普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

いよいよい日本の出番だ

2008-01-01 17:21:39 | 国際社会

 おめでとうございます。
 今年もどうぞご支援とご指導をお願いいたします。

 新しい年になったので威勢の良い話題として、いかにして日本が世界に貢献して行くかを考えて見たい。

[過去の貢献の歴史]
・植民地の開放

 第二次世界大戦前の地図と今の地図を比べて見れば、全く違うこと気づくだろう。
 大戦を期に世界中を覆っていた植民地が殆ど消えている
 この理由は今まで虐げられてきて有色人種の日本が当時の最強国と言われた米国、それと英国、オランダなどの西欧諸国と一時は互角に戦ってきたのが、植民地の人達の意識を変えたのだ
 勿論植民地開放の伏線はあったと思うが少なくともその引き金を日本が引いたのだ。
 そして、それも日本がその領土を無くし、侵略国家のレッテルを貼られ、韓国からは政権維持の具に使われ、中国からは政権維持は勿論、過去の歴史をちらつかして、日本との外交を有利に持ち込む道具にされると言う大きな犠牲を払っての貢献だ。
 言うまでもなく日本の過去の行動は言い訳の余地もない行動だから、本当はこのことを言いたくても出来ないし、まして今問題の教科書に乗せるなどとんでもないことだ
 然し日本が植民地開放に大きな役割を演じたのは間違いのない事実だ。

・冷戦の終結
 日本は敗戦後、国民一丸となっての復興に頑張ってきた。
 それには米国の支援や朝鮮戦争などの神風もあったが、半世紀の間に世界第二位までの経済大国までのし上がった。
 その間日本人はエコノミック・アニマルと言われ、国民はウサギ小屋に住んでいると批判されてきた。
 おまけに日本嫌い?の左派系日本人や一部のマスコミさえ東南アジアの日本進出を経済侵略と非難する始末だ。
 然し武力を捨てた日本はその経済力でODAや国連への資金提供などで隠然たる影響力を世界に及ぼし始めた
 その様子を見ていたのは米国と対立関係にあったソ連だ。
 その掲げる共産主義のための国力の衰退や体制の腐敗などで対立する米国より遥かに遅れを取っていること、武力だけでは世界に影響力を行使出来ないこと悟り始めた時に武力のない日本の台頭とその影響力を見たので。
 ゴルバチョフさんの冷戦の終結や資本主義の転換の一大決心した背景には日本の存在があったことは間違いないと思う。

[世界情勢の変化]
 今まで世界をリードしてきたのは米国だ。
 然し事態は急変している。
・イスラエルの過剰な支援政策と世界の警察の名のもとの米軍の海外進出(実は膨張政策)が9/11のテロを呼び、定着させ世界に拡散させてしまった。
・イラク侵攻や、アフガンの復興で米軍の武力の限界を示した。
・中国、インドの様な膨大な潜在的経済力を持つ国の台頭で米国は最早その経済力で世界を支配出来なくなるだろう。
・ドルの下落とともにユーロが基軸通貨としての勢いをましている。
 私は経済の全くの素人だが、今の米国の住宅バブルの崩壊は一時的なものでなくて、米国経済の衰退の前兆のような気がしてならない。
・米国の主導する市場経済主義、自由経済、経済の膨張主義は下記のような数々の問題を生んでいる。
 消費の促進→限りある世界の資源の浪費→資源の枯渇
 自然環境の破壊→森林の喪失→温暖化→自然環境の破壊の悪循環
 資金の投機的な動き石油や食糧の高騰→一部を除く世界中の住民の達と国の被害の拡大
 国家間の格差の拡大
環境問題に対する米国の消極的態度(この問題ではすでに世界のリーダー役割を放棄している)

[テロの拡散防止]
 現在のテロリストの大半はイスラム過激派だと言われている。
 彼らは一神教を信じている。
 つまり彼らに取って神は唯一つしかいない、だからその示す真理は唯一つだ
 それで、神の教えを教える指導者の教えは絶対に真実だと思う。
 指導者が自爆テロを勧めそれで死んでも天国に行くと言われればそれをそのまま信じてしまうのだ。
 自分が定着させたテロ武力で潰そうとする米国民も一神教である、キリスト教の信者だ。
 だから彼らの信ずることは絶対に正しいと思う
 それでは両者の間に妥協の余地はない。

 一方日本人は暮れにはクリスマスを祝い、大晦日には除夜の鐘の音を聞き、年が明けたら初詣をする。
 これに対してイスラムの人達は日本人は無宗教だとか、誠実ではないと批判する。
 然し日本人は八百万の神と言われる様に、多くの神を信じている
 詰まり真実は一つではなくて、彼らの信じること以外にもより正しい真実があるかも入れないと思う
 どちらが正しいか科学的に言えば、多神教を信じる日本人の方が正しい。
 日本人特に、宗教家や哲学者は世界平和のために日本人の考え方を世界に発信しして行くべきだと思う。

[環境問題の解決]
日本は急激な経済の膨張と狭い国土のために環境問題では先進国だ。
(最初は「一番の」先進国と書いていましたが、コメントでご指摘がありその修飾語を削除しました。ご指摘の内容はコメント欄を見て下さい。)
・一方、米国は完全にこの問題についてはリーダー・シップを放棄している。
・然も今日本は中国の発展に伴い新たな外国の影響による公害問題に直面している。
 温暖化で世界的に議題を取り上げられたのは京都で日本主導のもと京都議定書が作成され、それが今でも世界の温暖化防止の基準書となっている。
 これらのことを考えると、日本が今後ともリーダー・シップを取れる立場にあるしまた、是非の立場をキープして貰いたいものだ。

[日本型市場経済の推進]
 日本は市場主義経済の恩恵を浴して、国民の多くが中流意識を持つと言われる程の種本主義経済の理想社会が出来掛けていた。
 それが中国の台頭ととも経済情勢が変化し、競争力強化のための契約労働者やパート・タイマーの採用により、給与水準の低下、社会格差の増加、ワーキング・プアの発生と言う激変と言う時代に入ってきた。
 詰まり私のかねてから言ってきた日本の貧困化だ。
 最近になってNHKでも「視点・論点 「シリーズ格差・貧困」
でも、日本の貧困化を取り上げている。
  さらには、NHKの報道によれば「貧困研究会」が発足したと報道している。

 まさに環境問題と同様に、狭い日本が膨大な潜在的な経済力を持つ中国と接している地理的な関係から起こった問題だ。
 狭い日本は世界で最初に環境問題を取り上げ環境先進国になった。
 そして環境問題は全世界の問題となっている。

 経済も同じだ。
 貧困化→社会格差の問題の他に前記のような、消費の促進→世界の資源の浪費→資源の枯渇、自然環境の破壊→温暖化、資金の投機的な動き→石油や食糧の高騰→世界的な物価の上昇など日本に起こった問題は一部を除く世界中の住民の達と国の被害の拡大と世界的な問題になっている。

 そこで欧米にない日本古来の価値観「勿体ない」、「思いやり」、「和」などの考えを取り込んだ競争一本槍で後進国ますます貧乏にする今の市場主義から日本型市場経済主義を確立して、先ず日本経済の見直しその成果を世界に発信すべきだと思う。

その他核兵器の廃絶などあるが周知の事実なので省略する。

[世界に貢献するために克服すべきこと]
 私の提案は正確に言えば、理想論でそれを進めるには、大きなそして多くの障害があるのは間違いない。
 然し日本の安全、環境、経済のどの問題を取り上げても、世界に貢献どころか日本の存亡にも関わる問題で避けて通れない問題だ。
 それで日本の進路について長期的な視野で研究するシンク・タンクを設立して研究する必要があると思う。
参照:
その場凌ぎの政治から抜け出すために
 

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