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普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

前月号鑑賞「幸せのおつりを貰う折り返し」

2019-01-25 11:44:57 | 政策、社会情勢
「川柳くろがね」20109年1月号より

前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評
「のほほんと生きてのほほん逝くつもり」中村 鈴女
 しっかり者の鈴女さんだから「え?」と思ったけど、だからこその「のほほん」でしょうね。

「メダカ七匹私と息があってきた」   山下 華子
水槽を覗きこんでいる華子さん。彼女のリズムにメダカが合わせていると思えないから可笑しい。

「川底で傘寿迎えたテナガエビ」    黒川 孤遊
 傘寿おめでとうございます。万歳する手が長くて見応えが有りますが、川底なので誰もいません。

「芽ぐむ樹の鼓動を聴きに森へ行く」  安倍 文彦
 春を待つ森の静けさの中に、命の鼓動を聴きに行く。植物の鼓動とは、音楽のようなものだろうか。

「たっぷりのヒジキもどしてから闇夜」 時津 みつこ
 一袋もどしてしまい、往生したことがある。「闇夜」は桶一杯のヒジキだろうか。真っ黒
かたまり。

「書きたしてさらに付け足す備忘録」  桑原 康博
 忘れないように書くのが備忘録。正しい使い方ですね。あれもこれも大事なことは書いておく」

「幸せのおつりを貰う折り返し」    大塚 郁子
 今月の一等賞・控えめな表現で幸せ詠まれました。堅実な暮らしか見えるようです。

>「くろがね抄」吉冨 廣 推薦句
一粒の麦に未来を賭けて見る   坂本 喜文
寝息だけ静かに聞いている講義  中川 あき子
難民が地面に描く食べる物    阿部 龍
明日飛ぶ翼はー確と隠し持つ   中村 鈴女
犬掻きで泳ぐこの世が広すぎる  松村 華菜
愚痴すべて吐いた心にすき間風  志岐 けい子
私利私欲無くせば僕がいなくなる 安川 聖
人生を拗ねて乗り込む泥の舟   桶川 聖柳
重箱の隅に本音が吹き溜まる   時津 みつこ
常温のままの新芽がよく伸びる  大塚 郁子
卓袱台にドラマを描いていた昭和 廣永 雅彦
耳遠い夫婦げんかの不成立    八木 幹子
切り札がなくなりつづく疲労感  林田 律子
落葉の詩を詰め込むゴミ袋    古野 つとむ
手書きカルテ老医師にみる人間味 田中 和正
げんこつを同封とあり父の文   黒川 孤遊


小沢戦略で年参院選で勝てるか?

2019-01-10 13:12:40 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
「サンデー毎日の記事より」
 年末のサンデー毎日が特集で小沢さんとの対談記事を書いていました。内容は阿部内閣の政策批判と今後の選挙戦略です。
 政策批判のかなりの分は的を射ていました。然し政策批判はネットとは縁遠い私でも小沢さんに負けない程の批判は出来ます。
 問題は選挙戦略です。小沢さんは誰でも考える野党共闘です。然し素人の私が考えても小沢さんが野党を纏める力があるか、その人望があるかと考えると答は限りなくゼロに近いと思うのですが。
 野田内閣時の衆院選に際して、自民党の支持率30%以下、「生活の党」を率いる小沢さんは嘉田さんを担いで「未来」を担いで選挙に臨みました。その結果に基づいて「再起なるか小沢さん」で次のようなことを書きました。
・選挙後の2011年の新年会には約120人の議員が出席していた新年会には、12年には生活の党などの現職議員10人と、落選した元議員約20人が出席。
・嘉田氏と小沢氏の非難合戦。
・未来の党:61議席→8議席(黙っていても当選確実な人3人を含む) 
・小沢王国の岩手県ではから彼と袂を別った民主党の階猛さんと黄川田徹さんが当選
・野田首相の刺客として送り込まれた三宅雪子さんは大差の落選。
 詰まり世論調査以上に小沢さんへの批判が強かったことになる。
 小沢さんにまつわる「政治と金」に加えて、余りにも政局絡みの動き、自分は背後にいて嘉田さんを操ろうとしていると思われているなどが、有権者にマイナスのイメージを強く与えたのではないだろうか。
 詰まり選挙の神様と呼ばれて一部の支持者から圧倒的な支持を受けていた小沢さんも、かっての政権交代の風の無い中での小沢チルドレンの落選を食いとめられなくなった事 、逆に政権交代の期待を担った民主党から大量の国会議員を連れて去ったこと、民主党敗因の一つとされているボロが続出の民主党のマニフェストが小沢さんが中心で作られているとされていること、そして小沢さんに付きまとう「政治の金」のマイナスのイメージ。
 そして未来の党合同と離反のゴタゴタ、そして未来の党の政治資金は今までの離合集散と同じように小沢グループが全部保有と言う報道。
 このような小沢さんの言うことについて行く政治が何人いるだろうか。
「小沢氏07年参院選の再現を狙う」
 1月3日の読売で下記のような記事が出ていました。
 小沢氏が参院選に力をいれるのは、12年前の成功体験があるからだ。民主党代表てして戦った2007年の参院選てぜ大勝したことが9年の民主党政権交代に繋がった。然し野党候補の一本化が進んでいない---と記事が続いていました。
 しかし当時と今では情勢が大きく変わっています。その一つはマスコミの報道姿勢です。安倍一次内閣のときは松岡利勝さんの事務所経費の問題の追求→安倍さんの松岡さんを庇う発言→松岡さんの自殺→安倍さんに政治姿勢に対する批判→後任の赤城徳彦さんの事務所経費の問題→選挙の真っ最中に有名な「赤城さんの絆創膏報道」→赤城さんへの詰まらないインタビューが国民に「政治と金」の問題を思い出させた。
安倍さんの後を継いだ麻生さんの漢字の読み間違い問題のマスコミのしつこい報道。
 当時は安倍・麻生内閣批判のしつこい報道がホディブローのように効き始め自民党敗北の原因となりました。
 最近のマスコミ特にテレビの報道姿勢とそれに対する一般の反応は全く違います。
 理由は民主党内閣の惨状を見て自民党政権への国民の見方がまったく変わったこと。
 モリカケ問題の追求不十分の世論調査それに乗って野党が政府にしつこく質問をするほど野党の支持率の低下。
 前回の選挙の時は情報機関はテレビと新聞だけ。今はそれに加えて多くの言論誌。その多くはどちらかと言えば自民党支援。昔のようにテレビが赤城さんの絆創膏問題を選挙中に報道などするなどとっくの昔のことです。
  小沢さんに対する野党の信頼問題、民主党政権の大チョンボ、時世の大きな変化などなど考えると、小沢さんにの作戦は上手く行かない公算の方が遥かに大きいような気がしますが果たして。


前月号鑑賞「外出か徘徊なのか俺の足」

2019-01-10 13:03:01 | 政策、社会情勢
川柳くろがね」2019年1月号より
前月号鑑賞 石神 紅雀 選・評
「気苦労が絶えず朝から肩がこる」  吉富 安子
 本当にその通り。女は一度にたくさんのことを片づけないといけないから疲れますよね。同情します。

「敬老日諭吉を連れて孫が来る」   田村 かずこ
 いいなあ。自慢していいですよ。「孫が行く」のが普通じゃないですか。かずこさんの教育が良かった。

「歎いても年金増えることはない」  宮本 喜代子
 そうですよね。だったらら戴けるものを感謝して使いましょう。お金の掛からない楽しみかたを捜すのみ。

「窓拭いてやっと気付いたうろこ雲」 坂本 美代子
 忙しく動いて見るから空など見上げることもない。窓拭きながら見た空の美しいこと。手が止まる。

「手も足も出せなくなった団子虫」  安倍 ももこ 
 万事休すですか。何があったか知り知りませんが、ひたすらじっとして時を稼ぎましょう。待てば海路----。

「外出か徘徊なのか俺の足」     香田 龍馬
 下5で笑った。散歩中にふと不安になられたのだろう。足に聞いても判らないと思います。

>「音叉」(前月号より
 推薦者:山崎蘭草、松村華菜、中村鈴女、古野つとむ、
メダカ一匹私と息があって来た 山下 華子

ほっこりとさせて湯豆腐今日終わる 阿部 龍

いななきの台詞を貰う馬の足 古谷 龍太郎

まだ汗をかきたい平成のミミズ   水谷 そう美

食に慣れてもったいないが泣く 古川 次郎

若い日の自我とばったり古日記  的場 しずえ

里の香のほのか今宵はむかご飯  松井 昌子

負け犬のその後を聞かぬのも情け 坂本 喜文

缶ビールぐらいで妥協してしまう 土肥 あづま

独り言増えて弧老の仲間入り  小田 ノリ子

ノンアルの正論邪魔な縄のれん  安川 聖

鍋つつく裏も表もない人と  時津 みつこ

描くなら我が人生は萌黄色  中山 和

胃か腸かサプリ同士が揉めている 桜木 山彦

方円の器を溢れでる若さ  和田 澄雄 (二人推薦)

松茸は食べましたかと秋は行く 土肥 あづま

聴診器よりも鋭い妻の耳  廣永 雅彦

感動の数だけ若くなっていく  河野 成子

愚痴を聴く貴方との距離近くなる 樫根 わ子

第45回新春北九州川柳大会 ご案内
とき  平成31年1月20日(日)  開場  9時30分
ところ 北九州市立生涯学習せんたー  Tel 093ー571-2712
    北九州市小倉北区大門1-6-43  西小倉駅下車徒歩 10分 小倉警察署となり
課題と選者 (各題2句) 出句締め切り 11:30 開会 13:00
「気づく」  北九州 青木ゆたか 選
「カード」  佐賀   横尾 信雄 選
「ぐらぐら」 熊本 徳丸 浩二 選
「日溜り」 北九州 唐鎌 美鶴 選
「コラボ」 久留米 堤 日出緒 選
「香る」 福岡 萩原奈津子 選
「 髭 」 北九州 廣永 雅彦 選
会費 2,000円 弁当及び発表誌呈
賞 順位賞 (読売新聞西部本社賞 以下15位)
各題秀句賞・投句者賞
欠席投句 句箋 4×21cmに各一句(無記名) 各題 2枚計14枚
封筒に住所・氏名(ふりがな)を明記して下さい
投句料:1,000円 (発表誌呈)
締切り:平成31年1月10日(木) 消印有効
投句先:806-0051 北九州市八幡西区東鳴水 4-2-17
安川 聖 Tel:093-621-6570
主催 北九州川柳作家連盟


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「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」復活を目指そう

2019-01-04 13:45:41 | 政策、社会情勢
明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。

 「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われた頃は、従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動、その活動を支える通産省。外国からは「日本株式会社」と言われて居ました。
それを恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。現実の日本は日米同盟という名の米国の軍事保護国。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。時の首相の小泉さんは米国の意向を忖度して「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込みました。現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく低下しました。
 そして12月30日の読売に日本の労働生産性が世界で20位、先進7か国で6位、米国に比べると3分の2。その理由として小規模の企業や飲食業が多く人材確保重視の為労働生産制が低くなる傾向があるとの説明がついていました。
 昔なら従業員の自主管理活動で労働生産性を上げ、会社も利益を上げ従業員の所得の向上ほ議論する筈なのに。
 そして翌日の31日には経産省「下請けいじめにメス」の記事。発注元が合理的な説明もせず原価の削減を要求するなど中小零細企業の苦しい状態にあることを中小企業庁が明らかにしたとの報道。昔の「企業活動による社会貢献」の精神があれば会社と下請けの共存を図るのが当たり前なのに。
 私は日本の大企業の「せこい」・「ちまちま」化を心配して居ました。
・ファーウェイ、サムスン、iPhoneへスマホの部品の輸出拡大。日本企業はいつのまにか下請け同様になって、日本国民がそのスマホを買っているのです。誰でも考えるように初めから日本企業がそれを作って売れば儲けは更に大きくなるのに。その一方で日本企業の下請けイジメ。
・テレビでは日本一のシャープがそのテレビ毎台湾企業に身売り。
・今ゴーンさんが逮捕されて問題になっています。
 私は12年2月の「ものづくり大国日本の危機」で次ぎのように書きました。
 「スカイライン・ブルーバードなど当時の名車を作っていた日産自動車の本社で内紛が起こり業績が悪化し、遂にルノーのカルロス・ゴーンさんが来て何とか立ち直ったのです。つまり最初に書いた問題もゴーンさんの問題も全て経営者のが引き起こした問題です。
 12月31日の読売の「旧弊固い同質性の殻」の記事で経団連首脳19人の共通項として60歳以上の男性、日本人、転職歴のないサラリーマン。「平成は失われた30年、改革は進まなかったと」大前研一氏は批判。平成最後の経団連会長中西氏もまた旧弊打破の意欲が強い。ポスト平成は財界の同質性がどう変わって行くのか、最大の関心事だ。と山下福太郎さんの名前入りの記事。
「転職歴のないサラリーマン重役」を見てどう思われますか。可もなく不可もなく、唯一の取り柄は失敗しないだけで上り詰めた人。こんな人の率いいる会社が今のように厳しい今のよの中を切り抜けて行けるでしょうか。
 私は何度もサラリーマンの経団連会長の言い分を鵜呑みにする安倍さんの政策を危うさを書いて来ました。親安倍さんの言論誌も批判する働きかた改革、移民政策の変更などなど。
 私は日本の将来決める経営者の質の向上を図るための学校教育のあり方の改革。「国家の品格」の藤原正彦さんの言う様に、経営者の教養・精神面の教育。安倍さんは方向を謝らない様に経団連だけでなく稲森和夫さんや大前研一さんなどの識者の意見を聴く組織を作るべきだと思うのですが。

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国民民主党は北九州市の北橋市長と連携を

2018-12-22 12:51:49 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 22日の読売で参院選へ向けて国民民主党は九州で候補者を擁立すると決めたとの報道が有りました。私は「国民民主党頑張れ」の中で次のように書きました。
 国民民主党は立憲の3倍以上の労組の支持者だが、選挙の時に一般の人達がどれだけ労組応援の候補者を支援するかの問題だ。
 立憲の場合支持する国鉄全体をストップさせた旧官公労、モンスターペアレンツを産んだ日教組など国民からどれだけ嫌われているだろうか。選挙のとき彼らの存在はマイナスにしか働かないの。だから彼らはその出身を隠して応援するしかない。
 一方の労使協調型の民間労組はその心配もなく自由に応援できる。私の住んでいた北九州市、特に工場が集中する八幡東・西区、戸畑、若松では内心は自民党を応援したい会社側も労使協調型の民間労組への遠慮で、従業員の選挙活動も工場や事務所前での応援演説も自由。一般の人は前記の嫌われる労組の例と違ってどの労組が応援しようと無関心。逆に会社側からの目立たない支援を受けている。だから勝敗は明白、市の農村地域を除いて自民党、公明党の立候補者の当選は至難のわざ。ましてこのような地域に嫌われ者の官公労、日教組の支援を受ける立憲が出馬して完敗はほぼ確実。逆に労使協調型の民間労組の支援を受ける国民民主党は上記のように会社側からも目立たないが協力の支援を受けることは間違いないと思う。
 北九州市長の北橋さんも労使協調の民間労組支援の民社党出身で当選。今4期目を目指して自民・公明の支持を受けて立候補している。国民民主党は福岡県、特に北九州に候補者を立てるときは彼に相談する価値はあると思う。
 国民から嫌われる労組を持つ立憲は読売が指摘したように、労組との依存体質を換える必要が有るかも知れないが、国民民主党は労使協調の労組と安心して共闘し、彼らからの意見も訊きその良い所は党の方針に盛り込むべき。

 今回の立候補選定も連合とで調整しているのは賛成です。
 報道によれば立憲民主党は3人区の福岡県での候補者擁立を計画しているそうですが、労使協調型の労組を多い同県での勝利の望み殆どゼロ。国民民主党こそ立憲と競合しても出るべきです。。


政府専用機が採用された理由

2018-12-22 12:46:46 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 12月18日のNHKの「しぶ5時」で政府専用機の内部の紹介があり、その役目の一つとして「日本人の救出」が挙げられてました。
 そのテレビを見て私は下記のことを書いたことを思い出しました。
 私はイランの某企業の技術支援のリーダーとして赴任していたが、私の個人的な事情で代わりの人と交代してまもなくホメイニ革命が起こり、国内の混乱を避けるために全員が日本に引上げることになった状況に就いて私の後任の話を聞いた。
 駐在地のイラン南部からテヘランまでは、砂漠と荒涼とした山地の連続で途中山賊がでるかも知れないと言うので、現地のイランの人達が同行することになり、日本人は車内で身を伏せたままでイランの人達だけがいるように見せかけての一昼夜の旅となった。
 詰まりイラン人も命を掛けて日本人たちを護ってくれたのだ。
 然しやっとの思いでテヘランに着いても、日本とイランを結んでいた定期便のJALは来なかった。同社は(労働組合の反対で)乗務員の安全が確保できないとして、イランに残る帰国を待つ人達を見捨ててしまったのだ。
 結局、私の元部下と私に代ってくれた人も、多くの日本人と同様にやっと他国の飛行機で、先ずヨーロッパへ飛びそれからやっと日本に帰国した。。
 後日、NHKの当時有名だった「プロゼクトX」で親日国のトルコの飛行士が命を懸けてテヘランに飛び多くの日本人をイスタンブールまで乗せたことを伝えていた。(しかしその時も何故JALが飛ばなかったと言うことは報じなかった。)
 その時の私の感想はNHKが訴えたトルコの人の勇気や人類愛へ称賛もあったが、先ず浮かんだのは日本人の命を他国の人に頼らねばならない日本人としての恥ずかしさと、勇敢な航空会社を持つトルコへの羨ましさ、そしてJALやその労使対決型の自己中心で廻りが見えない労働組合員たちの人員輸送の責任の放棄と言う彼らの本分を忘れていたことへの怒りだった。
 日本政府も多分同じ考えだったのか、その後間もなく自衛隊が運用する政府専用機を採用が決定した。その後当然のようにJALと海運会社への批判が起こったが、海運会社は反発の声明を出しましたが、JALは沈黙のまま。

 今回のNHKの放送ではイラン・イラクの紛争などで日本人救出の政府専用機が採用されたと放送されましたが。現実はJALの運行拒否とトルコの飛行機がその代わりをしたのが、採用の直接の理由です。政府の人達も私と似たような考えを持ったのでしょう。
 その後日航が労使対決型、労組のお蔭の経営不振で米国のデルタ航空の傘下への話がでたとき、日本航空の7労働組合は、同社が策定中の経営改善計画に関し「赤字の原因は人件費(の高さ)ではない」などと大幅合理化反対。結局、政府の要請で京セラの稲盛和夫の出番になりやっと今の日航になったのです。(その時の首相は有名な鳩山さん。彼も時には良いこともしたのですね。)
参照:「JAL再建に京セラの稲盛さん」
 私は今でもJALの幹部と労組の人達が「日本人としてのプライド」があれば絶対にJALとして日本人救出のため飛行機を飛した筈と思うのですが。
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改正入管法の問題点

2018-12-17 11:49:07 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 前にも書いた安倍応援団の言論誌や自民党内の多くな人も反対の中で改正入管法改正がせ成立しました。それに就いて読売が社説で「外国人就労拡大へ課題は多い」とその問題点を取り上げていました。以下はその要点とそれな就いての→で示した私の考えです。
・農業と建設現場は人材確保に苦慮→建設現場は良いとしても従来型の農業で他の産業と同様の賃金が払えるか?今までは教育を理由に安価な労働力として使っていたが、今回は国のお墨付きの政策だからそれが出来ない。その為の国の施策はあるか、あってもそれが実行出来るか?
・介護も給与面では農業と似た状況になると思うが日本人の給与に近い給与が払えるか。
→その対策はそのための国の対策は?
・受け入れ企業に日本人と同等の報酬や福利厚生の確保を義務づけている→その実施が完全が行われているかの監視を政府ができるか。農業では受け入れ側に取って厳しい制度になるが、政府はそこまで目が届くか。
・外国人の給与水準が低ければ日本人の賃金上昇を妨げ、雇用機会を奪うかも→それに対して政府がどれだけ関与出来るか?
・母国の悪質なブローカーのための外国人労働者の被害の問題→それを政府としてどう対処するか明らかに成っていない。
・日本語教育、生活相談、医療、住宅など自治体と国の役割が明らかになっていない→国か自治体との役割分担をどうするか。決めるのはそしてその一翼を担うのも国の責任だ。・人口減対応の戦略、少子化、高齢化に対応した戦略を描け→私は2006年から「少子化問題」と「その場凌ぎの政治から抜け出すために」を自分でも嫌になるほど同じことを書いてきた。一時は少子化と外国人導入の問題が新聞やネットで大きく取り上げられたこともあったが線香花火。今でも内閣府で少子化の対策を案として出しているが、長年このことを書いた私から見れば全く役に立たない案ばかり。
「以上の他についての私の意見」
・読売では取り上げていませんが、外国人導入に伴う、今でも苦しい健康・介護・年金などの資金問題、千兆を越える国債への影響を政府はどれだけ考えていいるのでしょう。
・それと野党が指摘した外国人労働者脱走の対策は?
・それとこれも野党が指摘したと思うのですが、今回の問題で表にでたのは法務省だけ、外国人導入で一番忙しく成るのは厚生労働省と経済産業省、農林省なのにその意見が全く見えてこないこと。
・私が指摘してきたように、外国人労働者の問題の解決に何かに付けて起こるもしれない多くの大小の問題に対して政府の各省に物理的な処理能力があるのでしょうか?
・問題のもう一つは識見があまりあるとは思えない凡庸なサラリーマン経営者からなる経団連の意見をそのまま受け入れた安倍さんと、その暴走を止めらられなかて弱小野党の責任は大きいと思います。
・安倍さんは「言えば何でも通る今こそ」JAL再建で辣腕を振るった、そして識見のある京セラの稲森さんのような人の意見を訊くべきと思うのですが。
(以上12月15日記)
 17日の読売の世論調査で53%→47%、入管法の詳細の法案提出は事後の反対が65%に登ったそうです。こんなことは誰でも分かり切っているのに。安倍自民党の暴走。

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入管難民法改正通過の責任は弱すぎる野党にも責任!!

2018-12-07 11:57:52 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 安倍さん応援団の言論誌には入管法反対の意見、自民党内部でも反対意見や慎重論、世論調査でも慎重審議の意見が45%を越す中で、時間切れとして同法案が通りそうです。
 その最大の理由の野党の支持率の合計が自民党の3分の1しか無いこと。政権の定常的交代説の私から言えば自民党に強引に通過させた責任は自民党と同じく弱い野党にあると思います。
 もし世論調査で功罪半ばする入管法が審議不十分の中で成立する原因は何故と思うかの質問があれば必ず私のような感想が大半を占めると思います。問題点の世論調査と各党の支持率から、これだけのこと読み取れずに、または目を瞑って自分だけが正義の味方顔をしての記者会見するのを見ると白けた気がするのは私だけでしょうか。
 今水道民営化も問題になっています。日本のため野党が考えねばならないのは自党の支持率を上げるにはどうすれば良いかを考えること。その為には私が何時も書く様に野党が自民党を上回る政策を打ち出すしかないような気がするのですが。
 12月5日の読売で入管法規制に関して国民民主党が人手不足の分野を客観的なデータで判断すること。就業分野別など運用方針に明示する外国人労働者の受け入れ人数の上限をを決めるなどの付帯決議を政府案の採決の時に求める方針を出したそうです。それに対して自民党の国会対策委員長は付帯決議を前向きに検討する考えを示したとの報道。
 それに対して立民の幹部は「大した内容ではなく意味がない、与党を利するだけだ。」と批判したそうです。
 外野から考えると自民党案が国会を通過するのは100%確実。その時立憲民主党は世論に向けてどう言うのでしょう。「自民党の横暴と野党の混乱で負けた、だから野党一致で自民党一党体制を無くさねばならない」そのために野党が結束すべきと言うでしょうが、野党の支持率の合計は自民党の3分の1。世間はそのため立民はどうしようとしているか迄考えるのが当然。そのために立民がどのような対案を見せないか考えるのも当然。それに応えられない立憲民主党。どうせ負けるのは分かり切っている野党なら土壇場で国民民主のように補足的な提案をして得点を稼がないことはないと思うのですが、「大した内容がない」ならそれに優る提案をして自党の点を稼げばよいのに。
 国民民主党は「付帯決議を提案して同法案の拙いところを少しでも修正した。後は国民のために提案路線を進めて行くつもりだ。」など言えば今回も安倍さんさんの暴走と考えている世間はどう捉えるでしょう。
 大した自党の案もなく暴走の安倍政権を倒すべきと街頭演説しても国民は醒めた眼でみるだけ。こんなことは前々の経験から判っているのに。自党の支持率をみて下さい。
 私は前々から、そして今回もそうですが野党がその支持率を上げるには自民党に優る政策を打ち出すべきだと書いて来ました。
 しかし阿部さんは官製春闘と言われるほどの労働者よりの政策も打ち出しています。年金、医療、介護など社会主義的な政策を1000兆を越す国債を出してでも進めています。米国の民主、共和の両党の政策を自民党だけで進めています。
 しかし日本には今回のような外国人労働者問題の根底にある少子化対策として、内閣府では殆ど効果のな政策を「案」として出しています。2006年にブログを開設したときからこの問題を扱ってきた私から見れば事実上放棄状態の少子化対策です。それに対して国民民主党提案の3人目以降の子が生まれた時に1000万支給案をだしたのは少子化問題を国として取り上げる要因となって欲しいものです。
 今回の外人労働者の問題、カルロス・ゴーン問題、彼を産んだ日産の内部抗争、水道問題、武田製薬の大型合併問題、総てに共通するのは日本のサラリーマン経営者の問題です。優れた経営者の育成を会社任せでは日本の競争力が衰えるのは目に見えています。某テレビでも言っていましたが大学まで教育のあり方まで考える必要があると思います。
 勿論9条→それを補う日米同盟→米国頼りの日本で良いか→そのための憲法は放っていてよいか。地球温暖化-原発-原発再開遅れ・燃料費の高騰・電気料金高騰に伴う競争力の低下など今まで放置されてきた大問題です。
 繰り返しますが、立憲民主、国民民主にはその気になれば自民党を優る対策が打ち出せる政策が多くある筈です。
 政権の定常的交代説の私に言われなくても両党の人達は政治家である以上、政権を取りたいのは当然です。しかし外野から言えば立憲民主党は初めから政権を取り戻す気はさらさらないように見えます。
 何でも反対なら私たち素人でも言えます。素人で出来ないことは前記のような問題のように功罪混合だが功の方が優ると信じる政策を打ち出すことです、現実的に自民党を上回る政策を打ち出すことです。
 それなのに立憲民主党の政策が改憲と原発反対(私はそれらの主張に反対です)以外の政策は全くと言うほど報道されないのは何故でしょう。
 ついでに書きますが立民が共産党の綱領を見ても一字も「共産」が一字も出て来ない気味の悪い共産党と同じ線を進むどころか共闘をしようとするのはどうかしていると思いませんか。
追記:この文章を投稿しようと思っていた7日の読売に下記のような記事が出て居ました。
無所属の会立民合流検討の中で、立憲民主党は入会を認める条件として
・原発ゼロ基本法の制定
・辺野古移設見直し
・来年の消費増税反対
を出しているそうです。                          
無所属の会の閣僚経験者は「会派入りはイメージできない」と言っており全員が立民入りするか不透明だ。
と説明しています。
昔の話ですが小泉選挙のとき小泉さんが民主党をボロクソに言っているとき、消費税増税をを言う真面目に訴える岡田さん。同問題の実施を条件に事実上政権を自民党に渡した野田さん。それなら何故グループの中心の人が会派入りを賛成したの?ことによると岡田さんの変節?
 原発問題は本文に書いているよう私は反対ですが立民の言うことは判ります。
 判らないのは韓国の徴用工問題と少し似ていますが、日米の辺野古移設の合意です。国として優先するべきなのは米国から日本を護って貰うための日米関係の信頼の確保です。それを無視しての辺野古移設の反対。まるで本文にも書いた共産党の主張そっくり。
 この報道を見て一番喜ぶのは安倍さんと自民党。自民党政権磐石の保証をしたような記事。
・国民民主党へ
 国民民主党には前から無所属の会と協力、合流を働き掛けてはと前から書いていましたが、これを期に改めて同会派の主要人物に会派入りまたは合同を働きかけては如何ですか。世に知られている岡田、野田、玄葉、江田さんなどが一緒になれば同党の支持率は一挙に上がると思いますが。

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川柳「アンケート全部にj丸を書いて出す」と最高裁の話

2018-11-30 12:12:31 | 政策、社会情勢
「最高裁の裁判官が信じられている日本と信じられない韓国」
 総選挙のときの最高裁の裁判官の評価に就いて私は全部の人に○を書きます。中には白紙で出す人もいるかも知れませんが、恐らくこの二つが投票のがほぼ100%近くを占めていると思います。理由は誰が最高裁の裁判官に成ってもよいと思っている人が多いからでしょう。
 これが韓国の場合は大変です。もし日本と似た様な法律があるとしたら、最高裁の誰が国際法を無視して徴用工裁判の上告を容認したか調べ投票せねばならないのですから。
「民事問題で世間の常識がやっと通る最高裁」
 最高裁の問題に就いては佐藤愛子さんの「九十歳何がめでたい」に次のような記述があります。
 某小学校で六年生の男性がサッカーボールを蹴っていたとき、ボールが校門を越えて、オートバイで走ってきた老人に当たりそうになり、それをよけようとして転倒、足を骨折し入院、それから一年四カ月後に肺炎で死亡。老人の遺族は少年の両親が監督義務を怠ったと提訴。それに対する判決は両親の監督責任を認め、二審で千八百万円の賠償を命じ
た。なんともおかしな話だ。校庭でボールを蹴っていただけ、それが何故親の監督不届きになるのか。老人は転倒して骨折したがそれの原因で死亡したのではなく肺炎だ。
わが国は昔から運が悪かったという言葉があり、諦めて耐えるとと言う智恵を持っていた。耐えがたきを耐えて相手を許すことは最高の美徳だった。悪意の無い事故までモトをとろうとするガリガリ亡者は居なかった。そしてその彼らの味方を司法がしている。そして誰も運の悪かった子供の気持ちを考えない。

 愛子さんらしい「怒り」の文章以下の記述は長くなるので割愛しますが、上の事件は最高裁まで持ち込まれ結局世間の常識どおり少年側の勝訴に終ったこと、それに対する愛子さん感想が描かれていました。
「原発問題で世間の常識がやっと通る最高裁」
 そう言えば広島高裁の伊方原発再稼働反対の人達の訴訟却下にたいして、「原発再開反対訴訟の却下が定例化」するとして最高裁に持ち込むのを止めたと言う話も。
 私は持論の民事訴訟こそ民間人の常識を活かせる裁判員を導入すれば愛子さんの呈示した問題も、原発再開反対訴訟の続発も下級裁判所で解決するのにと思うのですが、いずれにしても最高裁が世間の常識どおりの判決を評価しています。
 それにしても下級裁判所の裁判官に対して愛子さんが言う様な常識の教育は出来ないものですかね。

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世界中の国で、何故日本だけがアメリカの支配から抜け出せないのか。

2018-11-30 12:07:02 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
11月24日の読売の大きな広告に、世界中の国で、何故日本だけがアメリカの支配から抜け出せないのか。同じ敗戦国のドイツやイタリアがとうにアメリカの支配から抜け出せているのに、何故日本だけが出来ないのか。何故日本は米国の意向を拒否できないのか?この国を動かす本当のルールとはの講談社の広告。それに付随して都心の横田基地の地図と、基地の境界線は山手線西側を南北に走り、この西側上空なら米軍はどんな軍事演習み自由に出来るとの説明がついていました。
私はその問題に関して5月4日の「「憲法から仄かに匂う加齢臭」の川柳から見た前文と第9条」で次のように書きました。
 当時の幣原内閣の新憲法発効のための全員の涙の署名、首相になった吉田さんの9条に就いての説明に共産党の野坂参三さんが「第九条は我が国の自衛権を放棄して民族の独立を危うくする危険がある。それ故に我が党は、民族独立の為にこの憲法に反対しなければならない。」と当然の発言したことも良く知られている。
 こうなったのは日本軍から一時はフィリピンから追い出されたマッカーサー司令官の日本軍の再建を恐れた原案、それを飲まざるを得ない日本の政治家の占領軍の意向への今流行語に成っている忖度だ。それ以降日本の政治家の米国への忖度は今も続いている。
「米国の軍事保護国になった日本」
 総理になった佐藤栄作さんが九条に関連して首相の時大英断をした。日米同盟の締結です。九条のため軍備を持てないので国防を総て米国に頼ることを決めたのだ。戦前・戦後を知る私から言えば日本はいざと言うときはお願いするしかない米国の「軍事保護国」になったのだ。戦前の怖い日本にもどるのを恐れる米国もそれを受け入れた。その現れは東京のど真ん中の米軍の横田基地、喉元の横須賀の米国の海軍の基地の存在だ。
 米国の軍事保護国になった日本は何か事あるたびに米国の意向を忖度するしか無かった。米国から見放されたら9条のお蔭で無防備になるからだ。これ以降の起こる事柄の殆どに関して日本の米国への忖度の歴史だ。
「外交に経済力も使えず米国にに頼る他ない日本」
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の元となつた企業の力を恐れた米国は日本と年次改革要望書を相互に取り交わすことで日本の企業の力を弱めることを計画しました。だから現実は要望書は日本へだけの一方通行。
小泉さんは米国の意向を忖度して今まで日本を支えてきた「従来の企業活動による社会貢献、技術や従業員や大切にする、そのチームワークと企業への忠誠心による自主管理活動」から「企業や従業員は株主のもの、チームワークより成果主義」の考えを持ち込んだ。そして現状を見るように米国の政策は大成功。企業倫理を忘れた数々の不祥事件の続発、虎の子の技術の流出、コストとしか見られない非正規社員の増大、貧富の格差増大、貧困者対策のための費用増大、企業倫理を忘れた企業内不祥事の続発などなど、日本の経済力も大きく落ちた。
 今の日本に残るのは何時どう変わるかわからない米国ファーストのトランプさん頼み。
「諸国民の公正と信義に信頼して、安全と生存を保持」どころか拉致被害者さえも助けられない日本だ。

 正に私が書いたようなことと似たような内容の本を講談社がを出版しょうとしています。その詳細な内容と私の意見の違いは判りませんが、いずれにしても「何故日本だけがアメリカの支配から抜け出せないのか」と言う本がが売れることを祈っています。

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国民民主党がんばれ(2)

2018-11-24 12:31:20 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 前回、読売の「政党に問う・野党編・政策立案乏しい「知恵袋」」を引用して私の意見を書きましたが20日の同じ読売の「政党に問う・連合依存脱却を模索」を見ての私の意見を纏めて見ました。
 その概要は
立憲民主党とそれ支持する連合の原発問題に関する確執。原発ゼロの立憲と電力総連を持つ連合の原発維持。立憲、国民には連合との関係は維持しつつも依存体質から抜け出すべきだとの意見。「労組頼みでは無党派層に支持を広げていくのは難しいのと言う問題意識だ。
 連合が支援した旧民進党は立憲、国民、無所属に別れる。連合参加の自治労や日教組など官公労主体の旧総評系議員は立憲に、電力総連・自動車総連など民間労組中心の旧同盟系議員は国民へと二分された。
 参院選で組織内候補を擁立する産別の人員数。
立憲民主党:自治労、JP労組、日教組、情報労連、私鉄総連で約157万人
国民民主党:UAゼンセン、自動車総連、電機連合、JAM、電力総連で約355万人

以上を見た私の意見です。
「国民民主党は原発維持の方針を打ち出す事」
・国民民主党の原発に就いての政策は読売も書かないし、私も知りませんが、立憲のような阿呆な原発ゼロ路線でなく少なくても最小限維持の路線をとること。理由は福島第一の事故は今では常識の原発が海岸にあるのに大事故の原因となった緊急電源装置を水密性のない原子炉建屋、然も地下に設置されていたこと。現在の原発裁判も洪水の問題に就いての東電の責任の有無で争われています。福島第一、第二、女川、東海は地震とは無関係。事故の原因の緊急電源装置高いところに置けば、他に恐れるところは殆どりませせん。その所為かも知れませんが、阿部さん応援団の言論誌が著者が言うように原発の再稼働のたび世論調査を調べても自民党の支持率は全く影響してないそうです。
「産別ごと人員数の問題」
 国民民主党は立憲の3倍以上の労組の支持者ですが、選挙の時に一般の人達がどれだけ労組応援の候補者を支援するかの問題です。
 立憲の場合支持する国鉄全体をストップさせた旧官公労、モンスターペアレンツを産んだ日教組など国民からどれだけ嫌われているでしょうか。選挙のとき彼らの存在はマイナスにしか働かないのです。だから彼らはその出身を隠して応援するしか有りません。
 一方の労使協調型の民間労組はその心配もなく自由に応援できます。私の住んでいた北九州市、特に工場が集中する八幡東・西区、戸畑、若松では内心は自民党を応援したい会社側も労使協調型の民間労組への遠慮で、従業員の選挙活動も工場や事務所前での応援演説も自由。一般の人は前記の嫌われる労組の例と違ってどの労組が応援しようと無関心。逆に会社側からの目立たない支援を受けているのです。だから勝敗は明白、市の農村地域を除いて自民党、公明党の立候補者の当選は至難のわざ。ましてこのような地域に嫌われ者の官公労、日教組の支援を受ける立憲が出馬して完敗はほぼ確実。逆に労使協調型の民間労組の支援を受ける国民民主党は上記のように会社側からも目立たないが協力の支援を受けることは間違いないと思います。
 前回取り上げた北九州市長の北橋さんも労使協調の民間労組支援の民社党出身で自民党を破って当選。今4期目を目指して自民・公明の支持を受けて立候補しています。国民民主党は福岡県、特に北九州に候補者を立てるときは彼に相談する価値はあると思います。
 国民から嫌われる労組を持つ立憲は読売が指摘したように、労組との依存体質を換える必要が有るかも知れませんが、国民民主党は労使協調の労組と安心して共闘し、彼らからの意見も訊きその良い所は党の方針に盛り込むべきです。
頑張れ国民民主党!!

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国民民主党頑張れ

2018-11-15 12:41:29 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
「読売からも国民からも評価された国民民主党」
11月14日の読売の「政党に問う・野党編・政策立案乏しい「知恵袋」」の表題で国民民主党はネット上で募った意見を元に政策立案を進めるバーチャル・シンクタンクを設立し、これからの時代に必要な政策立案をみんなでせ行って行きたいとしているそうです。 私は前から野党がモリカケ問題などで政府を批判すればする程支持率が落ちる。政権を目指すのなら、その為に自党の支持率を上げたいのなら自民党に優る提案をすべきだと書いてきました。
 現実は府・安倍さん攻撃ばかりの野党の中で、国民民主党だけは政策提案を路線を進めて来ました。
 そして最近のNHKの同党の支持率なんと1.5。正に私がいやになるほど書いて来た通りになりました。国民も批判ばかりでなく自民党に優る政策を見せろと思っているのでしょう。
 読売が言うなむ様なネット通じてのとバーチャル・シンクタンクの設立も賛成です。
「国民民主党への提言」
*知恵袋として必要なときのフドバイザーを用意すること」
しかし私が何度も書く様に日本国民は空気に流れかねない所もあります。それで下記のかたのご意見も参考にされては如何ですか。
・同日投稿の「安倍内閣の移民政策と少子化問題」の中で書いた、京セラの会長でかっては行政改革推進審議会の部会長を努め日本航空再生に努めらられた稲盛和夫さん 
・民社党出身で自民党と争って北九州市市長になった北橋さん。4期目の立候補では自民党の推薦も得ました。
 ご存じの橋下徹さん
 上記のような3人なら相談すればきっと乗ってくれると思います。
*碌に提案も出来ない立憲民主党でなくて無所属の岡田・野田さん達と連携をすること
 希望・維新の会との接触を保つこと

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安倍内閣の移民政策と少子化問題

2018-11-15 12:32:50 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 また安倍さんがサラリーマン重役からなる経団連の要請を入れて「働きかた改革」に続いて今まで優れた人に限っていた人から普通の労働者の移民導入で大問題になっています。私はこのような重大問題に就いては安倍さんは京セラの会長でかっては行政改革推進審議会の部会長を努め日本航空再生に努められ今でも数々の著書を出しておられる稲盛和夫さんに相談して道を誤らないようにすべきと思います。
 事実上一党支配の日本では働きかた改革に続いてこの法案が成立するのでしょう。それに関するNHKの世論調査ではこの問題に就いて急ぐ必要がないが62%なのに。
この問題でどちらかと言えば自民党の政策よりの「Spina」でも天下の愚策として批判しています。
 その主な理由は
・AIの利用で多くの人達が職を失うのに何故移民を推進するのか。(私は職を失う人と移民を必要とする仕事との背理かあるので何%か判りませんが、全員が移民の仕事に相応しい人ではないと思います。)
・今でも1000兆を越す赤字の日本では国の移民者に対する年金、医療など福祉関係の負担増化に耐えられないと言っています
。(賛成です。)
 たまたま私は2010年の英字新聞の「大量移民の時代」を読んだことを思い出しました。その概要です。
 日本は危機に直面している。国立社会保障・人口問題研究所は09年10月の時点で65才以上の人は全人口の22.7%を占める一方、14才までの子は13.3%しかない。もしのこの傾向が続くとしたら2050年までに人口は3分の1減少し、その半分が老人になると予測している。それは健康保険や年金制度維持ではあり得ない状況だ。今までの所、議論は主に出産の奨励に焦点が当てられている。然し多くの若い男性は財政的な理由で結婚したがらないし、女性は一人で居るか、遅く結婚し余り多くの子どもを持たい事を選んでいる。この様な(出産奨励)政策は現実的ではないのではないか?もっと言えば、子どもを持つように奨励することで問題を解決するより、現状は多分もっと緊急を要するのだ。労働人口の問題解決のために出生率を上げる試みは既に遅すぎている。国連は日本が効果的な労働人口の大きさを維持するには、ここ50年の間に年に64万7千人の移民を認める必要があるだろう、そうでないと国民総生産は年に7%低下するだろうと予測している。日本人は所謂単一民族の民族文化を保つことに熱心で、大量移民により経験しなければならない、変化に対して強い疑念を抱いている。要約すれば、これは将来日本に帰化する可能性のある外国人を受け入れる効果的な移民政策を出来るだけ早く作りあげることだ。
 これに就いての私は次のように書きました。
 私は日米関係の在り方について研究するシンクタンク設置の必要性に就いて書きましたが、私は少子化もテーマとするシンクタンクの設置を書いて来た。
 少子化対策の問題の難しさは、一番効果のあるのは関係のある若い人達の考え方を変えて貰うことだが、戦時中と違って国がこれを主導するなどとても考えられず、後は本人達の意識が変わるのをひたすら待つしかないこと。 
 日本人特有の判官贔屓で、マスコミの弱い人達(この問題では若い女性)に対する批判を避ける傾向にあること。(私自身は少なくとも庶民レベルでは、女性は弱いどころか、今では男性より強いと思っているが。)
 その一例が一昔の所謂農村の花嫁問題では、花嫁探しに困っている若い男性の放送はしても、その男性達と同数を占める若い女性の話が全く出てこないこと。
  戦後以来の少ない格差に馴れて来た日本人には、欧米諸国(最近では中国なども)で容認されている社会格差に対して非常な抵抗感があることを考えると、大量の移民の受け入れより先に、何とかして日本の出生率を上げる対策が欲しいと思うのだが。
然し折角できた少子化省も大臣に経験の少ない女性、社民党の福島さん、菅内閣での少子化大臣のたらい廻しなど、自民党政権以来少子化に対しては、軽視しているようだ。
私は少子化の問題に就いてもシンクタンクを作り、少子化の傾向が続けばどうなるのか出生率がどの点で収斂するのかしないでかぎりなくゼロに近づくのか、そのときの日本の環境はどうなるのか、著者の言うように大量の労働力が流入したときに、日本の環境はどう変わるのか、変わった時の日本人の反応とその対策などなど、基本的、大局的そして将来を見据えた研究の必要があると思うののだが。
 現実は前記のように大量移民は現実のものになりました。そして今更少子化問題の解決と言っても遅すぎますが、移民問題を抜きにしても日本人が限りなく減少して良いのかと言う問題があります。
 ネットで見た最近言われている少子化の問題点と、前にも書きましたがそれに対する政府案と比較してみました。
「少子化対策の問題点」
・働く女性が増えたことによる晩婚化
・核家族化による少子化現在では核家族化、祖父、祖母がいないので、3人、4人の子供を育てることが難しくなっている。
・子育てに対する金銭的負担増
 幼稚園から大学までの教育費は約1400万円~2000万円ほどかかる
・価値観の変化
 結婚をして子供を持つということを夢描いている人も多いが、自由や気軽さを望む傾向の強い人も増えている。
・当事者は人口減少のため本にも大きな影響を及ぼすなど考えていない人が多い。
 労働人口が減による生産性が低下。消費の減少。老人が増え子供が減ると年金、健康・介護保険への悪影響。2025年には2人で1人を支えることになる。

 大変立派な意見です。
 2006年から少子化問題を追っている私から補足します。
・13年に世田谷区が行った男女共同参画に関する区民意識・実態調査報告書による少子化の原因(複数回答)と私の当時のわたしの意見です。
 子育てよりも自分の生活優先 男性52% 女性の43%
・子育てより自分達の生活を楽しみたい 男性42.9% 女性 48.6%
・保育施設、育児休暇が整っていない 男性26.5% 女性 18.6%
・少子化による限界集落の問題
・少子化問題の主役である女性問題には男女同権、社会参加など言うが少子化問題に就いては腫れ物に触れるように避けている。
・専業主婦として多くの子を産みそれを立派に育てあげるという生きかたもあるのに誰も触れない。有名人を育て上げた妻の功績は思い出したように認めるだけ。
 それて前にも書きましたが政府案を見てみました。
「新生児・乳幼児期(妊娠・出産から乳幼児期まで)」
出産費用の負担軽減を図り、安心して出産できる環境整備を推進するとともに、子どもが乳幼児期にある子育て家庭を支援する。
出産育児一時金の支払い手続きの改善
妊娠中の健診費用の負担軽減
不妊治療の公的助成の拡大
妊娠初期の休暇などの徹底・充実
産科医等の確保等産科医療システムの充実
児童手当制度における乳幼児加算の創設
子育て初期家庭に対する家庭訪問を組み入れた子育て支援ネットワークの構築

 上記の問題点を見てこれで少子化が改善されると思います?
 政府がやらねばならないのは前記のような少子化の問題点を見直し、当事者の若い二人の考え方を良く調べることが必要と思うのですが。
 私は前から何度も書く様に年金、健康・介護保険など社会主義的政策を進めるのなら、社会主義的負担(増税、今の場合は所得税増税)を国民に求めねば1,000兆を越す借金のように金がいくらあっても足りないと思います。詰まり高福祉高負担です。西欧諸国の所得税は日本の倍以上と言われています。
 その前提での2010年の手持ちの資料によると出産、育児、教育給付に一般的家族手当を加えた家族関係の支援は、フランスでGDPの3・00%、日本は0・81%、これでフランスの出生率は2になったそうです。
 私は移民問題が盛んに言われている今こそ、その一因となっている少子化を改善すること、そのための所得税増税は避けられないことを国民に訴えるべきだと思います。に

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一党支配の日本、恥ずかしく悔しくないのか立憲・国民民主党

2018-11-10 13:11:13 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。どのような事でも世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
「一党支配の日本、恥ずかしく悔しくないのか立憲・国民民主党」
 11月7日から米国中間選挙で米国、日本とも盛り上がり、どちらかといえばトランプさん批判、民主党よりの報道。
 米国の共和、民主のようにまたEUの諸国のいずれも、政権党にまともに立ち向かえる反対党を持っています。表題のように一党支配の続くのは日本だけ。それに伴う安倍さんのおごりと批判するよりも、そうさせた野党も、マスコミも考えるべきだと思います。野党の支持率全部合わせても、自民党の支持率の3分の1。何故日本だけこの様な結果になったのか、支持率が良くて6%の立憲民主党が枝野さんが政権を奪回を言いましたが国民は白けるだけ。野党に慣れききった批判はしても自党の提案のない立憲民主、政策提案路線は良いが、ろくな政策も打ち出せない立憲民主と協力しようとする国民民主。
 立憲民主は野党の中で最高の支持率を得ていますが、それは小池さんの「排除」発言で排除されたへの判官贔屓での高支持率と言う「うたかの支持率」で有ることを良く知り、もっと危機感を持つべきです。モリカケ問題をしつこく取り上げだけで支持率が半減した理由を良く調べるべきてす。 
「憲法問題と野党」
 私がなんども書いてきた現行憲法のもたらす問題。非戦を謳った憲法のために米国の日米同盟と言う、現実は米国の軍事保護国になって日本。それをちらつかせて日本に揺さぶりをかけるトランプさん。安倍さん公約の拉致問題の解決も米国頼り。それても護憲を称え安倍批判ばかりの立憲民主党。護憲ならこの対米の貿易・拉致問題をどうすれば良いかを提案すべきなのに、素人でも出来る批判をしてもそれに対するろくな対案もない立憲民主。
「国民民主党は岡田、野田ライン組むべき」
 民主党政権の主要人物の鳩山、管、小沢さんの蔭はすっかり薄くなりましたが、岡田、野田さんなどは未だ健在です。前にも書きましたが国民民主は、支持率の変動の多い立憲民主、然も合同反対の立憲民主と組むよりも、急がば廻れで岡田、野田さんの無所属の会と組むべきです。それが実現すれば健全で信頼できる野党を望む国民の支持率はあがるのは間違いないでしょう。
「立憲・国民民主党へ少子化問題への取り組みの提案}
 それで両党、特に国民民主に提案があります。。
 数々の問題があるのを知りつつ移民増加を進める安倍内閣に、同問題の基本的な問題で然も手詰まりになっている少子化問題に就いて取り上げ政府を追求し、自党の案を提起してはどうでしょうか。
 ネットで見た政府の案です。
I。新生児・乳幼児期(妊娠・出産から乳幼児期まで)
出産費用の負担軽減((1)から(3)の施策)を図り、安心して出産できる環境整備を推進するとともに、子どもが乳幼児期にある子育て家庭を支援する。
出産育児一時金の支払い手続きの改善
妊娠中の健診費用の負担軽減
不妊治療の公的助成の拡大
妊娠初期の休暇などの徹底・充実
産科医等の確保等産科医療システムの充実
児童手当制度における乳幼児加算の創設
子育て初期家庭に対する家庭訪問を組み入れた子育て支援ネットワークの構築
 これで「少子化が改善される」か否か立憲・国民民主の女性議員に訊いて見て下さい。
 プログを始めた2006年から少子化問題をとりあげてきた私から言えば、政府案は殆ど無効と思います。それを取り上げずに両党が安倍さんの移民政策を批判ばかりではまた両党とも支持率が落ちるのは目に見えています。
 偶然ですが8日のテレ朝系の番組で東京のある保育所で受け入れは二人までとして、タレンの3人の子の受け入れ申し込みを拒否したこと、それに対する批判。テレ朝では病院での「妊婦にたいする加算制度」に対する批判。まるで少子化対策と逆行したやり方。
 然し少子化対策は何度も議論されこれと言う対策もでず、せいぜい上記のようなその場しのぎの政府の対策、そして上記のような二つの問題。野党から万人が納得できる政策がでれば世論の見方は一気に変わるのに。(少子化問題については私の意見は別途に投稿すます。)
「簡単なことで自民党がひびっている問題も取り上げては」
 少子化問題よりも遥かに簡単な、「党首討論を2週間に一回定例化・夜間開催実現などの小泉改革に対して与党内の一部からも反発が出ているのにそれに同調するように「パーフォーマンスにすぎない」と言う枝野さん。このような簡単なことでひびっている自民党攻撃の一環として国民民主と同調すれば良いのに。
「批判だけでは支持率の低下、対案をだせば増加」
 何度も書きますが政権交代の定常化の意見を持つ私は、野党は政府批判だけでは1%の支持率も上がらない、増して国民も拙いがもっと重要な問題があると思っていると知りつつのモリカケ問題などで政府を攻撃すれば支持率低下は確実と書いて来ましたし、私の予想はあたりました。
 ちかごろ安倍さん批判の目立つ文春春秋でさえ、「自民党長期政権は民主党政権のお蔭」と人を変えて何度も揶揄しています。
 何度も書きますが
・政権を目指す党なら自民党より優れた政策を出して国民に訴えること。
・政府攻撃ばかりでは1%の支持率も上がらないこと。
を立憲・国民民主、特に提案路線の国民民主は良く知るべきです。

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空気に流されて来た日本

2018-11-10 13:05:47 | 政策、社会情勢
戦前・戦中派の私から若い方達への申し送りです。日本は空気に流されて無謀な戦争に突入しました、これからはお互い世論に流されずに自分の頭で考えましょう。
 本屋でNHKの昔の名文の紹介の本を見ました。その中で山本七平さんの「空気の研究」と言う文章を読みました。熱心クリスチャンの彼は空気に流され易い日本人の国民性を1神教の外国と多神教の日本の違いの観点から書いていました。私は村八分の名で判る様に古くから日本に根付いているに村社会に由来すると思うのですが、それは置いて山本さんの言う「空気に流される日本」のご意見には賛成です。
「空気に流されて無謀な米国への宣戦布告した日本」
 前にも何回か書きましたが、日本が米国に対する宣戦布告を旧制の工業学校で聞いた私たちは(配属将校の耳に入らぬ様に)蔭で国力が米国より遥かに落ちる日本はどうなるか話し合ったものです。
 最近の女性学者の指摘では当時の国民総生産と、大砲・砲弾・工場の増産に繋がる粗鋼生産量はともに米国は日本の12倍。車の数、石油の生産量は数百倍だったそうで、私たちが心配していたのが間違いでなかっようです。
 然し日本が戦争を思い止まる機会がありました。
 1931年のリットン報告です。
 当時は満州での関東軍の暴走に対して国連は反日一辺倒、米国主導のABCDライン(米・英・中・オランダ)による日本への石油封鎖の中で、国連はリットン調査団をアジアに派遣した。その結論は「樺太、朝鮮半島、台湾、満州の既得権益は認めるが、(関東軍主導による)満州国建国などそれ以上の権益拡大は認めない」というもの。当時の世界の考え方はこの程度なら国際法違反にならなかったのでしょう。
 しかも当時から軍部は関東軍の暴走に手を焼いていたのです。
 しかし当時は関東軍だけでなく壮士、国士と言う人が満州、蒙古などで活躍、国内では毛沢東を匿うなど、当時の「行け行けどんどんの空気」に流されてこの好条件も蹴ってしまったのです。
 その後の蘆溝橋事件から中国の戦地の拡大、南方地域まで戦線が伸びきった1941年のハルノートの日本軍撤退要求を呑めず米国への宣戦布告したのです。今考えればリットン報告を呑んでいたらと思うのですが。
 (その代わり黄色人種の日本軍の善戦を見た多くの占領されていた国の人達の民族意識の高まりで世界地図を一変させた(評価されない)日本の世界的な大きな功績は無くなるのですが。)
 くり返しますが、日本政府の判断を誤らせたのは眼に見えないが圧倒的な力を持つ国中に漲る私の言う「いけいけどんどんの空気」でした。
 その空気乗った言葉「大東亜共栄圏」、「八紘一宇」と国民をその気にさせる標語。
 私たちはこのような標語が出たときは一息いれて自分の頭で考えるべきです。
「空気にながされて来た原発問題」
 福島第一の大事故の後おかしなことが幾つも有りました。
・何も事故を起こしていない原発を持つ電力会社批判。
・世の批判で社員の定期昇給もできない電力会社。
・発送電分離しろの大合唱。今はそんな話は全く出ません。
・水力・地熱などは規模別に料金を定めているのに大規模の太陽光発電は家庭用設備と略同じ単価に倍増。しかも10年間の固定単価。笑ったのは商売上手の孫正義さん。これに対するネットに数件の批判。マスコミの批判なし。
・「原子力村」、原発安全神話」の話しに乗って?肝心のところは知らない専門家と何故か全くの素人を含む政府・国会事故調査団。当時この問題を指摘したのは装置の保全に長く関わってきた私の他にネットで何人いたのでしょうか?勿論マスコミの批判なし。
・その結果、事故発生の引き金の緊急電源装置が気密性のないタービン建屋、然も地下にいあることさえ見つけられない調査団。原発裁判で裁判官から事故原因の調査がされていないと言われる調査団。何もかも判ってきた今の裁判の焦点は東電の(緊急電源装置を水浸しにした)予想される洪水の水位の判断の責任の有無。
・風力、太陽光の停止に供えて日本の電力量を満たすため火力発電の運転で温暖化合意の批准が遅れた日本。温室効果ガス増加て地球り温度上昇異常気象、水害の国日本。まさに原発の出番なのに原発反対の日本。
「未だに空気に流されている9条問題」
・国の生存に関わる9の条の問題点にまともに触れない日本。
・9条の前提となる前文と地域の現状の大きなズレに意識的に?触れない野党と外交上の配慮で触れない安倍さん。それで改憲の要否の空回りの議論。
・憲法がこれだけ議論されているのに、肝心の憲法学者の意見が全くと言って良いほど表にでない日本。
・9条の弱点を補うのが日米同盟という名の米国の保護国になった日本。それをちらつかせて日本を操ろうとするトランプさん。
・自衛隊のイラク派遣は戦前派の私から見ても、また反対派から見れば戦争行為なのに触れない与野党。その癖、自衛隊の文書のなかに「戦闘」の文字を見つけて安倍さんを攻撃する野党。
・それらのことに目をつぶり9条を持つ日本を誇りと言う人達。昔人間の私は9条のお蔭で致し方ないとは思いますが、日本が日米同盟と言う名の米国の軍事保護国になり、それをちらつかせるトランプさんの言いなりになるしかないのは恥ずかしいし、癪だと思うのですが。
 勿論、以上の私の意見に反対の方達も多いと思いますが、いずれにしても私の言う「空気に流されず」ご自分の頭で考えてマスコミ、ネットなどの報道、意見を読み取って戴ければ幸いです。
 
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参照:「憲法から仄かに匂う加齢臭」の川柳から見た前文と第9条