普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

多士済々?の菅内閣と民主党

2010-11-12 07:08:00 | 菅内閣

 昨日、買い物に出たついでに書店によると、民主党政権「終わりの予感」と言う大きく書かれた表紙の週刊現代を見つけたので、何時もの立ち読みをしました。
 菅、鳩山、小沢、仙石などの民主党政権と民主党の主立った人達に就いて、三宅さん始め多くの評論家の各氏からコテンパンに書かれていました。
 これを見ている内に表題の「多士済々」 (たしせいせい。優れた人材が多くいること)の四字熟語を思い出しました。
 それで民主党、自民党に偏しない立場にいる(と思っている)私から見た民主党の人達のについて気がついたことを纏めて見ました。 (なお青字は週刊現代からではなくネット上の情報の引用です。)
・菅さん:報道によると、菅氏支持の民主党議員グループの会合で、首相は「首相官邸は情報過疎地帯だ。役所で取りまとめたものしか上がってこない」とぼやき、「とにかく、皆さんの情報や意見を遠慮なく私のところに寄せてほしい」と要請
 この件について、週刊現代は党内で菅さんは殆ど信頼されていないので情報が上がらないのだと指摘していましたが、情報の過疎地帯にある首相が正確な判断などできるのでしょうか。
 それが小野善康・大阪大学教授の受け売りと言われている、「消費税増税→増税分を社会福祉施設の強化や介護に当たる人達の給与改善に当てる→雇用の増大→国内消費の増加→新産業の発生→経済成長の実現」理論に基づく、突然の消費税増税発言であり、最近のこれも突然のTPP参加発言です。
 安倍さんの時も、お友達内閣と揶揄されていましたが、彼にはお友達もいないのでしょうか。
・鳩山さん:「国外、最低でも県外」の発言は結果的に、日米関係をぎくしゃくさせ、その間隙を中国、ロシヤに突かれたと言われています。
 6月2日、鳩山さんは「次の衆院選には出馬しない」と明言、同17日に「後援会に相談せずに結論を出そうとしたことに対して、あまりにも唐突だと(批判された)。今日は結論を出すつもりはない。国益に資する自身の身の振り方を考えたい」と語った。そうです。
 鳩山さんは普天間問題で日本、それから民主党内閣に大迷惑を与えた一方、数知れない迷言とブレ捲くった発言の責任をとっての引退が日本に取って「国益に資する」し、現実主義に変わりつつある、菅さん率いる民主党内閣に取っても良いことと思います。
・仙石さん: 仙石内閣と言われるほど、国会審議での菅さんを押し退けての多くの発言の内、その主なものを上げてみます。
  丸山和也さんの「(船長の)釈放は国家(にとって)の大きな損失。日本は中国の属国になっていくのでは」との疑問に「属国化は今に始まったことではない」発言。
 経済産業省官房付の古賀茂明が政府参考人の国会での、民主党政権の公務員制度改革への取り組みを「不十分だ」と批判に対して、仙谷さんが、「こういう場に呼び出すのは彼の将来を傷つける。優秀な人だけに大変残念だ」との恫喝。
 私が見た彼の良い所は創価学会、小沢さん嫌いなところだけです。
・前原さん:彼が民主党の代表になったとき、私が「自民党政権を攻撃するのは良いが、攻撃には喧嘩上手な人を立てること、代表としては絶対に前に出ないこと」と投書したこともあり、彼には特に関心を持っていました。
 事実はガセネタメールに引っ掛かり担当した永田さんは最終的には自殺、前原さんも自分から出て、代表を辞任しました。
 そのように少し単純、軽いのどちらか判りませんが少し慎重さがたりないようです。
 民主党政権になって八ツ場ダム建設中止をいきなり打ち出して猛反発を招き、結局は馬淵澄夫さんが国土交通相になって事実上建設中止方針を棚上げしたことになりました。
 今回の尖閣問題では船長を逮捕したのは正しい選択ですが、事件が解決しないまま外務大臣になっからの対応も少し軽いようなで、「たかじんのそこまで言って委員会」では元経産官僚の岸博幸さんから菅内閣の3バカの一人に上げられる始末です。
 前原さんは私が見る所、少なくともしっかりした意見を持っているようですが、煮ても焼いても食えない中国、ロシヤ、外交では百戦錬磨の米国を相手の、外務大臣としてはもう少し慎重さと粘り強さがいると思うのですが。
・岡崎トミ子さん韓国への海外視察の際、元慰安婦関係者が毎週水曜日に行う日本大使館へ対する「国費を利用しての反日デモ参加」したそうで、今までの日本の方向から見て国家公安委員会からマークされても可笑しくない人が委員長になったのは、悪い冗談!!としか思えません。
・小沢さん:彼に就いては何度も書きましたので省略しますが、今は自分の立場を利用して、(野党相手ではなく)菅内閣相手に得意の政局に持ち込もうとしているようにしか見えません。
 これでは今まで何度も言われているように、主立った人達はまた皆去ってゆくのでしょう。
・輿石さん:言わずと知れた悪名高い日教組を地盤としています。
 その彼が参議院議員会長として、民主党に大きな影響力を与えているのを見ている多数の民主党員はどのような気持ちで見ているのでしょうか。
・鳩山、小沢支持グループ:前に書いたような明らかにリーダー失格の鳩山さん、自分の立場を利用して反菅内閣を目指しているように見える小沢さん支持の人達は一体何を考えているのでしょう。
 今の(一度政権与党から陥落すると二度と戻れないかも知れない)民主党内閣の危機的状況では、一致して結束するのが常識と思うのですが。
・中井洽さん:上記のように民主党内閣と民主党では、首を捻るような冴えない人が多いようですが、特に異彩を放っているの事業仕分けの蓮舫さんと、国家公安委員長時代の金賢姫の来日時の対応と女性スキャンダルで問題になった中井さんの予算委員会委員長の活躍?です。
 今までの各委員会の委員長と比べて、彼の委員長としての発言の多さは突出しています。
 菅さん以下の閣僚、質問者の失言、言い過ぎに対する小言やアドバイス、質問の答えが不足している時の質問者や回答者へのそれで良いか確認、彼の思わぬ発言で議場を沸かせるなどなど、今までの委員長とは全く違ったやり方をしているようで、私も彼がどんな発言をするか期待して見ています。
 菅内閣の閣僚達の回答の低調なのに、彼だけが光って見えるとは、民主党支持者の人達もがっくりしていると思うのですが。

 それにしても過去の長い歴史を持つ自民党内閣や自民党に比べても、余りにも首を捻る人達が多いようです。
 先の菅内閣の3バカを上げた、岸さんが一番有望なのは馬渕さんと言っていましたが、菅改造内閣になって片山さん、解放同盟の松本龍さんのほか(私が見て)どこかのおっさんか判らぬ人達が5人も若い人達に代って登用されて来ました。
 それにしても長島さん、長妻さん、原口さんなど良く勉強し、割合に率直な発言や態度を見せる、若手政治家達がテレビで出演して民主党の好感度を上げて来たのに、最近のテレビでの露出度がめっきり減ったのはどうしたのでしょう。
 民主党政権を選んだ人達は彼らのような若手政治家の活躍を期待した人達も多かったと思うのですが。

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