The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2000 テスタマッタ トスカーナIGT ビービー・グラーツ

2015-02-15 17:46:05 | ワイン
月並みですが、幾つかのチョコいただいて、それなりにハッピー・ヴァレンタインでしたのですが、夕餉は軽めのつまみと表題のワインを開けたわけ。





当時2001年物の『テスタマッタ』が、2003年のヴィネクスポで、赤ワインの部の最高賞に輝いて注目を浴びたわけですが、なんと2000年物こそ『テスタマッタ』のファースト・ヴィンテージなんですね。





品種はサンジョベーゼにカベルネとメルロの混醸で、『クレイジー!』の名をほしいままに、クレイジーに凝縮性を高めた代物なわけだ!

話題性に引き寄せられて、当方相当数のこのワインを購入したのだけれど、その当時からこのワインって熟成して、ホントーに美味しくなるのかしらん?と思っていた。

で、昨晩飲んでみて、00’だから15年の熟成期間だけれど、何かイマイチの状態!
恐らく炙った肉などが一番合うのだろうけれども、どこか未だに緊張感があり、鋭敏で、色気がない。

唯一面白かったのは、カカオの香りが芳ばしく、ヴァレンタインチョコに入ったオーランジュチョコなどには合わせられ、そのことだけは塩梅がよかった。



ここ最近、実に気持ちよくイタリアワインを飲める機会が続いていたが、はたして15年待って、もうチョット待って!と言われたんじゃあ、いささか具合が悪い!
まあこういうこともあるわいな、とこの手の凝縮性に重きを置く手合いは、ボルドーに任せるべき!と心した一件ではあった!