The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ポーイヤックの白の熟成感をどう思うのか?

2008-05-14 20:48:16 | ライフ
ブラインドの白三連発の最後を飾ったのは、何とも懐かしいあのワインでした!
それはシャトー・ムートン・ロートシルトの白ワイン・・・

96年物の『エール・ダルジャン』なんですね・・・

これは確か1991年がファースト・ヴィンテージでしたが、
管理人氏も言っておりましたが、そのころ我々も珍し物見たさに、
こぞってそれを開けて飲みましたが・・・
ムートンも何ともコンセプトが理解しがたい、凡庸な白ワインを造ったものだ!
との評判が大勢を占めておりました。

さて今回、12年の歳月を経過しました『エール・ダルジャン』
美味しいじゃん♪

まあ、最高級のぺサック・レオニャンの迫力と奥行きはありませんが、
そこそこの底味と余韻を感じつつ、心地よい熟成感を見せてくれました。

ボルドー系のソーヴィニオンとしてはクビレも色気もありでしょうか?
ヨーグルト・ソースのアミューズとのマリアージュは申し分なし!

いい感じでしたよね・・・

PS:それにしてもコス・デストゥルネルの白!(PP90点)
   とんでもない値段ですよね(三万円後半)・・・どうなっているのでしょう   か?これも便乗値上げ??

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96’エール・ダルジャンはここ↓



ラ・フィオリータは何の花束?

2008-05-14 20:28:08 | ワイン
サンテミリオンの流れに何を挟めるべきか?
さんざん迷いました・・・

流れを塞き止めてはダメ!
なおかつ、意外性も加味しつつ、できればフランス以外でいきたい所・・・

てなことで、ブルネロなんかはどうでしょう?
しかもスケール感や凝縮性のみの勝負ではなく、
ある程度の調和とバランスがフレンチを思わせる物・・・

そんなこんなで、97年物のブルネロ・ディ・モンタルチーノ ラ・フィオリータを赤ワインの最初のブラインドで出しました。

これは1997年にイタリアの最優秀エノロゴに選ばれた、
ロベルト・チプレッソが造り出したブ最高のブルネロなんですね・・・

皆さん、へへ・・・
ボルドーだと思ったようです!(唯一、T氏が御名答♪)

突出した奇抜さのない、何ともいえない調和をもったフルーツです。
そして、高貴なバラの花束、さらに熟したカラントのアローマ!
確かに酸味の支えはボルドーよりはブルピノ寄り?
でもフィニッシュは微かなタンニンの重みを感じます。

バルサミコと濃厚なワインを煮込んだブリリアントなソースで絡めた、
リブロースのグリルとベストマッチ!

皆さんいかがでしたかな?