むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

12月17日 新宿 アンチノック、12月22日 駒沢 エムズカンティーナ、12月24日 神保町 三月の水、12月30日 大久保 くじら号

2024年03月31日 19時02分04秒 | 舞台日記

昨年12月後半の舞台日記書きます。


◎12月17日 ANTIKNOCK
らいむらいとの2023年、オゾマシーズ主催企画イベント「喪明け」への参加で締め括りました。今回オゾマシーズのベース担当ちろさんからお声掛けていただき、(実はあたし初めて出演する)老舗ライブハウスANTIKNOCKの舞台に上がる事がとても楽しみだったし、何より久し振りに白塗り、アングラ等テーマに掲げるバンドとの共演に胸が高鳴った。あと数日で新しい年を迎えるこの時期、三上寛の このレコードを私に下さい を頭の中ぐるぐると反復させながらこの日 新宿へと向かった。

1. 堕落を憐れむ唄
2. 散り際
3. この世の果て
4. 赤い青春
5. 希望の花

以前らいむらいと メンバー全員顔を白く塗りたくり、池袋手刀の白塗り系イベントや渋谷のシャンソンバー青い部屋によく出演していた時期がありました。その頃 自分は「へどらのめ」という白塗りアングラフォーク・ユニットの唄い手 二丁目ゴールドさんにシンパシー覚え 強い憧れを抱き、自身のバンドもそうした世界に持ってゆこうとしていたのだ。数年前 手刀でちろさんとご一緒した際「生前 ゴールド氏から らいむらいとの事よく聞かされていました」という風に伺った。ちろさん、二丁目さんがへどらのめの前にやってたバンド「デットン」のメンバーであったという事 その時あたし初めて知ったのです。今回こういった経緯も踏まえて、ちろさんからのお誘いがあたしはとても嬉しかった。
らいむらいと20年以上やって、二丁目さんのような魂のうたを人前に届ける事 未だ到底及ばず仕舞いのあたしであるが。本番、自分なりに とにかく全身全霊尽くし最後 希望の花 まで唄い通した。

2023年12月17日「喪明け」オゾマシーズはじめ 共演バンドそれぞれ確立した世界観持っていて素晴らしかった。久し振りにらいむらいと 白塗りバンドに混じりイベント参加できた事、非常によい刺激となりました。そしてこの夜が、20周年を迎えた我々に もう一度自身の足元を見つめ直すような機会を与えてくれたような気がします。お会いした皆さん どうもありがとう。


◎12月22日 M's Cantina
続いて 2023年最後の「フォーク酒場なおき」だった。
毎度あたくし所有するレコードを幾枚か駒沢のイベントスペースに持ち込み それを流し、Naoくんと会場の皆さんと一緒にお酒飲みながら耳傾けるというまったりとしたこの企画。2023年も 定期的にM's Cantinaにおいて素敵なひととき過ごさせていただきました。
年も押し迫ったこの時期 何かさみしい曲かけましょうか。と 今回も「フォーク酒場」始まったのだが。Naoくんが用意してくれた日本酒 温燗でちびりちびりやりながら、よき年の瀬の雰囲気味わう事となった。松山千春のアルバム「歩き続ける時」から 寒い夜、吉田拓郎 2枚組アルバム「ローリング30」から 外は白い雪の夜 とか。GAROにも冬の曲あるんです!とアルバム「三叉路」から 冬の花火 聴いたり。それから、自分の中で年末この時期にいつも聴きたくなる 斉藤哲夫のURC時代のアルバム「君は英雄なんかじゃない」を流したり。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


この日、会場の片隅に徐にサンタさんの帽子が置かれてあり。条件反射的にやっぱりそれ被ってしまう我々 クリスマス会に参加したような気分にもなれてよかったです。更にはお約束という感じで、最後 甲斐バンドの 安奈 を2人生演奏したりもしました。


そして 一頻り飲んで会場を後にし、このところ必ずふらふらと天下一品に寄り こってりすすってしまう我々なのであった。おかげさまで2023年最後の「フォーク酒場なおき」よき夜となりました。またこのイベント、これから先もゆるりと続けてゆければいいなぁ。今後ともよろしくお願いいたします。


◎12月24日 三月の水
2023年クリスマスイブの夜は 神保町三月の水において恒例「シナモンナイト」だった。自分が参加するようになって もう何度目のシナモンナイトだろう。夏と冬、このイベントがないと何か寂しいような気持ちになってしまう自分がいます。今回も皆と素敵な時間共にできてよかった。この3年 コロナ禍でお客さん無しの配信でやったりした事もあったけれど、こうして皆元気に神保町で顔合わせられる事が 本当に涙出るくらい嬉しかった。お集まり下さいました皆さん どうもありがとう。

1. 屋根の上の猫
2. 白い夜
3. 一本道
4. 赤い青春

前回 駒沢で斉藤哲夫のアルバムを紹介した流れという訳ではないが、この夜 友部正人の 一本道 を唄った。やはり 何故か東京の冬の情景を思い浮かべてしまう曲なのです。それから、らいむらいとANTIKNOCK出演の時も 三上寛の曲 頭の中で鳴らしながら新宿に向かったと前述したくらいなので、この時代のURCの曲たちというのは自分の音楽人生において途轍もない影響力があったのでしょう。

12月生まれの俵田ジュンくんのお誕生日をお祝いし、最後は 皆で桑田佳祐の 白い恋人達 を唄って「シナモンナイト 2023年冬・Xmasイブ」お開きとなりました。
2024年も また元気に皆で集まれる事願って。その日を今から楽しみにしています。


◎12月30日 くじら号
2023年最後の舞台は 大久保にて弾き語り出演。ここ数年 毎月お世話になっているくじら号、 題して「2023 くじGIG Final」への参加でした。確か前の年もそうだったと記憶しているが(此処では敢えて我が相棒と言わせていただく)マルキ・ド・サリーちゃん、そして1年振り 中尾諭介さんとの共演。2023年最後の舞台である事と合わせ、この夜をあたしはとても楽しみにしていた。

1. 自己嫌悪
2. 挽歌
3. なにもない
4. 赤い青春
5. 希望の花
6. 唇かみしめて

あたくし2023年夏の終わり コロナに感染、そうして予定していた「らいむらいと 20周年記念リサイタル」をやむなく延期させてしまい。その後もなかなか身体本調子といかなかった2023年後半であったが、この夜 とにかく今の自分の心境曝け出すような思いで 自己嫌悪 から唄い始めさせてもらった。結果。まだ風邪が完全に治り切っていない喉で それでも自分にとって納得ゆく舞台を終える事ができました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


この日の 赤い青春、くじら号のYouTubeで紹介していただきました。
2023年は正に 赤い青春 と共にあった年だったのではと 今しみじみ思い返しています。丁度1年前 2022年12月30日 くじら号にて初めてこの曲を披露したのだ(その時まだタイトル無かったはず)。それからこの1年間 赤い青春 は必ず舞台で唄う事となった。くじら号から始まったこのうた、1年後 お店が紹介して下さったのは 自分にとって非常に感慨深い気持ちだった。嬉しかった。

最後はサリーちゃん諭介さんと一緒に 剛の SUPER STAR、西新宿の親父の唄、TIME GOES AROUND、しゃぼん玉 を声高らかに大合唱しました。2023年最後も我々にとってのヒーローは やっぱり剛だったのだ!!興奮した!!観に来てくれた灯りちゃんも巻き込んで、その後 夜が更けるまで宴は続くのでした。

諭介さん「弾き語りって 何か唄い手のごつごつした剥き出しの感情が垣間見れるところあって それが面白い」のような事言っていたが、正しくあたしも同じ思いだ。弾き語りイベント行われる小さなライブバーって大抵楽屋がなく、共演者の舞台 終始お客さんと一緒に拝見する事になるのだが。さすれば終演後 自ずと共演者同士 感想を伝え合ったり、音楽談義に花が咲いたりもするのだ。弾き語りイベントの良さって 演者同士ふれあいの時間が存在する部分だったりするんだろうなと常々思う。

それからこの夜。中尾諭介さん50歳の節目に出された記念本「道標50」の中で なんと!あたくしの事も書いていただけてるという事をお聞きし、嬉しくて その本購入させてもらいました。バンドと並行してここ数年 弾き語りでの活動も多くなってきているあたくしであるが、こうしたライブバーでの弾き語りを通じて近しい間柄になっていった仲間が本当に増えた。改めて その事が今の自分にとっての喜び、刺激、そして今後音楽を続けてゆく上での原動力に繋がっているのだと思っている。

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12月7日 渋谷 ラ・ママ、12月13日 中目黒 FJ’s、12月16日 銀座 まじかな

2024年03月17日 10時09分36秒 | 舞台日記

昨年12月中盤の舞台日記書きます。
2023年12月初め あたくし北海道での弾き語り演奏旅行終えると、間もなくして東京渋谷においてロマンチック飛行船の舞台が待っていた。灯りちゃん「ロマヒコ、初のLa.mama公演です」とアナウンスしていたけれど、確かコロナ禍で 嶋田さん主催イベントにロマンチック飛行船 La.mama出演した記憶あるなぁ。但し、バンド編成での出演は 言われるとおり今回初めての事だった。この度 ロマンチック飛行船・バンド編成で THE MONOLITH主催「GLITTERS  OF THE  NIGHT」への参加が決まり、前以て「La.mamaだから 眠れぬロマンティック やりたいんだよねー」と灯りちゃんからアイデアを聞かされていた。それで、北海道帰りだとばたばたとするから 向こうへ発つ直前に地元のカラオケ屋さんで2人リハーサルをしたのだが。どうやら灯りちゃん風邪をこじらせてしまったようで 喉の調子があまり良くなさそう。それでも容赦なく本番は近づいてくるのであった。


◎12月7日 La.mama


本番直前。灯りちゃん 風邪の具合も何とか落ち着いてきているようで、わりとリラックスした表情伺える。堀野くん、ともっけ、勇人も もう何度目かのロマンチック飛行船になるのでどことなく表情が柔らかい。それから、今回 LOVE MISSILEの曲をやるにあたり あたし珍しく帽子をかぶる事にした。数日前に北海道で晃士さんとご一緒させてもらった際 晃士さんのシルクハット姿がとても素敵だったので、その影響も自分の中で大いにありました。

1. セピア
2. かくれんぼ
3. ロマンチック飛行船
4. 春の雨
5. LONDON CALLING
6. 二つの空
7. 眠れぬロマンティック
8. 未来永劫

本番 灯りちゃん唄うと綺麗に声が出ていて、横で演奏していて「流石やなぁ」と思った。でも喋ると未だ掠れ声で、幾らか辛そうだった。。よく頑張りました。
この日 共演がTHE MONOLITH、DENIALという La.mamaならではの楽団。それこそ“GLITTER“というワードがしっくりくる素敵なイベントだった。20代の頃 大阪でANTIQUE JUANというバンドをやっていて、La.mamaの「TOKYO GLITTER ROCKER」というイベントに幾度か出演をしたんです。あたしはそのイベントタイトルが大好きだった・・何となくその頃の事を思い出しました。年末の渋谷 道玄坂La.mamaというシチュエーションも感慨深かった。2023年12月7日「GLITTER OF THE NIGHT」よき夜になりました。お会いした皆さん どうもありがとう。


「ようがんばったね。声、ちゃんと出てたよ!おつかれさまでした!」と、最後 地元のラーメン屋さんで2人しっぽりと打ち上げをしました。その時 まさか灯りちゃんの風邪をしっかりと受け継ぐ事など全く予期していないあたくしなのであった。


◎12月13日 FJ's
12月の初めに札幌で参加させてもらった「白い毒」せっかくなので12月中に何処か東京でも企画しましょう!と山田晃士さんサイドからお声かけていただき 無論「是非とも!」とお返事させてもらい、斯くして中目黒FJ‘sでの「白い毒 VI -番外編-」が開催される事となった。
数日前に北の大地で撒き散らした毒、その毒を 数々の思い出話と共にこちらの皆さんにも味わっていただこうという目論みだったのだけれど。撒き散らした筈の毒、どうやら晃士さんとあたくし 自分の方へも跳ね返っていたようで。この日いつになくハスキーボイスで2人舞台に立つ事になりました。



1. 屋根の上の猫
2. 堕落を憐れむ唄
3. なにもない
4. 白い夜
5. ファイト!
6. 赤い青春
7. 希望の花
8. 唇かみしめて

本番、声が掠れてしまってなかなか思うように唄い切る事できず 幾らか悔しい思いしたけれど。札幌でも取り上げた 中島みゆきの ファイト!この夜 感情振り絞るように唄ったのが、結果 自分にとっては何だかよかった。最後 晃士さんとのセッション ジュリーの4曲を演奏し終えるまで、とにかく慢心の力込めて声張り上げたのだが。今回は意外と声帯傷つけずに済んでくれたようだ。翌日 念の為お医者さんに診てもらうとコロナでもインフルエンザでもなかったので、それも少し安心しました。ご心配おかけしてしまった皆さん 誠に申し訳ございませんでした。



晃士さんも「こちらに戻ってきて体調を崩してしまった」と仰っていたが、無事「白い毒」の番外編 中目黒で開催する事ができてよかった。楽屋でも本番においても 北海道での楽しかった日々を語り合ったり またお客さんにも聞いてもらったり、終始笑顔の絶えない時間でした。それから、この夜 晃士さんがカバーされたボリス・ヴィアンの 脱走兵(様々な方が日本語でカバーされている曲。あたしは高石友也による詞の 大統領殿=加藤和彦が唄っているのを 好んでよく聴いた)これが誠に素晴らしかった!!泣けた。昨年12月。こうして晃士さんと音楽を通し濃密なひとときをご一緒させていただけた事が、あたしは本当に嬉しかった。


やぶやんはじめ北海道で多くの皆さんにお世話になった「白い毒」最後は晃士さんと2人だけの東京「白い毒」番外編でしたが。お陰様でよき1日となりました。会場にお越し下さいました皆さん どうもありがとう。終演後にいただいたカレー、とっても美味しかった。2023年12月13日FJ‘s。晃士さん、マネージャーの美濃輪さん、お店スタッフの皆さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。またいつの日か「白い毒」に参加できる事を夢見て。その日を今から楽しみにしています。


◎12月16日 まじかな
続いて 銀座にてモッキーとのCARO。実は2人の予定とRockyの予定をすり合わせたところ 12月は開催できる日を定められずという事だったので、Rocky以外で何処かワンマンやれる場所ないだろうか?とあたくしの方からモッキーに相談を持ち掛けたんです。したらモッキー 色々と考えてくれて、今回 銀座のライブバーまじかなを押さえてくれました。12月はマークさんの命日の月であるので、あたしはどうしてもCAROやりたかった。こうして2023年12月16日 マークさんの追悼公演行える事ができ、本当に心から嬉しく思っています。お集まり下さいました皆さん どうもありがとうございます。

<一部>
1. 一人で行くさ
2. 時の魔法
3. 愛のない世界
4. たんぽぽ
5. 美しすぎて
6. 地球はメリーゴーランド
7. ロージー
8. 人は生れて
9. 吟遊詩人

<二部>
1. 学市街の喫茶店
2. 君の誕生日
3. 涙はいらない
4. 鳥のように
5. 風にのって
6. ロマンス
7. 明日への讃歌
8. チララ!キララ!
9. 散歩
10. 暗い部屋
11. Find The Cost Of Freedom

以前から 銀座まじかなというお店の噂はモッキー経由で度々耳にしていた。誰もが自由に店内の楽器を使って演奏できる 音楽好きが集まるバー。1度はあたしも訪れてみたい!と思っていたので 今回ようやく念願が叶い嬉しかった。オーナーもとても気さくな方で、カメラマンとして 生前の谷村新司に深く関わったという事だったので、この日アリスの 明日への讃歌 演奏しました・・チンペイさん追悼もできてよかった。そして マークさん旅立たれた時に最鋭輝が思い込めて作った チララ!キララ!2023年12月もこうして皆さんと一緒に唄える事ができてよかった。
あたくしといえば、この日まだ風邪が治っておらず 何かとお聴き苦しいところ多かったと思います。すみません。最後までお付き合い下さいました皆さん 本当にどうもありがとうございました。


終演後、銀座に詳しいモッキーにおすすめのラーメン屋さんへ連れてってもらいました。CAROにとって2023年 締めのラーメン、格別だった。


昨年夏の終わりにコロナ感染し、10月はインフルエンザ感染、そして今回また風邪をこじらせてしまったあたくし。「参ったなぁ」という気持ちと同時に この頃から3月5日に向けて真剣に体調管理、体力作りに取り組むようになった。実はこの2年くらいで 体重50kg切る位まで落ちてしまい、先ずはもう少し体重増やす事を試みた。その甲斐あって 先日お陰様で無事らいむらいとの20周年イベントを終える事ができました。立ち会ってくれた皆さん どうもありがとうございました。体力がないと絶望すらも唄えない。正にそれを目の当たりした2023年下半期だった。

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