むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

3月24日 六本木 リアルディーバス、3月27日 西早稲田 ブラーブラーブラー

2024年06月29日 18時26分45秒 | 舞台日記

3月後半の舞台日記書きます。


◎3月24日 REAL DIVA'S
六本木にて山本直樹くんと2人 GAROを演奏してきた。REAL DIVA'S=お酒とお料理と音楽を楽しむ大人の為の落ち着いた空間といった感じで 昨年4月の終わりにお世話になって以来あたし凄くこのお店を気に入り、再び此処で演奏できる事が嬉しかった。六本木は日頃滅多に足を運ばせる機会なく 未だ見慣れない景色にどきどきするが、東京タワーをわりと近くで眺められるのが よい。
今回のイベント、題して「ガロに心を奪われて」。普段Naoくんとは駒沢でフォークソング関連の企画をよくご一緒させていただくのだが、その中でGAROも今まで幾つか取り上げてきた。それで 何時だったかのイベントでNaoくん「GARO、いいっすね〜!今度はGAROのイベントやりましょう!」と言ってくれて、この度 15曲を2人で演奏する事となったのだ。およそ5年に亘るGAROの歴史を満遍なく堪能するが如く7枚のオリジナルLPから各2曲ずつ 1枚のライブ盤LPから1曲といった形でデビューから解散に至るまで順を追って演奏し、またその各LP 各曲に纏わるこぼれ話や マークさんとの思い出話などもさせていただきました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

この日なんせ一気に15曲ものGAROを合わせるわけだから 事前にリハーサルしておいてもよかったのだが、結局は今回もぶっつけ本番となった。会場入りし諸々準備して開演まで小一時間。あたし「今日はけっこう集中せんとあかんね。お酒止めとく?」Naoくん「じゃあ一杯だけにしときましょか!」という事で近くの居酒屋へ行き、そうなるとやはり我々一杯では済みませんね。したたか飲んで ふと時計見ると「ありゃ!もうこんな時間!」結果 ほろ酔い気分ご機嫌さんでイベント開始となりました。



1. たんぽぽ
2. 小さな恋
3. 学生街の喫茶店
4. 四葉のクローバー
5. 時の魔法
6. 遠い春
7. 忘れていたもの
8. ロマンス
9. 二人だけの昼下がり
10. 曲馬団
11. 空中ブランコ
12. 個人的メッセージ
13. 吟遊詩人
14. 仕事のあとは
15. さいごの手紙

これまで 駒沢で散々フォークソング奏でてきた我々「せやけど 今回ばかりはちょっとハードル高いやろ。。」と思っていたが、流石!百戦錬磨のNaoくんです。一筋縄ではいかぬGAROの曲たちを繊細 且つ感情豊かに、素晴らしいギターアプローチで届けてくれた。横で演奏していて、感極まる瞬間幾度もありました。ハーモニーも気持ちよかった!


例によって全てのLPレコードも持参し それを紹介しながら一頻りGAROの素晴らしさについて語り Naoくんと2人楽しく演奏できたのは、あたしにとって非常に充実したひとときでした。今回のイベントで味を占めた我々 今後もまたちょくちょく2人でGAROやってゆきたいなぁと考えています。

今まで マークさんご本人、最鋭輝、山﨑怠雅くん伊藤昭彦くん達とGAROを演奏してきたあたくしであるが。今回 新たに山本直樹くんとGAROを共有できたのは やはり自分自身とても刺激になったし、思いがまたひとつアップデートされたような気がします。3月24日、嬉しい一日となりました。


◎3月27日 BLAH BLAH BLAH
3月最後の舞台 西早稲田にて弾き語りでした。あたし BLAH BLAH BLAH今回初出演だったのだが。前々から色んな場所で此処のお店の噂は耳にしており いつの日か出演したいなぁと思っていた矢先、滝さんから「タキとゆかいな仲間たち」なるイベントのお誘いをいただき とても嬉しかった。BLAH BLAH BLAH 主にアコースティックイベント主体のお店と聞いていて こぢんまりしたバーを想像していたのだが、実際に訪れてみて ゆったりしたその解放的な広いスペースに驚いた。

余談になるが、明治通りと早稲田通りが交差する角っこに かつてスガキヤラーメンのお店があった。関西出身のあたしは子供の頃からこのスガキヤラーメンが好きでした(関西ではスーパー内の飲食店として多く存在し、学校の帰り 遊んだ帰りによく立ち寄った)。名古屋が本店なのだが、東京に出てきて全く見かける事なくなってしまったスガキヤラーメン、唯一西早稲田にお店があるのが嬉しくって たまに車で食べに行ったのです。しかしそのお店も2006年に閉店してしまった。この日 高田馬場駅からお店へと向かう途中 あたしはスガキヤラーメンに思いを馳せるのだった。余談過ぎてすみません。



1. ひとつだけ
2. この世の果て
3. Don't Cry My Love
4. 希望の花
5. 赤い青春

初めてのお店での演奏、いつものように自分らしくやれていたのならよいのだが。応援に駆けつけて下さいました皆さん どうもありがとう。そうだ。滝さんとは昨年10月 下北沢RHAPSODYで長渕剛を唄いまくって以来。あの日の興奮未だ冷めやらぬ という事で あたし Don't Cry My Love やりました。すると滝さん「長渕返しだ」と 夢破れて 唄ってくれました。シビれた。


「タキとゆかいな仲間たち」このイベントは毎回 滝さんが1人男性シンガーに声をかけ お店側が女性シンガー2組をセッティングし、いつも男女4人のイベントとして進行されるようだ。滝さん曰く「まぁ、言わば合コンのようなイベントだね(笑)」という事だが。今回初めてご一緒させていただいたニャコチジエンズさん、なつめってぃさん、拝見していて 音楽に対する真摯さが随所に感じられ 大いに刺激を受ける事となりました。滝さんが最高なのは 言わずもがな。結果、非常によき合コンとなった。ご一緒できて光栄でした。ありがとうございました。

BLAH BLAH BLAH、清潔感のある雰囲気のよいお店で お酒もお料理も凄く美味しかった。お店スッタフの方々も親切で、最後まで気持ちよくイベント参加できました。ありがとうございました。また、此処BLAH BLAH BLAHで演奏したいなぁ。その度毎に スガキヤラーメン食べたくなるが。

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3月10日 大久保 くじら号、3月17日 高円寺 ムーンストンプ、3月20日 新宿 カバチヤ

2024年06月18日 22時43分52秒 | 舞台日記

「らいむらいと 20周年記念リサイタル」から先の舞台日記書きます。
3月5日以降 一先ずバンドは少なくとも1ヶ月お休みしましょうという事になり、その代わり自分個人の活動に関しては この時期のオファー 可能な限りお受けした。リサイタル振替公演を無事終えているのならば 幾らか穏やかな気持ちでいられるだろう・・日頃お世話になっている皆さんからのお誘い、有り難く引き受けよう。そんな心境だった。そして実際 何とか20周年イベント終了する事できたので、ほっと胸を撫で下ろすような気持ちにもなりました。


◎3月10日 くじら号
2020年3月1日 くじら号の柿落としに参加して以来、毎年 お店の3月最初のイベントに弾き語り出演させてもらっていたが「今年、できれば5日以降でお願いできますか?」と無理を言い、ひと足遅れの「4th Anniversary くじGIG」例年通りマルキ・ド・サリーちゃんと2人でお祝いさせていただく事となった。この日 お店の扉を開けると、サリーちゃん オーナーのゆかりさん「20周年 とてもよかったです!!おつかれさまでした!!」と言って下さいました。先日のリサイタル、お二方とも足を運ばせてくれたのだ。嬉しかった。今度は 自分がくじら号の4周年をお祝いする番。

1. 訣別
2. 雨降り
3. 堕落を憐れむ唄
4. 一本道
5. 花菱にて
6. 青春の日々
7. 赤い青春

先日のリサイタルで唄わなかった らいむらいとの曲を中心に、友部正人の 一本道、長渕剛の 花菱にて のカバー含め 精一杯あたしからのくじら号4周年の祝賀とさせてもらった。10代の頃 剛を通じて知った 一本道。それから 死んだお父ちゃんとのちょっとした思い出として今も心の奥にこびり付いている 花菱にて。自分にとって節目節目で勇気付けられてきたこれらの曲、心込めて唄いました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

最後はサリーちゃんと 1年の総まとめのような形で剛の HOLD YOUR LAST CHANCE、Myself、SITTING IN THE RAIN を唄い上げた。この日 堀野くんが応援に駆け付けてくれたので、藤子不二雄 大好きの堀野くんも知っている HOLD YOUR LAST CHANCE を咄嗟に選びました(実写化された「まんが道」で、 主演の竹本孝之 歌唱によるこのうたが主題曲として用いられていたのだ)。そして最後の最後、サリーちゃんが10代の頃に強く影響を受けたという尾崎豊の 十七歳の地図 大合唱し「4th Anniversary くじGIG」はお開きとなった。全く打ち合わせ無し くじら号ならではのセッションになったような気がして嬉しかった。興奮した。あたしは、こうした出演者同士 素の部分が思わず出てしまう此処くじら号というお店が大好きだ。数日後 6月の「くじGIG」、Devilさん サリーちゃんとまたジュリー演奏できるような気がして 今からわくわくしている。


◎3月17日 MOON STOMP
続いて高円寺にて弾き語り。昨年1月にELKさんからお誘い受け 初めて出演させてもらった高円寺北口にあるライブキッチンバーMOON STOMP、今回もELKさん企画「Let's Spend the Night Together」なるイベントへの参加だった。ELKさんとの付き合い、もうかれこれ10年位になるだろうか。渋谷のSONGLINESで初めてご一緒させていただき 意気投合し、それから 日々お互い忙しくしている中でも常に連絡を取り合い こうして今もちょくちょくイベントのオファーを頂戴している。有難い事だ。

1. 散り際
2. 都会
3. 祭りのあと
4. なにもない
5. 赤い青春

あたしは今回、20周年記念終えた心情を たくろうの 祭りのあと 唄う事で表現してみた。広島出身のELKさんのイベントで吉田拓郎の曲を取り上げるのは、自分にとってまた楽しみのひとつであるのかもしれません。岡本おさみ作詞による大好きなこのうた、心込めて唄いました。そうだ、確か昨年1月は此処で 外は白い雪の夜 やったんです。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


以前くじら号でご一緒させてもらった成瀬昭さん、今回初めて共演させていただくmamioさん、主催のELKさん。皆それぞれに心籠った演奏を届けてくれました。素敵な夜でした。参加できてよかった。


◎3月20日 KAVACH-YA
続いて歌舞伎町にて弾き語りだった。今回 Giragira Akiraくんからお誘い受け KAVACH-YAでの2度目のGiragira Akira企画への参加だったのだが、この日のイベントタイトルが「歌舞伎町ストラット」というわけで「新宿行きの切符買って〜」と軽快に口ずさみながらお店へと向かう事と相成りました。



1. 堕落を憐れむ唄
2. 都会
3. 不眠症の羊
4. 唇かみしめて
5. 赤い青春

この夜 Giragira Akiraくんが 堕落を憐れむ唄 やってくれたので(とても嬉しかった!!)あたくしもこの曲から始めさせてもらった。次に イベント「歌舞伎町ストラット」に合うような曲って何だろう?世の中に「新宿」を舞台にした曲 数あれど、自分なんかは甲斐バンドの そばかすの天使 や、それこそ 新宿 あたりを先ず思い浮かべるかもなぁ。と「ドブ川に真赤なバラを落としたようなここが吹溜まり 新宿さ」という節に 幼い頃 強い感銘受けた事を思い出した。そして、20数年前 関西から東京に出てきたあたしは 不眠症の羊 という曲を作り その中で「望みなんて遠い昔に この街のドブ川に流した」と吠えたのだ。こうしてこの夜、自分の思い描く大東京 新宿をモチーフにした 不眠症の羊、都会 を唄う事となりました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。

前回KAVACH-YA Giragira Akira企画においては かつて知ったる出演者と和気藹々というような時間だった。しかし、今回の「歌舞伎町ストラット」は あたくし初めてご一緒させていただく方ばかり。拝見させていただいた共演者の舞台 どれも素晴らしく、この夜 沢山の刺激を貰いました。昨年辺りから 弾き語り バンドで度々Giragira Akiraくんにはお世話になっているが、改めて 彼の人脈の広さには驚かされる。3月3度目の弾き語りイベント、よき夜となりました。
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3月5日 渋谷 ラ・ママ

2024年06月02日 21時38分25秒 | 舞台日記

2024年3月5日「らいむらいと 20周年記念リサイタル」の舞台日記書きます。この日の事 いまも色々と思うところあるのだが。とにかく・・無事に終了してよかった。
昨年のお盆の時期に あたしコロナ感染し、予定していた9月5日のリサイタルを延期という事態にさせてしまった。2023年9月5日という日は らいむらいとが人前で初めて演奏してから丁度20年目という記念すべき日、大いなる拘りを持って定めたイベントであったのに!それをあたしは易々と「中止」にさせてしまったのだ。それから半年間「もう次、延期はないからな」と自分に言い聞かせ、それでも「3月、絶対に成功させる」といった確たる自信は持てず、日々どきどきしながらびくびくしながら生活送るようになった。と同時に 今まで以上に体調の事気に掛けるようにもなりました。40キロ台まで落ちていた体重も、何とか50キロ台まで持ち上げた。3月5日、無事にやり切る事で あたしはようやく成仏できるのだ。正しくそんな思いだった。

そうして迎えた当日。荷物が多いので久し振りに車を出して渋谷へと向かい、La.mamaに荷物を下ろした後 10年前よく利用したパーキングまで車を駐めにゆくのを伊藤くんが同乗してくれた。この日を迎えるにあたり相当ぴりぴりした心情の自分であったが、車中の僅かな時間での伊藤くんとの会話が、あたしを一気に安堵するような気持ちにさせてくれた。彼は、昨年夏の終わりにコロナ感染した事伝えると「延期に決まってんだろ!とにかく治さないと。完治してから20周年やろう!」と真っ先にあたしに「気にするな」といった連絡をくれた。そういうやつなのだ。


本番直前、お店裏口で記念撮影をした。結成してから10年間 何度も何度も此処で待機した3人、その後の10年間は また別の3人が此処で何度も何度も待機したわけだが。この日 この4人が此処で一緒に待機したのが何とも感慨深い気持ちだった。





<一部>
1. えれじい
2. ひとつだけ
3. 愛の亡霊
4. 愛の花園
5. なにもない
6. 自己嫌悪
7. 白い夜
8. 泥濘
9. この世の果て

普段なら本番直前「自分達が納得ゆく演奏やれればええから。(ブッキング形式の場で)自分達に興味ない人の話し声がフロアの後ろでうるさくっても気にするな。お客さんに振り回されるな。」とあたしはメンバーに言い放ち舞台に上がっていた。しかしこの日、本番 明らかにお客さんの為に演奏している自分がいました。イベントを延期させてしまった後ろめたさや ご迷惑をお掛けしてしまったお客さん関係者に申し訳ない気持ちで一杯だったのは当然の事だが、とにかくバンド20周年イベント ここまで多くの方々に駆けつけていただけたのが本当に嬉しかったのだと思います。ひとつだけ 演奏中に、全ての音が途切れる(ミュートされる)一瞬があった。あたしは「この曲を好きでいてくれる方の為に、もう1回!」正にそういった気持ちで また初めから演奏し直しました。











<二部>
1. 八月の濡れた街
2. 桜吹雪
3. どうしようもなくブルース
4. 都会
5. 黒い涙
6. 夜明けのうた
7. 散り際
8. 不眠症の羊
9. 青春の日々
10. 希望の花
11. 唇かみしめて
12. 赤い青春

二部、八月の濡れた街〜夜明けのうた まで伊藤くんが参加してくれた。やはり彼のギターは彼にしか出し得ない魅力があるのだ と改めて思ったし、安心感と非常によき緊張感を舞台で味わう事となった。10年振りに一緒に演奏できて本当によかった。そうだ。この日 ふと伊藤くん「今日はしゃちょうって呼ばないんだね」とあたしに言ったのだが。実は らいむらいとを共にした10年、彼はあたしをお嬢とは呼ばず いつでも「村井さん」だった。こうして再び同じ舞台に立ち 自分も「伊藤くん」と呼ぶ事で、ようやく対等な関係でいられるような気がした。15周年の時は まだ彼も舞台に立てる状況でなかったらしく出演を断られたのだが、今回は彼の方から「弾きたい」と言ってくれた。今回の20周年で、今まで以上に伊藤くんとの絆みたいなのを自分は感じる事となったのです。嬉しかった。


9月初めの暑い時期だから、記念グッズはこれやろなぁと思って発注したタオル。まだまだ寒い3月に沢山ご購入いただきどうもありがとうございます。


とても素敵なお花、お客さま一同 関係者の皆さまからいただきました。お祝いの素敵な贈り物も、この日 大勢の皆さまからいただきました。本当にどうもありがとうございます。

レコーディング〜PAエンジニアでお世話になった西尾さん。撮影、物販を引き受けてくれたスタッフの皆さん、それから結成以来お世話になりっぱなしのLa.mama。延期公演を快く承諾して下さり 本当にありがとうございました。そして集まって下すったお客さま 関係者の皆さま、この日舞台でも言いましたが 本当に皆に支えられて我々これまでやってこれたのだと痛感しています。感謝の気持ち 言い尽くせません。本当にありがとうございます。
そして。記念すべき日なのに「撮影NG」で窮屈な思いをさせてしまった皆さん いらっしゃいましたら誠に申し訳ございませんでした。それから。この日 予想以上の多くの方々にお越しいただき 入場に時間が掛かり、20分近く開演時間が押してしまいました。それに伴い終演の時間も遅くなり、帰宅時間がシビアな遠方からのお客さまをハラハラした気持ちにさせてしまいました。重ね重ね 誠に申し訳ございませんでした。この場を借りて深くお詫び申し上げます。

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2月4日 二子玉川 ジェミニシアター、2月11日 大久保 くじら号、2月23日 五反田 ロッキー

2024年05月18日 19時39分47秒 | 舞台日記

2月の舞台日記書きます。
2024年2月。あたくし らいむらいと、弾き語り、CAROで 3度舞台に立った。ここ数年の活動ペースにおいて、月に3本の公演というのは かなり絞った本数であるような気もするが、というのも。翌月の3月5日に「らいむらいと 20周年記念リサイタル」振り替え公演を控えていたため、本番までの1ヶ月 敢えて予定を詰め込み過ぎないようにしたのだ。堀野くんに至っては「この1ヶ月はあまり外出歩かないようにします」などと言っていたほど。あたしは昨年9月のイベント延期させてしまった張本人なので、やはりこの時期 相当ナーバスになっていた。「今度体調崩してリサイタル出来ないような事態になったら もう首縊るしかない」くらいに思っていました。とにかく体調管理に気をつけていたのだ。
というわけで、2024年2月 3度の舞台の事振り返ってみます。


◎2月4日 GEMINI Theataer
先ずは らいむらいと 二子玉川初上陸だった。過去 弾き語りで2度お世話になっているGEMINI Theater。その2度の舞台 とても気持ちよく演奏させてもらったので、今回バンドとしてのイベント参加 自分自身とても楽しみにしていた。





1. えれじい
2. 散り際
3. なにもない
4. 自己嫌悪
5. 赤い青春
6. 希望の花
7. 唇噛みしめて

今までに出演した事のある目黒鹿鳴館や高田馬場AREA、かつて映画館や寄席だったスペースをライブハウスとして機能させた空間というのがあたしは好きで。そういったライブハウスって 案外らいむらいとと相性よいのではないか?と勝手に思い込んだりもしていた。なので、GEMINI Theaterの舞台 非常に気持ちよく演奏する事ができた。音響も照明も素晴らしかったです。今回らいむらいとで此処の舞台に上がれたの 本当に嬉しく思っている。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


実は この日のイベント詳細、お誘い受けてから二転三転あり。当日、急遽Magical Sixxと我々 2組でのイベントとなった。それで、前日Magical Sixxサイドから「せっかくなんで何か一緒にやらない?キャロルの ルイジアンナ 歌える?」と連絡もらい 最後に出演者全員で ルイジアンナ 演奏しました。舞台上で Matty氏 ダイナマイト☆ナオキ氏と 30年前 知り合った頃の思い出話などをしたり、和気藹々といった雰囲気がとても心地よかった。彼らと知り合って、もう30年にもなるんだなぁ。今もこうして同年代の仲間が元気に音楽続けているのは 自分にとって大きな励みになります。


Magical Sixx らいむらいと2組によるイベント、結果 充実したよき夜となった。普段 THE MONOLITHの現場でよく顔合わせる篤生くんも一緒で、とても楽しい時間でした。

先日、GEMINI Theaterオーナー ダディ竹千代さんの訃報を目にした。あたしは 新橋ZZ時代 ダディさんにとてもお世話になった。らいむらいと 何度もイベント出演したし 2010年の暮れに「わんまん・こんさぁと」もやらせていただいた。弾き語り、悪魔のようなやつら、CHEAP STARホーリーとのユニットでも出演させてもらった。年越しオールナイトイベントにも参加したし、お店が移転する直前 吉田ブギーくんと2組による弾き語りイベントやったのは 今も深く心に残っている。あたしは いつも終演後 カウンター越しにダディさんとお酒飲みながら終電間際まで音楽談義するのが大好きだった。二子玉川に移転してからも何度かイベントのお誘いをいただいていたのだが なかなかタイミング合わず。昨年の暮れ「来年2月4日、久しぶりに出てくれないか?頼む」とLINEあり、ようやくタイミング合いお受けする事となった。「ありがとう。久しぶりに観れるの楽しみにしてる」のご連絡が最後となってしまった。2月4日当日 ダディさん体調優れず 結局お会いする事できなかったのだが、また今度GEMINI Theaterで再会するのを あたしは凄く楽しみにしていた。
ダディさん。今まで色んなお話をさせていただき本当にありがとうございました。2人ハイライト深く吸い込みながら音楽談義した時間、今あたしが音楽続けてゆく上で 大きな糧となっています。一先ず ゆっくりお休みになって下さい。そして、いつの日か またあちらでハイライト咥えながら色んな音楽のお話させて下さい。


◎2月11日 くじら号
2月二つ目の舞台は くじら号での弾き語りだった。この日もマルキ・ド・サリーちゃんとあたくしとが最後に長渕剛セッション行うのを大前提とした「くじGIG」。今回 剛セッションに参加していただけるのは長谷川雄二さん、河原敬介さん。長谷川さんは 今までくじら号で何度もご一緒させていただいてきた 70年代フォークロックを熟知されている尊敬する大先輩だし、河原さんは 以前Soul Kitchenにおける加藤和彦追悼イベントで一緒になったり、平野カズさん企画 フォークソング歌謡曲カバーイベントで長谷川さんと共にご一緒させていただく大先輩。そんな頼れる兄貴たちと一緒に「くじGIG」が今回開催されるの、あたしはとても楽しみだった。



1. なにもない
2. 白い夜
3. 外は白い雪の夜
4. 散り際
5. 赤い青春

あたしはこの日 拓郎の 外は白い雪の夜 を唄った。丁度GEMINI Theater出演の明くる日だっただろうか、東京でも雪が積もったのだ。東京に出てきてからおよそ25年、この時期に雪が降った時の事を色々と思い出し 少し感傷的な気分に浸りながら大好きなこの曲を唄った。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


今回の剛セッションは 順子、巡恋歌、Don't Cry My Love、とんぼ、勇次 となった。長谷川さん 河原さん、流石これらの曲たちを非常にツボ押さえたギターフレーズで絡めてきてくれて、また 打ち合わせなしのうたハモりも抜群だった。サリーちゃんも凄くリラックスして唄ってる。よき時間でした。
最近 改めて、くじら号というお店は自分にとって何か特別な場所のように感じたりしている。サリーちゃんとの付き合いはもう随分と長くなるが、丁度4年前 くじら号で一緒にイベントやり始めるようになってから一気に距離が縮まった。恐らく この場で長渕剛を好きだった事 打ち明けた瞬間から、お互い 飾らない素の自分でいられるようになったのだろう。この先も、サリーちゃんとのこうした関係をあたしは大切にしてゆきたい。


◎2月23日 Rocky
2月最後の舞台は 五反田Rockyにて「CAROとうたおう!」だった。3月一杯でマスター チーフが引退されるという事で、今回 現体制での最後のイベントとなりました(残念ながら3月は お店、我々のスケジュール摺り合わせたところ イベント組める日が見つからなかったのだ)。お集まり下さいました皆さん どうもありがとうございます。

<一部>
1. 一人で行くさ
2. 時の魔法
3. ピクニック
4. 愛のない世界
5. 四葉のクローバー
6. たんぽぽ
7. 遠い春
8. 地球はメリーゴーランド
9. 吟遊詩人

<二部>
1. 君の誕生日
2. 蒼いハイウェイ
3. 二人は友達
4. 涙はいらない
5. 鳥のように
6. ロージー
7. 木馬
8. 風にのって
9. 暗い部屋
10. Find The Cost Of Freedom

後半 涙はいらない 演奏していたら此処での様々な思い出が頭の中ぐるぐると駆け巡り、モッキー 涙堪え声にならなくなってしまった。横で演奏していたあたくしも それで感極まってしまい、鳥のように は会場の皆さんと一緒に泣きながら演奏する事となった。2013年1月から2014年10月までのおよそ2年弱、毎月(月に2度やってた時期もあった)行った MARK & CAROワンマンイベント。マークさん亡き後も、最鋭輝と2人 毎月「CAROとうたおう!」として継続させてもらった。そしてこの11年間 お店には必ずマスター チーフがいらっしゃって、お二方の人柄が常に我々をあたたかな気持ちにさせてくれた。コロナ以前の マスター小噺コーナーはとても和やかでほっこりする時間だったし、それを楽しみにしていたお客さんも多かったと思います。それからチーフの賄い料理、毎月 開演前の楽しみでした。そんなRockyが今回で最後だと思うと やはり寂しくはあるが。4月以降 新たな体制でお店の看板守ってゆくという事を受け止め、またこの先も我々 Rockyにお世話になりたいと思っています。 


マスター、チーフ、長い間 本当に本当にお世話になりました。お疲れ様でした。また気が向いた時はお店にお顔見せに来て下さい。今まで どうもありがとうございました!!


2月は マークさんトミーさんの誕生月、今年も皆で盛大にお祝いしました。また来年以降も 此処でお祝いできるとよいなぁ。こうしたあたたかな空間であるRockyというお店が あたしは大好きだから。

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1月15日 渋谷 ラ・ママ、1月20日 下北沢 440、1月20日 町田 プレイハウス、1月28日 大久保 くじら号

2024年04月28日 12時02分48秒 | 舞台日記

1月後半の舞台日記書きます。


◎1月15日 La.mama
1月もそろそろ後半「お正月気分も終わりにしないとな」といった頃、La.mamaで らいむらいとの舞台があった。この日の共演=昨年12月 札幌での弾き語り遠征にて大変お世話になった矢吹恭一率いるVerbal ironic Psychopath.という事で、およそ1ヶ月振りになるやぶやんとの再会が嬉しかった。


今までやぶやんとは アコースティックイベントでご一緒させていただく機会が多かったので、過激なパフォーマンスを信条とするViPとの共演というのが また楽しみだった。出番前 楽屋で一緒に撮った↑この写真見ると、なるほど やぶやん不敵な笑み浮かべやんちゃそうな面構えしてる。



1. 屋根の上の猫
2. 堕落を憐れむ唄
3. 自己嫌悪
4. 散り際
5. 赤い青春
6. 希望の花

澁谷瑠璃さんのドロっとしたアングラな世界観 素晴らしかった(実はくじら号であたし1度拝見していて 心に残っていた)そしてVerbal ironic Psychopath.は 期待通り攻撃的なステージングでむちゃイケていた。らいむらいとも、自分たちのこれまでやってきた音世界を真っ直ぐ此処La.mamaの舞台で鳴らせたらよいなぁ。そんな気持ちでやりました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。これまで幾度となくお世話になっている植田さん企画「chemical drive」今回もよき夜になりました。


この夜 昨年12月 札幌〜中目黒でご一緒させていただいた山田晃士さん、マネージャーの美濃輪さん、それから やぶやんあたくしと同世代の音楽仲間である最鋭輝が応援に駆け付けてくれました。そして そんな我々をいつも気にかけて下さっているPaddyさんのマネージャーのタバタさん、Cuddly ToysのメンバーRudyさんもご来場下さいました・・嬉しかった!!
やぶやん、La.mamaの舞台に立つ事が本当に嬉しいようだった。(自分も含め)地方出身 同世代の人間にとって 渋谷La.mama、渋谷屋根裏、新宿LOFTって、花の都 “大東京“ 正に憧れのライブハウスだったのだ。その中でもLa.mamaだけは 移転せずオープン当初のままの形で未だ営業を続けている。プリメーラ道玄坂の暗い地下室 何時迄も存在していて欲しいなぁ。この夜 強く思うのであった。


◎1月20日 440
続いてらいむらいと、毎月第3土曜日のお昼恒例「ミューズとブランチ」に参加してきた。昨年の8月 ロマンチック飛行船参加時において全く声の出ない舞台踏んでから5ヶ月振りのイベント出演、あたしはこの朝 いつになく緊張した面持ちで下北沢へ向かう事となった。会場に到着し、2020年3月 コロナ禍で急遽 無観客配信に切り替えた「ミューズとブランチ」で共演させていただいたDaISUKE DARK SIDEさんの元気そうな姿拝見しご挨拶すると、一気に緊張がほぐれた。そうだ。この4年間、本当に色々あった。自分の日々の暮らしも がらり大きく変わった。そして昨年の夏 あたし遂にコロナ感染し、大事なイベントを延期させてしまうという非常に悔しい気持ちも味わった。それでも、音楽続けてる仲間と こうして大好きな音楽共有し合えるのは 自分にとってとても大切な時間なのだと思います。DaISUKEさんとの再会、涙出るくらいに嬉しかった。



1. えれじい
2. ひとつだけ
3. なにもない
4. 赤い青春
5. 希望の花
6. 唇かみしめて

横浜マギー☆スタジオで無観客配信やった時から4年弱における様々な記憶 ぐるぐると頭の中駆け巡らせながら 魂こがして演奏しました。5ヶ月振りの「ミューズとブランチ」思う存分声張り上げました。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。配信ご覧になった皆さん どうもありがとう。


最後は 寒いこの時期に合うムーディな名曲 ジュリーの LOVE(抱きしめたい)やりました。マギー☆その場の閃きで「おれコード押さえてるから村井くんピッキングして」と 前奏、終奏 このような形で演奏する事となった。Wネックギターではないが KISSの Hard Luck Woman におけるポール・スタンレーとエース・フレーリーのような気分になって興奮した。それから、DaISUKE DARK SIDEさんの艶っぽい雰囲気が この曲に非常にマッチしていた。


1月はマギー☆お誕生月。皆で盛大にお祝いしました。おめでとうございます!!
2024年 早々「ミューズとブランチ」にお世話になる事ができてよかった。2011年5月以来 ミューブラと共に自分の音楽人生は在るのだ。と、大袈裟でなくそう思ったりするんです。そして今年8月、何と5年振りに「ミューズとディナー」が開催される。これまでの江ノ島から場所を変え 横須賀での真夏の宴、らいむらいとも参加を予定しています。気の合う音楽仲間と一緒にまたお祭りに参加できるのが、とても嬉しい。どうか皆さんも楽しみにしていて下さい。ご予約はこちらから。


◎1月20日 The Play House
「ミューズとブランチ」終演後、堀野くん「そろそろ向かわないと間に合いませんよ!」と お酒かっくらってるあたしのお尻引っ叩いてくれて そのまま2人440を後にした。次に向かうは町田The Play House、直行くんバースデーイベント「NO ENDROLL 2024」ロマンチック飛行船バンド出演だった。堀野くんのお陰で何とかリハーサルに間に合いました。勇人は機材があるから車移動 ぎりぎり間に合わなかったのかな、確か。メンバー3人が下北沢→町田と ばたばただったが バンド編成で何度もプレハの舞台に立っているので、本番とてもリラックスして演奏する事できたような気がする。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。配信ご覧になった皆さん どうもありがとう。



1. かくれんぼ
2. 春の雨
3. ロマンチック飛行船
4. さよならもう一度 迷うならもう二度と
5. LONDON CALLING
6. 二つの空
7. セピア
8. 未来永劫


お昼のマギー☆さんに続き、夜は直行くんのお誕生日 盛大にお祝いしました。おめでとう!!
それから最後のセッションは、先日亡くなられたチバユウスケさん追悼の意を込めROSSOの シャロン 皆で演奏しました。実はあたし 今まで然程熱心にチバユウスケさんの楽曲聴いてこなかったのだが。今回改めて触れてみて 彼の作り上げる独特の歌詞に驚愕した。至極シンプルでタイトな曲調の中で 何処か屈折した言葉たちが胸に刺さった。


そして直行くんのバンド編成でのこの新譜 素晴らしかった。直行くんの繊細なうた世界に 何とも力強くて且つあったかなバンドの音が交わり、拝聴してとても胸に響いた。泣けた。


そう言えば、自分の周りに1月生まれの音楽仲間って多い。勿論、La.mamaでのTHE MONOLITHのドラマー篤生くんお誕生日イベントにもあたし足を運ばせた。この先も 毎年こうやって仲間のお誕生日お祝いできるとよいなぁ。


◎1月28日 くじら号
1月最後の舞台はくじら号での弾き語りだった。毎回 サリーちゃんと最後に剛の曲セッションするのがお決まりとなっている「くじGIG」今回ご一緒させていただくのは丁度1年前 2023年の1月に共演した兵藤芳和さん。1年振りに またくじら号でお会いするのがとても楽しみだった。
2024年に入り 何かと世間で騒がれている長渕剛。この日くじら号の扉を開け、先ず3人で話題となるのは間違いなくその事についてだった。「この先どうなるんでしょうね?」「もう、今日はライブ止めて討論会にしますか!」開演前そんな雰囲気にまでなっていたのだが。いざ開演したらば いつも通り マルキ・ド・サリー、兵藤芳和さん 腹の底から素晴らしいうたを届けてくれました。

1. 屋根の上の猫
2. 黒い涙
3. なにもない
4. 赤い青春
5. 希望の花
6. 唇かみしめて


あたしは、久しぶりに 黒い涙 をやった。実は2024年1月後半から「らいむらいと 20周年記念リサイタル」に向けてのリハーサルが始まっており、伊藤くん交じえ4人で 古い曲などもスタジオで合わせ出していたんです。「あまりもう舞台で唄うこともないやろ」と思っていた 黒い涙。伊藤くんのギター加わると 紛れもないあの時のらいむらいとの世界観が蘇り、それがあたしは嬉しかったのだと思う。この夜ふと弾き語ってみたくなりました。なので、当時やっていたように紅も引き直した。お付き合い下さいました皆さん どうもありがとう。


開演前 討論会云々言っていたが、最後は結局「兄貴の危機をこの曲で吹っ飛ばすぞ!」と 女よ、GOMEN 3人で熱唱し 挙句「謝っちまえー!謝ったら何とかなるぞー!」と声を上げた。続けて、やっぱりこの曲やろな・・とドラマ「ボディガード」主題歌の ひまわり 熱唱しました。そして GOOD-BYE青春、俺らの家まで、ろくなもんじゃねえ 畳み掛けるように演奏し、応援に駆けつけて下さっていた長谷川雄二さん巻き込み 乾杯 でこの日の「くじGIG」はお開きとなった。前述したように いま世間では剛に対し色々な意見飛び交っているが。我々は、これまで勇気付けられてきた彼の"うた"を否定する事はないのだろうなぁ。この先も「くじGIG」では剛の曲を声高らかに唄ってゆくのだろう。そんな事をぼんやり思う夜になりました。

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