普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

福島原発事故・それでも原発は必要

2011-03-28 06:02:37 | 外交・安全保障
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 最近ネット上では少数のようですが、今回の福島原発の事故を取り上げて原発廃止を訴える人が居ます。
 私も17日に「福島原発のトラブルと東京電力の体質」から何度もこの問題を取り上げました。
 然し基本的に「前向きの提案」を目指している私としてはは、前者と似たような東京電力の体質の批判をしていすますが、将来の向けての提案であって、今回の事故があっても、それを教訓にして現有の原発もフールプルーフとはとわ行かずとも、より安全な原発に改善されるべきだし、必要あれば日本にもさらに原発を作るべきただと言う考えで書いてきました。
 理由は太陽光・風力発電の容量が小さいこと、火力発電所の化石燃料の資源枯渇が眼見えていることなどありますが、どなたも判っておられることなので省略します。
 今日の「たかじんのそこまで言って委員会」で内閣府原子力安全委員会の委員をしていた、中部大学教授で武田邦彦さんが、今日本では原発は何が何でも必要、いや何がなんでも不要という原則論が盛んだが、私は壊れない原発の推進論だといっていました。
 私も元設備保全に担当していた立場から言えば、地震、津波になどの災害に強い設備なら、考えられる最上のメンテナンスをされなら、そしてより安全のために現場からの提案を取り入れて、常時より良い設備に改善されるなら、と言う条件で賛成です。
 同番組で田嶋陽子さんが原発反対を言っていましたが、この種の人達は平和主義者と同じく、自分に不利なことには目をつぶってしまう習性があるようです。
 それに対して、も元経済産業省にいた岸博幸さんが同省でも検討の結果、現有の化石燃料の発電所、太陽光、風力に頼っても、最終的にも原発にも頼るしかないと言う結論になったと言っていましたが当然の意見です。
 なお岸さんは経済産業省から見た目では東京電力は官庁以上にお役所的だと言って居ました。
 何しろお役所に勤めていた岸さんが、役所自身の批判も込めてそう言うのですから間違いは内でしょう。
 私も保全の立場から過去から現在の一連の事故と、その対応から見て東電にお役所的な体質がありはしないかと批判して来ましたが、残念ながら私の心配は当たっているようです。。
 このような体制にドップリ坐った人達が原発のような危ない設備を持つ会社のトップに立ったのが、そして多分彼らが現場の運転、メンテナンスの人達の意見を無視してきたのが、今回の大事故に繋がっていると思います。
 前回も書きましたが原発のように超がつくほど危ない設備の耐用年数が来ているのに、定期検査の周期を逆の伸ばそうなど、そんな設備を毎日扱っている現場の人達が賛成する筈がなく、その意見を無視する会社幹部などもっての他だと思います。
・私は
・福島原発の事故がなるべく早く解決されること、
・そして同じ東北の原発でも女川原発が無事シャットダウンした理由の解明と、その情報の他の原発や関連メーカーへの提供、必要あれば現有設備の改造、
・そして何よりも早急に東電の体質を見直し、やはり頭の柔軟な、現場の運転や保全の人達の意見も良いものは直ぐ取り上げるトップや、技術陣の幹部に入れ換えるなど、体質の刷新
されることを祈っています。


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