The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2008 アヴィ サンジョベーゼ・ディ・ロマーニャ スペリオーレ リゼルヴァ サン・パトリニャーノ

2015-02-07 22:08:02 | ワイン
泰Sさんが『パパジイ・・・』に持ってきたワインです。
実はこのワインはどう来るのか?経験則がなかったので、よく分からなかった、というのがショウジキなオハナシ。



で、ケッキョクこのワインを最初に開けたのだけれど、飲んでみて思うのは、確かに親しみやすく素朴なサンジョベーゼではあるものの、実体は薫り高く内実のある、見事な『サンジョベーゼ・ディ・ロマーニャ』だったのだ。

ロマーニャのサンジョベーゼに良く見られる、干したイチジクやマディラの香気、そこにキザミタバコやスパイスもあるでよときた!(笑)
酸味はおおらかで豊富、そこへこなれたタンニンが優しげなフルーツを構成するわけだ。

ここの造り手は社会貢献もしているとのことで、別な意味でのリスペクトも享受しているとのこと!
ワインもリスペクトに値するバランスの良い品格のあるサンジョベーゼ♪

おそらく、待ってもイイと思う!

2010 ピーターレーマン 8ソングズ シラーズ バロッサ オーストラリア

2015-02-05 17:28:29 | ワイン
このワインを、先の『パパジイ・・・』にビール醸造所の専務さんが抱えて持ってきて、アア!『ピーターレーマン』ネ、懐かしい・・・と、気軽には飲んでみたものの、まるでシラーズのベーレン・アウスレーゼを飲んでいるような錯覚に陥ったのは、ワタクシだけではなかったようだ。



この感触はペンフォールズのグランジにも似て、ダークチェリーがあり、モカ珈琲もあり、チョコを感じる凄みがあった!

オーストラリアのシラーズの古木のプレステージの様相満載で、イヤこれは専務さんは、とんでもないワインを持って来た様だと思った!

そしてその味わいは、甘く、スムーズで、シルクのように滑らかで、トリュフチョコを舌で転がす感触に似ている。

供給過剰から買い取り拒否を受けたバロッサの栽培農家を守ると言う、1979年のピーターレーマンの精神は崇高で、その精神はこのシラーズの最高級銘柄『8ソングズ』にも宿っている。

俗世間の垢(あか)にまみれた『パパジイ・・・』の皆さんは、このワインを飲んで、さぞかし浄化されたのでは・・・と、密かに期待をする、ワタクシなのであった。(笑)

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興味ある御仁は、ここからどうぞ↓

1998 スタッグス・リープ ワインセラーズ ナパ・シャルドネ

2015-02-04 04:53:28 | ワイン
これは先日の『パパジイ・・・』に、比較的早い時間に馳せ参じたTチャンマンの持ち寄りワインだ!
このワインを、いつものようにブラインドで賞味♪
しかもその日の唯一の白ワインだったので、おのずとそのデギュスタシオンにも力が入った!

ジッサイ飲んでみて、味わいのマッタリ感と、色合いの鼈甲がかったニュアンスもあって、加えてわずかにスパイス感も見つけられ、ある程度の年数は経ているけれど、ソコソコ感だよな、と思った。



品種はナパのシャルドネでアタリ!

2000年前後かなあ?と思っていたら、3択で1988年、1998年、2008年と出題者がのたまうので、1998年と答えたら、それがご名答だった。

はじめグラスのレッグスの太さにナパを感じ、酸度よりも甘さとエキスを意識して、ソノマではないなと感じた!
ではナパで、これだけの豪華絢爛たる味わいのシャルドネの造り手はダレだ?となったけれど、とうとう思いつかなんだ。

で、出題者から『スタッグス・リープ ワインセラーズ』と告げられて、一同ビックリ!と相成ったわけ♪
説明するまでもなく、あの『パリ事件』の73’カベルネの醸造所、そこのシャルドネだった。



ものの本によれば、2005年からはナパの契約畑に加えて、自社畑(1996年にガーギッチ・ヒルズから購入したアルカディアン・ヴィンヤード)の比率を上げて、『カリア』として売られている。

洋梨、黄桃、デリシャスのアロマもふんだんに、バニラが溶け込んでスパイス感の気持ちよい、濃厚リッチで噛んでも飲みたいゴージャスシャルドネ!
ご相伴に預かりました(笑)アリガトー!

1996 レ・ペルゴール・トルテ モンテヴェルティーネ トスカーナIGT

2015-02-02 22:51:28 | ワイン
先日の『パパジイ・・・』の出展ワインです。
珈琲店主氏が当時購入したものを持ってきてくれた♪



このスーパータスカンは1977が初ヴィンテージですので、1996年は丁度脂が乗ったところなわけだ。
当時も良かったし、その日も僅かなコーキー・ニュアンスを除けば、イイ感じの熟成感を楽しめた。

サンジョベーゼ100%のこのワイン、なぜに混醸の決まりを敢えて反古にしたのか?
それは自分達が飲むために、美味しいワインを造ります!の心持ちがそうさせたようだ。

すなわち、サンジョベーゼ100%が一番シックリいったのだと思う。

飲み口は、お仕着せがましさのない、凛とした佇まい。
飲み疲れしない潔い味わいで、料理との相性も抜群だ!
それから何といっても、このワインは熟成があってナンボ(笑)
10数年の熟成期間でゲキテキにメタモルフォーゼを見せてくれるですわ・・・

待ってナンボのタスカン持っててホントーに良かった♪
アリガトー!