鳩山政権は現在、普天間基地問題、韓国哨戒艦沈没、口蹄疫問題など難しい対応を迫られていますが、連立を組む社民党も泰然とした国民新党と違って難しい対応を迫られているようです。
朝日新聞は社民、連立離脱の瀬戸際 福島党首、首相批判を展開で概略次のように報じています。
・鳩山由紀夫首相が23日、米軍普天間飛行場の移設先として「辺野古付近」を初めて明言したことで、「国外・県外移設」を主張してきた社民党は連立政権を離脱するかどうかが問われることになる。
・福島瑞穂党首は記者会見で「沖縄の合意、連立政権の合意なくして辺野古に基地を造ることを共同声明に盛り込むべきではない。連立を組む社民党党首として断じて反対を表明する」と言い切った。
・ただ、首相方針を覆す具体的な手だてがあるわけではなく、党内の意見は集約されていない。阿部知子政策審議会長はこの日、記者団に「離脱が有効であればそれを取るし、政権内で発言し続けていくことが有効であればそれを取る」と指摘。一方、党幹部の一人(沖縄出身の照屋国会対策委員長?)は「辺野古移設を変えられないなら連立政権にいる意味がない。政府と共犯になるだけだ」と主張する。
・こうした中、社民党内には民主党の小沢一郎幹事長に期待する声もある。参院選で社民党の地方組織が民主党を支援しているところもあり、「社民を切れば、参院選に大きく影響することは民主党もわかっているはず」(党幹部)との理屈からだ。
・首相はこの日、社民党が連立離脱に関して「社民党、福島党首にもこれまでもいろいろ議論してきたが、これからも心を尽くして、ぜひ、連立の中でこれからも頑張っていただけるように協力を求めていきたい」と語った。
実際にも民主党は社民党に配慮して「辺野古」の地名、政府対処方針から抜く見通し だそうです。
[社民党の連立離脱の功罪]
・社民党から見た連立にいるメリッと、デメリット
連立政権に居ることにより、福島さんや阿部さんなどの言動がクローズアップされて社民党の広告塔になっている。
社民党の支持率0.7%、国民新党0.1%の数字で判るようにどちらかと言えば鳩山政権路線に支持の立場の国民新党より、鳩山・小沢両氏の「政治と金」問題の批判、普天間基地問題などで、鳩山政権のブレーキ役の立場としてほんの僅かだが国民の支持を得ている。 (話しは逸れますが国民新党は支持率を見ると民主党に埋没の危険性があるようですが、これに就いての詳細は省略します。)
社民党独自の政策を政権の政策へ取り入れられない。
・社民党から見た連立離脱のメリット、デメリット
普天間問題で自党の政策に忠実だったとして一時的に支持率が上がるかも知れない。
自党の政策が國の政策に反映が殆どできない。 (尤も連立にいてもほぼ同じ)
みんなの党以外の小会派と同じにマスコミから見放され埋もれてしまう。
社会主義政党として共産党の支持率より落ちるのは間違いない。
・民主党から見た社民党の連立離脱のメリット、デメリット
国会の運営がスムーズに行かない。
政策・心情が似ている国民新党と違ってそれらが全く違う社民党が離脱すれば、すっきりした政局運営ができる。
・一般国民の立場から見た社民党の連立離脱のメリット、デメリット
民主党の国会運営が今までより緊張感ができる。 (私の希望的観測で、実際は小沢さんは公明党に接近しそうです)
民主党と政策・心情が全く違う社民党が離脱すれば、すっきりした政局運営ができる。 (私の希望的観測)
私は
・社民党は自党の為にも國のためにも、早く連立から離脱し、
・(多分駄目とは思いますが)超保守的な名ばかりの革新政党?から脱却して、国民に真っ当に向き合った国民政党になって
欲しいと思います。
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参照:「何故社民党は2%以下の支持率しかないのか」 (06年5月30日記)
福島瑞穂が決して語ることのない真の意図は、祖国・北朝鮮から遠くへ米軍を移し、抑止力及び祖国への軍事的な脅威を無くすことである。
北朝鮮とグアムの距離は、普天間との距離の2倍以上ある。
社民党は見かけは日本の政党であるが、内実は北朝鮮の政党である。
伝統的に自発的に民主党と北朝鮮の機関紙であることを標榜している新聞(朝日)もある。
帰化人である彼女の政策は、夫婦別姓など、およそ日本人なら到底考えられない政策であるのが大きな特徴である。
今の日本に現実を見ない社民党に関わっている余裕はないと思います。
今日、北朝鮮が韓国に関係断絶を宣言したようですが、日本の人も少しは緊張を感じているのでしょうか?
普天間の基地をどうするとか細かい話ばかりではなく、今回の北朝鮮の行動をいい機会に日本がもう少し危機感が出ればと思います。
いくら勇ましいことを言ったところで、アメリカ軍なしに日本の安全が守れるはずがありません。今、アメリカが日本に駐留してなかったら、日本の人の危機、不安はどれほどでしょう。
米軍に感謝する気持ちが起こりこそすれ、厄介者扱いするとは、そのうちアメリカに愛想をつかされて泣きついても遅いと思います。また、9割の人はそんなことを望んでもいないでしょうから。