むらいむらいとです。 

「らいむらいと」「CARO」所属 お嬢の 日々反省日記。

3月13日 早稲田 ゾーンビー、3月18日 本八幡 ルート14、3月20日 駒沢 エムズカンティーナ

2022年05月29日 11時22分58秒 | 舞台日記

3月後半の舞台日記書きます。

◎3月13日 ZONE-B
Sister Paulからお誘いを受け、久し振りに「TOKYO GAY ROCKERS」に参加してきた。
過去 青い部屋があった場所(その時はLAST WALTZという名前のライブスペースだった)で、我々このイベントに参加させてもらった事がある。まず、このイベントタイトルに 自分は過剰反応を示す。
というのもあたし 今でこそやらなくなったが。らいむらいとでの自分のキャラクターを 以前は曲と曲の間 終始女言葉で繋いだり、紅を舞台上でさし直したり。いったいこの人間は男性なのか?女性なのか? 謎な存在として長い間作り込んでいた。その頃は日記でも女言葉使っていたような気します。
Sister Paulの世界観・・性別を超越した部分で 非常に儚く美しく確立されている。そんな彼らが掲げるTOKYO GAY ROCKERS。やはりとても心惹かれるイベントなのです。
ここに参加するというのは 自分にとって凄く光栄であるし、意味のある事と思えるのだ。
この夜。もう女言葉使う事なくなってしまったあたくしだが、いつものように丹念にお化粧施し、女物の洋服着て 踵の高いパンプス履いて舞台に上がりました。

1. 挽歌
2. 自己嫌悪
3. 散り際
4. なにもない
5. 唇かみしめて
6. 希望の花

この夜 Paddyさん、山崎怠雅くん、丹野創輔くんらが応援に駆けつけてくれた。嬉しかった。Sister Paulをリスペクトするミュージシャン、あたしの周りにとても多い。
斯く言うあたくしも、古くからSister Paulに憧れを抱いている一人です。
最初の出会いっていつだったのだろう。と、調べてみると 1996年9月。前のバンドでLa.mamaにてご一緒させてもらったのが最初でした。



26年前に初めて拝見した時から、メンバー構成の変化はあれど Sister Paulの醸し出す世界というのは今日に至るまでぶれる事なく一貫しており。その儚さ美しさは それ以降何ら変わってない。ずっと、あたしにとって憧れのバンドであるのだ。
久し振りにTOKYO GAY ROCKERSに参加できて 本当に光栄に思っています。
Sister Paul、キンキーサロン(急遽ナカムラレザーさんの弾き語りとなったが)の舞台、そしてMiss Mally VioletさんのDJ、最高だった!!とっても素敵な夜となりました。
お会いした皆さん どうもありがとう。


◎3月18日 Route Fourteen
続いてらいむらいと 本八幡に出演してきた。
この日は確か雨降りだった。3月、とても冷たい雨だったような気がします。
寒い中 悪天候の中 お集り下さいました皆さん どうもありがとう。
配信をご覧になった皆さん どうもありがとう。



1. 訣別
2. 自己嫌悪
3. なにもない
4. 希望の花
5. 唇かみしめて



そうだ。前回ZONE-Bから あたしと堀野くんの立ち位置を変えてみましょうという事になったのだ。
堀野くん曰く。アップライトベース演奏する上で、どうしても体の向きが一方向になってしまう。立ち位置下手のほうが ボーカル、ドラムの演奏姿がより自然と視界に入ってくるので演奏し易い との事。
以前 ギタリストしゃちょうが上手というポジションだったので、何となく あたし下手 堀野くん上手でやっていたのだが。この立ち位置に特に拘りがあったわけでもないので、今後は入れ替わりましょう、と。そのほうが(通常ベースアンプは舞台の下手側に置かれている事が殆どなので)転換時 お店スタッフの負担も減るし、よいよね。そういう思いもあった。
今回Route14に出演する際 前以てその旨お伝えしたら。昨今は音響システムもデジタル化し 前回のデータが全てそのシステムに記録されているので「できれば前回と同じ配置が有り難いです」との返答だった。・・なるほど! というわけで、この日 また以前の立ち位置での演奏となりました。
少し前の日記でも書いたが、いまらいむらいとにおける拘りは 曲の中にほぼあるんじゃないか といった考えなので。今後、立ち位置に関してはその時々 臨機応変にやってゆけたらよいな と思っています。この夜、曲を伝える事ができたのであれば嬉しい。


◎3月20日 M's Cantina
3月最後の舞台は 駒沢においてだった。
今年の初め、M's Cantinaでの山本直樹くんオーガナイズする「Naoと12人の歌歌い」というイベントでトラディショナルな曲を幾つかご一緒させていただき。終演後「次回はフォークソングばかり唄うの やってみたいですね」といったお話をさせてもらっていて この度「駒沢フォークジャンボリー」と題したイベントを企画してくれたのだ。
フォークジャンボリーと聞くと、1969年〜1971年に渡り3度開催された 中津川フォークジャンボリーがどうしてもあたしの頭の中から離れず。当時そこに出演したシンガー、グループの曲を 今回勝手にチョイスさせてもらう事にした。
ですが。手始めに 71年中津川フォークジャンボリー以降にヒットした 神田川(かぐや姫)、結婚しようよ(よしだたくろう)、氷の世界(井上陽水)を 駆付け三杯フォークソングの如くこの夜一先ず演奏しました。かぐや姫と陽水はフォークジャンボリーには参加していないはず。。
氷の世界 唄い終えたところで、勢いにのって続けて 心もよう もやった。心もよう に関してはこの日全く予定しておらず、即興であったけれど。譜面なしで演奏 唄い切れるのは やはり「氷の世界」というレコードを今まで散々聴き込んでいたからなのだろう。改めて名盤だなぁと思いました。

そしていよいよ 駒沢フォークジャンボリー開催といった感じで 山谷ブルース(岡林信康)を。これに対するアンサーソングとしてNaoくんが 釜ヶ崎人情(三音英次)を唄ってくれました。東と西のドヤ街に対する それぞれ独特の捉え方みたいなものが垣間見れて とても興味深かった。
続いて 教訓 I(加川良)、カレーライス(遠藤賢司)、たんぽぽ(ガロ)、赤色エレジー(あがた森魚)、時計をとめて(ジャックス)などを この夜演奏した。
我が師匠マークさんも、1971年中津川フォークジャンボリーに参加されたお一人です。生前 MARK & CAROでご一緒させていただく際は たんぽぽ キーEmでやる事多かったのだが。この夜 1971年当時に思い馳せながら 原曲のDmで演奏した。
アフターパーティの時間では あの素晴らしい愛をもう一度(加藤和彦と北山修)もやりました。
どの曲の演奏も Naoくんとのハモり、ギターアンサンブル 凄く心地よかったし、また 1969年〜71年の時代背景を考えながらイベント進行してゆく感じがとてもよかった。
そして。令和という時代に およそ50年前のフォークソングがとても心に響きました。
お付き合いくださいました皆さん どうもありがとう。
イベント終了後は、Naoくんがパーソナリティ務める「駒沢六弦倶楽部」のラジオ番組公開収録があり。あたし、第1回目のゲストとして引き続き参加させてもらった。
六弦倶楽部 という事でギターにまつわるお話をいくつかさせてもらったのだけれど。Naoくんのお話の持って行き方がとても上手なので、安心してその場に居る事ができた。
お付き合いくださいました皆さん どうもありがとう。


「駒沢フォークジャンボリー」「駒沢六弦倶楽部」無事終了し、最後の最後に プカプカ(ディラン II)お酒いただきながら2人ほろ酔い気分でやりました。とても気持ちよかった。
M's Cantinaでのイベント 昨年秋から度々あたくし参加させてもらっているが、毎回その場ならではのNaoくんとのディスカッション それが非常に心地よい。
今回も長丁場 本当にお世話になりました。どうもありがとう。よき夜でした。
M's Cantinaでのイベント、この先も色々と企てている。どれも今から楽しみにしています。

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3月4日 高円寺 クラブルーツ、3月5日 大久保 くじら号、3月6日 五反田 ロッキー

2022年05月06日 22時15分38秒 | 舞台日記

3月最初の週末、らいむらいと→弾き語り→CAROと 3日間立て続けの舞台だった。
病み上がりの身体でこのスケジュール、大丈夫かな?と、正直不安も大きかったですが。おかげさまで どの日も非常に清々しく充実した気持ちで唄い終える事ができた。

◎3月4日 Club ROOTS!
昨年のお盆にお世話になった高円寺 Club ROOTS!
有り難い事に今年もお店からお声かけていただき、我々参戦してきました。
ここは 受付、音響、照明、ドリンクカウンター、動画撮影、すべて女性のスタッフで切り盛りされていて、皆さんいつも効率よくてきぱきと業務をこなすといった印象を受ける。出演する側も 安心して本番を迎える事ができます。

1. えれじい
2. ひとつだけ
3. なにもない
4. どうしようもなくブルース
5. 希望の花

以上5曲、高円寺の地下室で気持ちよく演奏させてもらった。
お越し下さいました皆さん、
配信ご覧になった皆さん どうもありがとう。



この夜 演奏中にギターの弦が切れた。恐らくもうここ10年 本番で弦を切る事はなかったと思います。最後 希望の花 の時だったので、さほど動揺する事なく そのまま最後まで遣り抜いた。
過去の日記でも触れた事あるように思うが。以前 渋谷の青い部屋というシャンソンバーで ひとつだけ 演奏中に、何度もギターの弦を切ってしまった記憶がある。
当時 ここの楽屋には 戸川昌子原作、上村一夫画 阿部定の半生を描いた漫画が置かれてあり。あたし 青い部屋に出演する度に楽屋でその漫画を貪り読んだ。ひとつだけ ってその漫画に感銘を受け、ほぼ楽屋で歌詞を作り上げた。という曲なのです。
あたしがギターの弦を切ると、フロアで観てらした戸川さん その度毎に「あはははっ。それ、お定が切ったのよ!」と笑っておられました。そして終演後に、ご自身の曲 お定恨み節 をよく唄って下さいました。 ピンヒール履いて煙草燻らせながら唄う戸川さん、とても粋で素敵だった!
この夜、ひとつだけ 演奏中 なぜだかあたし歌詞を詰まらせてしまった。昨年のお盆においても なぜだか  ひとつだけ の歌詞が出てこなくなった。もしかすると・・この夜 お定さん「いいかげんにおしなさいな」と、今回久し振りに高円寺に切りにいらしたのかもしれません。

らいむらいと、もう18年以上も続けているが。すべての舞台においてドラマが存在するんだなぁ。
久し振りにギターの弦を切って、そんな事をしみじみ思いました。


◎3月5日 くじら号
Club ROOTS! 明くる日。くじら号2周年を、弾き語りでお祝いしてきた。
2020年3月始め SIX1SIXと2組で柿落しに参加し、それからあっという間の丸2年だった。
今年もSIX1SIXと。丁度コロナ騒ぎと共にあった2年だったので 何か感慨深い気持ちになりました。

1. 訣別
2. 自己嫌悪
3. 唇かみしめて
4. 一本道(友部正人)
5. なにもない
6. 希望の花

この夜 一本道 を唄った。
自分にとって、人生の節目節目で勇気づけられ また そっと寄り添ってもらえるような気持ちに何度もさせてくれたこの曲。くじら号2周年のお祝いとして あたしなりに精一杯唄った。

最後は3人でTHE STREET BEATSの 約束できない、長渕剛の 泣いてチンピラ、とんぼ を演奏した。
2月のくじら号で、サリーちゃんと「来月は2周年だから最後なんか一緒にやりましょう」などとお話していて。MUREさんもその場に居たから、お互い好きなG.D.FLICKERSとかTHE STREET BEATSとかどう? にまで目論みが発展。しかし今回 残念ながらMUREさんはご自身のお店の都合で参加できなくなってしまい、結果 SIX1SIXとあたしとでセッションを執り行う事となった。
剛に関してはくじら号でもしょっちゅう話題となるから、当然の如く「これやんなきゃ3年目始まらないでしょ」くらいの勢いで、とても気持ちよくやりました。
ビーツは、今までこのような場で唄った事ないなぁ・・あっそうだ。昔一度だけ 世界一悲しい街 って曲 弾き語りでやった事ある。この夜「おれも早く大人になって、明日のことなんて約束できない!って台詞 恋人に吐いてみたい」と 不良ロッカーに憧れていた高校生の頃を思い出しながら唄いました。
気がつけば 大人なんぞすっかり通り越して、そろそろ初老の域に差し掛かろうといった年齢になってしまっているあたくしですが。あの頃の気持ち まだ忘れてない事が嬉しかった。
そしてSIX1SIX この日が最後の舞台なのだそう。最後と言えども、終始とても清らかで和やかな空気だった。くじら号での沢山の思い出を、どうもありがとう。


素敵なくじら号2nd Anniversaryとなりました。お会いした皆さん どうもありがとう。


◎3月6日 Rocky
続いて3日目は、五反田にてCAROのワンマン。
1月、2月 Rockyでのイベントはコロナ関連で中止となってしまっていたので、昨年12月以来の「CAROとうたおう!」であった。そして この日は愛らしいモッキーJr.が一緒に会場入りしてくれて、チェキの撮影、物販受付と大活躍でした。夜遅くまで付き合ってくれて本当にどうもありがとう!



<一部>
1. 一人で行くさ
2. 時の魔法
3. 冬の花火
4. 遠い春
5. 吟遊詩人
6. たんぽぽ
7. 一人にしないよ
8. 愛のない世界
9. 君の誕生日

<二部>
1. 蒼いハイウェイ
2. ピクニック
3. オールド・ファッション・ラプソディ
4. 花の伝説
5. ロージー
6. 涙はいらない
7. 鳥のように
8. やさしい詩を歌える人になりたい
9. 散歩
10. 暗い部屋

3ヶ月分の思いを込めて この夜、会場の皆さんと一緒に GARO、MARKさんの数々の名曲を思いきり唄い楽しんだ。舞台と客席の間に吊るされたビニールシートが取り外され、より一層会場の一体感が生まれてくれたような気がします。非常に気持ちよかった。
それから。1ヶ月遅れとなってしまったが、MARKさんTOMMYさんのバースデーも祝えてよかった。
駆けつけて下さいました皆さん どうもありがとうございます。


こうして、三月前半の舞台が無事終了した。体調の方も なんとか持ち堪えてくれました。


お祝い事って素敵ですよね。そこに居る皆が ほっこりやさしい気持ちになる。
あたしの奏でる音楽って なかなかお祝いに不相応な気もするが。自分自身においては、お祝いの席 大好きなのです。このような目出度い場に呼んでくれて参加できる事が とても嬉しい。

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