<<趣旨>>
専業、または兼業主婦として立派にやって来た人達を地方自治体や政府が何らかの形で顕彰し、またはマスコミやインターネット上で発表する。
<<提案の理由>>
今までの日本を支えてきた女性の中で、例えば扇千景(政治家)、杉村春子(女優)、美空ひばり(歌手)、橋田 壽賀子(脚本家)などそれぞれに世に知られ、またそれに伴う収入も得てきた。
一般の女性で世に知られずとも会社などで、それなりの地位と収入を得て、自分の能力を発揮でき、楽な私生活をエンジョイできる。
そして彼らの退職後は、現役中に蓄えた金で、海外旅行など優雅な生活が待っている。
おまけに、男女共同参画社会への政府の支援もあり、女性の社会での活躍が脚光を浴びている。
それに引き換え専業主婦は自分の楽しみを犠牲にして、社会で働く夫を支え、子供達を養育し、その努力が未来の日本を築く礎となっても、余程のことも無い限り、世の中に出ることはないままに終わるのが普通だ。
夫が退職後は、老後を送るため、ぎりぎりの生活資金を食いつぶし、せいぜい年金の許す範囲で、カルチャー教室に通うぐらいの楽しみしかない。
悪くすれば、夫と毎日顔を逢わせるストレスから良く言われる、熟年離婚に陥る可能性もある。
今の世の中だから、女性それぞれの価値観でどのような道を選んでも良い。
然し、今の趨勢がこのままで進むと、社会で働く女性の増加→晩婚化、生涯独身または子供育成困難→少子化の方向が増加するのは間違いない。
その結果生ずるものは、良く言われる年金制度の破綻、経済の縮小、労働力不足→外国労働者の導入→(欧州等で見られるそして)日本では未経験の社会の混乱など大きな問題が待っている。
そのほかにも、過去は実質的に母の役割だった家庭教育の不足または欠如は、女性の社会進出の影の部分であり、それが社会劣化をもたらせていることは定説になっている。
次の指摘にも当てはまるが、勿論子育てや家庭教育への男性の参加も言われているがなかなか進まないのが実情だ。
女性の社会進出が盛んになった時代こそ、改めて家庭を護り、子供を育成する専業主婦の役割の重要性の見直しと、それを社会的に認めてやるシステムを作る必要があると思う。
今までは話を簡単にするため、専業主婦に限って書いたが、兼業主婦として頑張っている女性も同じように認めてやる必要がある。
何故なら、いくら政府や企業が、兼業主婦の子育て支援制度を作っても、独身女性や子育てを人任せにして働く女性より、兼業の女性で家庭生活にも重きを置いている人達の方が不利な立場に置かれるのは、競争社会では仕方の無い事だからだ。
<<顕彰とうの対象者>>
[顕彰、またはマスコミ、インターネットで取り上げる対象者の例]
私の身近の女性を挙げると
(以下の緑色の記入は若い方たちへの私の老婆心からの提案です。)
・子育て終了後、外国人学生のために数十人のスタッフを率いて、日本語教室のボランティア団体を運営している専業主婦の友人
ボランティアを通してもう一人の自分を活かしては?
・六人の子供を社会人(但し普通の)として送り出し、80歳過ぎまで老人病院の看護婦として働き(「本人が介護して貰わなければならないのに」と冷やかされながら)、今でも水泳クラブで毎日1,000m以上泳いでいる専業主婦だった私の米寿の姉
子育て終了後、自分を活かし、また万一に備えて、若いころから特殊技能を持たれたては?
その他、
・数々の金言を残した、島田洋七さんの「がばいばあちゃん」
・特技や趣味を活かして多くの生徒を育てた主婦
若いころから計画的に自分の一生を支える特技や趣味を持たれては?
・コミュニティーのために中心または裏方となって働く主婦
高齢化が進むコミュニティーでは組織的運営に慣れた人達が少なく衰退しかけたところが多いようです。
また壊れかけているコミュニティーの再構築への若い方達たちの積極的な参加は大きな力になると思います。
・十数人の子供を育てあげ皆立派な社会人として送り出した主婦
少子化の今の時代には勲章ものだと思います。
などなど数え切れない程の種類の対象者がいると思う。
対象者の選定、顕彰の方法、周知の方法などの手法はいろいろ考えられるが省略する。
<<この提案の効果>>
これも理由の内容を見れば判ることだが、強いて言えば、
専業、兼業主婦自身の意識改革。
社会の専業、兼業主婦への評価の見直しにより彼らの意欲の向上。
未婚女性への専業、兼業主婦への認識の変化。
少子化問題解決の一助になる。
家庭教育の改善→社会劣化の防止
女性の社会進出一辺倒への弊害を避けるブレーキとなる。
などが考えられる。
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