むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

1月16日 五反田 ロッキー

2019年01月26日 13時24分39秒 | 舞台日記
2019年 CAROも始まった。
16日 五反田にお集り下さいました皆さまどうもありがとうございます。

CAROも 思えばもう随分と長く続けている。
らいむらいとのホームページで過去の活動経歴が記されていて、確認すると初舞台は2006年の9月16日長野ネオンホールだった。
モッキーともほんとに長い付き合いになるのだなぁ。と、しみじみ思います。


昨年の夏から続けている ”GAROのアルバム全曲披露" の流れで、今回はGARO4の再現に挑戦した。
<一部>
1. 一人で行くさ
2. ロマンス
3. 大空の詩
4. 君の肖像
5. 朝・昼・夜
6. 二人だけの昼下り
7. 二人は友達
8. 憶えているかい
9. 恋人
10. 踊り人形
11. 一枚の楽譜

大抵のGAROのアルバム解説においてGARO4というと、学生街の喫茶店〜君の誕生日〜ロマンス という一連の大ヒット曲を放った後、再び職業作家による作詞作曲編曲を交え 所謂売れ筋アルバムの発表という位置づけをされていると思いますが。なので GAROの本質的な部分というのはメンバー自らの曲で固めたファーストやGARO3にある。と解釈されがちのような気もしますが。
実際今回GARO4を聴き込むと、他の作品に比べてアコースティックギターの音色の割合が低い。という印象も受けました。実際メンバーが担当した楽器演奏も極めて少ない作品なのかもしれません。
しかし、今回モッキーと2人アコギ2本だけでこのアルバムをA面から順に演奏してゆくと。歌詞を含め一貫したテーマみたいなのを感じ取る事ができた。あの時代、都会で暮らす 儚くてほろ苦い若者の青春 を描いた作品 のような気がしたのです。
更にそのテーマを突き詰めたのがアルバム 吟遊詩人 なのではないかなぁ。。 GAROの持ち味のひとつである幻想的な表現部分はできるだけ控え、その代わりリアルな日常の描写が 胸を刺した。
初めて挑戦した大野さんの朝・昼・夜、恋人 ・・・モッキーのシャンソン的な唄い方が 儚くほろ苦い青春 を浮かび上がらせてくれたように思います。


そして、1月はモッキー、マスターのお誕生月であります。

この日会場にいらっしゃった1月生まれの方々とも一緒に、皆でお祝いしました。
ロッキー、このようにとてもあったかな雰囲気がとても心地よい。
笑顔溢れる空間。これからも大切にしてゆきたいです。

<二部>
1. 蒼いハイウェイ
2. 君の誕生日
3. 愛のない世界
4. 鳥のように
5. 涙はいらない
6. 時の魔法
7. ロージー
8. 風にのって
9. 散歩
10. 吟遊詩人
11. 暗い部屋

二部はいつものように、GARO、マークさんの名曲の数々。マークさんからいただいた 愛のない世界、ロージー を会場の皆さんと大いに唄って楽しみました。
いつも本当にありがとうごいざいます!!

さて来月は、2月23日ここ五反田ロッキーで。それから21日は久し振りに下北沢CCOでCAROイベントやります。この日は最鋭輝、らいむらいとの演奏もあります。
皆さんで マークさんトミーさんのお誕生日を盛大にお祝いしたいなぁ。
どうぞよろしくお願いいたします。

CAROホームページ→こちら。
CAROレパートリー曲→こちら。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月12日 町田 プレイハウス、1月13日 大塚 ハーツネクスト

2019年01月19日 20時13分05秒 | 舞台日記
2019年が始まった。
今年の舞台初めは、らいむらいと としての2日間だった。
お会いした皆さんどうもありがとう。

1月12日町田、1月13日大塚。
普段 らいむらいと がよく参加するイベントとは、どちらも少し趣の違った内容であったので。自分としては刺激的だった。よい年の始まりになったと思っています。


◎1月12日 町田 The Play House
1. えれじい
2. 泥濘
3. 不眠症の羊
4. 散り際
5. 希望の花

この日いつもと趣が違うと言ったのは。共演させていただくバンド、どの方々も初対面だったのだ。
バンド立ち上げた当初だと そんなの当たり前だろうけれど。なんせ15年もやっていると、まぁ当日必ずと言っていいほど楽屋に知り合いがいる。
現地入りして楽屋で最初に発する言葉というのが「あ!ご無沙汰してます!久し振りにご一緒できるの楽しみです!」とか「また、一緒ですね(笑)今日もよろしくお願いします!」こんな感じで。その後お互いの近況報告や、とりとめもない話に花が咲く。
今回はご一緒させていただく方々も初めてであるし・・それに伴い我々を初めて観ていただけるお客さんも多数いらっしゃる。という事で、とても刺激になりました!
我々のリハーサル終了後、共演者の方が「寺山修司とか、浅川マキとか、お好きなんですか?」と声をかけて下さり。なんだかとても嬉しい気持ちになりました。
忙しい最中 the FOLKLESのtomokkeくんやE.M.Iさんが応援に駆けつけてくれたのも嬉しかった!






15周年記念を終え、めでたくメンバーが3人となったので。
以前しゃちょうがいた頃によくやった・・写真の撮り合いっこを我々またするようになりました。



◎1月13日 大塚 Hearts Next
1. 堕落を憐れむ唄
2. 挽歌
3. 自己嫌悪
4. 散り際
5. 希望の花

この日のイベントの趣というのが。タイトルどおり所謂グリッターなバンド大集合といったもので。
70年代のグラムロックをリスペクトするバンドに交じり、我々果たしてどう応戦すべきか??参加する直前まで少し不安抱えていたのだが。
ふた開けてみると、意外にも80年代L.A.メタルしか感じさせないような楽団はいるし。打ち込みトラックにのせて変形ギター掻き鳴らすひとりハードロック少女はいるし。ジャズやらファンクやらブルースやらロックやらごった煮の強烈なサウンドで お酒あおりながらぶっ放す破廉恥女性楽団はいるし。
ああ、なんだ。我々だけがはみだしものというわけではないじゃないか。と少し気が楽になった。
しかしどの共演の方々も、ぎらぎらした強烈な個性を舞台でまき散らしており。刺激になりました!
それから。らいむらいと そう言えば立ち上げて間もない頃、La.mamaの「LAD INSANE」やU.F.O.CLUBの「LADY STARDUST」といったグラムロックのイベントによく参加したなぁ。と少し懐かしい気持ちになり。その頃に知り合ったYASUが応援に駆けつけてくれて とても嬉しかった!







今年に入って2回の舞台を終え。
らいむらいと の音楽スタイルというのは やはり少し孤立したものなんだろう。と改めて感じたし。
前向きに捉えれば、らいむらいと の世界観を 長い年月かけてようやく確立してきたのかもなぁ。とも思いました。
しかしまだまだ。これから何処へ向かってゆくのか 、自分自身楽しみでもあります。
とにかく3人で・・・仲良くやってゆきます!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月27日 池袋 手刀

2019年01月12日 14時02分53秒 | 舞台日記
12月27日 らいむらいと、池袋で2018年最後の演奏をしてきた。
15周年のリサイタルから丁度1週間後。
ひとつ大きなイベントを終えた事で、この日 いつになくゆったり穏やかな気持ちで舞台に立てたような気がします。
お会いした皆さんどうもありがとう。

ここ手刀での「プレミアムパイプ椅子シッティング公演」・・お客さんに座ってゆったり観ていただく所謂アコースティックイベントに我々よく参加させていただくのだが。
今回 事前にスタジオで音合わせする際、自分が今後表現してゆきたい音というのをメンバーに伝え。わりと細かに曲アレンジの指示をさせてもらった。
今までにおいても 既存曲に対し何度も何度もアレンジ練り直したりしてきたが。先日のリサイタルを終え、自分の表現したいものがまた今までとは違う形で見えてきたところもあったので。
要は この日のようなアコースティックイベントにおいて打ち出すべき ちょっと大人っぽいアレンジを今後取り入れてゆきたい。と、漠然と思ったのだ。あたしは。


1. 屋根の上の猫
2. 都会
3. 挽歌
4. 散り際
5. 希望の花
6. この世の果て

実際どうだったんでしょうね。
2018年の終わりに 少しばかり大人びたらいむらいと、届けられたんでしょうか。
単純に自分自身は、今後更に色んな音楽吸収して 今までとはまた違った表現してゆく事に心躍らせてます。1から出直すくらいの気持ちが自分にとっては清々しくて心地よい。

そうこうしてる間に年も明けました。






これからはこの3人でらいむらいとの看板背負ってゆきます。
今後とも らいむらいと 何卒よろしくお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月20日 渋谷 ラ・ママ

2019年01月05日 11時30分25秒 | 舞台日記
2018年12月20日、らいむらいと15周年記念リサイタルをラ・ママで行った。
寒い中お越し下さいました皆さんどうもありがとう。
綺麗なお花や お祝いのお酒、素敵な贈り物、たくさんたくさんありがとう。
当日お店に電報も届いており。「こんな時代に電報なんていただけるんだ。」と思って確認しましたら 京都のお母ちゃんからでした。嬉しかった。ありがとう。

らいむらいとが人前で初めて演奏したのって2003年の9月だから。本来なら9月にお祝いすべきなんだろうけど。
なんとなく年の瀬、クリスマス前の慌ただしく 行き交う人々が何か寂しさ引きずりながら歩いているように(あたしには)見えるこの季節に、どうしてもお祝いしてあげたかった。
そういえば5年前の10周年記念リサイタルも、丁度この時期にラ・ママで行った。
実際 ばたばたと忙しいこの時期に毎回わがまま言ってやらせていただき。ラ・ママに、物販 撮影スタッフしてくれた皆さんに、関係者の皆さんに、ゲストの皆に、メンバーに、そして駆けつけてくれた多くの皆さんに 心から感謝をしています。


<一部>
1. えれじい
2. 泥濘
3. あ・り・き・た・り
4. 屋根の上の猫
5. 黒い涙
6. 白い夜
7. 愛の花園
8. 桜吹雪
9. 青春の日々
10. 夜明けのうた







自分の今までにおける舞台での挨拶といったら 紅をひと塗りして終わり。口を開いたと思えば「あんたたちねぇ。」と、人をくったような女口調でぽつぽつ呟いて直ぐにそっぽ向く。およそこんな感じだったと思うけど。
無意識にこの日「もうめんどくさい。おれ でいいや。」と、15周年という節目に堀野くんという新しいメンバーが加わった事に対する喜びを噛みしめながら ひたすら着飾らない自分を曝け出した。
でもこれでよかったと思っています。
泥濘、屋根の上の猫、黒い涙 という、内容が少しフィクション寄りの楽曲において。「おれ」でもすっとその世界に入ってゆけたから。
今まで囚われていた何か から解放されたような感じがして気持ちよかった。
そして。この3人での新たなスタート を自分自身心から祝福しながら前半10曲演奏しました。


らいむらいと 立ち上がる少し前 LADY STARDUSTというグラムロックのイベントで知り合い。らいむらいと始めてからすぐに「いいバンドだね」と言っていただき。それから2009年初めてのU.F.O.CLUBでのワンマンショウでもDJ担当してくれたYASU。
この日も、特にこちらからリクエスト用意したわけではないのだけど らいむらいとの15年のお祝いにお似合いの曲をたくさんかけてくれました。
彼とは ジュリーのトリビュートバンド大真面目に一緒にやったりね。イエローモンキーにしてもそう。同じものに夢中になれる大親友だから。
参加してくれた事、ほんとに嬉しかった。


<二部>
1. 訣別
2. どうしようもなくブルース
3. 自己嫌悪
4. 不眠症の羊
5. この世の果て
6. 堕落を憐れむ唄
7. 愛のない世界
8. 挽歌
9. 都会
10. 散り際
11. ひとつだけ
12. 希望の花









二部では今回、この世の果て からSNAKYに参加してもらった。
彼が加わる事により、予測せぬ隠し味・・ぴりりとしたスパイスがそれぞれの楽曲に散りばめられ、予測せぬ科学反応がバンドに起こった。と言うよりも。
本来らいむらいとが必要としていた音。それを見事に丁寧に奏でてくれたような気がするのだ。
妙な安心感を得て後半8曲演奏し終えた。
SNAKY自身が実際どこまでこちらに細やかな気を使って演奏してくれていたのか?彼に聞き出すのは野暮なような気がして止めた。
らいむらいとのうた世界に入り込んできたエレキギターの音色が非常に心地よく、あたしはここでもやはり喜びをひたすら噛みしめながら唄っていた。マークさんが残してくれた 愛のない世界。レコーディングしたこの4人でやれた事が本当に嬉しかった。





この日、これほどまでにバンドやっていて感謝の気持ちに満ち溢れる日はなかった。
ただ この日、ひとつだけ後悔した事があります。
「らいむらいとやってきて苦しい事ばかりだった。常にこのバンドを止めたかった。」とあたしは舞台で言ったのだ。
実は、このバンドを好きで好きでどうしようもないからこそ出た言葉なんだけど。「このバンドはおれの生き甲斐です!!」って素直に言えなかった事に 後悔しています。
自分は子供の頃から引っ込み思案で 人の前に立つ勇気などとてもじゃないけど持てず、いつも隅っこでびくびくして 人の顔色伺いながら丸くなって生きていた。
10代半ば 音楽を知って、音楽こそが自分の生き甲斐となり。自分も人の前で何か表現したい!!という思いを持つようになってから、自分の作るものに自分だけはとにかく自信持って なりふり構わず無我夢中で今まで音楽続けてきた。だけどそれが苦しかったのかもしれません。
本当はいまも子供の頃と何ら変わらず。隅っこでびくびくしながら生きている人間なのだと思います。
若くして死んでしまった仲間、「好きな事やるのが一番や。これからも好きな事やってゆけよ。」と、大学出てからも好き勝手音楽続けている自分に最後まで言ってくれた父。そんなひとたちに向けて「音楽はおれの生き甲斐なんです!!」と本当は胸張って言うべきでした。
ですが、そんなひとたちに何もしてやれなかった自分を責める気持ち。それが15年間どうしても離れませんでした。
散り際 。
本当はらいむらいとの幕切れに相応しい曲にするつもりだった。これをらいむらいとの最後の曲にしようと思っていた。
しかし 何が作用したのか、自分の中にどういった気持ちの変化があったのか。こればかりは本当に自分にもわからないのだが。
らいむらいとの曲として そこに命を吹き込もうとした時に、自然とあのメロディと「望みをすてろ。散り際なんぞ何処にもない。」という言葉が湧いて出てきた。
隅っこでびくびくしている本来の自分ではない「これが私の生きてゆく形なのだ」と 今まで信じてやってきたらいむらいとの魂みたいなものが、自然とそこに宿ったのだと思います。
嬉しかった。

12月20日のリサイタルで、何かひとつ自分の中で終わらせたもの、何かひとつ自分の中で見つけたもの があるような気がします。
15年。関わった多くの皆さんがそれを導いてくれた。
ありがとう。これからも のんびり、精一杯やります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする