The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

チャッチ・ピッコロミーニのアテオ00’

2010-01-18 21:09:11 | ワイン
年明け最初の97’リュシュット・シャンベルタン アルマン・ルソー


以降初めての家飲みです!


え~~!嘘だ~~!と言う人も居るやにしれませんが、コレ事実です!


モチロン♪ワイン会は別ですよ・・・


一人もしくは相方と一本のワインをズターっと開けたのは今年二回目なんですね・・・


で、今日は温野菜にパスタのメニューでしたので当然イタリアンワインてことに


しかしながら皆さんイラッシャル時のワインはパッと決まるのですが


自分ワインはチョイスが大変です!


黙ってデイリーをヒョイと開ければ済むものの


これで久しぶりともなれば、悩むんですね・・・ワタクシも人の子なんです、ハイ!


それで本日ベーコン、パプリカ、たまねぎをトマトで絡めたスパゲットゥーニ


と合わせたワインは↓


2000 アテオ チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナ


でありました。


このアジェンダはブルネロ・ディ・モンタルチーノの造り手なんですね!


このアジェンダの名前に冠しています『チャッチ・ピッコロミーニ・ダラゴーナ』は


かつての所有者の伯爵の名前とのこと・・・


ここの家系はナンと法王が出るほどのトンデモナイ名門らしいのですが


1985年にとうとう直系が途絶えこの家の管財人が相続したとのことです。


その管財人がジュゼッペ・ビアンキーニで現在のオーナーになるわけです。


ここの造りはブルネロのバリバリの古典派を地で行く重厚な味わいで


(どうも現在はロベルト・チプレッソからパオロ・ヴァガッジーニへとエノロゴが変わり


新興系の造りへと変容しているとのこと)


人気銘柄『アテオ』はサンジョベーゼ60~70%にカベルネとメルロを同比率で


ブレンドしたIGTなんですね・・・


思ったとおり、甘く退廃的でステゴザウルスの様に遅々とした熟成曲線!


ビターチョコにドライなアンズを練りこんだかの様なネットリとした香気・・・


そこに甘草、焙ったハーブ、ブラックオリーヴの塩漬けのニュアンスです。


フルーツはリキュールのごとく集中して酸度がクドサを均します。


12年の経過でやっとこさ熟成の息吹を感じる状態になりました。


ワタクシ・・・こんな古典派重量イタリアーノを飲めるカラダになったようです!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿