The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

サンテミリオンの古典派と新興派とは?

2008-05-12 22:35:14 | ワイン
ボルドーでも最大の作付け面積を誇るアペラシオン!
その中に古典派と新興派・・・
更には、テロワールの大きく変わるコート地区とグラーブ地区・・・

さまざまな特徴あるシャトーが群雄割拠する地域がサンテミリオンであります。

全てのボルドーシャトーの中で、保守本流、王道を行く物を選びなさい・・・
この問いに答えうるシャトーが二つあります。

それはコート地区のシャトー・オーゾンヌ!
そして、グラーブ地区のシュヴァル・ブランでしょう・・・

オーゾンヌは若ければ味わいに厳しさがあり、相対的には引き締まった印象!
しかしながら年を経るにしたがって、その香気はアジアのスパイス市場、
はたまた妖しの複雑性と深遠な奥行きを感じてしまうわけであります。
今回は80年代の成功年83’をメインに据えました。

それに比べ、シュヴァル・ブランは若くても優しい調和があり、
熟成によって、本来の瑞々しい果実に加え、シリアスでエキゾティックな香りで他を凌駕しはじめます。
今回は熟成途中の97’、高原部のスロープにさしかかった76’を用意いたしました。

これらのワインを中心に古典と新興・・・
そして二つの地域を交差させ、ブラインドを交えてのラインナップ!
まずはごらん下さい↓

1.2004 Bourgogne Blanc Chitry Alice et Olivier de Moor-Blind-

2.2005 Touraine Thesee Fin de Mise Thiery Puzelat-Blind-

3.1996 Aile d'Argent Bordeaux Blanc AOC Ch. Mouton Rothchild-Blind-

4.1996 Ch. La Dominique 古典派 グラーブ

5.1996 Ch. La Gomerie 新興派 コート

6.1997 Brunello di Montalcino La Fiorita-Blind-

7.1997 Ch. Gracia 新興派 中間地区

8.1997 Ch. Cheval Blanc-Blind-

9.1976 Ch. Cheval Blanc 古典派 グラーブ

10.1983 Ch. Ausone 古典派 コート

どうでしょう?
こんな並びでいきました!

濃厚なワイン&バルサミコのソースで絡めたスペアリブを頂きながら、
薫り高いサンテミリオンの珠玉のワインとのマリアージュ・・・

五月の沈滞ムードを吹き飛ばすことが出来ましたでしょうか?

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97’のシュヴァル・ブランはここが最安値でしょうか?