戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
6月30日の読売新聞に表記の記事が出ていました。
著者は刈部 直さん、批評を書かれたのは井上達夫さんです。なお括弧内は私の意見と注記です。
四年前の著書は憲法第9条削除論で知られたが、本書でも旧稿を改訂・増補する形で、多くのページ数を「九条問題」に割いている。そこで「護憲派」の憲法学者たちに対する井上の批判は極めてめて手きびしい。彼らは憲法九条の絶対平和主義を守ると唱えながら、その九条のもとで、事実上は強大な軍隊に等しい自衛隊が保有されている現実を容認している。しかも、もし彼らの理想どおりに皆正しく(日本を巡る各国が国際法を遵守し、国連決議に拒否権を発効しなければ)、絶対平和主義が実行されれば、どう言う帰結(自衛隊も認めないし交戦権も放棄する)が生じるかについて、全く考慮しない点で無責任でもある。
批判の論点は多岐にわたるがヾこうした現実への発言が、「法の支配」と立憲主義をめぐる、法哲学者としての思考に裏づけられていることを、この本はじっくりと教えてくれる。「護憲派」の政治家も学者も「立憲」を旗印にして盛んに運動しでいるが、それはみずかぢが好む政策内容を、政争のルールに盛り込もうとする点で、むしろ立憲主義の破壊にほかならない。(注記:「立憲主義」電子辞書より。「憲法を制定し、それに従って統治するという政治の在り方。日本の場合の憲法とは人権の保障を宣言し、権力分立を原理とする統機構を定めた憲法」。護憲派の人も改憲派に対して立憲主義の破壊と批判している。詰まり余りにも現実離れした前文に立つ九条がこの事態を産んでいる。)
政治において異なる立場の抗争があることを前優としながら、すべての参加者が従うべき規範をどのように確定するのか。それを決める過程の公正さを保障する民主主義体制はいかなるものか。立憲主義の本来あるべき道筋を示しながら、政党と官僚の関係や、司法部の役割も含めて、議論の射程は広い範囲に及ぶ。
間もなくやってくる参院選では、憲法をめぐって議論が展開されるはずである。そこで政治家や文化人が、どれだけ真剣に考えながら意見を口にしているか。それを見きわめるために、ぜひ読んでもらいたい硬質の一冊である。
「私の感想」
今トランプさんが、日本も米国が攻められたとき、日本も米国防衛に当たるへきと言っています。それに対して政府は国内で多くの米軍基地を提供しているので、片務的ではないと言っています。それが日本の言い訳の限度。何故ならトランプさんが更に突っ込んで「自衛隊を使って、米国防衛のため何故戦争に参加出来ないのか」と言った時、いや実は憲法で日本と他国と戦争出来ないとは言えません。何故ならトランプさんが「そんな憲法なら改正しろ」と言うに決まっているからです。現実は一般的な憲法改正でさえ多数が反対で国民投票すれば憲法改正の不成立は確実。その時日本はどう対応すれば良いか。井上さんや刈部さんの言うように今こそ憲法論議を時だと思います。
しかしお二人とも東大所属なので割り引いて読み必要もあるかもしれませんが、前から何度も書いているように改憲側の意見は活発で理論的、護憲側はひたすら情緒的な気がします。
読売が改憲派の意見をとりあげたので、次回は是非護憲派の学者の本の紹介と、それな対する賛成派、出来れば反対派の学者の評論も合わせて取り上げて貰いたいと思います。
前文の理想と現実の背離の中で、九条固守の学者が反対派の学者のように国民が納得できるような論理的な説明が出来れば良いのですが。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
前回「憲法改正反対の方へ」の投稿で改正賛成の立場で長々と書きましたので、ネットで「憲法・反対」で検索し最初に出てきた意見を調べて見ました。何故なら素人のことで図書館や本屋で調べても改正反対を真っ正面から取り上げた本を見たことが無いからです。
【安倍政権による憲法改悪に反対する声明】by日本労働弁護団
(表記の内特に問題と思われる個所を取り上げて見ました。なお括弧内は私の意見です。)
安倍政権による憲法改悪に反対する声明 ~平和と労働運動を守るために!
今回の自民党改憲案の真の狙いは、9条の2に「前条の規定は、わが国の平和と独立を守り、国及び国民の安全を保つために必要な自衛の措置をとることを妨げず、そのための実力組織として、法律の定めるところにより、内閣の首長たる内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する。」との条項を設けることにより、戦争の放棄、戦力の不保持と交戦権の否認を規定する憲法9条1項2項の空文化を狙うものである。すなわち、自衛隊の憲法明記は、集団的自衛権の行使が違憲ではないことを憲法上明確にする趣旨であり、これまで国是としてきた専守防衛、非核三原則などの変更にもつながっていくものである。
(日本は自衛隊はその名の様に専守防衛、借りに安倍さんの自衛隊を入れる意見が通ったとしても自分がら言いだした憲法に違反することは有りません。「非核三原則」は世界唯一の被爆国の日本が破るこなど考えられません。このような憲法改正を許せば、日本が“戦争をする国”すなわち軍事大国への道を突き進むことになる。
(現憲法の前文が言うように、増して専守防衛の自衛隊の立場からも先に戦争を仕掛けることは絶対にありません。
日本の周辺の軍事大国は、米国、中国、ロシヤですが日本がいくら頑張ってもそれに追いつくことは有りません。それどころか今の状況では北朝鮮より戦力を増すことは有りません。)
ひとたび戦争が始まれば、真っ先に多大な犠牲を強いられるのは労働者である。
(日本では徴兵制がないことを忘れています。)
公共機関として各種独立行政法人、日本銀行、日本放送協会、日本郵便、放送業者、鉄道業者、電気通信事業者、旅客・貨物運送事業者等の労働者、自衛隊の基地労働者、さらには報道や教育に従事する労働者などあらゆる職場で働く労働者が戦争への協力を強制されることになり、生命・身体の安全を犠牲にされ、基本的人権が侵害される。
日本労働弁護団は安倍政権による憲法改悪に断固反対するとともに、日本の全ての労働組合と労働者に対し、憲法改悪を阻止する運動に立ち上がることを呼びかける。平和と民主主義を守る重要な砦は労働運動である。日本労働弁護団は全ての労働者、労働組合と団結し、平和を求める市民運動とも連帯して、安倍政権による憲法改悪を阻止する運動に全力で取り組むことをここに宣言する。
(専守防衛の日本が先に戦争を仕掛けることはないのですから、日本労働弁護団のやるべきことは、日本で色々言うのも良いが、当面日本を攻めてくると予想される国に日本の立場を訴えて欲しいと思います。)
安倍さんは敗戦のごたごたで北方領土を占領したロシヤと平和的に解決しようとし、日本固有尖閣や南方海域国際裁判の裁定を無視した中国とも関係改善を図ろうとしていますし、北朝鮮の拉致問題でも平和的に解決しようと一部の反対を押し切って無条件で総書記と会談申し込みなど頑張っています。弁護団も国のことを思うのなら少なくとも安倍さんに対して少なくとも是々非々の立場に立って欲しいものですが。
「日本労働弁護団への質問」
憲法に詳しい弁護士の方への質問です。
【前文】
日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、これらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
[前文と9条の関係]
・普通の文章の読み方ですと前文の前提や考え方があって第9条があると思うのですが、前文と9条は全く独立したものですか?
・独立したものとすれば、その理由は?
・関係があるとすれば、同じ敗戦国のドイツとは違って日本の周辺国で日本では中国領と認めている台湾以外に公正と信義を信頼できる国は何処にありますか?
・諸国民の公正と有りますが、平和日本の唯一の頼りの国連では全体的な決議に対する拒否権常連の米国、ロシヤー、中国。それが公正と言えますか?
・安全と生存を保持とありますが、現実に北朝鮮に拉致された日本人は正に安全と生存を侵されていますが、弁護士の人たちはどうすれば良いと思いますか?
「9条で言う正義の定義」
9条に正義と秩序を基調とする平和と有りますが、日本、中国、ロシヤにはそれぞれの正義があり核開発を進める北朝鮮にもそれなりの正義があり、広辞苑によれば「正義には多くの解釈があり、民主主義、マルクス主義でも違う定義がある」と書いています。日本は日本なりの正義の定義で大戦に突入しました。
・その意味でも正義の言葉を使うのなら先ず正義の定義をしておくべきと思いますが?
・某国が自国の信じる正義のため日本を攻めて来ても交戦権を放棄して直ぐに手を挙げて降参しますか?
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
【1.なかにし礼さんの考えに就いてどう思いますか?】
5月3日の読売新聞で憲法に関する世論調査の結果を発表していましたが、その新聞で「安倍改憲に勝つ」と言う全面広告が出ていました。それを見て私が属している読書会で同じように安倍さんを標的にした「なかにし礼さん」の「生きるということ」の読後感を書いたことを思い出しました。
読後感のようなものは普通は内容の概略を書き最後に感想を書くのですが、内容が余りにも偏っているのでつい個々の内容に就いて反論を書いてしまいました。
「生きるということ」の読後感
作者のなかにし礼が一番言いたいのは「憲法破壊、そして軍国主義の復権へ、安倍政権の歴史観を解読する」欄の記述。(括弧内は彼の主張に対する私の反論)
・戦後最初の総理の幣原首相は「戦争放棄」と言う天皇陛下と日本人を喜ばせた新憲法を創った。(昭和天皇陛下は回想録で新憲法に賛成と書かれたが、有名な閣僚の涙の憲法批准の署名。GHQからの原案を元に一晩で最終案を作るよう要求された吉田外相の腹心の白洲の手記「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レスヒソカニ涙ス」(紹介文のまま)。重苦しい雰囲気の新憲法採決の議会で、共産党の野坂参三の「これでは国が護れない」との反対演説)。
日本国憲法を改正しようとする現安倍政権の狙いは何か。解釈改憲で憲法を骨抜き。(途方もない安倍さんの批判、紙面が勿体ないので途中省略)安倍は長州の軍国主義者の歴史を護ることが自分の使命と考えているのではないか。(言いたい放題と言うのはこのことで論外。安倍さんの今の動きは、憲法では自衛隊を認めろと言う意見だけ、戦争放棄の新憲法では国が護れないと佐藤栄作さんが決断をした日米同盟という名の米国の軍事保護国化した日本として、9条の国として北方領土問題、裁定を無視して南方の領土の拡張する中国、拉致問題などなど難しい問題に取り組むだけで精一杯。もし9条の前提の「世界の国が「実際に」公正と信義を重んじている」のなら日米同盟も自衛隊も要らない。)
・朝日新聞記者との対談記事で見る作者の憲法の見方
自民党が憲法改正と言っているが国会議員が率先して護らねばならない憲法を彼らが改正と言うのは筋違いだ。(議員が憲法を護るのは当然だが、憲法が現状にそぐわなければ改憲をするのも議員の責任)。現在でも天皇陛下は憲法の価値を語られている。(憲法問題が議論されている現在、そのような天皇陛下のご発言は明らかに政治的発言。勿論そのような報道を見たことがない)。天皇陛下を無視する天皇制などあり得ない。(象徴の天皇陛下は憲法の是非や政治のことに絶対にお口にされない。陛下のお気持ちを無視するか否か以前の問題)。 私の結論。もしこの本を読むのなら、作者の主張に都合の悪いところには触れないで自説を展開する前記の欄以外に絞った方が良いと思う。
追記:上皇様のお口癖は「平和の日本」と「憲法に規定された天皇としてのお役割」。これがどうして作者の言う「憲法の価値」の話に変わるのですかね?
【2.私の「護憲論の憲法学者への質問」に就いてどう思いますか?】
【前文】
日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、これらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
[前文と9条の関係]
・普通の文章の読み方ですと前文の前提や考え方があって第9条があると思うのですが、前文と9条は全く独立したものですか?
・独立したものとすれば、その理由は?
・関係があるとすれば、同じ敗戦国のドイツとは違って日本の周辺国で日本では中国領と認めている台湾以外に公正と信義を信頼できる国は何処にありますか?
・諸国民の公正と有りますが、平和日本の唯一の頼りの国連では全体的な決議に対する拒否権常連の米国、ロシヤー、中国。それが公正と言えますか?
・安全と生存を保持とありますが、現実に北朝鮮に拉致された日本人は正に安全と生存を侵されていますが、憲法学者の人たちはどうすれば良いと思いますか?
「9条で言う正義の定義」
9条に正義と秩序を基調とする平和と有りますが、日本、中国、ロシヤにはそれぞれの正義があり核開発を進める北朝鮮にもそれなりの正義があり、広辞苑によれば「正義には多くの解釈があり、民主主義、マルクス主義でも違う定義がある」と書いています。日本は日本なりの正義の定義で大戦に突入しました。
・その意味でも正義の言葉を使うのなら先ず正義の定義をしておくべきと思いますが?
・某国が自国の信じる正義のため日本を攻めて来ても交戦権を放棄して直ぐに手を挙げて降参しますか?
「世界が平和が前提の9条」
ネットでは前文と9条と合わせて読み解いて世界が平和だから日本も軍備も要らないと皮肉まじりに言う人もいます。然し実情は違います。不可侵条約を破った国もいます。平和条約を結んでもあわやあれば領土を拡大しようとする国もあります。スイスのように永世中立国を宣言する国もありますが、周辺国が普通の平和を愛する国に囲まれているスイスだから出来ることです。
・日本が囲まれている上記のような実情に対して憲法学者はどう思いますか?
日本は米国と片務的な日米同盟を結んで居ます。私のような戦前・戦中派から見れば、日本は米国の軍事保護国です。だから日本は米国の言うとうりにするしかありません。しかも大きな問題はもし米国が日本のため血を流して戦うのに、日本は憲法のために傍観出来るでしょうか。そんな馬鹿なことを米国がするでしょうか。
・それで憲法学者は日本が日米同盟を結ぶなど憲法違反だと言って来ましたか?
「片言の日本国憲法」
前文と九条の「日本国民は、」は日本語としては「、」なしで日本国民は--にすべきです。
前文の「諸国民の公正と信義に信頼し」は石原慎太郎さんが指摘したように「信義を信頼し」であり、九条の「国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久に(これを)放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は(これを)保持しない。国の交戦権は、(これを)認めない」の全ての(これを)を抜くのが普通の日本語と思います。
なお「これは」には「この他もある」と言う隠喩が有ります。だから「陸海空軍その他の戦力」の「ほかの自衛隊」も憲法違反にならないと言う理論も成り立ちます。(自民党政権がこの理由で自衛隊を創ったのかどうか調べていませんが。)なおネットでは「9条はどうでも解釈ができる拙い文章」の指摘もありました。
僅か前文と9条だけを見ても日本国民は、の「、」や「これは」など片言の日本語や「正義と秩序」など日本人の発想では出て来ない言葉が出るのは日本憲法にマッカーサー憲法の影響が色濃くでているような気がします。
・日本人なら誰でも指摘出来る片言の日本語の憲法を不磨の大典のようにそのままにしておいて憲法学者として恥ずかしくありませんか?
いずれにしても最近の北朝鮮の暴発、米国のトランブさんの発言のふれ、韓国、中国、ロシアのおかしな動き、それに振りこれに回される安倍内閣、拉致問題さえトランプさん頼みなど憲法の理想と現実の大きな落差。どう考えても前文、9条に無理が有る様な気がしてならないのですが、学者の方はどう思われますか?
【3.私は憲法改正反対の方はムード派と思いますがそれで良いのでしょうか?】
私は上のようなことを書いた反省で、図書館で憲法に関する本を調べて見ました。判ったのは改憲派の人達は憲法の問題点を論理的に指摘しているのに対し、護憲派の人は最初に書いたなかにし礼さんのように情緒的な書き方をしている人か殆ど大半でした。
護憲派の人は私が2.で質問をした様な個所に対する回答をすべきです。それで良ければ良しとし、直せる所は直して、世界に恥じない憲法にすべきです。そんなことをすれば改憲派の術中に入る、安倍さんの居るはあいだ出来ないなど私の言う情緒な理由で反対。肝心の憲法学者は相変わらずだんまり。そして片言の憲法、現実無視の恥ずかしいこの憲法がこのまま残ることに成るのでしょう。
【4,今の憲法のため日本がどれだか犠牲を払い、戦前、戦中派から見れば日本が事実上戦争に参加しているのを知らないのですか?】 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。
米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
・イラク紛争のとき米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはに地域の人達の給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば特に飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは明らかな戦闘行為です。好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。
小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。 そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちました。資源がない小さな国か逆に資源もあり国も大きい真似をしたら負けることは判りきっています。日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでに台頭と日本との格差の増大です。今となってはかっての小泉さんが拉致された何人かを連れ帰った時のように、中国と大差のつた経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
「改めて憲法の前文を見る」
前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。
安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。それに対して何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。 今も安倍さんは拉致被害者救出に何もできずにトランプさん頼り。日本人としては恥ずかしい光景。一部の人が言うように九条は日本は誇りと言いますが、最近では被害者の家族が米国の有力者にお願いに行っています。私は恥ずかしいと思うのですが。
安倍さんは最近「無条件で北朝鮮と会談したい」と言ってますが後は北朝鮮がその気になるのを待つだけ。
世界で唯一の被爆国の日本は核爆弾禁止条約の批准もできずにいます。理由はもちろん日本が頼りにしている米国への遠慮。
護憲論者の人達はこのような事実を無視して改憲猛反対。そして欠陥だらけの現憲法はまたいずれお蔵入り。護憲派が目の仇にする安倍さんがいなくても改憲反対。そしてどの政権も中国、ロシヤが北朝鮮がどのように動こうと綱渡りの日本。
これでも護憲ですか?
「日本として一番反省すべきは空気に流されて無謀にも米国に宣戦布告したこと」
最近の女性学者の指摘では当時の国民総生産、大砲・砲弾・工場の増産に繋がる粗鋼生産量はともに米国は日本の12倍。車の数、石油のの生産量は日本の数百倍。
それを無視してハルノートに反発して敗戦必至の戦前布告をした日本。
然しその前にも日本が戦争を思いとどまる機会があったのです。1931年のリットン報告です。当時は満州での関東軍の暴走に対して国連は反日一辺倒、米国主導のABCDライン(米・英・中・オランダ)による日本への石油封鎖の中で、国連はリットン調査団をアジアに派遣した。その結論は「樺太、朝鮮半島、台湾、満州の既得権益は認めるが、(関東軍主導による)満州国建国などそれ以上の権益拡大は認めない」というもの。当時の世界の考え方はこの程度なら国際法違反にならなかったのでしょう。
そのとき日本政府の判断を誤らせたのは眼に見えないが圧倒的な力を持つ国中に漲る私の言ういけいけどんどんの「空気」でした。そのとき使われた言葉が「大東亜共栄圏」「八紘一宇」。原発事故で使われた言葉「原子力安全神話」と「原子力村」で原発の専門家を排除した「原発裁判事故の調査がされていないと言われる]政府・国会調査団の報告。
その後「 空気に流される日本」に関して次のような次のような資料を見つけました。
「何故必敗の戦争を始めたのか、陸軍エリート将校の反省会議」の文春新書です。括弧内は私の意見です。
・(宣戦布告直前の)作戦会議で担当の私がたった独りて「鉄がない」言えなかった。(会議はそのような空気では無かった。)
・軍事課長の大佐がこんなことでは戦争が出来ないの言ったら第一線に飛ばされた。(軍事会議では初めから結論ありき?)
・戦備課長が国力の判断をして、「これはえらいことになるぞ、(戦争を始めたら)国が半分になるかもと言ったが、最終の決断は統帥部のやることだと言い、まだ国力があるのかもと言った。(戦備課長の言い訳、責任転化、空気への迎合、希望的観測)
詰まり戦いの専門家でさえ「空気に流されて」判断を誤ったのです。
「それなのに9条信仰の空気にどっぷり嵌まった憲法論議」
今回の憲法改正問題でも9条→平和・自衛隊→戦争の空気にどつぷりとはまって現状を見ない人達。私が書いた様な片言の憲法の用語さえ直せない日本。平和憲法のため自衛隊をイラクに派遣した日本。同じ敗戦国のドイツは派遣拒否。
憲法改正、反対の人も皆空気に流されずに憲法問題に取り組んで貰いたいものです。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
昭和の末期に私はシンガポールに長期出張していて気付いた事があります。当時は中国系のリー・カンユーさんが主導の社会主義政党による一党独裁の国でした。同国は中国系、マレー系、インド系の国ですが目立ったのは優秀な中国系、インド系の人々。学校もそれぞれの言語による学校が有りましたが、優秀な生徒は皆英語が基本の学校に通学。中でも中国系の人々は出世のために英語がが出世にには必須と知ると、日本では考えられないことてすが。家では母国語の中国語を捨てて英語で話す家庭が殆ど。
この様子を見てもし中国が共産主義、インドがカースト制度の呪縛から離れたら、両国ばどれだけ発展するかと思っていました。
そして私の予想が当たって(それも大当たり)中国が鄧小平さんの一国二制度として市場中心主義の経済を取れ入れ現在の大発展に繋がりました。一方インドはカースト制の為か?どなたもご存じのように優秀な人が多いのに発展が少し遅れています。
一方の日本は世界第二位の経済大国でしたが、平和憲法を補完するための日米同盟と言う事実上の米国の軍事保護国化。当時の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた企業の競争力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画。だから要望書は日本へだけの一方通行。小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大などなど、日本の経済力も大きく落ちました。
日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力拡大が上記の問題に拍車をかけて来たのです。
なお米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達へ給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば9条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在がが判り問題になっています。
そして現状。中国と大きく差のついた経済力の日本を舐めきった韓国の態度。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代の小泉さんの時と違って北朝鮮への影響力が持てない日本の拉致被害者奪還のため?どう動くか判らないトランプさんをノーベル賞候補に推薦した安倍さん。トランプさんは拉致問題を北に言ってくれるのでしょうか。(投稿日の28日現在)
テレビでは日本は世界の動きに取り残されるのではと安倍さんを批判。私の嫌いな池上彰さんもテレビで小泉さんのことをボロクソに言っていましたが、どれもこれも基本的に9条の問題が大きく関わっていると思います。
前回の「皆で憲法問題を考えよう」に書いたように、9条の前提となる現実離れした前文、片言の日本語の憲法なのに憲法に関しては思考停止の日本。どうかしていると思いませんか。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
私の属する読書会で表記のような気になる本に出会いましたので紹介します。
作者の「なかにし礼」が一番言いたいのは「憲法破壊、そして軍国主義の復権へ、安倍政権の歴史観を解読する」欄の記述。大きな問題なので要点に絞って記事の内容を紹介する。(括弧内は彼の主張に対する反論)
・戦後最初の総理の幣原首相は「戦争放棄」と言う天皇陛下と日本人を喜ばせた新憲法を創った。(昭和天皇陛下は回想録で新憲法に賛成されたが、有名な閣僚の涙の憲法批准の署名。GHQからの原案を元に一晩で最終案を作るよう要求された吉田外相の腹心の白洲の手記「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レスヒソカニ涙ス」(紹介文のまま)。私も感じた当時の重苦しい雰囲気を伝える報道、新憲法採決の議会で共産党の野坂参三の「これでは国が護れない」との反対演説)。
日本国憲法を改正しようとする現安倍政権の狙いは何か。解釈改憲で憲法を骨抜き。(紙面が勿体ないので途中省略)。長州の軍国主義者の歴史を護ることが自分の使命と考えているのではないか。(言いたい放題と言うのはこのことで論外。安倍さんは改憲派だが今の動きは、(戦争放棄の新憲法では国が護れないと佐藤栄作さんが決断をした)日米同盟という名の米国の軍事保護国の日本として、北方領土問題、拉致問題などなど難しい問題に取り組むだけで精一杯。もし9条の前提の前文が現状にあっているなら日米同盟は要らない。現状では前文、9条は現実離れの理想論と言うこと。(詳細は追記参照)
・朝日新聞記者との対談記事で見る作者の憲法の見方
自民党が憲法改正と言っているが国会議員が率先して護らねばならない憲法を彼らが改正と言うのは筋違いだ。(議員が憲法を護るのは当然だが、憲法が現状にそぐわなければ改憲をするのも議員の責任)。現在でも天皇陛下は憲法の価値を語られている。(憲法問題が議論されている現在、そのような天皇陛下のご発言は明らかに政治的発言。勿論そのような報道を見たことがない)。天皇陛下を無視する天皇制などあり得ない。(象徴の天皇陛下は憲法や政治のことに絶対にお口にされない。陛下のお気持ちを無視するか否か以前の問題)。
私の結論。もしこの本を読むのなら、作者の主張に都合の悪いところには触れないで自説を展開する前記の欄以外に絞った方が良いと思う。
参照:「川柳の眼で見る片言だらけの日本憲法」
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
前回「 憲法前文と9条の英語の翻訳について」書きましたが他の用事で読み直す機会があり前文の翻訳間違いの原因に気づきましたので報告します
「前文の一部」
We, the Japanese people, desire peace for all time and deeply conscious of the
high ideals controlling human relationship, and we have determined to preserve
our security and existence, 「trusting in」 the justice and faith of the peace-
loving peoples of the world.
日本語の前文
日本国民は(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義「に」信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
「公正と信義に信頼して」に就いては石原慎太郎さんが「公正と信義を信頼して」にすべきと指摘しました。
その誤訳の原因は日常英語なら信頼するは「trust」ですが、公用語の場合は
「trust in」。 訳するとき「trust in」the justice---と約さねばならぬのに、
「trusting」in the justice--と「in」を前置詞の「に、中に」と読んでしまったようで慎太郎さんが指摘をしたように「公正と信義を信頼して」が正確な訳。
前にも書きましたが15年7月4日の読売新聞夕刊の記事です。(当時の吉田外相の懐刀だった)白州次郎は「GHQから「日本国憲法の原案」が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。GHQから「英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と徹夜で作業にあたった。」とあります。
この時の忙しさのあまり前記のような誤訳が生まれたのでしょう。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でもお互い世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
安倍さんは多年の信念の憲法改正を国会に提案しようとしています。然し世論調査で見ても余程のことが無い限り失敗の可能性は100%。然し安倍さんの動きでマスコミが取り上げ国民の皆が憲法問題に関心を持つのは間違いが有りません。そのまたとない機会を利用して安倍さん応援の言論誌が専門家による憲法の成り立ちとその問題点を皆に知って貰う様にしてはと言うアィディアを思いつきました。もし良ければご一考して戴ければ幸いです。
以下、参考のまでに私の意見を書きました。
「川柳の眼で見るた片言だらけの日本憲法」
私が属する川柳の句会で「憲法から仄かに匂う加齢臭」と言う句を知りました。
確かに憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。川柳の言う加齢臭が匂うのも当然です。
川柳は僅か17字の文学ですから、大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。何故なら選者は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
「公正と信義に信頼して」に就いては石原慎太郎さんが指摘をしたように「公正と信義を信頼して」にすべきで川柳なら一発で没。
【第9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
「武力による威嚇又は武力の行使は」は普通に読めば「又は」がついているので複数です。だから「永久にこれらを放棄する」にすべきです。作者(誰が作ったのか判りませんが)の意を酌めば「武力による威嚇やその行使は永久に放棄する」にすればすんなりと胸にはいるのに?
前文と九条の「日本国民は、」は普通の日本語ではたった五字で「、」を打ちません。「日本国民は--にすべきです。
国の交戦権は、これを認めない」も「,」と「これを」を抜いて「日本国民は国の交戦権は認めない」が日本語と思います。
なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
詰まり川柳や俳句で言えば没になる文章ばかりです。
このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者はどう思っているのでしょう。
私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、その理由の説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
まさに川柳の見本のような昔の憲法。
「占領軍から押しつけされた日本国憲法」
どうしていまの片言で説明だらけの憲法になったのかについては、15年7月4日の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
(当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎の)母屋の一角に設けられた展示室に、日本国憲法制定作業の際に作られた要綱や草案が展示されている。
白洲は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。
一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が書いたように片言の日本語になったのでしょう。本来ならGHQの原案と対比すれば良いのてすが、素人のブログでは手の出しようが有りません。
当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。
その後首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。
こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の強い日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている忖度です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。
その涙の日本国「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。
そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
憲法学者が合憲か意見かについて審判をしても、日本国憲法はどうあるべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「米国の軍事保護国になった日本」
総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。
米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
それで軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。
お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。その経済力のお蔭で小泉さんと安倍さんは何人かの拉致被害者を連れ帰ることが出来ました。
ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在がが判り問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。中でも戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは完全に戦闘行為です。唯好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから「現実は要望書は日本へだけの一方通行」。
小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちました。
日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでに台頭と日本との格差の増大です。今の日本は中国と大差のついた経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
日本に残るのは何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。 「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられず米国に頼るしかない日本。トランプさんが日本の自動車に課税するぞと世界に放言、その批判も出来ず脅されれば従うしかない日本。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。どの国の国民か公正ですか。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。
安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ばかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。
「平和ぼけの人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
日本国民は彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くない筈です。
憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置いてきた日本。
改めて安倍さん応援の言論誌にお願い。憲法学者の言わない憲法の問題、平和憲法のために米国の軍事保護国になった現状など国民に教えて下さい。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずにお互いに自分の頭で考えましょう。
前回に続き川柳に関する話しです。
私が属する川柳の句会で「憲法から仄かに匂う加齢臭」と言う句を知りました。
確かに憲法が発効してから半世紀以上になるのに手つかずのまま。私流に言えば平和憲法の名の空気にどっぷりつかって思考停止状態。川柳の言う加齢臭が匂うのも当然です。
「川柳の眼でみた憲法」
川柳は上5~8、中7、下5でなっています。
だから大きな会になるほど句を拾って貰うために一字ごとに最新の注意を払います。
多くの句を選ぶ人達は「てにおは」の間違い、論理の矛盾などあれは喜んで没にするからです。
それで同じような眼で憲法の最大の問題の前文と第9条の就いて見てみました。
【前文】
日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
「公正と信義に信頼して」に就いては石原慎太郎さんが指摘をしたように「公正と信義を信頼して」にすべきで川柳なら一発で没。
【第9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
「武力による威嚇又は武力の行使は」は普通に読めば「又は」がついているので複数です。だから「永久にこれらを放棄する」にすべきです。作者(誰が作ったのか判りませんが)の意を酌めば「武力による威嚇やその行使は永久に放棄する」にすればすんなりと胸にはいるのに?
前文と九条の「日本国民は、」は普通の日本語ではたった五字で「、」を打ちません。「日本国民は--にすべきです。
国の交戦権は、これを認めない」も「,」と「これを」を抜いて「日本国民は国の交戦権は認めない」が日本語と思います。
なお前文、第9条以外でも憲法全文を通じて何故か「****、これを--」のように普通の日本語では使わない文章ばかりです。
詰まり川柳や俳句・短歌で言えば没になる文章ばかりです。
このような片言の憲法を持っているのは日本人として恥ずかしいと思うのですが。憲法学者はどう思っているのでしょう。
私は念のためにネットで大日本帝国憲法を見ました。
現在の憲法と大違いなのは
・一項目に一つの事柄だけ、上記のような説明はなし
・漢文調だが正しい日本語
まさに川柳の見本のような昔の憲法。
これがどうしていまの片言で説明だらけの憲法になったのかについては、前にも書いた15年7月4日の読売新聞夕刊の記事で直ぐ判ります。
(当時の吉田外相の懐刀だった白州次郎の)母屋の一角に設けられた展示室に、日本国憲法制定作業の際に作られた要綱や草案が展示されている。
白洲は46年2月、GHQから日本国憲法の原案が日本側に渡された場に吉田とともに立ち会った。「GHQから英語の原案をもとに制定作業」を急ぐよう伝えられ、当時の幣原喜重郎内閣は大混乱に陥った。しびれを切らしたGHQは、「一晩で最終案」を作るよう要求し、白洲も、外務省職員と作業にあたった。その日の手記には「『今に見ていろ』ト云フ気持抑え切レス ヒソカニ涙ス」と書き残し、後年「新憲法は米国側から『下し置かれた』もの」と述懐している。
一晩でGHQの原案をそのまま総動員で翻訳するのですから私が書いたように片言の日本語になったのでしょう。本来ならGHQの原案と対比すれば良いのてすが、素人のブロクでは手の出しようが有りません。
当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名は良く知られています。
その後首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが
「要するに当憲法第二章(第九条)は、我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」(第九十回帝国議会速記録)と当然の発言したことも良く知られています。
こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている忖度です。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いています。
その涙の日本国「憲法から仄かに匂う加齢臭」がしても手着かず放置されているのは何故でしょう。
そんな事は嫌と言うほど知っている憲法学者はどう思っているのでしょう。
憲法学者が合憲か意見かについて審判をしても、日本国憲法はどういるべきかと書いた本の出版の広告など一度も見た事は有りません。どうしたのでしょうね。
「米国の軍事保護国になった日本」
総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をしました。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのです。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのです。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れました。(その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在です。)
米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか有りませんでした。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからです。
これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史です。
それで軍備の資金の総てを復興へつぎ込め大躍進をしたと言われています。
お蔭で日本は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われる程大躍進を遂げました。
安倍さんを引き連れた小泉さんは「世界第二の経済力」をバックにして九条の「国際紛争を解決する手段として武力を使わずに」拉致されん何人かを日本に連れ帰りました。
ハーグの紛争で多くの他の国は軍隊を派遣しましたが九条の国日本は多額の資金を提供しました。しかし同国から何も感謝の言葉が無かったのが大きな話題に。それと米国から「Show the flag」と言われた小泉さんはイラク紛争のときに地域の人達給水をする自衛隊を派遣しました。戦中の経験のある私から見れば、そしてイラクの反対勢力の立場から言えば九条違反の戦争に加担したのです。そして今イラク文書の多くの戦闘の字の存在が問題になっています。護憲派の言う「九条があるから今まで平和だった」と言うのは国内だけ通用する言葉です。戦時中の経験のある私から見れば飛行機で米軍の兵士や武器を輸送すると言うのは国明らかな戦闘行為です。好運が重なって死者も障害者もでなかっだけです。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
前に書いた「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。
小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。
そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちました。
日本にとって拙いことに中国が世界第二位の経済力を持つまでに台頭と日本との格差の増大です。
今となってはかっての小泉さんのように拉致された何人かを連れ帰った時のように、中国と大差のつた経済力は使えません。北朝鮮もそれを見越して日本は蚊帳の外だと軽蔑しています。
日本に残るのは何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。
「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられない日本です。
「改めて憲法の前文を見る」
「国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」は良いのですが、護憲論者は拉致問題の解決の具体策を提案すべきと思うのですが。
前文の「諸国民の公正と信義に信頼」諸国民の代表で日本が唯一の頼りの国連は重要事項の決定に米国、ロシヤ、中国などの拒否権で止まってしまう。それで国連が公正と思いますか。
「諸国民の公正と信義に信頼」はEUの国なら何とか通じますが、日本周辺のロシヤ、北朝鮮、韓国、中国、台湾の内日本が信頼できる国はどの国ですか。
安倍政権は憲法改正に熱心ですが、外交的配慮で上記の国のことが言えず、いきなり九条改正だけ言うので話が通じません。野党もそれが判っていて憲法改正反対ぱかり。何故か思考停止の憲法学者と護憲論者。平和憲法の空気にどっぷりとは嵌まったままの日本。
「平和ぼけの若い人たちを出した政治家、憲法学者の責任」
これまで書いた4月30日に読売新聞の憲法に関する世論調査の結果がでました。
憲法を改正したが良い51%(前回49%)。国民投票ではどのような改正安は没は確実。
その中紹介された20歳男性の意見。憲法は理想だ。他国と自国を護る安全装置。戦争放棄は維持すべき。他国の戦争に巻き込まれず、敵対国の攻撃材料にもならず、友好国に不安も与えない。(文のまま)
彼は日本が日米同盟と言う米国の武力に頼って何とか今までやって来たと言う現実を忘れています。憲法の精神から言えば、米国の武力に頼る必要は全くない筈です。
憲法の発足時は原子爆弾投下は戦争犯罪、戦犯裁判は国際法違反だと誰でも知っていても言えない時代でしたが、今は少なくともネットや言論誌で言える時代になりました。
今こそ憲法の基本的な考えの前文から見直し時期に来ていると思います。
ここまで書いた5月2日に読売が自衛隊が合憲か否かに就いて憲法学者の意見問うた所殆どが違憲の判断の記事が出ました。読売は自社で改憲の案を出しているのですから、違憲とすればどうしたら良いか、九条と前文の理想と現実の背理をどうすれば良いかまで訊くへきでした。
問題は政治家、憲法学者が米国押しつけの(当然米国に有利な)憲法を半世紀以上も「憲法から仄かに匂う加齢臭」で出るまで碌に論議もせず放って置くから前述の若い人の空理空論が出てくるのです。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。もし宜しければ是非ご一読の上、趣旨にご賛成ならお手数ですが拡散をお願いします。
建国の日に恒例の護憲派の集会が行われたテレビを見ました。
そこで代表の人が如何にして9条を持つ憲法で国が護れるかを話して居ました。結論は相手国との「対話」の一言。 そんな簡単なことでややこしい世界で日本が国が護れる筈がないのに。
その答えは直ぐにでました。
3月8日のテレ朝の放送。 韓国と北朝鮮の会談で北朝鮮の米国が同国の体制を護ってくれたら核開発は不用になる。韓国、米国との対話中はミサイルの発射はしない。米韓の合同演習は認めるなどの発言。その発言を持って韓国の代表がトランプさんの所へ飛ぶ。そに関してテレ朝の解説。日本の立場はどうなる?このままでは日本は蚊帳の外、頭越し。唯一の対策はトランプさんと二人羽織で、トランプさんを変な動きをしないようにするしかないと言う結論。
護憲派の代表の言う日本の北朝鮮との対話の余地はゼロ。
今の情勢で安倍さんが北朝鮮と直接対話をしよう言っても同国が応じるはずが有りません。拉致問題でその家族がトランプさん頼りの発言をしていましたが、それが現実。
北朝鮮が米国と対話をしたいのに、米国が強力な武力と経済力、国連に大きな発言力をもっているからです。
日本は米国と違うのは憲法のお蔭で弱小な武力と世界三位に落ちた経済力しかないのにで安倍さんの世界を飛び廻る頑張りに関わらず、外国に及ぼす影響力が少ないのです。
「対話」の一字、9条で国が護られるなど考えるのは文字通りの平和ボケです。
もう一つ日本の警戒しなけれぱならないは拡大政策の中国。尖閣を含む南シナ海の殆どが中国領と言い世界が非難しても知らん顔。何故なら最終的には国連で拒否権を持ち出せば何も出来ない国連があるからです。日本が頼みの米国も度々拒否権をだしているので頼りにならない。つまり護憲派の代表が言う日本の中国の領土拡大に対するに対する対話の余地がまったくないのです。
日本が中国に対して手が打てるのは強大な軍力を持つ米国から中国への圧力を掛けてもらう他にないのです。安倍さんができるのはトランプさんにたいする対話だけ。それも米国第一トランプさんが日本よりの立場に立てるときだけです。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。もし宜しければ是非ご一読の上、趣旨にご賛成ならお手数ですが拡散をお願いします。
【前文】
日本国民は、(一部省略)恒久の平和を念願し平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、これらの安全と生存を保持しようと決意した。
【第9条】
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
[前文と9条の関係]
・普通の文章の読み方ですと前文の前提や考え方があって第9条があると思うのですが、前文と9条は全く独立したものですか?
・独立したものとすれば、その理由は?
・関係があるとすれば、同じ敗戦国のドイツとは違って日本の周辺国で日本では中国領と認めている台湾以外に公正と信義を信頼できる国は何処にありますか?
・諸国民の公正と有りますが、平和日本の唯一の頼りの国連では全体的な決議に対する拒否権常連の米国、ロシヤー、中国。それが公正と言えますか?
・幾ら日本が頑張っても何も出来ない日本はどうしろと言うのですか?あきらめろとでも?
・安全と生存を保持とありますが、現実に北朝鮮の日本人拉致は正に安全と生存を侵されていますが、憲法学者の人たちはどうすれば良いと思いますか?
「9条で言う正義の定義」
9条に正義と秩序を基調とする平和と有りますか、日本、中国、ロシヤにはそれぞれの正義があり正義の核開発を進める北朝鮮にもそれなりの正義があり、広辞苑によればその他にも多くの解釈があり、民主主義、マルクス主義でも違う定義があると書いています。日本は日本なりの正義の定義で大戦に突入しました。
・その意味でも正義の言葉を使うのなら先ず正義の定義をしておくべきと思いますが?
・某国が自国の信じる正義のため日本を攻めて来ても交戦権を放棄して直ぐに手を挙げて降参しますか?
・某国のやり方を見ていると憲法の規定している国民の人権が侵される可能性は100%。それでも良いのですか?
「世界が平和が前提の9条」
ネットでは前文と9条と合わせて読み解いて世界が平和だから日本も軍備も要らないと皮肉まじりに言う人もいます。然し実情は違います。不可侵条約を破った国もいます。平和条約を結んでも領土を拡大しようとする国もあります。スイスのように永世中立国を宣言する国もありますが、周辺国が普通の平和を愛する国に囲まれているスイスだから出来ることです。
・日本が囲まれている上記のような実情に対して憲法学者はどう思いますか?
日本は米国と片務的な日米同盟を結んで居ます。私のような戦前・戦中派から見れば、日本は米国の軍事保護国です。だから日本は米国の言うとうりにするしかありません。しかも大きな問題は米国が日本のため血を流して戦うのに、日本は憲法のため戦えないと傍観出来るでしょうか。日本人の私で思うそんな馬鹿なことを米国がするでしょうか。
・それで憲法学者は日本が日米同盟を結ぶなど憲法違反だと言って来ましたか?
「片言の日本国憲法」
前文と九条の「日本国民は、」は日本語としては「、」なしで日本国民は--にすべきです。
前文の「諸国民の公正と信義に信頼し」は石原慎太郎さんが指摘したように「信義を信頼し」であり、九条の「国権の発動たる戦争と、 武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久に(これを)放棄する。 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は(これを)保持しない。国の交戦権は、(これを)認めない」の全ての(これを)を抜くのが普通の日本語と思います。
なお「これは」には「この他もある」と言う隠喩が有ります。だから「陸海空軍その他の戦力」の「ほかの自衛隊」も憲法違反にならないと言う理論も成り立ちます。(自民党政権がこの理由で自衛隊を創ったのかどうか調べていませんが。)なおネットでは「9条はどうでも解釈ができる拙い文章」の指摘もありました。
僅か前文と9条だけを見ても日本国民は、の「、」や「これは」など片言の日本語や「正義と秩序」など日本人の発想では出て来ない言葉が出るのは日本憲法にマッカーサー憲法の影響が色濃くでているような気がします。
・日本人なら誰でも指摘出来る片言の日本語の憲法をそのままにしておいて日本の憲法学者として恥ずかしくありませんか?
「現実無視の憲法」
いずれにしても、最近の北朝鮮の暴発、米国のトランブさんの発言のふれ、韓国、中国、ロシアの対応、それに振りこれに回される安倍内閣を見るほど、憲法の理想と現実の大きな落差。どう考えて前文、9条に無理が有る様な気がしてならないのですが。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。
↓
政治・人気ブログランキングへ
政治ブログへ
現実離れの憲法前文の考えに基づく9条に就いての議論なし。真理追求の学者として避け
ねばならない政治的判断をしている憲法改正反対の学者?・最近プロ野球では選手の怪我防止のためにキャッチャーが捕球する前のホームベースを
ブロックするのを違反とするルール改正を決めたそうです。
・審判と言えば、安倍さんが憲法学者を呼んで自民党の考える安保体制合憲か違憲を聴いたところ自民党推薦した人を含む3人の学者がすべてが憲法違反だとの意見で評判になりました。
そして三人の内二人は憲法改正も反対と言うことも報道されました。
・私ごとですが川柳の大会で「たられば」と言う宿題が出て「前文のたらればを無視9条固守」と言う句を思いつきました。
説明をする必要は無いと思いますが「我が国は平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我等の安全と生存を保持しようと決意した。」(にでなくてをと言う石原慎太郎さんの指摘)と言う前文の「たられば」の前提があって9条が出来たのは当然です。
私が何度も前文の理想と現実の離反を書いてきたので簡単に書きますが、日本を囲む中国、北朝鮮、韓国、ロシヤのどれをとっても、余程のお人好しでもそれらの諸国の「公正と信義」を信頼できるでしょううか。唯一できるのは日本が中国に遠慮して独立国と認め
ない台湾だけ。参照:「池上彰の朝日新聞の拙いところを避ける解説を信頼できるか」
同じ敗戦国のドイツなら周辺諸国の「公正と信義」を信頼出来ると思いますが。
・私が夜学の哲学の講義で講師がソクラテス曰く、孔子曰くとばかり言って、講師自身の意見が何もないのに呆れて、その時間は居眠りか他の本を読むことにしたことがあります。
先に書いた憲法改正反対の憲法学者は、学生にどのような講義をしているのでしょうか。現実に目をつぶって学生に周辺諸国の「公正と信義」を信頼しようと講義しているのでないでしょうか。憲法にはこの他にも現実とかけ離れ出したことも多いと言われていますが。私がみた夜学の講師のように自分の意見はないのでしょうか。
プロ野球では選手の怪我防止に野球の規則を改正しました。9条の前提条件が崩れた今、日本の大怪我防止の為に規則のおおもとの憲法に何も手をつけないで良いのでしょうか。
憲法改正反対の学者の中には真理追求の学者として避けねばならない政治的判断があるのではないのでしょうか。
私のような「普通のおっさん」でも思う前文の精神と9条の背離の疑念に目をつぶって「9条曰く」ばかり言わずに、学者のプライドに賭けて自分自身の考え方を発表して貰いたいものですがどうでしょうか。
このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致
します。
↓
政治・人気ブログランキング
9条の前に憲法前文を見よう。日本の周辺国で公正と信義を信頼できる国はいるか。そして安全保障関連法案をどうするか考えよう。
安倍さんの積極的国際貢献、安全保障関連法案の合憲性、憲法審査会の学者3人全てが憲法9条の条文からみて違憲との発言で揉めて居ます。
然し日本の今の極東で置かれれている立ち場を見て見ましょう。
終戦のどさくさに北方領土を掠め同じどさくさでクリミヤを自国領にしたロシヤ。未解決の日本人拉致と恐怖政治と核開発で米国に対抗しようとする一時代前の国、北朝鮮。終戦で転がり込んだ独立と言う建国の大義がないため反日の国是にに縋るしかない国、そのため大戦前や以後の日本の業績を消すのに躍起の韓国。終戦時は一地方軍に過ぎなかった中国共産党の実情を隠し、国民統一のために反日を国是にし、尖閣を含む東シナ海に領土を拡張しようとする中国。唯一まともな国は台湾、終戦後いち早く日本に対する賠償の放棄を宣言した中華民国の蒋介石の国民党により建国された日本に対してゆとりのある立場の台湾。
そんな周辺国に住むしかない日本。その点では同じ敗戦国ながら同じ価値観のヨーロッパのリーダーになったドイツ。日本人として考えさせられますね。
問題は9条成立の前提となる前文が問題です。
我が国は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して我等の安全と生存を保持しようと決意した。」(石原慎太郎さんは公正と信義「に」でなくて「を」だと指摘しています。)
法律には素人の私でも、そしてどう考えても日本の周辺には「諸国民の公正と信義に信頼」できる国は台湾しかないような気がします。
幸い安保論議で大幅に会期が延長になりました。私達はその機会に9条の考えの基本となった前文が現状と合致しているかどうかを見直すべき、そして改めて9条をどうするか考えるべきだと思いますが、野党の中で責任政党を自覚する党なら先ず前文に就いて自民党との意見調整してからの議論をせねばいくら会期£延長しても一歩も進まないような気がします。