普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

「参議院不要論」解決のために

2016-08-19 11:26:43 | 政策、社会情勢
 参議院の比例代表選では「無所属」、「支持政党なし」も有効票へ
 参議院選挙が終わりました。
 結果は前にも書いたように私の意見では自民党辛勝、民進党大敗、おおさか維新の会善戦、共産党は私の意見ですが民進党と共闘のお蔭の勝利に終わりました。
 全体としては今まで国会の環境は変わりません。
 衆議院で負けた野党が参議院でいくら頑張っても参議院で負けます。野党は民主党政権の横暴だと騒いだり国会で暴れるしかありません。「参議院不要論」や良識ある参議院の話がでます。
 逆に民主党が参議院選で勝ったときに、捩じれ国会になりいくら自民党が良い提案をしても参議院でストップ。いつも言われる「決められない政治」です。
 この原因は何か。一口で言えば衆議院、参議院とも殆ど同じ選挙方式なので衆参とも似た様な人が選ばれるからです。
 その原因の一つ既成政党が有利な比例代表選のやり方です。
 例えば仮りに次の人達が立候補したとします 
自民党:安倍・谷垣、小泉  
民進党:岡田・枝野、前原 
無所属から 舛添、猪瀬、知名度があまりないと言われる増田
 投票の方法は個人名か党派名を記入します。党派に属さない人は個人名だけです。
 投票者は個人名が余り知らない人が多いので今の政党では不満か、参議院では党派中心でなくて個人中心であるべきと思っていても、次善の策で仕方なく党派名を記入します。 結果は自民党の安倍さんは自分の分と党ヘの分で大きな得票を獲得します。後は党内の得票数の争いだけです。
 然し無所属の猪瀬さんや増田さんなどは自分への得票だけ。党名でも票がとれる政党に属する人達と闘うしかありません。
 なんと不公平な。
 そして一番の問題は党に属する人達ばかりが勝って、参議院に乗り込むのですから、いつまでたっても「参議院不要論」「決められない政治」の論議が続き、良識ある参議院には成りそうにありません。
 どうしてこの様なおかしな制度ができたのか、「参議院のあり方」(13,2,22投稿)で触れているようにね当時は主として衆院選の選挙制度が問題になっいたのですが、碌な論議のないまま参院選の制度まで変わっていたのです。
 その対策は比例代表選のさい無所属、支持政党なしの票を有効票にすることです。
 予想ですがこのように思っているは国民の半分近くを占めると思います。 その得た票の中で党に属する人達と同じように、自分の得票数で他の人達と争うことになります。
 そうすれば猪瀬さんや増田さんの様に見識もあり実力のあるような人が増え、良識のある参議院により近くなるような気がします。
 そうなれば、政党の間に大きな危機感が生れ、安倍さんも私の言う走りすぎもできなくなり、民進党のように共産党と共闘などしておれぬことになります。
 問題は私の名案?もそれを決めるのは今の既存政党なので、まともに取り上げられない可能性が多いと思います。
 そして何時までも「決められない政治」「参議院不要論」が続くことになるのでしょう。

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