The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ボン・ションス開催しました!

2010-01-22 19:46:31 | ワイン
木曜半ドンではありましたが、午後は野暮用で行ったり来たりです。


駅裏のマリオス前も歩いたのですが前日とは打って変わって寒波襲来!


息子のお下がりのダウンジャケットを着込んで外出したものの、


この寒さと突風には参ってしまいました。


でもこれから少しずつですが確実に春はやって来ます!


三寒四温・・・いつもと変わらぬこの季節の日常です。


サテ昨晩は第13回目の『ボン・ションス』だったんですね・・・


貴方とワインと音楽と・・・まずはこんなワインが並びました。


1.2005 Mas de Monistrol Premium Cuvee Rose Brut Cava Spain


2.2008 Soave Classico San Michele Ca'Rugate Italy


3.1995 Nuit Saint George Tribourg Paul Misset


4.2005 Chateau Milles Roses Haut-Medoc


そして昨晩の料理の流れは以下の通り↓


1.寒締めほうれん草のスープ


2.魚貝のマリネ、パルメジャーノ、ハーブサラダなどのアミューズ


3.鱈のキノコのパイ包み、ホワイトソース


4.牛肉と茄子のソテー、バルサミコソース


5.デザート


ときました!


ワタクシとしては昨晩のベスト・マリアージュは


カ’ルガテのソアヴェ・クラシコと鱈とキノコのパイ包みでありました!


パイのサクサク感にバターの風味、さらには程よい焼け具合の香ばしさが


ソアヴェの広がりの良い酸味と健全な果実との微妙なマリアージュを造り上げました。


てことで個別のコメントは後ほど・・・

2003 ブジーア ビービー・グラーツ

2010-01-21 07:24:57 | ワイン
TとBのうちワタクシの興味をそそったのはBの方


2003年物のブジーアだったんですね・・・(写真は手前どもの05’)


これはトスカーナ州のジリオ島とシチリアで栽培されるアンソニカ種と


シチリア島の地場品種のインツォリア種による白ワイン♪


しかもその樹齢たるや、本当かどうかワカリマセンが


接ぎ木せずのプロフィロキセラの80年と言う事らしいんですね・・・


確かにグラスに注がれた色合いの濃厚さやトパーズ色に輝く


妖しげな色調を見るにつけ、これはタダモノじゃない!と確信致しました。


トップノーズには熟成されたシングルモルトのような刺激的な香気を感じ


熟成どころかワザと酸化の手法を取り入れたかのようなランシオ香や


果実もかなりドライに集中させたリキュールっぽさを体感できます。


不思議な事はグラスでソレだけ飲めばこの特徴も際立ちますが、


料理と合わせれば意外に普通のワインっぽくなるんですね・・・


ですから、刺激的でも各種マリアージュも可能ってことです!


こんな不思議ワインのブジーア飲んだ方いますでしょうか?


いかがでしたでしょう?


まずはご相伴いただいたカジ君にもサンキューです!

ビービー・グラーツのTとB?

2010-01-20 20:01:52 | ワイン
初春の冷たい雨と見紛うような雨降りです!


仕事帰りの車中では『Sガシカオ』のベストアルバムを聞きながら


何でコレをM上春樹が好むのか?などと考えたりしておりました。


さて昨晩は新年最初の『Bンクラージュ』行脚だったんですね!


まずはルイ・ロデレールのブリュット・プルミエで乾杯です。


自家製ソーセージとキャベツとジャガイモの煮込み、オリーブの三種盛り、


そして評判の『穀』のパンを頂きながらワインをブラインドで頂きました。


カジ君がウヤウヤシク運んできました赤白2種類のワイン!


赤は濃厚なヴァイオレットからガーネットの色合いで、


白は既にオレンジの縁取りも見えるアンバーなイエローなんですね・・・


長考の末出した結論は両者共にイタリアワイン!


そしてそこまでは正解です。


で、ここで『この2本は同じ造り手です!』とカジ君簡単に暴露したんですね・・・


しかしながらそこからが進みません!


業を煮やしたカジ君曰く『頭文字は赤がTで白がB』だと・・・


その日のワタクシどうにかしてました、これだけヒントが出て


あの造り手のTとBを思い出せませんでしたのですよ・・・


てことで、ご馳走に成ったワインは


2004 テスタマッタ ビービー・グラーツ


2003 ブジーア ビービー・グラーツ


だったわけです!


ハタシテそのお味は?詳細は後ほどまたの機会に・・・


それではまた!


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2004 テスタマッタの最安値はココです↓



チャッチ・ピッコロミーニのアテオ00’

2010-01-18 21:09:11 | ワイン
年明け最初の97’リュシュット・シャンベルタン アルマン・ルソー


以降初めての家飲みです!


え~~!嘘だ~~!と言う人も居るやにしれませんが、コレ事実です!


モチロン♪ワイン会は別ですよ・・・


一人もしくは相方と一本のワインをズターっと開けたのは今年二回目なんですね・・・


で、今日は温野菜にパスタのメニューでしたので当然イタリアンワインてことに


しかしながら皆さんイラッシャル時のワインはパッと決まるのですが


自分ワインはチョイスが大変です!


黙ってデイリーをヒョイと開ければ済むものの


これで久しぶりともなれば、悩むんですね・・・ワタクシも人の子なんです、ハイ!


それで本日ベーコン、パプリカ、たまねぎをトマトで絡めたスパゲットゥーニ


と合わせたワインは↓


2000 アテオ チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナ


でありました。


このアジェンダはブルネロ・ディ・モンタルチーノの造り手なんですね!


このアジェンダの名前に冠しています『チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナ』は


かつての所有者の伯爵の名前とのこと・・・


ここの家系はナンと法王が出るほどのトンデモナイ名門らしいのですが


1985年にとうとう直系が途絶えこの家の管財人が相続したとのことです。


その管財人がジュゼッペ・ビアンキーニで現在のオーナーになるわけです。


ここの造りはブルネロのバリバリの古典派を地で行く重厚な味わいで


(どうも現在はロベルト・チプレッソからパオロ・ヴァガッジーニへとエノロゴが変わり


新興系の造りへと変容しているとのこと)


人気銘柄『アテオ』はサンジョベーゼ60~70%にカベルネとメルロを同比率で


ブレンドしたIGTなんですね・・・


思ったとおり、甘く退廃的でステゴザウルスの様に遅々とした熟成曲線!


ビターチョコにドライなアンズを練りこんだかの様なネットリとした香気・・・


そこに甘草、焙ったハーブ、ブラックオリーヴの塩漬けのニュアンスです。


フルーツはリキュールのごとく集中して酸度がクドサを均します。


12年の経過でやっとこさ熟成の息吹を感じる状態になりました。


ワタクシ・・・こんな古典派重量イタリアーノを飲めるカラダになったようです!

松の内はカヴァで乾杯ですか・・・

2010-01-17 22:48:36 | ワイン
先日のBルヴィルのバルマといい


前回のキュイジーヌの会に出しました『マルケス・デ・モニストロル』といい


美味しいカヴァに当たっております。


特にも後者の『マルケス・デ・モニストロル』は2005年のヴィンテージつき♪


しかもグラン・レゼルヴァでロゼ・ブリュットときているんですね!


注意深く色合いを見ますと僅かに青みが強くピノではないと判別できますが


味わいのタッチは泡に滑らかさがあり、香りも熟したチェリーや木苺が満載です!


どうもインポーターのプロパガンタではクリュッグをも凌ぐ!


などとふざけた事も書いておりますが、


そんな事ではなく、まずは肩の力を抜いて気軽にウェルカムで泡を楽しむのなら


文句は無しってことです!


コレを買っておいてセラーで数週間落ち着かせて数人で楽しむのには


持って来いのカヴァ!


お勧めです・・・


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この値段は驚きです↓