・小泉さんの郵政選挙は何だったのか・真面目だった当時の民主党の公約・メディアの環境の変化・反自民キャンペーンのもたらしたもの・マスコミ、特にテレビの責任
[小泉さんの郵政選挙は何だったのか]
・岡田代表で04年の参院選で50議席を獲得、国政選挙において初めて自民党(49議席)に勝利を収めたが、05年の小泉さんの郵政民営化の是非を問うとして衆議院を解散。郵政民営化の是非を争点に選挙戦を展開した与党に対し、民主党は郵貯・簡保の徹底的な縮小と郵便事業への民間事業者参入促進、利益誘導型政治・官僚支配からの脱却、公務員人件費の2割削減、18兆円に及ぶ税源の地方への委譲など大胆な社会構造の変革を訴えた。しかし、「造反議員」と「刺客候補」の対決構図が連日のように報道されていく中で政策論争は次第に世論の関心を失い、民主党は小泉劇場の前に埋没していく。結局、改選前を大きく下回る113議席という結果に終わり、岡田民主党は歴史的大敗を喫した。 (以上Wikipedia より)
私は若い時からの民社党支持でしたので同党から民主党に入った北橋さん(現北九州市長)に投書しました。
「小泉さんは郵政改革に反対するものは抵抗勢力として特定候補や政党を名指しで批判していたのに、岡田さんの選挙戦術は上記のように政策の羅列、特に消費税増税を中心に訴えている。この様な明後日を向いたような戦術では駄目で、目には目歯には歯でもっと喧嘩腰でやるべき」と書いたのですが、当然のように無視されて大敗をしてしまいました。
・真面目だった当時の民主党の公約
当時の民主党の公約は岡田さんの性格もあったのでしょうが、個々に見れば問題はあったと思いますが政権獲得のためには手段を選ばぬ、鳩山・小沢ラインのマニフェストと比べればまだ真面目だったような気がするのですが。
そして肝心の郵政改革はどうなったのでしょう。天下り拒否の民主党が財務省の有力官僚二名を天下りさせて、事実上の国営に逆戻り。
小泉さんの残したのは金融改革で辣腕を揮った竹中さんと道路公団民営化の猪瀬さんの発掘と、(中国の台頭と言う経済環境の激変もありますが)米国の言うなりの行き過ぎた規制緩和結果生じた混乱と貧困化の発生、今まで大切にしてきた従業員より株主と金と言う経営方式の変更。
[メディアの環境の変化]
その頃から国民の新聞離れとテレビのニュース番組の増加とワイドショー化と言う大きな変化がありました。
これが国民が政治に歓心を持つことと、政治の軽薄化に大きく貢献しました。
そこでWikipediaに書かれているように、結果的には大々的に小泉さんの奇策に載せられて、結果的には一方的な自民党の票数を伸ばすことになりました。
然もそれが選挙の真っ最中も変わりませんでした。
政治に無関心な家内すら、選挙中の小泉さんの歓呼の声を上げる大衆のテレビを見て可笑しいじゃないと言った程です。
結果は小泉さんの大勝。
そして国にもたらした結果は上記の通りで、当時の郵政選挙は何だったのかと言うことになりました。
[反自民キャンペーンのもたらしたもの]
小泉さんに変わって安倍内閣が発足した後の反自民キャンペーンは大変なものでした。
マスコミ特にテレビは小泉選挙の報道の反省どころか、自分達の力の大きさを知ったかのように。
閣僚の事務諸経費の取り扱いのまずさが次々に出て、野党の政府攻撃に乗っての自民党批判。
遂にこれで辞職した人の自殺まで出ました。
民主党の鳩山・小沢さんの「政治と金」の金額と性質の悪質さに比べれば殆ど問題にならない程だったのに。
そして決定的だったのは参院選の真っ最中にこれも事務所の経費で引っかかった赤城さんの「絆創膏問題」の報道で、安倍内閣の閣僚の「政治と金」を思い出せとばかりの報道です。
これは安倍さんが官僚制度改革に手を付けようとした官僚の叛乱だと伝えられ、年金問題での官僚の自爆テロもあり参院選敗北→ねじれ国会の発生→小沢さんの自民党内閣苛めと続きました。
マスコミ、特にテレビの攻撃は一年毎に変わる自民党内閣、麻生さんの漢字の読み違い、発言の振れの繰り返し報道→民主党の大勝→頼り無い民主党政権成立に繋がりました。
[マスコミ、特にテレビの責任]
民主党政権が誕生してマニフェストの不備が続出、不満足ながらも唯一出来たのは高校の無償化だけ。
天下りを出向と言い換え、公務員制度改革失敗などの他の公約の大半は野党の追求に修正や執行の延期・停止を余儀なくされています。
そして野田さんの不退転の福祉と税の一体改革は小沢グループの反対で沈滞。
その前提となる公務員制度改革も国会定数の削減の見通しは闇。
マスコミ、特にテレビはこの民主党内閣の惨状にたいして、前回の参院選、衆院選で、反自民キャンペーンで国民を煽るばかりで、政権交代がほぼ確実なのに、民主党のマニフェストに就いての批判を殆どして来なことの反省をすべきです。
そして現在は民主党も最大野党の自民党も低支持率に喘いでいます。
国民の唯一の希望は橋下さん率いる大阪維新の会の躍進だけ。
マスコミ、特にテレビは国民の期待に応えて橋下さんの言動を細かく追っています。
まるで小泉さんの言動を追っていたように。
民主党との違いは大阪維新の会が次の衆院選で政権を取れないことだけですが、その政策は国政に大きな影響を及ぼすかも知れません。
報道される維新の会の公約は良い所もありますが、首を捻る所ま多いようです。
マスコミ、特にテレビは郵政選挙や安倍・麻生さんの選挙時の報道の反省に立って、橋下さんの言動を追うばかりでなく、大阪維新の会の公約をもっと詳しく報道し、是々非々で評価、批判をもっとして、国民の判断を誤らせないようにすべき だと思います。
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[小泉さんの郵政選挙は何だったのか]
・岡田代表で04年の参院選で50議席を獲得、国政選挙において初めて自民党(49議席)に勝利を収めたが、05年の小泉さんの郵政民営化の是非を問うとして衆議院を解散。郵政民営化の是非を争点に選挙戦を展開した与党に対し、民主党は郵貯・簡保の徹底的な縮小と郵便事業への民間事業者参入促進、利益誘導型政治・官僚支配からの脱却、公務員人件費の2割削減、18兆円に及ぶ税源の地方への委譲など大胆な社会構造の変革を訴えた。しかし、「造反議員」と「刺客候補」の対決構図が連日のように報道されていく中で政策論争は次第に世論の関心を失い、民主党は小泉劇場の前に埋没していく。結局、改選前を大きく下回る113議席という結果に終わり、岡田民主党は歴史的大敗を喫した。 (以上Wikipedia より)
私は若い時からの民社党支持でしたので同党から民主党に入った北橋さん(現北九州市長)に投書しました。
「小泉さんは郵政改革に反対するものは抵抗勢力として特定候補や政党を名指しで批判していたのに、岡田さんの選挙戦術は上記のように政策の羅列、特に消費税増税を中心に訴えている。この様な明後日を向いたような戦術では駄目で、目には目歯には歯でもっと喧嘩腰でやるべき」と書いたのですが、当然のように無視されて大敗をしてしまいました。
・真面目だった当時の民主党の公約
当時の民主党の公約は岡田さんの性格もあったのでしょうが、個々に見れば問題はあったと思いますが政権獲得のためには手段を選ばぬ、鳩山・小沢ラインのマニフェストと比べればまだ真面目だったような気がするのですが。
そして肝心の郵政改革はどうなったのでしょう。天下り拒否の民主党が財務省の有力官僚二名を天下りさせて、事実上の国営に逆戻り。
小泉さんの残したのは金融改革で辣腕を揮った竹中さんと道路公団民営化の猪瀬さんの発掘と、(中国の台頭と言う経済環境の激変もありますが)米国の言うなりの行き過ぎた規制緩和結果生じた混乱と貧困化の発生、今まで大切にしてきた従業員より株主と金と言う経営方式の変更。
[メディアの環境の変化]
その頃から国民の新聞離れとテレビのニュース番組の増加とワイドショー化と言う大きな変化がありました。
これが国民が政治に歓心を持つことと、政治の軽薄化に大きく貢献しました。
そこでWikipediaに書かれているように、結果的には大々的に小泉さんの奇策に載せられて、結果的には一方的な自民党の票数を伸ばすことになりました。
然もそれが選挙の真っ最中も変わりませんでした。
政治に無関心な家内すら、選挙中の小泉さんの歓呼の声を上げる大衆のテレビを見て可笑しいじゃないと言った程です。
結果は小泉さんの大勝。
そして国にもたらした結果は上記の通りで、当時の郵政選挙は何だったのかと言うことになりました。
[反自民キャンペーンのもたらしたもの]
小泉さんに変わって安倍内閣が発足した後の反自民キャンペーンは大変なものでした。
マスコミ特にテレビは小泉選挙の報道の反省どころか、自分達の力の大きさを知ったかのように。
閣僚の事務諸経費の取り扱いのまずさが次々に出て、野党の政府攻撃に乗っての自民党批判。
遂にこれで辞職した人の自殺まで出ました。
民主党の鳩山・小沢さんの「政治と金」の金額と性質の悪質さに比べれば殆ど問題にならない程だったのに。
そして決定的だったのは参院選の真っ最中にこれも事務所の経費で引っかかった赤城さんの「絆創膏問題」の報道で、安倍内閣の閣僚の「政治と金」を思い出せとばかりの報道です。
これは安倍さんが官僚制度改革に手を付けようとした官僚の叛乱だと伝えられ、年金問題での官僚の自爆テロもあり参院選敗北→ねじれ国会の発生→小沢さんの自民党内閣苛めと続きました。
マスコミ、特にテレビの攻撃は一年毎に変わる自民党内閣、麻生さんの漢字の読み違い、発言の振れの繰り返し報道→民主党の大勝→頼り無い民主党政権成立に繋がりました。
[マスコミ、特にテレビの責任]
民主党政権が誕生してマニフェストの不備が続出、不満足ながらも唯一出来たのは高校の無償化だけ。
天下りを出向と言い換え、公務員制度改革失敗などの他の公約の大半は野党の追求に修正や執行の延期・停止を余儀なくされています。
そして野田さんの不退転の福祉と税の一体改革は小沢グループの反対で沈滞。
その前提となる公務員制度改革も国会定数の削減の見通しは闇。
マスコミ、特にテレビはこの民主党内閣の惨状にたいして、前回の参院選、衆院選で、反自民キャンペーンで国民を煽るばかりで、政権交代がほぼ確実なのに、民主党のマニフェストに就いての批判を殆どして来なことの反省をすべきです。
そして現在は民主党も最大野党の自民党も低支持率に喘いでいます。
国民の唯一の希望は橋下さん率いる大阪維新の会の躍進だけ。
マスコミ、特にテレビは国民の期待に応えて橋下さんの言動を細かく追っています。
まるで小泉さんの言動を追っていたように。
民主党との違いは大阪維新の会が次の衆院選で政権を取れないことだけですが、その政策は国政に大きな影響を及ぼすかも知れません。
報道される維新の会の公約は良い所もありますが、首を捻る所ま多いようです。
マスコミ、特にテレビは郵政選挙や安倍・麻生さんの選挙時の報道の反省に立って、橋下さんの言動を追うばかりでなく、大阪維新の会の公約をもっと詳しく報道し、是々非々で評価、批判をもっとして、国民の判断を誤らせないようにすべき だと思います。
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結局は時のムードに乗せられ風に煽られ「カネ」を持っている方が勝つ、決まったパターンの繰り返しです。
棄権することだけはしてはおりませんが、虚しくなるばかりでした。
とは言え、このままの状態で言い訳がありません。何でもかんでも与えられるものではありません。マスコミなんぞは昔から100%信じられるものではありません。情報を得る機会、手段は昔に比べると増えているのでは、自分の力で得るものだり判断すべきと考えます。