はメリー・ゴーランド
6. 一枚の楽譜
7. 涙はいらない
8. 愛のない世界
9. ロージー
10. 吟遊詩人

9月。TOMMYさんの命日が近いので 久し振りに「地球はメリー・ゴーランド」や・・あと先月の新たなレパートリー曲である「愚かな遊び」を少し不良っぽく唄いました。
やっぱりあたし、TOMMYさんの声質ってどこかショーケンに似ていると思ってしまうのです。
ではショーケンっぽく唄えばTOMMYさんに近づく?・・一概にそうとも言い切れないのですが。
でも。なんだかちょっとニヒルでクールで不良っぽいところ やっぱり感じてしまうのです。
MARKさんとTOMMYさんの唄声も 一瞬むちゃくちゃ似てる!と思わせる部分(「散歩」の振り分け、最初わかんなかった)と、どこか対照的な部分と、あるように思います。
その辺りを聴き込むと また更なる魅力にはまってしまう。
モッキーと2人かれこれもう10年くらいGAROを唄ってきたけど、まだまだ新たな魅力が出てくる。
凄いグループだなぁ。。。


今回もマスターの小噺を皆さんと一緒に楽しみました。
ためになるお話やちょっとエッチなお話。それから哀愁漂う「マスターです。。」お忙しい中いつもご用意してくだすって嬉しい。
両サイドでむっちゃ笑ってる我々が 誰よりマスター小噺のファンなのかもしれません(*´ω`*)

<二部>
1. 蒼いハイウェイ
2. GOOD VIBRATION
3. 木馬
4. 風にのって
5. 君の誕生日
6. たんぽぽ
7. 蝶が飛ぶ日
8. Love The One You're With
9. 時の魔法
10. 散歩
11. 暗い部屋

二部では新たなレパートリーとして「蝶が飛ぶ日」をお送りしました。
この曲もTOMMYさんのちょっと掠れた、甘く切ない唄声が非常に印象的。なかなか表現するのむつかしかったのですが、精一杯気持ち込めて演奏しました。
あ。今回「蝶が飛ぶ日」をやったので、GARO2のA面はすべて演奏できる事となりました!!
いつかレコードのA面、B面すべてその曲順どおりに演奏するっていうの やってみたい。
まだMARKさんとご一緒させていただく以前、無謀にもモッキーと2人 GAROファーストを頭から最後まで曲順どおりに演奏した事あったのですよ。確か青い部屋で。
今後もレパートリー少しずつ増やしてゆく予定ですので、ファースト以外でもまたそういった曲順 やってみたいです。
んんー。楽しみがまだまだ残ってるなぁ。。。

という事で。
9月のロッキーも 最後までとても楽しい時間を過ごす事ができた。
モッキー、マスター夫妻、関係者の皆さま、多くのお客さま、それからMARKさんTOMMYさんにお世話になりました!!
来月も何卒よろしくお願いいたします。
コメント (1)
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8月29日 荻窪 クラブドクター、8月30日 歌舞伎町 ソウルキッチン

2016年09月18日 15時20分08秒 | 舞台日記
8月29日、30日。今年の夏の終わりを、らいむらいと と 弾き語りで締め括りました。
両日 やはり台風の影響あったと思うが。下手すれば電車動かなかったりするんでは??と、数日前から少し心配もしていたが。
丁度イベント行われる時間はさほど酷い天候でもなっかたような。。
しかし。そんな大変な状況の中 足を運んでくだすった皆さまどうもありがとう。
差し入れもいつもどうもありがとう。

29日クラブドクターは、以前同じ場所でご一緒させていただいた事ある山崎怠雅さんバンドとの再びの共演。
あたし個人的に大好きなユニットなので、この日を凄く楽しみにしていた。


夏もこれで終わりだなぁ。八月の濡れた街も今日で一旦唄い納めかなぁ。
という事で、過ぎゆく夏に思いを寄せながらゆったりと演奏させていただきました。
1. 八月の濡れた街
2. あ・り・き・た・り
3. 愛の花園
4. 手紙(岡林信康)
5. 竹田の子守唄(赤い鳥)
6. 堕落を憐れむ唄
7. 自己嫌悪
8. 不眠症の羊
9. 希望の花

毎年お盆過ぎた頃に、亡くなって9年になる 二丁目ゴールドさんに捧げる舞台をやらせてもらってる。
今年は、二丁目さんがいつかカバーしたいとおっしゃっていた岡林と赤い鳥の曲を 代わりにあたしが唄わせていただきました。
確かこのブログやり始めて矢先だよ。天国に行っちまったの。あれ。という事はこのブログ、もう9年もあたし続けてんの???
時が経つのって早い。
相変わらずあたしはまだ元気でいる。だけどあなたを忘れる事一度もないので、もう少しそちらで待っていてください。
あたしがそちらに行った時は、岡林と赤い鳥。一緒に唄いましょー(*´ω`*)


そして、山崎怠雅さんの舞台が終わって。せっかくだから最後になんか一緒にやりましょう!って事になり。
3人でガロの「暗い部屋」と「時の魔法」をやらせていただきました。
実は以前ご一緒させてもらった後、怠雅さんから「ガロ、我々も好きなんですよ。またそのあたりのお話でもいたしましょう。」のようなメッセージいただいて。それで「おおーっ。嬉しいですー!!ぜひぜひー!!」なんてお返事させてもらってたんです。
念願叶いました。ぶっつけ本番だったのですが、3声 とても気持ちよかった。
凄いなぁ。ガロが好きっていう事で一気に距離が縮まる。どうもありがとうございました!!またこの3人で、他にもいろいろとご一緒させていただきたいです。。

それから明けて30日。
今度は歌舞伎町にて 井上陽水バースデートリビュートへの弾き語り参加だった。
この日も!山崎怠雅さんと一緒でした!
平野カズさんとも。ソウルキッチンでのトリビュートナイトではいつもお世話になっている。
「いや、実はあまり熱心な陽水ファンでもないんですけど。。」と各々口揃え発言してからの舞台でしたが。
怠雅さんの 囁くような・・繊細で壊れそうな「いつのまにか少女は」も。
カズさんの 熱量溢れる・・感情こもった「東へ西へ」も。
素晴らしかった。


あたしは、幼少期にむちゃくちゃ好きになった思い出深いレコード「氷の世界」から中心に唄った。
1. 夏まつり
2. かんかん照り
3. あかずの踏切り〜はじまり
4. 帰れない二人
5. 自己嫌悪
6. 桜三月散歩道
7. 小春おばさん
8. おやすみ


最後は皆さんと一緒に「夢の中へ」を。
「さほど熱心なファンでも・・」と言っておきながら、とてもいい笑顔でこの日を締める事ができた。
どうもありがとうございました!!

先日のブログでも言ったけど。
色んな音楽家の方とこうやって舞台を共有するという時間が、自分にとっていま本当に幸せな時間だ。
もう ね。年々体力も低下してきて(笑)一日を生き抜く事の大変さ みたいなのも味わうような年齢にもなってきたけど。
こうした時間があるから なんか また元気にがんばれる。
また一緒にやれる日がある っていうだけで がんばれる。
今年も、素敵な夏の終わりになりました。
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8月24日 渋谷 ラ・ママ

2016年09月17日 13時53分35秒 | 舞台日記
遅くなりました。。
8月、スモーキン・ブギの明くる日は 我々らいむらいと 12月に発売されるCDのジャケット用写真撮影でした。
荷物が多かったのであたし一人車で現場へと向かったのだが、もう とんでもない雨と風で。
ばりばりばりと屋根に叩き付ける雨の音がカーステのミュージックなんかほとんど掻き消し。
「おっかねー!おっかねー!」とひとりぎゃーぎゃー言いながら、何とかお昼過ぎに到着しました。
みっちゃんも雨風の中 電車で無事現地到着。

撮影始まる頃には雨も風も少しおだやかになってくれたようです。。
すったもんだしましたが、結果良い撮影になりました。
今回もジャケット表側はあたくしの慣れないイラストを用いる予定なのだが。
写真の方も思い描くイメージがあって。今回イメージどおりの写真が撮れたように思ってます。

そんな8月後半、台風があっちからこっちから近づいてきて大変だったけれど。
比較的天候おだやかだった24日は、ラ・ママにてらいむらいとでした。
お越しくださいました皆さまどうもありがとう。
差し入れも。いつも恐れ入ります。

今回も堀野くんとの3人らいむらいとでした。

1. 八月の濡れた街
2. サマータイムブルー
3. この世の果て
4. 泥濘
5. 不眠症の羊
6. 希望の花

「不眠症の羊」って曲。
この曲ってやはりしゃちょうのゆらゆらと揺れるようなディレイサウンドが要であったと思っていて。
「八月の濡れた街」の 水の中を泳ぐような感じもそうだ。しゃちょうのあのディレイが要だった。
しかし。堀野くんと演奏するようになって、だんだんとまた新たなこの3人での要が生まれてきているように思うのです。
あの当時3人で表現していたものを 今の3人で何とか補いながら演奏する、というのではなく。
今の3人だからこそ成り立つ表現 というものが確実に存在してる。
その事がいまあたしは凄く嬉しい。
だから「不眠症の羊」も「八月の濡れた街」も「この世の果て」もいま新鮮な気持ちで唄える。


あと、なんかね。この日お客さんから言っていただけたんだけど。
舞台での我々の身体の動かし方、まとまりが出てきたって。
鏡の前で日夜振り付けの練習してるわけでもないのだが(笑)恐らく バンドとしての一体感というのが我々の中で少しづつ生まれてきているのかも。
嬉しい。。

この9月でらいむらいと、14年目を迎えた。
13年間1度も止まる事なくやってきて・・それでも未だ新鮮だと感じる瞬間があるって。なんと素晴らしい事なのでしょう。
たいした事演奏してるバンドじゃないけど。
たいした事唄ってるバンドじゃないけど。
たいして男前のバンドでもないけど。
あたしにとってはとても大切なバンド。
14年目もやりますわ。
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8月21日 新宿 スモーキン・ブギ

2016年09月07日 23時19分08秒 | 舞台日記
8月、CAROの明くる日は新宿2丁目にてらいむらいとでした。
お越し下さいました皆さまどうもありがとう。
差し入れもいつもありがとうございます。

スモーキン・ブギ もう随分と前からお世話になっているのだが。
ちょうどこの時期、8月の残暑厳しい頃によく出演させてもらってる気がします。
荷物抱えて汗だくになって新宿の街を歩き、エアコン効いたお店に辿り着いた時に思わずほっとする。だいたいいつもそんな感じ。
あ。しかし去年、年越しイベントに我々参加したので 今回は約半年振りの出演かー。

店長MUREさんの企画「この世の涯」というタイトルのイベントだったのですが。
個人的に凄く刺激いただく事になった 非常によい夜でした。
MUREさんがドラムを担当する 24thDecember は今までに何度もご一緒させていただいていて、あたし大好きなバンドで。
ポコンチサイトウさんも大晦日にご一緒させていただいた時に拝見して「はっ」と息をのむ事になり、忘れられない存在であったし。
それから初めてご一緒させていただいた夜の涯のヴァルツ。舞台で音を出した瞬間に引き込まれた。
その名の通り 夜の涯で行き場のない感情を喚き散らしたり・・時にゆらゆらと感情を泳がせているような。あたしの心を掴んで離しませんでした。
今回皆さんの舞台観ていて・・共通して最初っから自虐的な部分叩き付けてくるんだけど、と同時にその中で限りないやさしさを感じ取ってしまう。
あたしの1番ぐっとくる部分皆さん持っていた。
まいった。
果たして我々らいむらいともそういった部分を感じ取ってもらえるバンドなのでしょうか。


1. 八月の濡れた街
2. あ・り・き・た・り
3. 堕落を憐れむ唄
4. 自己嫌悪
5. 不眠症の羊
6. 希望の花

とにかく 2人でいつものように精一杯やらせていただきました。

終わってから出演者の皆さんといろいろお話させていただいた。一旦舞台降りたらびっくりするくらい気さくな方ばかりで。
だいたい年齢が近いので聴いてきたものも近かったりして、盛り上がりました。
また今後このイベント、継続してゆきたいですねー!なんて言い合って。

夜の涯のヴァルツの方からはご出身である青森のワンカップいただいたりして。嬉しかった。。
MUREさんが「総じて、絶望の崖っぷちで叫び 演奏している人は 舞台から下りるとやさしい人が多い」とおっしゃっていたんだけれど。
皆さんとお話していたら、ほんと。そう思いました。ほんとにやさしい人ばかり。
まいった。
果たして我々もそういった人間なのでしょうか。

らいむらいとやり始めてここ10数年。こんな風に意気投合して「また一緒になんかやりましょー!」って一体どのくらいの人と言い合ってきたかなぁ。
数えきれない人と舞台を共にして仲良くなって。刺激もらって。お酒のみ合って。
20代の頃は共演する人なんてすべて敵だ!くらいに思ってた。ANTIQUE JUANやってた時とか打ち上げなんかほとんど参加しなかった。
なんかね、らいむらいと始めてどんづまりのうた唄うようになってから急におともだちが本当に沢山増えた。不思議(笑)
でも。そういったおともだちの存在がこうして音楽やっていく上での何よりあたしの財産だと思ってます。
この日もとても素敵な1日だった。
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