The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの選択肢?

2008-05-19 22:15:30 | ワイン
本日トゥワイライト・タイムの帰り道、キング・クリムゾンの『イージー・マネー』を聞きながら、4号線を飛ばしてきました。

この曲は1973年のクリムゾンのアルバム『Lark's Tongue In Aspic』の楽曲なんですね・・・

皆さんはお気づきでしたでしょうか?
ちょっと前の小型車『IST』のCMでこの曲を聞くことが出来ました。
オダギリ・j-とか言う俳優が出ているやつです・・・ハイ!
おそらくCMディレクターもワタクシと同年代あたりが幅を利かせるようになってきたのでしょう。

さて最近よく思うのですが・・・
美味しく飲めるピノ・ノワールってなんだろう?って事です!

まあ、当たり前のことですが好きな物を飲め!ということになりますか?

評判の造り手の、しかも当たり年の、素晴らしい地所のピノを飲みたい!
これってワイン飲みの性(さが)てことも分かります・・・

でもこのご時勢・・・
造り手の技術は平均的に高度になり、
ましてや、そんなピノ・ノワールはスケール感と凝縮性で他を圧倒しますが、
いつまで経っても飲める状態にならないわけです!
加えてコスパは最悪!!

そんな意味で逆に、先日のエルヴェ・シゴーは良かった♪美味しかった♪

抜栓するやいなや、溢れ出る華やいだ芳香、そしてしなやかな果実、
更にはシャンボール・ミュジニーのテロワを見事に投影しています。

確かヴィンテージは1999年!
瓶の中での還元的な熟成状態になって、たかだか7年ってところでしょうか・・・
そんなもんで、もう飲める感じになっているわけです。

質の良いブルゴーニュ・ピノノワールを買いにくくなった今・・・
じっくりとワインに向き合う事が大事なのでしょう!

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99’のシャンボール・プルミエでこの値段!
でも地味な造り手はこれだけ残っています。
でも美味しいですよ↓