3月後半の舞台日記書きます。
◎3月13日 ZONE-B
Sister Paulからお誘いを受け、久し振りに「TOKYO GAY ROCKERS」に参加してきた。
過去 青い部屋があった場所(その時はLAST WALTZという名前のライブスペースだった)で、我々このイベントに参加させてもらった事がある。まず、このイベントタイトルに 自分は過剰反応を示す。
というのもあたし 今でこそやらなくなったが。らいむらいとでの自分のキャラクターを 以前は曲と曲の間 終始女言葉で繋いだり、紅を舞台上でさし直したり。いったいこの人間は男性なのか?女性なのか? 謎な存在として長い間作り込んでいた。その頃は日記でも女言葉使っていたような気します。
Sister Paulの世界観・・性別を超越した部分で 非常に儚く美しく確立されている。そんな彼らが掲げるTOKYO GAY ROCKERS。やはりとても心惹かれるイベントなのです。
ここに参加するというのは 自分にとって凄く光栄であるし、意味のある事と思えるのだ。
この夜。もう女言葉使う事なくなってしまったあたくしだが、いつものように丹念にお化粧施し、女物の洋服着て 踵の高いパンプス履いて舞台に上がりました。
1. 挽歌
2. 自己嫌悪
3. 散り際
4. なにもない
5. 唇かみしめて
6. 希望の花
この夜 Paddyさん、山崎怠雅くん、丹野創輔くんらが応援に駆けつけてくれた。嬉しかった。Sister Paulをリスペクトするミュージシャン、あたしの周りにとても多い。
斯く言うあたくしも、古くからSister Paulに憧れを抱いている一人です。
最初の出会いっていつだったのだろう。と、調べてみると 1996年9月。前のバンドでLa.mamaにてご一緒させてもらったのが最初でした。
26年前に初めて拝見した時から、メンバー構成の変化はあれど Sister Paulの醸し出す世界というのは今日に至るまでぶれる事なく一貫しており。その儚さ美しさは それ以降何ら変わってない。ずっと、あたしにとって憧れのバンドであるのだ。
久し振りにTOKYO GAY ROCKERSに参加できて 本当に光栄に思っています。
Sister Paul、キンキーサロン(急遽ナカムラレザーさんの弾き語りとなったが)の舞台、そしてMiss Mally VioletさんのDJ、最高だった!!とっても素敵な夜となりました。
お会いした皆さん どうもありがとう。
◎3月18日 Route Fourteen
続いてらいむらいと 本八幡に出演してきた。
この日は確か雨降りだった。3月、とても冷たい雨だったような気がします。
寒い中 悪天候の中 お集り下さいました皆さん どうもありがとう。
配信をご覧になった皆さん どうもありがとう。
1. 訣別
2. 自己嫌悪
3. なにもない
4. 希望の花
5. 唇かみしめて
そうだ。前回ZONE-Bから あたしと堀野くんの立ち位置を変えてみましょうという事になったのだ。
堀野くん曰く。アップライトベース演奏する上で、どうしても体の向きが一方向になってしまう。立ち位置下手のほうが ボーカル、ドラムの演奏姿がより自然と視界に入ってくるので演奏し易い との事。
以前 ギタリストしゃちょうが上手というポジションだったので、何となく あたし下手 堀野くん上手でやっていたのだが。この立ち位置に特に拘りがあったわけでもないので、今後は入れ替わりましょう、と。そのほうが(通常ベースアンプは舞台の下手側に置かれている事が殆どなので)転換時 お店スタッフの負担も減るし、よいよね。そういう思いもあった。
今回Route14に出演する際 前以てその旨お伝えしたら。昨今は音響システムもデジタル化し 前回のデータが全てそのシステムに記録されているので「できれば前回と同じ配置が有り難いです」との返答だった。・・なるほど! というわけで、この日 また以前の立ち位置での演奏となりました。
少し前の日記でも書いたが、いまらいむらいとにおける拘りは 曲の中にほぼあるんじゃないか といった考えなので。今後、立ち位置に関してはその時々 臨機応変にやってゆけたらよいな と思っています。この夜、曲を伝える事ができたのであれば嬉しい。
◎3月20日 M's Cantina
3月最後の舞台は 駒沢においてだった。
今年の初め、M's Cantinaでの山本直樹くんオーガナイズする「Naoと12人の歌歌い」というイベントでトラディショナルな曲を幾つかご一緒させていただき。終演後「次回はフォークソングばかり唄うの やってみたいですね」といったお話をさせてもらっていて この度「駒沢フォークジャンボリー」と題したイベントを企画してくれたのだ。
フォークジャンボリーと聞くと、1969年〜1971年に渡り3度開催された 中津川フォークジャンボリーがどうしてもあたしの頭の中から離れず。当時そこに出演したシンガー、グループの曲を 今回勝手にチョイスさせてもらう事にした。
ですが。手始めに 71年中津川フォークジャンボリー以降にヒットした 神田川(かぐや姫)、結婚しようよ(よしだたくろう)、氷の世界(井上陽水)を 駆付け三杯フォークソングの如くこの夜一先ず演奏しました。かぐや姫と陽水はフォークジャンボリーには参加していないはず。。
氷の世界 唄い終えたところで、勢いにのって続けて 心もよう もやった。心もよう に関してはこの日全く予定しておらず、即興であったけれど。譜面なしで演奏 唄い切れるのは やはり「氷の世界」というレコードを今まで散々聴き込んでいたからなのだろう。改めて名盤だなぁと思いました。
そしていよいよ 駒沢フォークジャンボリー開催といった感じで 山谷ブルース(岡林信康)を。これに対するアンサーソングとしてNaoくんが 釜ヶ崎人情(三音英次)を唄ってくれました。東と西のドヤ街に対する それぞれ独特の捉え方みたいなものが垣間見れて とても興味深かった。
続いて 教訓 I(加川良)、カレーライス(遠藤賢司)、たんぽぽ(ガロ)、赤色エレジー(あがた森魚)、時計をとめて(ジャックス)などを この夜演奏した。
我が師匠マークさんも、1971年中津川フォークジャンボリーに参加されたお一人です。生前 MARK & CAROでご一緒させていただく際は たんぽぽ キーEmでやる事多かったのだが。この夜 1971年当時に思い馳せながら 原曲のDmで演奏した。
アフターパーティの時間では あの素晴らしい愛をもう一度(加藤和彦と北山修)もやりました。
どの曲の演奏も Naoくんとのハモり、ギターアンサンブル 凄く心地よかったし、また 1969年〜71年の時代背景を考えながらイベント進行してゆく感じがとてもよかった。
そして。令和という時代に およそ50年前のフォークソングがとても心に響きました。
お付き合いくださいました皆さん どうもありがとう。
イベント終了後は、Naoくんがパーソナリティ務める「駒沢六弦倶楽部」のラジオ番組公開収録があり。あたし、第1回目のゲストとして引き続き参加させてもらった。
六弦倶楽部 という事でギターにまつわるお話をいくつかさせてもらったのだけれど。Naoくんのお話の持って行き方がとても上手なので、安心してその場に居る事ができた。
お付き合いくださいました皆さん どうもありがとう。
「駒沢フォークジャンボリー」「駒沢六弦倶楽部」無事終了し、最後の最後に プカプカ(ディラン II)お酒いただきながら2人ほろ酔い気分でやりました。とても気持ちよかった。
M's Cantinaでのイベント 昨年秋から度々あたくし参加させてもらっているが、毎回その場ならではのNaoくんとのディスカッション それが非常に心地よい。
今回も長丁場 本当にお世話になりました。どうもありがとう。よき夜でした。
M's Cantinaでのイベント、この先も色々と企てている。どれも今から楽しみにしています。