普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

「吟社くろがね」紹介「嘘ひとつまぜて空気を丸くする」

2019-04-20 15:49:54 | 川柳
川柳くろがね」4月号より
前月号鑑賞 小川清隆 選評
「ほめられた記憶私の道標」       中川あき子
 ほめられて怒る人は少ない。子どもはほめて育てろ、と言う。人間には長所と短所がある。長所をより伸ばすことで短所が小さくなる。短所を伸ばそうとすれば歪になってく
る。ほめられると誰でもうれしい。ほめ殺しだけは勘弁願いたい。

「積みあげた愚かな石が動かない」    松村 華葉
 継続は力と言われる。積み上げるものが愚かな石であっても微弱なものであっても、雨降れば地固まる。小は大を成す。盤石な基礎が出来あがる。頑張らないがくじけない人生訓である。

「あけすけな言葉で諭す無二の友」    大串美佐子
 美辞麗句、お世辞は度を過ぎなければ軽く耳を通り抜けていく。心に留まることは少ない。面と向かって意見をすることはむづかしい。しかし無二の友、悪友であるから心が傷つくような事も言う。これが真の友。

「こっそりと闇魔に渡す袖の下」     安川  聖
 地獄の沙汰も金次第。両肩に乗せた倶生神は闇魔の前で生前の行状を報告する。そして地獄行さか極楽行きかが決められる。袖の下を渡すのは闇魔ではなくて、むしろ倶生神の方だろう。極楽の門はすんなりと開く。

くろがね抄 矢野 隆 選
ライバルに藁一本を与えてる 中間 吉冨 廣
神様は横一列と決めたはず 八幡西 松井 昌子
安売りにワインかわらぬ酔い心地 中間 志岐 けい子
両腕に菜の花抱いて嫁が来た 八幡西 前田 伸江
勝負有り先に笑顔を見せて来る 札幌 桶川 聖柳
かくれんば遠い記憶に在る疼き 糟屋 中村 鈴女
子も孫も顔を見せずに雛しまう 岡垣 広渡 憲峰
糊代をたっぷりとって生き上手 八幡西 時津 みつこ
過去捨てる勇気壊れた腕時計   中間  古野つとむ
包丁の音へ指示出す風邪布団 直方  吉丸 玲子
呼び捨てにするなとばかり出る名刺 水巻 田中 和正
小説が人生に効く薬くれ 宗像  有松 市子
娘の愚痴に聞くだけでいい窓があく 福 岡 杉 ちづ子
晴れやかに全うしたく流し難 荒尾 中山 和
他所の妻ならば出るのに褒め言葉 八幡西 安川 聖
賛成の挙手にも違う手の角度 中間 和田 澄雄
お疲れの天皇五月には背伸び 熊本 黒川 孤遊
苦も楽も全て包んだ笑い皺 愛知 陣内 いっこう
嫌な話ばかりで耳が遠くなる 八幡西 廣永 雅彦
妻とハグ母と同じ匂いる 宗像 安倍 ももこ

第47回句碑まつり川柳大会のご案内
日 時 2019年5月19(日)9時30分開場
   出句締切11時30分 開会13時
会場 八幡西生涯学習センタ-折尾分館
   北九州市八挿西区北鷹見町13-10
   JR折尾駅東口・オリオンプラザ4F
課題と選者(各題2句)
 「ときめき」太宰府  小池 一恵  選
 「節目」  北九州  安川 聖  選
 「スリル」 糟屋   河野 成子  選
「重ねる」 福岡   小川 清隆  選
 「限界」  吉野ケ里 真島 久美子 選
 「越える」 福岡   石田 酎  選
 「ぶらり」 中間   古谷 龍太郎 選
会費    2000円(弁当および発表誌呈)
賞    順位賞・各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 4cm×21cmの句箋に各-句・計14句(無記名)
     封筒に住所・氏名(ふりなが)を明紀下さい
投句料  1000円、5月10日(金)消印有効
投句先  〒806-0051 北九州市八幡西区東鳴水2-13-20 大塚郁子宛
     Tel&Fax 093-645-2898
主催   川柳くろがね吟社
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