普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

○検察審査会制度の問題点・小沢さんの無罪は検察のお蔭

2012-04-27 16:17:46 | 菅内閣
・指定弁護士に捜査権を与えよ・検察審査会へ不正な資料を提出した検察を処罰を
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・小沢さんの無罪は検察のお蔭
小沢さんへの裁判長の指摘

a.小沢さん提供の4億円を意図的に隠蔽したことを了承していた
b.検察官役の指定弁護士が「共謀が成立する」と主張したことには「相応の根拠がある」とした。
c.小沢さんが法廷で「報告書を一度も見ていない」などと証言したことについて、「証言の内容が変遷し、不自然な点もあって信用できない」と指摘
d.ただし、こうした会計処理を違法であると小沢さんが認識していたことを示す立証は不十分だとして、最終的に共謀は認めなかった。
これに対して読売はその社説で、「有罪か無罪か、まさに紙一重の差だったことがうかがえる。」と言って居ます。
裁判長が「会計処理を違法であると小沢さんが認識していたことを示す立証は不十分」とした原因は検察の提出した証拠が総て却下されたからです。
小沢さん側は検察審査会へ検察が提出した資料のお蔭で不当な取り扱いを受けたと批判していますが、その検察の不手際のお蔭で一審で無罪となったのです。
・指定弁護士にも捜査権を付与すべき
上記のように彼らの主張した殆どが採用されたのに無罪となったこと悔しがっているそうです。
その理由は彼らの捜査に対して、小沢さん以下の関係者が面接の協力を拒否したことも一因だと言われていまか。
捜査にプロの検察でも手に負えないで投げ出した難事件を、検察の資料だけで処理するのは明らかに無理です。
指定弁護士を使うのなら彼らにも捜査権を与え、関係者もそれに協力する義務づけねば、このこの種の裁判が無罪の連続になるし、検察審査会制度自体も危うくなると思います。
・検察審査会へ不正な資料を提出した検察を処罰を
これも小沢さん報道とともにそのあり方に疑問が投げかけられています。
中では審査会に弁護士などのプロを入れるべきと言う発言を何回か聞きましたが、弁護士やもと検察などが入れば、彼らの職歴に伴う何らかの色がつき、庶民感覚を活かした公平な審査も危うくなります。
それで今回のように明らかに不正確な資料を審査会に提出した検察の資料が不正確なことが発覚すれぱんならかの形で処罰するべきだと思います。
もう一つ当事者である対象者の弁護士の資料も(今までそうでなければ)提出できるようにし、その不正確な所も処罰の対象にすべきだと思います。
何しろ今回の場合で言えば、国政を揺るがせ兼ねない有力の政治家の政治生命を脅かす重大事件もあるのですから。

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