普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

最近のマスコミ報道から政局を読む

2011-06-14 16:52:06 | 外交・安全保障
人気ブログランキングへ
・誰でも予想していたように、民主党執行部は造反議員、重い処分見送りました、その理由はこれも予想されたように党内の亀裂拡大懸念の為だそうです。
 今、連立、部分連合の話が盛んですが、その政策は菅さんの消費税増税など、現実を考慮に入れた政策は自民党のそれに良く似ています。
 一方党内野党の立場の鳩山・小沢グループはマニフェスト原理主義で、所謂4Kに絶対反対の立場の自民党とは真反対の立場です。
 だから連立、部分連合となれば、疎外されることを懸念している民主党の最大の同グループの反発は必至でこれが政局停滞を引き起こす大きな原因になるかも知れません。
 若し岡田さんが野党時代のクリーンな民主党のイメージを保つために、思い切った処分をしていたら、政局は随分判りやすくなると思うのですが、これが民主党なんでしょうね。
・週刊文春: 岩手を見捨てた小沢一郎 有力後援者が続々絶縁宣言」
 今回の震災で一度しか東北に来なかった小沢さん、それも県庁だけで、彼に陳情する人は殆どいない。後援者は「小沢にとって、我々は票集めの道具でしかない」と言っているそうです。
同じ雑誌に 小沢さんの最強の支持者だった「松木謙公が激白!「民主にも自民にも失望した」の記事。後は小沢さんの頼りになるのは彼とタグを組んでいた山岡さんと、小沢チルドレンだけ。
 一方同じ東北出身で自分の家も事務所も全壊されながら、被災地復興のために働いて、マスコミへの出場機会が増えている自民党の小野寺さんの活躍を見るだけに、小沢さんの少ない動きに批判が集まり影か薄くなるのは致し方ないと思います。
首相延命につながる…会期大幅延長に野党反発
  菅さんの国会を通常通り閉会の動きを理由の一つにして不信任案を提出したのに、会期大幅延長に首相延命に繋がるとして反発する野党。
 自民党はそれに対抗して問責決議案提出を検討し、あわよくば特例公債法案を否決しそうな勢いです。
 自民党案の復興基本法案を民主党に丸呑みさせておいて、その原資となる特例公債法案を否決などすれば、その批判は自民党にも受けことになり自民党も大変です。
・読売歌壇の「党派すてて復興党をたちあげよ未曽有の国難救うはむがため」福島県 黒沢さんの短歌。
 選者の岡野弘彦さんの評:国民が切望していて、国会議員だけは派閥意識にとらわれて実現しない事をずばりと歌った。西郷と勝海舟のように見事でなくとも、今からでも遅くない。
 大震災の被害に喘ぐ福島県の黒沢さんの歌を現実的に変えて見ると、復興問題に絞って超党派で超党派で未曽有の国難に当たって欲しいこと、選者の岡野さんがそのためには西郷さんと勝さんが出て欲しいと言うことは誰でもが思うことです。
 私も国民新党の亀井さんの言うように、復興本部でも何でも良いから復興に絞った組織を作ること、そして行き詰まった政局を打開するために、山岡鉄舟、西郷隆盛、勝海舟のような党利党略、私利利欲のない国を思う人達の出現を望むと書いて来ました。
 本当に誰もが考えるように、そのような志士達が出て来てほしいものです。
・日本復興を託せる「次の総理」は誰か
 「文芸春秋」七月号に、上記のテーマで識者68人が選んだ「ポスト菅」』という記事を見ました。
 その結果は、石破茂(9票)、安倍晋三(7票)、小沢一郎(6票)、河野太郎(4.5票) 、亀井静香(4票)、石原慎太郎(3票)、谷垣禎一(3票)、渡辺喜美(3票)、仙石由人(2.5票) 、橋下徹(2票)、細野豪志(2票)でした。
 私は前に書いた復興本部を提唱した亀井さんと石破さんが中心となって復興問題を取り扱う機関を動かすべきたと書いてきました。
 安部さんに就いては、彼の首相時代から彼の将来のために一度下野して、首相の経験を活かして勉強の上再出馬すべきと書いていたのですが、その辞め際の理由は本当のことは判りませんが拙い辞め方をしたことと、不祥事を起こした閣僚を小泉さんのように冷徹に切れば良かったのに、そうしなかったために朝日新聞を中心とするマスコミの総攻撃を浴びたのが、今で彼がやって来た大きな仕事は無視をされて、見る人達は見ているのに、世間一般では彼が過少評価が今でも定着しているのが残念です。
 石破さんに就いては、マスコミの露出度は少ないが、安全保障、農業問題のの実務に長けていることと、冷静なやり方がプロの人達に評価されているようです。
 小沢さんに就いては「政治の金」の問題のほかに、彼のマニフェスト原理主義を変えない限り、挙国一致の内閣または復興問題取り扱い機関への参入は無理でしょう。
 河野さんは党内での反発もあり今後に待つしかないと思います。
 それを考えると心ある国民の期待するのはやはり石破、亀井さんしかないような気がします。
 特に民主党内閣と連立している国民新党の亀井さんの何らかの形の出番が来そうな気配がしますが果たしてどうでしょうか。
 やはり今までの民主党の成り行きを見ると、亀井さん、石破さんの登用など思い切った人事でなく、また当たり障りのない人が代表になりそうなると考えるのが筋なのかも知れません。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。

政治・人気ブログランキングへ

プログ村政治ブログへ